ポセイドン 最終話 (上) 課長は把握したようだ!

海洋警察本庁の屋上

無題1600
最終話

「気分は大丈夫かな?
 もっと休んだ方がいいんじゃないか?」
無題1601

「家にいると、母が気にしますからね。
 心配かけてごめんなさい」

「何言っているんだ。
 お前が元気だったらそれでいいんだ。無事に帰ってきたからな」

「…」
無題1602

「あ~、チェ・ヒゴンには会わなかったけど、
 別の人には会ったわ。
 以前、キム・ソヌと一緒にGMLコリアで会った男です。
 従業員のリストには上がっていませんでしたが、
 変だと思っていたんです。
 結局はフクサ会と繋がっていることが分かりました」

「…」

「顔もよく覚えているから、
 ヒョン室長にお願いすれば、モンタージュだって作れます」

「んん。でも、慌てちゃダメだぞ。
 身にしみているだろう?あまり慌てると危険だからな」
無題1603

「降りるでしょう?」

「先に行ってくれ」
無題1604

オ・ヨンガプは早速連絡

…危ないぞ。例外はないからな。

「それよりも、暴力を振い過ぎていないか?」

…イ・スユンはチョン会長の顔を見ている。
 例外はない。

「そうだとしても、簡単に行動しないでくれ。
 俺たちはそんなヤクザな連中とは違うだろう?」

…どうも捜査9課に入ってからは弱気だな。

「…」
無題1605

科学捜査局

「忙しくなって、あんまり寝ていないのですよ」

「声は聞きとれるかな?」

「ああ、雑音の中からかろうじて取り出しましたし、
 耳の奥深い所に入れていたから…。
 でも、なんとか聞きとれると思います」

「お疲れ様でした。ありがとうございます」
無題1606
# カン・ジュミンの耳の中にもICチップを入れていたのですね。

クォン課長室

「え?3年も前からですか?」

「ああ、でもこれは本人が申し出てきたからなんだ。
 だけど、カン・ジュミン隊長の外には完璧な適役はいなかった。
 カン・ジュミンはキム・ソヌに
 2002年に死んだチェ・ヒゴンを調べるように伝えていた。
 調べていたところが、
 これは組織にとっての象徴的な言葉だったようだ」
無題1607

「チェ・ヒゴンは実在しない?」

「チャンギルが言っていた言葉だ」
無題1608

「ああ、
 言ってはならない組織のおきてだったようだ」
無題1609

捜査第9課

「おお、キム・ソヌ。何か分かったか?」

「カン隊長はそんなものまで体に隠していたんだな」

「最悪の場合に備えて隠していたんだ」

「今、課長に聞いていたところだ。
 カン隊長がフクサに潜入していた二重スパイだったんだな」
無題1611a

「でも、何も言ってくれなかったから最初は疑っていた。
 誤解だった。すまない」

「いいや、立場が違えば同じだ」

「誰かさんは、
 これが海洋警察なのかなんて大騒ぎしていたからな」

「…」
無題1611b

「課長の話によれば、
 2002年に死んだ子供の名前のようだな。
 隊長から直接聞いたのか?」

「隊長から聞いたのはそれだけだったが、
 2002年のワールドカップの
 韓日サッカーの最終戦の時だったらしい」
無題1610

取調室

カン・ジュミンの耳の中に入っていたICチップからは、

…新しい国で新しい人生を始めようとしていた子供が…。

…しかし、古い先入観と差別のために…。

…私の養子が…。
 誰もがワールドカップに酔いしれている時だったから、
 事実が隠ぺいされてしまった。
無題1611c

「これくらいです。後は聞き取れません」
無題1611d

「実在しない
 チェ・ヒゴンという名前がフクサ会の長老だとすれば、
 我々が“ポセイドン”作戦と名前を付けているように、
 何かの象徴のはずだ」

「ポセイドン作戦によって、内部の問題は片付きましたか?」
無題1611e

「しかし、疑問は残る」

「…。何でしょう?」

「いいや、いい。
 ところで、スユンをこれからも助けてくれよ。
 ふたりはとても仲がいいようだからな」
無題1611f

「…。
 ええ、そうします」
無題1611g

スユンがオフィスに戻って、

「お~、スユンな!
 休ませてもらえないのか?もう少し休んでいろよ!
 そんなに早く戻らなくてもいいのに…」

「あ~い。イ・スユンがいなければ、捜査9課って呼べるの?
 私は完璧に回復したわよ。心配…、ナシ!」
無題1611h

「そうだ。
 俺たちのイ・スユンの回復力は大韓民国一だ!」
無題1611k

「オ警査はどこか?」

「さっきは一緒でしたが、何かやることがあるようでした」

「…」
無題1612a

「ちょっと調べることがあります」

「ああ」

「スユンな!行こう!」

「ええ」
無題1612b

「やあ、どこに行くのか?」

「行って来ます!」

「は~」

「…?」
無題1612c

梨園のイ・ヒョングクとオ・ヨンガプ

「いい土はいい果実をもたらしてくれる。
 しかし、いい果実にはより多くの虫がやってくる。
 管理は難しいものだ」

「…」
無題1612d

「殺虫剤を散布すると、
 果実まで傷むことがあるが、仕方ないな。
 害虫は農園全体をダメにする恐れがあるからな」

「最初、我々は繁栄の土地を求めていたはすだろう?
 だから、最初の精神は忘れてはいけない」

「私は服や手を汚すことは恐れていない。
 農園を守るためには罪も犯す」

「しかし、安易な方法を選んではいけない」
無題1612e

チェ・ヒゴン委員会

「影の世界に入る?
 日の当るところに出るためだとはいえ、
 言葉どおりに進むのか疑問だ」

「いくつかの組織はあったろうが、
 もとより人類には国家や政府は存在していなかった。
 我々の影の傍には光がある。
 影がなくなれば、我々はさらに暗い所に入る」

「可能か?」

「ああ、この国の犯罪組織をまずは全部吸収していく。
 その際には警察だって、
 政府だって必要な力を全部吸収して組織を拡大させる。
 同志の賛同を得たい」

「…」

「…」
無題1612f

「では私が書いておいた紙を持って来てくれ」

「はい。すぐにお持ちします」
無題1612g

「同志がいない時に考えていたんだが、
 海に関することだ。海洋警察に異動してくれないか?」

3つの文字が書かれた紙が配られる。

「チェ…、ヒ…、ゴン」
無題1612h

「何だ?」

「養子の息子の名前と同じ音だが、意味はまったく違う。
 チェは抑圧や虐待
 ヒは犠牲だ
 そして、ゴンは打破するとか突破することだ。
 これは私の心に浮かんだ言葉だが、
“虐待を打破するには、犠牲もいとわない”ということだ。
 この委員会の名前にしたい。
 私の息子の死を無駄にしたくはないからだ」
無題1612m

「ヒ…」
無題1612k

「時間の経つのは早いものだ。
 何も変わらないように感じるが、来年は同志も退職年次だな」

「農業はできないから、小さな島で魚釣りをやるかと思っている」

「できれば中国に行って欲しい。
 日本はチェ会長がいるから大丈夫だ。
 二重スパイも分かったから、海洋警察での仕事は終わりだ」

「刑務所のことはどうする?」

「それは私に任せて欲しい」
無題1612n

管制室

「これが頼まれていた資料だわ」

「ええ」
無題1613

「2002年のあの日に死んだ18歳以下の子供達の中には、
 チェ・ヒゴンという名前が3人いました」

「1人だけ、孤児がいたわよ」
無題1614

「…」
無題1615

「調べて来ます。ありがとうございました」

「お疲れ様」
無題1616

NISのキム・ジョンシク

「2002年だ。
 組織が首都圏で発足した年と同じ2002年」

「どうして突然ワールドカップですか?」

(新聞記事)…17歳のチェ・ヒゴンが学校の暴力事件で殺害された…。

無題1618

「その時に起きた事件だ。
 これが大きなものに発展したんだな」
無題1617

スユンとソヌ

「このチェ・ヒゴンという少年の住所は分かりますか?」
無題1620

「家族がいないのですか?」

「はい、ちょっと変なんです」

「お待ちください」
無題1619

取調室で、

「みんな出かけたようですね」

「ああ、
 ミニョクとチュンシクはもう一度現場に向かっている。
 ソヌとスユンはカン・ジュミンからの情報の確認に向かった」

「どんな情報ですか?」

…私の養子の息子が死んだ…。
 子供同士のいじめと暴力だ…。
 ワールドカップに人々が夢中だった中で、この事件は葬り去られたが、
 こんな差別と犠牲は二度と起きてはならない。
無題1621a

「何度聴いても、意味が分からない」

「…」

「ただ、
 チェ・ヒゴンというのは彼らにとっては特別の意味があるようだ。
 どう思うか?」

「そうですね…」

「チャンギルが言ったことは正しかったのかもしれない。
 そんな人物は存在しないと言っていたから」

「あの時、
 私が強大な権限をもった人物だと言ったのは、
 間違いだったかもしれない」

「今キム・ソヌが、カン・ジュミンの言葉の裏付け捜査中です」

「何を言ったんですか?」

「ワールドカップの日に死んだ子供のことです」

「…」
無題1621b

戸籍調べ

「この子は北朝鮮からの出国者です。
 しかし、
 幸運なことに施設で預かってくれる人がいて、育てられています。
 ここを尋ねれば分かると思います」

「ええ」
無題1621c

「それではっきり写るのか?」

「ええ、プリントアウトも鮮明よ」

…チュンチョン北道、オクチョン群…

無題1621d

「何か関係があるのかしら?
 チェ・ヒゴンが北からの脱北者で、
 ミョンファやミョンシクも同じように北からの密航者だったわ」

「いずれにせよ、国になじむために
 小さい時から厳しい環境で育ったに違いない。
 最後は可哀想な結果だ」
無題1621e

ヨンガプは非常階段から連絡

「カン・ジュミンは録音チップを体の中に持っていた。
 もう彼らは、“チェ・ヒゴン”が人名ではなく、
 それ以外の意味を持っていることを知った」

…会話が全部録音されているのですか?

「いや、一部だけだ。
 しかし、捜査が始まると、会長の身元が分かってしまうはずだ」
無題1621f

しかし、
この連絡の様子をチョンリュルが発見!

無題1621h

「会長に連絡します」

…ああ、ただしイ・スユンには手を出さないでくれ。
 もしもの事があれば、俺はもう同じ道を歩むことはできない。

「分かりました。メッセージを伝えます」
無題1621g

「会長、問題です。
 キム・ソヌがこちらに向かっています」

「…」

「すでに、
“チェ・ヒゴン”に関する捜査が始まっています」

「それで、逃げるのか?」

「すみません」

「心配することはない。少しだけ先に行って隠れていてくれ。
 こんなこともあると思って、
 パク・チャンジン司法長官には会っておくように頼んだんだ」

「会長!」

「いいから、隠れていてくれ。
 一緒にいるところを見られると、もっと大変なことになる」
無題1621k

ソヌはチョンリュルに電話
# その際に課長からはヨンガプのことを知らされるようです。

「2002年のワールドカップの日に死んだ少年の中には、
 北朝鮮から来たチェ・ヒゴンという名前の子供がいました。

 …、え?」
無題1622a

「…。どうしたの?」

「確かな証拠ですか?」
無題1622b

「どうしたの?顔色が変ね」

「どうも、課長は状況を把握したようだ」

「…」

「何か掴んだようだから、
 まずはここで調査して、すぐに本庁に帰ろう」

「OK」
無題1622c

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# さて、いよいよ明日は敵陣に乗り込みですね。
 ふたりは一端本庁に帰り、課長と作戦会議です。
 チョンリュルもNISのエージェント(キム・ソヌの父親)に会って、
 クロス・チェックをします。

ふたり

「どうなの?」

「お!ソバカスだらけじゃないか?」
無題final2
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