大君 第8話(4) ポゴシプタ

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(静岡上空:2018.06.03)

大君 第8話(4) ポゴシプタ~「あの人に会いたいわ」

防寒服を見て嗚咽するジャヒョン

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フィも牢屋の中でジャヒョンのテンギを見つめて、涙していました。

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強制労働では、仲間を助けようとしてムチ打たれるフィ

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「もうこれ以上は耐えられません。
 ここを脱出して下さい」
(グァン)

「そんなことは言うな。俺たちは一緒だ」

「チンヤン大君がすでに取引をしたのです」

「どういうことですか?」
(ギドゥク)

「チンヤン大君を王位に就けるならば、
 北の領土を女真族に差し出すというものです」

「?!」

「そして、
 厳しい冬が始まる前まで媽媽をここに残すという計画でした」

「!」
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チンヤン大君

「ウンソンはもういません。
 私のことを世子の代行にして下さい」

「北方での問題が収拾し、チュサンの健康が戻ってきました。
 セジェ(世子代行)問題は忘れて、
 王子の成長を待つべきでしょう?」

「チョナには政局をまとめる体力があると思いますか?」

「院相制(ウォンソンジェ:幼少の王子のための官僚組織)を組織したのは、
 幼い王子のためです。
 左議政、右議政、両議政(首相)や領事も協力してくれます」
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「ではなぜオマ媽媽が摂政をしないのですか?」

「まだ幼い王子を即位させることはできません。
 もう少し大きくなったらそうしましょう」

「私のことを不憫には思いませんか?」

「私が不憫に思うのはフィのことです」

「!」

「フィは女真族との戦いで犠牲となったのです。
 そのお陰で国は安泰となったのです。
 チュサンが元気になったら弔い合戦をしましょう。
 フィの恨みを晴らすのです」

「フィを殺したのはオマ媽媽です。
 まだ分からないのですか?」

「!」

「オマ媽媽です!」

「…!」
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ヤンアン君に伝えるチンヤン大君

「大妃は院相制を強調した。
 世子選びを遅らせるためです」

「大妃媽媽はチュサンに反対する勢力の名簿を作るようだな。
 いったい李家に反抗できる者がいると言うのだろうか?
 ははは…」

「どうもそのようですね。戦わねばならない。
 弟を退けた今となって、誰を恐れると言うのでしょうか?」

「ふふふ…」
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ジャヒョンを訪問するナギョム

「喪服を着ていると思っていたわ」

「…」

「まだ正式な婚儀も終えていないのに、
 一緒に死ぬ気なの?」

「大君が死んだとは思っていません。
 きっと帰って来るわ」
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「では、あんたは静かにしていなさい。
 なぜ他人の夫を揺るがすのかしら?」

「誤解だわ」

「は!私の眼が見えないとでも言うの?
 王室との婚儀に失敗したので、側室にでもなるつもりなの?」

「ナギョムや!」
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「あんたがどんな女なのか知っているわ。
 あんたは裕福な家庭で甘やかされて育って、
 無教養だわ。
 なのに、どんな失敗も笑って過ごすことができる」

「私を侮辱しても構わないけど、家族の悪口は許せないわ」

「父親がいない負い目があったから、私は一生懸命だったのに、
 あんたは何をしても許されていたわ」

「友達だと思っていたのに…。
 私たちはお互いの幸せを願っていたはずだわ」

「じゃあ、なぜ私の夫を欲しがるの?!」

「私は欲しくもないわ!
 ただ、チンヤン大君が欲張りなのよ!」

「!」
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ナギョムはお菓子のテーブルを突き飛ばして!

「なぜ言ってくれなかったの?!」

「…」

「結婚の前からなの?その後なの?!
 いつからの関係なの?
 友達なら言うべきだったわよ」
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「私が愛しているのは、あなたのご主人の弟だけだわ。
 チンヤン大君は何も知らずに私に興味をもっただけだわ」

「じゃあ、なぜ言ってくれなかったの?!」

「あなたがチンヤン大君を好きだったからだわ。
 王室に嫁ぐことがあなたの夢だったわよね」

「あんたは私を馬鹿にしていたのね?!」

「は~」

「黙っていれば私の夫の気持ちは薄れるとでも思っていたの?」

「ナギョムや…」

「私のためなの?
 そうならば、私の周囲をうろつかないでよね」

「違うわ、ナギョム。
 チンヤン大君は決して私には誠実ではないわ。
 チンヤン大君の妻はあなたなのよ」

「あんたは自分の結婚の邪魔をされたくないからだわ。
 あんたはウンソン大君に知られたくはないからだわ」

「違うわよ、ナギョム。
 私はあなたに嫌われるのが怖いわ!」
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「本当のことを言うわ。
 私はあんたのことを友達だと思ったことはないわ。
 私とは違って父親を持っているあんたのことを嫌っていたわ」

「…」

「あんたのアボジは偉大な儒学者だわ。
 それに私のオモニは私を誰とも思わない。
 なのに、あんたのオモニは息子よりもあんたのことを可愛がっていたわ。
 あんたのオモニも嫌いだわ」

「そんな考えをすると、あなたが傷つくだけだわ」

「だから分かるでしょう?
 もともと友達ではなかったから、別れることもないわ」

「…」

「これからは大妃と王妃に次ぐ身分の王室の一員だと思って頂戴。
 昔のことがあるから、忠告するけど、
 もしも私の夫の心を揺るがすことがあれば、
 あんたのことも潰すわよ」

「…」

クッタンは言います。

「奥様!私は良く知っています。
 ジャヒョンお嬢様は何も悪いことはしていません。
 機会を見つけては、
 あの人がお嬢様の前に現れるのです
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ナギョッムはクッタンを叩いて、
「あんたも知っていたのね?!」
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クッタンは部屋に散らばったお菓子を片付けながら、
「あの人は自分の夫をしっかり掴まえてもいないくせに、
 アガシに喰って掛かっただけですから、
 無視して下さい」

「…」
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「それでアガシは、本当に大君が帰って来ると思いますか?」

「帰って下さるわ」

「もしも…、もしもですけど、もし大君が帰って来ないなら…」

「…」
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「私は記憶だけでも生きていくことができるわ」

「…」

「一緒にいる時間は短かったけど、
 私たちはまるで結婚生活が長い夫婦のように、
 たくさんのことを分かち合ってきたわ。
 お互いに思いがある限り別れる必要はないわ」

「アガシ…」

「待つわ。
 待っても帰って来ないなら、私は一人で生きるわ。
 何度も何度も思い出を浮かべて生きていくわ」

「…」

「でも…。
 …、あの人に会いたいわ
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「勝って帰って来て欲しい…、
 だけど希望があれば良いけど…。
 胸が痛んで、痛くて…、もう胸が裂けるようだわ…」

「…」

「どこに行けば会えるのかしら?
 いつまで待てばよいのかしら…?」
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「どうやって生きていけばいいのかしら…?」

「アガシ…、オットッケ…(どうしようかしら…)?」
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女真の村
(王子を人質にして)
「約束の時間までに戻って来い。
 さもなければ、お前たちの王子の命はないと思え」
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フィはグァンに、
「一緒に帰ろう」

「いいや、人質を置いておかない限り、
 誰をも開放はしない筈です」

「身体を大切に…。
 必ず戻って来るから…」
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「ここで捕虜になっている兵士や百姓たちのことも忘れないで下さい」

「…」
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そこに、事情を知らない農民の一人が、

媽媽! 
 我々を置いてどこに行くのですか?」

「救いに戻って来ますから、どうか…」
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ここで言葉が解る女真族の一人が、フィが王子だと気付きます

「!」
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「捕まえろ!」
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刀を奪って防衛するグァンですが…。

「逃げて下さい!」
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しかし、矢がフィの肩を射ます。

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フィを守ろうとするグァンでしたが…。

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「!」

「…」

「副官!」
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「…」

「…」

「…」

「チョナと王子を…」
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「…」
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「副官…」
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# この第8話で3年前の出来事が終わり、
明日からアップする第9話から、第1話のシーンに戻ります。
つまり、文宗が亡くなる1452年から新たな展開が始まります。

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なぜ3年後のフィの帰還なのか?
3年のブランクは長すぎるのでは?
その間、女真族の村では何があったのか?
などと思ってはいたのですが、
おそらく、脚本は朝鮮王朝当時の、王室や高位の両班の喪中期間(3年)に合せているからだと思います。
(庶民生活はおよそ3か月)

この間は婚儀は禁止なのですが、喪が明けると強要されるので、ジャヒョンは長く編んだ髪を切り、出家・仏門に入ることを決心したようです。
ただし、ここでいう喪中は第4代王・世宗の喪中期間のことです。

次のワンカットは文宗が亡くなった第1話からですが、
第5代王・文宗は世宗の喪中期間に亡くなっています。
在位は2年3か月でした。
亡くなった文宗の服(龍袍:ヨンポ:용포 )を内官が持って、
屋根の北の方角に向かって、「サンイボ~(上位復)」と叫んでいます。
「チュサン(主上)の御霊お戻りください」の意味。

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明日から、ジャヒョンが3年待った第9話をアップします。

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