大君 第8話(2) 情報操作

white ajisai
(2018.05.27)

大君 第8話(2) 情報操作~嘘の情報

チョ・ヨギョン

「なぜここに呼ばれたのか分かりません」

「私は妓生とは仲良しにはなれないが、
 大君がお世話になっているから無視はできません。
 お礼にこれを差し上げます」

「…」

「大君の食事や仲間たちのお世話もお願いします」
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金品は受け取らないヨギョン

「私のことは無視して下さい」

「銀貨です。受け取って下さい」

「私のご主人は大君なのです。
 奥さまではありませんので、お気遣いなく」

「夫と同様に、妻にも仕えるべきではないですか?」

「では、奥様と寝所も一緒にせよとでも言うのですか?」

「なぜそんなみだらなことを言うのか?!」

「奥様の嫉妬ですか?!
 正直に仰せなら、同情します!」

「あんたのような下賤な者からの説教は受けません!」

「上品に振る舞えとのことでしょうが、
 この妓女は自分の身分を誤解してはいませんよ。
 大君の心は私に向いているのではありませんから、
 どうか奥さまもこのように浪費はしないで下さい。
 時間があるのなら、本当の競争相手を探すべきです」

「!」

「お酒や楽器を楽しむのでないなら、ここで失礼します」
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怒ったナギョムはヨギョンを突き倒して、

「鞭を持って来なさい!」

「!」

「縛り上げなさい!」
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足蹴りにするナギョムは、
「私は大君の妻、正一品だ!」と…。

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「間違いを犯さないで下さい。
 大君が見たらどうするでしょうか?!」

「私には夫のことが解っています!
 下賤な妓生のことなど気にも掛けません!」

「!」

「身分の高い者と交わっているうちに、
 生意気になっているようだわね!」
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水をかけて、

「気が付いたようだわね。
 誰が本当の競争相手なのか、言ってみなさい」

「…」

「他の妓生なのかしら?」

「…」

「言いなさい!」

「…」
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ナギョムの兄とチンヤン大君

「勝利の知らせが届きました。
 正式な連絡ではありませんが、
 ヤンアン君の話ではウンソン大君が行方不明だとのことです」

「行方不明だと?」

「ええ。
 女真の村で行方不明になったとのことです」

「生きてはいないが、死んでもいないということだな?」
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牢屋

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「あの娘を最初から信用すべきではなかったのです」
(ギドゥク)

「ともかくここまでは助けてもらった。
 感謝すべきだ」
(フィ)

「あの女には意図があったはずでは?」

「今は彼女だけが望みの綱だ。
 ともかく、我々とは違って、ここには入れられていない。
 彼女の父親はフリガイ一族の長で、母親は朝鮮人だ。
 そうでなければ、単に混血ということで、
 我々と同じよう牢屋に入れられていたはずだ。
 彼女も野の花や迷い犬のように育ったに違いない」
(グァン)

「野犬…、そんな臭いもする」
(ギドゥク)
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ジャガイモを差し入れるルシゲ

「…」
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「族長に会わせてくれ」
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グァンが交渉する間、二人には強制労働

「媽媽…、こんなことになるなら、
 最初に王子だと言えば良かったのに…」

「…」

「強制労働をさせられるなんて…」

「…」

「いつまでこんなことをさせられるのでしょうか?
 朝鮮軍はすでに引き返したそうです」

「副官が族長と交渉しているはずだ」

捕虜となっていた農民

「大君媽媽ですか?」

「…?」

「こんな苦労をさせられるなんて…。
 俺たちが差し出せるものはこれくらいです」
(長芋)

「俺は大丈夫だから、皆で食べてくれ」

「こんなものは食べられないのか…」

「では…」と、ウズラの卵を出して、
「どうか生き延びてください」

「ありがとう。
 だがお前たちも生き延びないといけない」
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フリガイとの交渉

「朝鮮に使いを出してくれ。
 捕虜は私だけで十分だろう?
 部下を帰せば、私の無事も伝えてくれる。
 むしろ、褒美を貰えるはずだ」

「お前の兄弟は、我々に土地をくれると約束した。
 王子は何をくれるつもりか?」

「チンヤン大君にはそんな権限はない。」

「チンヤン大君は甥っ子と権力争いをしていると聞いている」

「我々を捕虜にしていても、何も得られない。
 しかし、交渉に入れば何かが得られる」
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<1か月後>(凱旋)

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「連絡が入っている。大勝利だったようですね」
(大妃)

「女真は力を削がれて、北方に退却しました。
 再び攻撃する力はないと思います」

「大義であった…」

「チュサンチョナの祈りが天に届きました」
(王妃)

「我々の軍の被害はどうなのですか?
 将軍は元気なのですか?」

「ウンソンはどこにいるのですか?」
(大妃)

「…」
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「早く報告してくれ。皆が心配している」
(大妃の弟)

「…、戦闘の最中で命を落とされました。
 ただし、遺体はまだ発見されてはいません」

「何ですって?!ウンソンが?!」

「本当なのか?!」
(文宗)
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「ウンソン大君の遺品です」

「!」
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「本当にウンソンの服なのですか?!」

「領事の娘が縫った防寒服です。
 戦場ではいつも着用しておられました」

「…」

「北方では官軍が捜査しました。
 季節が温かくなれば、きっとご遺体が発見されるでしょう」

「…」
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閣僚会議には、
「ウンソン大君は敵との交渉のために敵陣営に入ったものの、その後連絡もなく消息を絶った」との報告。

「遺体も発見できなかったのですか?」

「私の息子は役目を果たせなかった…。
 大君を守ることができなかった…」
(左議政:キム・チュ)

「大君は戦場に女を連れて行ったそうですね。
 しかも、司令官に従わずに、敵との和解交渉にこだわって、
 敵陣に一人で乗り込んだとのこと。
 ウンソン大君の行動は死罪に値します」
(右議政)

「何を言い出すのですか?!
 大君は国のために犠牲になったのです!」

「今は大君の功罪を議論する場合ではありません。
 無事帰還した兵士を祝い、
 亡くなった兵士の葬儀の準備を進めるべきです」

「遺体もなく、葬儀をするのですか?」
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「大監には哀悼の意を表します」

「大君を守ることもできずに、
 生きて帰ったとしても恥ずかしいことだ」
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ヒョ嬪・金氏

「アボ二ム…。
 私が王妃でなければ…、王子を産まなければ…。
 オラボニムのことは、私の間違いのためです」

「オラビの死を無駄にするのか?!」

「…」

「チョナのことを思い、王子のことを守るのだ!」

「…」
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「また新しい方策を練らないといけない。
 北方は安定化したとはいえ、ウンソン大君がいなくなれば、
 チンヤン大君に対抗することができなくなる」

「どうすれば良いのですか?」

「意を共にする者たちを集め、
 チンヤン大君と面と向かって対抗しないといけない。
 院相制(ウォンソンジェ:幼少の王子のための官僚組織)の定めでは、
 チョナと幼い王子を守らねばならない」

「アボ二ム…」
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観音堂

「官軍が帰還した。
 国中で勝利を祝う時だが、悲しい知らせもある」

「ウンソン大君がお怪我を?どこを怪我したのですか?
 重症なのですか?」

「…」

「そ、それとも…、病気では?」

「死んだ」

「!」

「敵陣に交渉に入ったが、帰っては来ず、悲劇に遭遇した」

「!」

「聞こえないのか?
 ウンソン…、フィは死んだ…」

「いいえ、嘘です!」

「ナンジャ…」

「私の反応を見たくて、嘘を言っているのでしょうね?
 騙さないで下さい。
 私は二度と騙されはしません!」

「ナンジャのことが心配だったから、こうして告げに来たのだ。
 もう一度言わせたいのか?」

「…」

「俺の弟のフィ、
 ナンジャの恋人のウンソン大君は女真族の手に掛けられて死んだ」

「は! 彼は決して死にません!
 彼は、必ず生きて帰ると約束しました!
 きっと誤報です。
 大君のことではありません!」

「耐えるためには、今はそう信じれば良いさ」

「…」
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ソン家の安氏

「アイゴ~」

帰還したドゥクシク

「アイゴ~、大切な息子が無事に帰って来たわね!」

「オラボニ!」
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「大君媽媽は死んではいないわよね?!」

「…」

「…」
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大妃と尚宮

「媽媽、どうかお薬を飲んで元気を出して下さい」

「薬を貰えるような母親ではありません」

「媽媽…」

「この手で息子を戦地に行かせたのよ…」

「媽媽の責任ではありません」

「子を守るのが母の務めです」

「自分を責めないで下さい。
 天は媽媽のお気持ちを解っています」

「先王が憎らしいわ。
 先に亡くなってしまって…」
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「…」
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王室には品階はないのですが、側室には正・従に分けて正一品から従四品までの8段階の品階があります。
そして、正一品の側室には“嬪(ビン)”を付けて呼びます。
また、
世子の妻のことを王妃からワンランク下げて、“嬪宮(ピングン:正一品)”と呼ぶのもここから来ているようです。
さらに、
ドラマのナギョムは自分のことを正一品だと言っていましたので、大君の妻も世子の妻と同列だったようです。

なお、宮中の女官たちにも品階がありました。
尚宮がトップの正五品です。

# 王室などの衣服について(↓)、
四ツ谷にある韓国観光公社のサイトに投稿した際の記事です。
https://minnakorea.jp/blog/20160326-365.html

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