大君 第11話(1) 背徳のクーデター

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(2018.06.10)

大君 第11話(1) 背徳のクーデター

チンヤン大君が作ったシナリオ通りに事が進みました。
手先として殺傷事件を起こした傭兵には、
ウンソン大君の命令」だと言わせました。
周囲にいたソン一家はどう思ったでしょうか?

ソン家の庭で、
「何を狙っていたのか?」

「キム・チュ左議政を殺したら、
 ウンソン大君が王子に代わって即位するとのことでした」
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「聞きましたよね。
 ナンジャの夫になる、私の弟が謀反を起こしたのです」

「そんなことはありえません。
 これは罠です」

刀をかざして
「大監は知っていたのではありませんか?」

「何をするのですか?!」

「こいつらは、私を殺そうとした」

「…」

「ナンジャもその仲間なのか?」

「今日は婚儀の日です。私は花嫁なんです。
 こんな祝辞の日を血で染めるわけはありません」

「…」

「皆を騙すのですか?!
 大監こそ、あなたの弟がこんなことをするような人ではないことをご存知でしょう?」

「3年間の後に帰って来た弟は違った男になっていた」

「ええ、確かに変わりました。
 しかし、王室を率いる誠実な人となって戻って来ました」
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「…。アガシを連れ出せ!」

「なぜ娘を連れ去るのですか?」

「こいつの証言が正しければ、
 反逆者ウンソン大君の妻となる新婦だからです。
 この一家も同じく反逆者の義理の一家となるからです」

「…」

「事が明らかになるまでは、私の者たちがこの家を守ります」

「私の娘がなにをやったと言うのですか?
 宮殿に向かいましょう。
 謀反だとしたら、チンヤン大君がチョナを守らないといけません」

「まだ理解できないのですか?
 ウンソンが反逆者だとすれば、この一家も終わりなのです」
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やって来たルシゲは異変に気付きます。

「アガシ!」
(クッタン)

「私は良いから、アボジとオモニを守って頂戴!」

「アガシ!」

「…」
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「大監にも生き延びる道がある。
 反逆者の敵になることです。
 見たまま聞いたままを話せば良いだけです」
(チンヤン)

「どういうことですか?」
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「大監の言動次第だということです。
 あなたの娘が死ぬか、王室の一員として生きるかということです」
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ウンソン大君が宮殿に到着した時には火災が発生していました

「ホン尚宮を先に排除すべきだった。
 煙が出ているのに、チョナを寝かしているのか?!」

「…」

「お前が兄貴の間者なのだな?!」

「…」

「ここから昌徳宮に向かう(#)。
 オマ媽媽にも伝えろ!」
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後にやって来たチンソン大君に衛兵は、
「中には入れません。
 ウンソン大君の命令です」

「ウンソン大君が謀反を起こしたのだ。
 左議政などを殺した。早く中宮殿に連絡しろ!」
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中宮殿

「人が死んだのか?!
 ウンソンの結婚式の最中に?!」

「ウンソンの配下が反乱を起こし、人を切ったのです。
 チンヤン大君も刀傷を負いました。
 中への御目通りを求めています。
 ウンソンがチョナを連れ出して、宮中の門を閉ざしているからです」

「チュサンを守っているのではないですか?!
 ウンソンを疑うのですか?!」

「謀反だからです。取り調べすれば真実が判明します」

「は…」

「鎮圧したのはチンヤン大君です。
 怪我を負いながらも宮殿に駆けつけたチンヤン大君の忠義を認めて下さい」

「私はチュサンの所に行きます。
 ウンソンとチンヤンに会わねばなりません」
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内禁衛将軍のユン・ジャジョン

「ウンソン大君を逮捕しろ。
 堂上官たちを殺したからだ」

「いったい何を言い出すのか?!」

刀を抜く内禁衛の兵士たち

「反乱を起こした者たちは景福宮に向かったはずだ。
 景福宮では煙が出ているのだ。
 まずはチョナの安全の確保だ!」

「誰も宮殿から出ることは許されていません。
 命令です」

「私が門を閉じるようにと命令したからだ」
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チンヤンが現れて、

「ウンソンを逮捕しろ」

「?!」

「反乱を起こした者が、ウンソンの命令だと自白したからだ」

「いいえ違います、オマ媽媽。
 これは脅迫されたものでしょう」
(フィ)

「左議政が私の目の前で殺されたのです。
 私のこの傷も見て下さい。
 死ぬところだったのです!」
(チンヤン)

「いったい何を言うのですか?!」

「まずは審問して真実を見極めましょう。
 すでにもう自白を得ているのです」
(ヤンアン君)

「たとえオマ媽媽であっても、
 逆賊を匿うと、黙って見過ごすことはできません」
(チンヤン)
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「チョナが震えているのが分からないのか?
 チョナとオマ媽媽の前で刀を抜いて戦うつもりなのか?」

「すべては兄貴の策略なのか?
 私の結婚式で花嫁に血を見せつけようとしたのか?」
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「傷を負ったのは私だ。
 幸福な新郎がなぜこんな日に謀反を起こしたのかを聞きたいところだ」

「俺ではない!」

「義禁府に行って話をしろ!」

「…」

「チョナをこちらに渡せ」
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大妃はチョナを抱いて、
「心配することはありません。
 尋問に答えなさい」

「…」

「私はあなたを信じます」
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連れられて行ったジャヒョン
(一部始終を見ていたのはルシゲ

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背徳のクーデター(1)

「首陽と彼の周囲が王権を欲張ったあまり犯した、背徳的な謀叛(むほん)と見るのが正しい評価であろう」
朴永圭(パク・ヨンギュ)『朝鮮王朝実録(改訂版)』キネマ旬報社、2012.03, p.121

首陽(スヤン)大君(テグン)の癸酉靖難(ケユジョンナン)を題材にしたドラマや映画はたくさんあるようです。
今回のフィクションの部分は弟の安平大君の結婚式の際に事件が起きました。
また、
「首陽大君と韓明澮等は弓撃ちの試合を口実にして50~60名の将兵を首陽大君の私邸に集めると、事を確実に成功させる為にまず敵側の最有力者の一人である金宗瑞を殺し、その後に宮殿へ向かった…」(ネット検索)
などもあります。

私は、上掲書による研究・考察と、ウィキペディアによる史実のみを参考にして「背徳のクーデター」を書き進めたいと思います。

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