ポセイドン 最終話 (下) シャバン、シャバン!

大韓民国・海洋警察

無題1651d

裁判所の前

無題1651e

「イ・ヒョングクだ!」

「脱北者をこれまで支援してきたイ・ヒョングク社長が、
 いくつかの罪を認めてソウル地裁に顔を出しました。
 本日と明日の二日間に亘って、ソウル地裁で公判が開かれます」
無題1651f

「これから公判ですが、現在の心境をお話し下さい」

「…」

「密航してきた子供達を利用していたというのは本当ですか?」

「…」

「これからの孤児院はどうなりますか?」

「…」
無題1651g

…先日、検察庁が公表した刑務所内での殺人事件も
 イ・ヒョングク容疑者との関連があるとの見方があります。

…20年にも亘り、北朝鮮からの難民を受け入れるなど…しかし、
 これは犯罪組織のための隠れ蓑(みの)だったようです。
無題1651h

…組織は、密輸、密航、麻薬などによって
 不法な利益を上げていた模様です。

キム・ソヌとカン・ジュミン

…孤児院を経営し、奨学金を財団から出すなど…
無題1652

「ポセイドンの戦いも、ついに終わったな」

「はい」
無題1651k

「そんな目で見るな。もう、やり直せないんだ。
 精神鑑定やメンタルケアも受けさせてくれよ」

「いいえ、
 きっとすぐにでも回復して、特別攻撃チームに戻れますよ」
無題1653b

「そうだな…。
 SSATの隊長が不在になってはいけないな」
無題1653a

クォン・ジョンリュルとオ・ヨンガプ

「同じ考えの仲間と一緒になったのは幸せなことだった。
 私にとってのイ・ヒョングクはそれなりの人だった」
無題1653e

「しかし、罪は罪ですよ。
 フクサは多くの人を殺してきた。許されないことです」

「…」
無題1653c

「チェ・ヒゴン…。私はまだ別の人間がいると思っています。
 話してください」

「私がしゃべれば、私の罪は…」

「いや、許されない罪です」
無題1653d

さて、つかの間の休暇でしょうか?

「あ~、どれがホン警長に似合うかな?
 これはどうかな?」

「知らないわ」
無題1653f

「そんなこと言わずに、手伝ってくれよ」
無題1653g

「だって、
 ホン警長は私とは全く違うスタイルが好きだからね」

「なるほど~。反対のスタイル…。
 じゃあ、豪華で美しいスタイルなんだな~」

「!」
無題1653h

「スユンな!これはどうかな?」

「ああ、オンマは派手なのがいいから、いいかもね。
 シャバン、シャバンなのがいいのよ」
無題1653k
# シャバン、シャバンとはキラキラ輝いていることです。

「じゃあ、これは?」
無題1654

次の店に。

無題1655

「すみませんが、プレゼントにしたいのですが」
無題1656

「スユンな」

「なに?」
無題1657

「お~、いいじゃない?」

「これにしますか?お客様?」

「これでいいか?」

「自分の担当のことは自分の責任で決めなさいよ!」

「あの~、お客様は外交官か何かですか?」
無題1658

「え!?」

「ふ~」
無題1659

誕生日でした

「さあ、さあ、今日はゆっくり座っていてくださいよ~。
 ヨンナン叔母さんがみんなやりますからね~」

「は~」

「年に一度のことですよ」
無題1660

「ただいま」

「あ~、おかえり~」

「遅くなりました~」

「いなくなったかと思ったぞ」

「買い物のためよ」

「なにを?」
無題1661a

「あれ?オンマ!
 誕生日に合わせてパーマして来たの?」

「…」

「あ~、なんか特別な感じだわ…」
無題1661b

「…」
無題1661c

「私が無理やりに行かせたのよ。
 どう?
 いいでしょう?」

「ええ、いいわ。うちのオンマは可愛いよね!
 オンマ!誕生日プレゼントだよ!」

「何なの?」
無題1661d

「あ~、オンニ!
 いいわね。いい娘を育てたご褒美だわ」

「羨ましかったら、
 これからは変な男と付き合わないことだわ!」

「オンニ!何てことを言うの!
 こんな幸せな日なのに!」
無題1661e

「…」
無題1661f

「ハッピー・バースデイ・トゥーユー」

「ハッピー・バースデ~トゥーユー」
無題1661g

「ハッピー・バースデ~トゥーユー」

「ハッピー・バースデイ! オンマ!」
無題1661h

「は~い、願いをかけてね!」

「…」
無題1661k

キム・ソヌも父と…。

無題1663d

「クォン課長とは、
 生まれ変わっても再度同じ仕事ができるかどうかと
 話していたところだ。
 私は、この20年は一般の人との距離を置いていた。
 もちろん家族や息子とも距離を置いていた。
 私の仕事は大韓民国に尽くすと信じていたからだ。
 しかし、時が経つにつれて、
 自分は妻も息子も守ってあげられなかったと後悔している。
 自分の目的だけを追い続けていたからだ」
無題1662

「後悔しないでください。
 後悔すると、
 これまでの人生が無駄だったということになります。
 母さんの記念日が近づいていますから、
 一緒に行きましょう!アボジ!」
無題1663a

「…」
無題1663b

「…」
無題1663c

クォン・ジョンリュルとキム・ソヌ

「こんなにして一緒に酒を飲むのは、
 クンサン以来、久しぶりだな」

「はい。
 この数カ月は本当に忙しかったですね」

「そうだな」
無題1663e

「課長がクンサンに来てくれなかったら、
 私はずっとチョン・ミヨン警長のことを悔やみながら
 クンサンにいたんだと思います。
 でも、
 そんな罪の意識は自分の人生を後退させるだけのように思えます」

「お前がいなければ、チェ・ヒゴンを逮捕できなかった」
無題1663f

「いいえ、チームワークの結果です。捜査9課の成果です」

「…」

「最初は課長がチームワークにこだわる理由が分かりませんでした。
 しかし、少しずつ分かって来ました」
無題1663g

「そうだな。今回の代償は大きいな。
 しかし、大きな成果が得られた」

「ええ」

「さて、これからどうするのか?
 捜査9課を辞めるか?」

「実は、まだはっきりしません。
 たくさん失ったものがありますが、
 でも大きなものも得たような気がします」

「俺は少し休養をとるつもりだ。
 チェ・ヒゴンのために自分のことを犠牲にして来たからな。
 リハビリだ」
無題1663h

「そうですね。ハンナとの時間が大切ですよね」

「そうだ。乾杯だな!」
無題1663k
# 韓国では他人の子供であっても、名前は呼び捨てです。

艦上での告別式

無題1664b

「これより、故イ・ジョンウ警正の追悼告別式を始めます。
 最初に海洋警察長官からの弔辞を賜ります」

「…」
無題1664

「…」
無題1665

「弔辞。
 犯罪捜査の際に命を落とした、
 高貴な精神のイ・ジョンウ警正を海洋警察の名誉警察官として讃える。
 …」
無題1666

「私たちは彼を末永く心に留める…」

「…」
無題1667

「犯罪組織と戦うために全精力を尽くした
 故イ・ジョンウ警正の心意気を、
 我々は永遠に心の中に刻みこむことになるだろう。
 …」

「…」
無題1668

「静かな天国への道を進み…」

「…」
無題1669

「我々海洋警察のことを信じて、安らかに眠ってください。
 大韓民国は決してあなたを忘れることはありません」

「…」
無題1670

「弔砲、発射!」
無題1671a

弔辞の後、
参列者が白い菊の花を海面に献花します。

それぞれが、それぞの思いを胸に…。

無題1671b

「…」
無題1671c

スユンの胸には…、亡き父。

無題1671d

「…」
無題1671e

ソヌの胸には…兄貴。

無題1671f

「…」
無題1671g

チョンリュルの胸には…妻。

無題1671h

「…」
無題1671k

「兄さん!ゆっくりおやすみ!
 いいところにいくのよ!
 天国からオンニとスユンと私を見守ってよ~
 分かった!」
無題1672

「スユンの父さん、悲しみは全部なくなったわよね?」

「もちろんよね。そうよ!」

「…」
無題1673

告別式も終わって…

「捜査9課の次の捜査は何でしょう?
 フクサ会の壊滅ですかね?
 それから、たまった未解決事件の整理だな。
 密造のイカ墨ソースとか密輸の事件が残っていますよね」
無題1674

「やあ、俺たちはチェ・ヒゴンを逮捕した第9課だぞ。
 そんなマイナーな捜査をやってられるのか?」
無題1675

「マイナーだって何だって、俺たちは海洋警察だ。
 この海の全部の事件が担当なんだぞ」
無題1676

「そうだわよ。
 メジャーだってマイナーだって私たちの仕事よ」
無題1677

「次はどんなことになるのか分からないが、
 私は次回からはみんなとは一緒じゃない」
無題1678

「え?」

「どうしたんですか?」

「こんな時にそんな馬鹿な冗談は止めてくださいよ」

「これまで頭の中は仕事ばかりだったから、
 お陰で周りの人たちのことをまったく無視してきた。
 これからは普通の人と同じ生活を楽しみたい」

「そのうちに戻って来てください」

「どうかな?」

「そうですよ。
 クォン課長がいない9課なんてありえません。
 でも、課長が戻ってくるまでは、
 このイ・チュンシクが代理で守りますから
 ゆっくり休んで、戻ってきてください。
 安心して休養して下さい」
無題1679

「この数ヶ月は大変な日々の連続だったな」

「あなたも同じですよ」
無題1680

「コマプタ、チュンシク!」

「早く戻ってきてくださいよね」
無題1681a

「イ・スユン。海洋警察の大変な課に入ったな」
無題1681b

「いいえ、なんともないです」
無題1681c

「カムサ~ムニダ」
無題1681d

「キム・ソヌ!」
無題1681e

「はい」

「お前はな!単独行動の悪い癖を直せ!」

「…」

「よくやった」

「はい」
無題1681f

「気をつけ!」
無題1681g

「課長に敬意を表し!
 敬礼!」

「お疲れ様!」
無題1681h

「…」
無題1681k

「…」
無題1682

ふたり

無題1683a

「どうなの?
 もしかして、今でも私が捜査9課にいて欲しくないの?
 どうなの?」
無題1683b

「ちっ!」

「どうしたの?答えないの?」
無題1683c

「あんたはオンマと同じじゃない?
 私は管制室にいる方が良いと言っているわ」

「本当はそう思っている。
 だって…、
 お前の肌も、
 ホン警長の肌のように光って輝いていて欲しいからな。
 フィン、フィンでシャバン、シャバンだ」
無題1683d

「ちょっと待ってくれ。写真を撮ろう」

「…。どうしたの?急に…」
無題1683e

「ハナ、トゥール、セッ!
 …、 お!」
無題1683f

「お~、どうしたんだ?肌がこんなんだ!
 ソバカスが少し多いんじゃないか?もっとケアしないと~。
 外でばかり働いているんだろう?」
無題1683g

「あんた殺されたいの?」
無題1683h

「は~…」
無題1683k

ふたりはそっと手を握り合います。

無題1684

「…」
無題1685

スユンの方からソヌを引き寄せます。

無題1686

「…」
無題1687

「…」
無題1688

「…」
無題1689

「…」
無題1690

半年後
無題1692

「すみません」

「…!」
無題1693

「捜査9課へはどう行ったらいいのですか?」

「は?」

「どのようなご用で?」
無題1694

「捜査9課に配属のクォン・スンチャンと申します」
無題1695

「…」
無題1696

「ポセイドン(海の神)」おわり

無題1697
制作協力 海洋警察庁

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# デッキの上でのふたりの粋な場面は
 これからも忘れられないと思っています。
 まだ余韻が残っているのですが、
 一方ではあの組織が形を変えて出没するのでは?
 との予感。
『ポセイドン2』が制作されるなら
 またふたりに会えるかも…。

「大韓民国 海洋警察 捜査9課だ!」
無題1691

 スタッフと共に。
無題1698

デッキの上で、手を広げて!

「ウリ!
 ポセイドン!」
無題1699

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