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大君 第6話(3) 王の献身と忍耐

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(ゼラニウム:2018.05.19)

大君 第6話(3) 王の献身と忍耐~王としての運命

ヤンアン君は、
「自らの兄弟が戦地に赴くとなれば、
 チョナの病気が懸念されます。
 左議政のご長男(グァンのlこと)は、
 これまでもその父親を助けて戦闘経験を積んでいますから、
 私の補佐官にしたいと思います」
さらに、
「チョナの代行として世子を選ぶならば、
 新しい代行は民の前にその資質を示すべきです」
と、議論を誘導します。

「それならばチンヤン大君が適任ではありませんか?」

「ええ、私も最初はそのように考えました。
 しかし、王室としての全責任を背負のがウンソン大君となるのであらば、
 ウンソン大君が任務を果たすべきです」
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大妃弟の大監

「ヤンアン君は私の息子を追い詰める気なのかしら?!」

「時間稼ぎだと思います。
 チョナの代行をさせる前に、軍務に就けようという算段のようです。
 その間は世継ぎの問題も静まると思いませんか?」

「…」

「しかも、チョナが回復する時には、
 ウンソン大君が代行に就くことも自然の成り行きになるでしょうし、
 王子も成長すると思いますから、
 媽媽の思い通りになると思います」

「ウンソン…、フィを危険に晒すのですか?」

「キム・チュの長男のキム・グァンは、
 “大きな虎”だと言われる男で、しかもチョナの義理の兄。
 つまりウンソン大君の義理の兄でもあります」

「キム・グァンと一緒ならば、フィは安全なのでしょうか?」

「キム・グァンは命懸けで守るでしょう」
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「大妃媽媽が大君をチョナの代行にすると言うので、
 堂上会議はもめていました。
 そこに、ヤンアン君が突然現れて、
 大君を戦地に連れて行くと言い出したんです」

「…」
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チンヤン

「どうしたのですか?」

「私は本当の息子なのでしょうか?」

「欲張りですね?」

「欲心ですか?既に私に備わっている権利です。
 子供は両親の愛に育まれるものなのに、
 兄を脅かす者として宮中外に私を出しました」

「…」

「しかも、今度は年下の弟を王位に就けようとしていますね?」

「…」

「私は本当にオマ媽媽の息子なのでしょうか?」

「私も王の兄弟を後継ぎにするのは不適切だと思います。
 既に王子が生まれているので、成長を待つべきだと思います。
 私と同じように考えるならば、私のことを助けて下さい。
 蜂のように煩い議員たちから守ってくれますか?
 国政を正すためです」

「私のどこに欠点があるのですか?
 チョナよりも健康で、フィよりも年上です。
 北の蛮族だって、南の倭寇だって足元に平伏させます。
 私は学に欠けるのでしょうか!?
 人を動かす力がないのでしょうか!?
 なぜ私ではいけないのですか?!」

「あなたの欲心です。
 国のためでもなく、王室のためでもなく、
 兄弟のためでもない、自分の欲心だけだからです」

「…」

「王とは名誉ではありません。
 限りない自己犠牲と、献身と忍耐なのです」
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失望のチンヤン大君はフィに、
「忘れていた。お前は欲を見せずに上手くやっていたよな。
 そして、俺を背中から刺した」

「兄貴が欲を出したから、王室にこんな混乱が起きているんだ。
 他人を非難するつもりなのか?」

「結局は世継ぎはお前だ。俺に感謝しろ」

「俺は兄貴とは違う。王位など望んでいない」

「じゃあ、捨てろ。お前が関係する問題じゃない」

「兄貴の欲望が俺を巻き込むのだ。
 兄貴こそ欲心を捨ててくれ。
 欲心で間違うと、逆賊だと見做される」

「…」

「正気になってくれ!」
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大妃とウンソン

フィは、
「王室である前に、家族です」と兄との争いも避けたいから、王命を取り下げて欲しいと願います。
しかし、大妃は大陸の国の例を挙げて、
「権力の前では、両親、子供、兄弟でも命を懸けて戦わねばなりません」

「…」

「私は母としてではなく、毎晩辛い涙を流しています。
 しかし、日が昇ると涙で湿った枕を取り換えています。
 私に与えられた運命は、息子だって捨てなければなりません。
 王室に入った以上、これは妻の責任でもあります」

「…」

「むやみに個人的な愛のことを話す前に、
 自分の運命の事も考えなさい」

「…」

「あなたが望んだことではありませんが、
 大君として生まれたからには、
 大君の運命というものがあります」
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「世子ではなく、大君として生まれたのです。
 静かに生きていきたいのです。
 大君として生まれたから、全てを背負えと言うのですか?」

「あなたの運命は、この国のものなのです。
 運命だってあなたのものではありません」

「…」
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ヤンアン、チンアンそしてナギョム

「オマ媽媽は誰にも世継ぎの役割を与えたくないとのことでした。
 ただし、扱いやすいフィを考えているようです」

「ウンソン大君を戦争に連れ出すつもりです。
 甥の将来ために彼の存在が危険ならば、
 たとえ弟とはいえ、取り除かねばならない」

「親同士や息子同志でもありえることですから、
 兄弟同士でも難しいことではないのではありませんか?」
(ナギョム)

「伯父も今は危険です。
 なぜ私のためにそこまでするのですか?」

「甥のためだけではない。
 赤い玉座に甥を就かせるのが私の夢だからです。
 この朝鮮の空と大地を治めるのです。
 私の命との引き替えすら辞しません。
 夢を叶えるためです」
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崩れかけた友情

「ウンソン大君と結婚するの?
 チュサンの弟で、私の意中の人のことなの?」

「そうよ」

「私の友達なのに?!
 私が結婚したいと言ったのに?!」

「先に私が好きになったのよ…」

「いつからなの?!何も言わなかったのに?」

「いや、私はウンソン大君とは知らなかったのよ」

「そんなことは駄目だわ。
 私が好きになった男を奪うなんて!」

「…」

「結婚してはいけないわ。
 私が許さないわ!」
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知らない振りのナギョムでした。

「ソルファや…、ソルファ、泣かないで。
 ごめんなさい。早く言わずに…」

「私が好きだと言うのを、裏では面白がっていたの?」
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「そんなことじゃないのに…」

「男を選ぶか友達を選ぶか、決めなさい」

「そんな時じゃないわ。
 だいたいあなたは、
 大君媽媽の顔を直接見たことがあるの?
 それに、約束でもしたの?」

「…」

「そうでもないのに、なぜ自分の男のように扱うの?!」

(ジャヒョンを突き飛ばして)
「あんたこそ、付き合っているの?
 二人を前にしてどちらを選ぶか決めて貰いましょう」
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「…。もう私たちは深く愛し合っているわ。
 気持ちを育んできたのよ」

「静かな猫が最初に暖炉の上にあがるというけど、
 あんたは静かでもなかったのね?!
 真っ直ぐに暖炉にあがったのね?」

「落ち着いて…。
 それに、私の結婚を友達として祝って欲しいわ」
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「祝って欲しいですって?あんたと私はもう終わりだわ」と、ソルファの捨てセリフでした。

「は~、どうやって誤解を解いたら良いのか…?」

ナギョムは、
「彼女は若い未亡人にならないだけでも良いわ。
 あんたも結婚を諦めなさい。
 死ぬかもしれない人との結婚は無駄だわ」

「どういうことなの?」

「ウンソン大君媽媽のことだわ。
 蛮族との戦いのために北方に遠征するからよ」

「?!」

「生きて帰ることができるとは限らないわ。
 あんたのために言っているのよ」

「…」

「王室との婚儀だとはいえ、
 生娘のままにあんたも死ぬことになるわ」

「…」

「私なら考え直すわ」

「それは本当のことなの?
 ウンソン大君媽媽が戦場に行くの?」

「彼は何も言わなかったの?」

「…」
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チョナ(文宗)とフィ(ウンソン大君)

「なぜ私に危険な願いをするのですか?」

「お前のことを信じているからだ」
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「私が欲をだしたら、どうするつもりですか?
 もしもチョナの命礼を無視して、
 甥っ子の座を狙ったならば…?」

「お前には欲がないことを知っている。
 そして幸せな暮らしを願っていることも知っている。
 お前は花にも虫にさえも優しく、
 人を踏みにじることをしない」

「…」
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「お前は誰をも傷つけることを好まない男だ」

「王室を守るためだとはいえ、
 私には受け入れられません」

「フィや…」
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「ただし、戦闘には参加します。
 御命を受け入れることはできませんが、
 自分の責務は果たすつもりです」

「…」

「我々の民や百姓が苦しんでいるのを見過ごすことはできません。
 これは王室として、大君としての責任です」

「…」

「帰還する時は、
 私の無事を、どうか元気に強く歓迎して下さい」
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また現れたチンヤン

「ウンソン大君が遠征するということは本当ですか?」

「今まで知らなかったのか?」

「…」

「自ら志願したのだ。
 結婚を前にして、変わった男だと思わないか?」

「…」

「そなたは、あいつにとっては何でもないということだ」

「…」

「運命の恋人だとはいえ、何とも悲惨な運命だ」
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「…」
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大妃の言葉

「王とは名誉ではありません。
 限りない自己犠牲と、献身と忍耐なのです」
そして、
「あなたの運命は、この国のものなのです。
 運命だってあなたのものではありません

# ジャヒョンにとっては「意地悪な愛」という意味で英文タイトルが付いているようです。
손승연 (Son Seung Yeon) - 사랑 참 못됐다 (Love Is So Mean)
https://www.youtube.com/watch?v=vre9NMV4-Co&index=5&list=PLQoB4-k6sSGbYJLItZ_NBJ_FEnvUXOWgE

♬ 涙は出ない
笑うこともできない
孤独がつのる…
崩れゆくものを直そうとするけど
何もできない…
あなたのために崩れていく
どうしたら良いのかしら…
胸が張り裂けそうだわ
胸が張り裂けそうに痛む
青あざになるほどに胸を叩いても…
あなたは私の胸の中に広がっていく
愛はとても意地悪
あなたはなぜ私の心を揺らすの?
悲しくなるほどに愛は意地悪だわ
まだあなたには分からないようだけど…

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