マネーゲーム第16話(2)ヘジュンの使命感

(4月の長崎ハウステンボス)
マネーゲーム第16話(2)ヘジュンの使命感~深い社会正義
刑務所でのクク・キョンミンとチョ・ヒボン
「バハマのために何年も働いてきた公認会計事務所がなぜ私に会いに…?」
「…」
「ICSIDに訴えたのはバハマだと聞いています。
だから私には口を封じていろと言いに来たのですか?」
「つまらんことに気を取られないで、これからの自分の人生のことを考えてくれ」

情報源パク・スジョンは誘惑に乗るのか?
(ティナ・バハマが新会社を作って…)
「TSマネジメントはタレント事務所ですよね?」
「ははは~」
「実は個人投資家向けのファンドです。
我々はまだ始めたばかりで、ナ・ジュンピョ氏に顧問をお願いしました」
ナ・ジュンピョはティナ・バハマに「彼は中国史を勉強していました」、それに企画財政部の国際金融局では「人民元とのスワップを進めています」と紹介。
「?!」
「そうですか。
私は北京大学に留学していましたが、
韓国の歴史にもっと興味が湧いているところです。
Kポップは大好きですよ」

イ・マノク
「一人だと飲み過ぎないかと心配だわ」
「わ~」
「私もオンマが心配だけど、あんたのことも心配だわ」
(チン・マリ)
「何が?」
「ユージーン・ハンのことだわ。大丈夫なの?」
「え?」

「どうして?」
「だって、ユージーン・ハンのことでは防衛線を張って、
何も言わないからだわ」
「馬鹿な…」
「“壁”なの?」
「心の壁なのよ。
ヘジュンを庇って彼は銃で撃たれて血を流したのよ」
「…」
「そんな人のことを忘れることはできないからだわよ」
「話はそこまでにしてよ」
「どうしてなの?」
「だって何かができるわけじゃないわ」
「そんなに気にすることはないわよ。
単に救ってくれた人間だと思うだけで良いわよ」
「止めなさいよ。
あの人は韓国には悪いことをした人で有名だわよ。
それにヘジュンは国家公務員だわ」
「オンマ。ヘジュンの感情の話をしているのよ。
何にも感じていないわけはないから、
大丈夫なのかと言っているのよ」
「もういいわよ。ただあんな人でも生きていること。
それだけでそれでいいじゃないの」

ナ・ジュンピョとパク・スジョン
「俺が希望を無くしていたのは企画財政部の時だった。
周囲は天才ばかりで、有名大学出身者ばかりだったからだ。
失敗を知らないトップの卒業生たちの集団だった。
つまり、自分のことを含めて間違いを認めない、
事実を認められない者たちだった」
「そうだな。その代表はホ・ジェ副首相だ」
「そのとおりだ!
自分の思うところに従って、どんな高官とも論争をしていた。
良い経済政策を作れば良いだけなのに…」
「彼は自分のエゴのために闘っていたんじゃないかな。
上の連中は自分の方がいつも上にいることを証明しようと必死だからな…。
まだパク・スジョンは5級だから分からないと思うが、
これが4級公務員になると考え方が変わる」
「…、どうしたら良いのですか?」
「スジョンも力を蓄えるまでは静かにして、生存競争を見ていることだ」
「俺たちの味方をしていれば良いだけさ」
「…」
クク・キョンミン
「きっとお前や金融委員会は、
ICSIDにバハマのTFチームが備えていることを知っているはずだ」
「ええ、知っています」
「何を知っているか?」
「アイゴ、私は金融委員会が何をしているのかは分かりません」
「やあ、お前は委員会のハン・サンミンとは時々会っているだろう?」
「なぜ知っているのですか?」
「我々には情報源があるからだ」
「でも、彼はあまりしゃべらないですよ。
チェ局長と同じように秘密主義です」
「イ・ヘジュンは最近どうしているのか?」
「頑張っています」
「“頑張っている”かどうかを聞いているんじゃない。
あの子はあれこれ調べまわっているからだ。
ジョンイン銀行の売却の件だけでなく、
韓国銀行(中央銀行)のシステムにまで精通している」
「…」
「彼女は怖い相手だぞ」
「…」

イ・ヘジュン
自宅でもジョンイン銀行のBIS比率(BIS基準の自己資本比率)に関しての調べを続けています。
# 数字の捏造(ソ・ヤンウ銀行本部長とチョ・ヒボンMOEF課長)→二人の元局長(ナとクク局長)→大統領府
このようなルートで公文書偽造の数字が上がっていました。
そこで昨夜の話で興味を持ったパク・スジョン
ヘジュンのデスクを覗きます。
ヘジュンは逆にパク・スジョンと個別の会議
「副首相から命じられた私たちの課題のことです」
「もう副首相ではないさ」
「でも頼まれた報告書をほぼ完成しましたので、
一度チェックして頂けませんか?」
「無意味だ」
「私は…、みんなも継続しろとのことでした」
「イ事務官…」
「ジョンイン銀行の自己資本比率だけでなく、
株式価格までも公文書が偽造されていたからです」
「まだそんなことをやるのか?
チェ・イホン局長のためだとは言うけど、
この件で局長が新しいことを公表することになれば、
局長の立場…、辞任に及ぶかもしれないぞ。
リスクだ」

「分かりました、パク・スジョン事務官。
でもこれはチョ・ヒボン課長が逮捕された時に、
我々ができるベストを尽くすと約束したことの一つです」
「言って置くが、イ事務官。
君のように浅はかな自分の正義感のためだけに行動する者は嫌いだ。
君の行動が局長にどんな負担になるのかも考えていないからだ」
「…」
「本当に煩わしいのだ!」
「…。
“浅はかな正義感”と言いましたね?!
それが何だか知りません。
私はただ…、あ~もういいわ」
「…」
「チェ局長はあなたの先輩。同様にチョ課長もあなたの先輩」
「そうだが、二人は違う。
チェ局長は尊敬できるが、いないとなるとこの局は無意味だ!」
「…」

お粥
「休日も出勤するの?」
「…」
「これを…」
「ありがとう、また今夜ね…」
「お粥だけ持って行くの?
ところでユージーン・ハンのことは聞いたの?」
「何を?」
「バハマから免職にされて、行方不明だわ。
検察がチョ・ヒボンとの関係を追及しているわ」
「…」

ヘジュンは案内してくれたサンミンと共にイホンを訪ねます。
「これを(お粥)…」
「イ事務官の叔母が、兄貴のことを心配して作ってくれたんだぞ」
「…」
「叔母さんたちにも尊敬されるんだな、兄貴は…」
「コマスミダ」
「…」
「ICSIDの件はどうなったのか?」
「上手くは進んでいない」
「ホ副首相の指示通りに、報告書をまとめました」
「まだそんな無意味なことをやっているのか?」
(ハン・サンミン)
「いつも意味があるとかないとか言いますね。
あなたにはEメイルを送りますから、後で読んで下さい」
「あ~」
「チェ局長はいないし、チョ・ヒボン課長は刑務所です。
ホ副首相も同じです。
私は誰にも報告できないので、こうして訪ねました」

「何の意味があるのか?」
「誰が何を言おうとも、私の意味するところです」
「局長に向かってそんな口を…」
(サンミン)
「…」
「私のアボジはこう言っていました。
“銀行は融資をしない。
私が何をしたと言うのか?
ただただ、自分の会社のために働いてきただけだ。
でもなぜだ?
今の危機の時にこの国の政府は銀行の融資を促進しないのか?
こんな時にこそ政府の出番だ”
これは1998年の時のIMF危機です。
私はまだ7歳でした」
「…」
「アボジは約束手形が失効してしまい、倒産に追い込まれました。
なぜ危機に瀕しても政府は直面せずに動かないのですか?
あんなにもこんなにも重労働を強いられた庶民は苦しんでいます」
「…」
「局長もあの時の経済官僚と同じなのですか?」
「イ事務官…」
「…」
「まだ分からないのですか?」
「…」
「え?!解らないのですか?!」
「…。
ああ、ミアナムニダ。
君が知っているように何もできない官僚の一人だ。
君のような官僚こそがこれからの…」
「個人的にはどんなに辛くても、考えて下さい。
もっとたくさんの国民がもっと辛い思いをしているのです。
国民国家を守るのは我々。
我々経済官僚としての責務が私たちにあるのです」
「…」
「帰ります」

「…」

「…」

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(以下、ウィキペディアより)
国際決済銀行(BIS:Bank for International Settlements)
1930年に設立された中央銀行相互の決済をする組織。
通貨価値と金融システムの安定を目的として中央銀行の政策と国際協力を支援している。
バーゼル合意(いわゆるBIS規制)
バーゼル委員会がとりまとめた銀行監督に関する指針のうち、主として銀行が保有すべき自己資本の量に関する指針の総称。
バーゼル合意は、国際的に活動している銀行に対し、信用リスクを加味して算出された総リスク資産の一定比率(当初は8%)の自己資本の保有を求めている。
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