大君 第6話(2) 大妃の取引

紫蘭(シラン)
(紫蘭:2018.0518)

大君 第6話(2) 大妃が出した条件~結婚との引き換えに

「文官だろうが武官だろうが、良い地位を用意する」と、ヤンアン君とチンアン大君から金銀を貰い驚くナギョムの兄

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ユン・ジャジョンに与えられたポストは内禁衛(ネグミ:王の警護たち)の副官

「何百もの者を集めます」

「事が起きる時には、千人でも不足ですよ」
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ナギョムは宮中に出向くと伝えます。

「宮中に何の用事があるのか?」

「オマ媽媽から呼ばれました。
 ウンソン大君の婚約者に会うためです」

「婚約予定は誰なのか?」

「友達のソン大監の娘です」

「オマ媽媽が選んだのか?」

「ウンソン大君が求婚したそうです」

「私にも用があるから、一緒に行こう」

「はい」
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大妃の面接

「親友だと聞いているけど…?」

「ええ、媽媽。
 ナギョム…、いや、チンヤン大君のお妃は私の理想で、
 姉のように様々なことを教えて貰っています」

「同じ花嫁修業を受けていました」
(ナギョム)

「あなたは友達が王室に入ったことで、羨んだのでしょうね?」
(大妃)

「私はお妃の地位には羨みはしませんでした」
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「では、何を羨みましたか?」
(ヒョ嬪・金氏)

「友達が、
 心を捧げるご主人を持ったということが羨ましいことでした」

「…」

「お妃は大君に誠実に仕え、尊敬するものですから」
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「では、あなたたちに子供っぽい質問をしたいわ。
 もしも、あなたの両親と、
 夫になる人が池に落ちたら誰を最初に救いますか?」
(大妃)

「もちろん、年老いた両親の方です」
(ナギョム)

「あなたは?」

「私は夫を最初に救います」
(ジャヒョン)

「?!」
(安氏)

「…」

「すみません。王后媽媽…。
 教育が行き届いていませんので、
 娘は失礼な言葉を発しました。お許し下さい」
(安氏)

「理由はなぜなの?」

「両親の愛は、子供が自分を犠牲にすることを望まないからです。
 私はそう信じています」

「は~!」
(ナギョム)

「親孝行(filial piety)ということは、
 両親の望みに従って生きていくことだと信じているからです」

「何が起きても、あなたの夫を守るつもりですか?」

「私たちはお互いを守り合って生きていきます」

「…」
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ほっとしたジャヒョン

「アイゴ…」
(ジャヒョン)

「大きな間違いもなく、上手くいったわよ」
(ナギョム)

「神経質になっていたけど、あんたが傍にいてくれたから、
 力になったわ」

「このおてんば娘が結婚した後も、よろしく、ナギョムや」
(安氏)

「私はオモニムの話し方の方が気になっていましたが、
 問題なくて良かったです。
 私は既に王室の者ですから…」

「…」

「注意して帰ってね。大妃媽媽にはよろしく伝えておくわ」
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ジャヒョンの母:竹山安氏

「彼女は私のことはあざけっているのね?」

「まさか。
 依然のように気楽にさせたかっただけだわよ」

「いいや、彼女の言葉には棘があったわ
 気になったわ」

「気にするのはアボ二ムのことにしてよね。
 この前のように、
 賭け事をしているところを見つからないようにしないとね!」

「ふん!
 ところで、私たちが水に落ちても、旦那の方を先に救うのかい?」

「大君媽媽は水泳が得意だから、助ける必要はないのよ」

「そんなことは聞いてはいないわ!」
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ナギョムは裏腹に、「花嫁修業を抜け出してばかりいた」と、反対意見を伝えます。

「友達としては良いものの、
 チンヤン大君の妻としては一緒にやっていけません。
 彼女はウンソン大君の妻には向きません。
 王室の品位を落しかねません」

「そのようには見えませんでしたけど…」
(ヒョ嬪)

「少なくとも、彼女には欲心がないわ。
 彼女には王室に嫁入りするという、欲心はないと言う意味だわ」
(大妃)

「だからこそ、王室の結婚には向かないのです」

「あなたはソン家の娘が義理の妹になるのが嫌なのですか?」
(ヒョ嬪)
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「友達として言いますが、ジャヒョンは王室には不向きです。
 大君との結婚は彼女を息苦しくさせ、失望させると思います」

「…」

「大君との結婚は中止すべきです」
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「大君がお会いしたいとのことです」との尚宮からの知らせに、安氏は、
「ウンソン大君は面談の様子が気になっているのだわ。
 早く行きなさい」

「でも…」とはにかむジャヒョンでしたが…。

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待っていたのはチンアン大君の方でした。

「!」

「結婚はありえない」

「どうしていつもそうなのですか?
 私がウンソン大君の者だということを知りながら、
 なぜこうするのですか?」

「兄として、結婚を認めない」

「すでに大妃にお会いしました」

「私が好きな女が義理の妹になることはが可能だろうか?」

「なぜ個人的な欲望のために、弟の道を塞ぐのですか?」

「丁寧に警告しているのだ。この結婚はありえない」

「人は天命に逆らうことはできません。
 ウンソン大君と私は運命で結ばれています。
 どのように憎もうとも、この縁を断ち切ることは不可能です」

「見ていろ。
 人の権力は天命すら変えることができる。
 そなたが先に諦めることで、フィも傷つかないだろう」

「中宮殿でナギョムにも会いました。
 大君は彼女の夫であることを忘れないで下さい」
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フィと大妃

「あなたが領事の娘と結婚したいのなら、
 王位を受け継ぎなさい」

「何度も言いましたが、王位を望んではいません」

「私はチョナが回復するまで、
 王子が成長するまでを代行して欲しいと言っているのです」

「そうする名分がありません。
 短い中継ぎを仕切るつもりなのですか?」

「あなたは大君です。
 王室のためには死をも覚悟する必要があります!」
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「私は自分に与えられた道を歩むだけです」

「自分の責任を果たせないと言うのなら、
 結婚の権利もありません」

「オマ媽媽…、は~」
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盗み聞きしていた尚宮はチンヤン大君に密告します。

「大妃がウンソンを王位に就けようとしているのをご存知なかったのですか?!」

「大妃が王室を危険に晒そうとしている」
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早速、ヤンアン君に会いに行き、
「伯父殿…」

「心配は無用だ。
 ウンソン大君がいなくなれば、そんなことは起こらない」

「方策があるのですか?」

「大君は介入しない方が良い。
 兄弟同士の争いになってはなりません」

「黙って見ていろと言うのですか?」

「この手を血で汚すのは私だけで良い。
 もはや、大妃はそなたの母ではない。
 長男と孫を守ろうとする、政治家だ」

「オマ媽媽の本心を一度ぐらいは尋ねてみたい。
 私のことを息子とは思っていないのかどうか…?」

「この叔父だけが大君を王にする男だ」
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大妃は堂上会議を招集(#)

「皆はチョナがお病気なので、
 お世継ぎのことにこだわっているようだ。
 これが国の規律を乱すことになっている。
 そこで、私はチョナの弟を世子として代行させることにした」

(ざわめく議員たち)

「それはいけません。既に世子は誕生しているからです。
 チョナがご回復なさるまでは、その件は議論すべきではないのでは?」
(キム・チュ)
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「チュサンも納得している」
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「では、私の方から世子冊封の正式手続きを始めます。
 国家の危機に直面している今、
 チンヤン大君が国家を代表すべきだからです」
(右議政)

「チンヤン大君とは、どういう意味ですか?!!」

「チョナの弟君だと仰せでしたが?」

「私がチュサンの代行に選んだのはチンヤンではなく、
 ウンソン大君です

(ざわめく議員たち)

「チョナの代行を3男の大君にするなど、継承権が違います。
 お考え直して下さい」
(右議政)

「いいえ、これまでの朝鮮王国では、
 必ずしも年長者が王位を継承してはいません。
 なぜ反論するのですか?」

「そうです。
 他の国でも一番若い王子が即位した例があります。
 明国からの冊封を得るためにも、
 実績がある者を擁立しないといけません。
 既にウンソン大君の資質は明国でも認められています」
(キム・チュ:左議政)

「…」

「既にチュサンが決めたことですから、
 これ以上の議論は不要です」
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右議政たちがまだ反論をするところ、ヤンアン君が現れます

「大君が何の用ですか?」

「国家の問題について、
 王室の一員として申し上げたいことがあります」

「チョナの代行の件ならば、既にチョナが決めたことです」

「ふふふ、軍の遠征のことを相談に来たのです」

「?!」

「すでに左議政は軍を率いて最前線に立つには歳を重ね過ぎておりますので、
 私が志願します」

「自らが志願するのですか?」

「これまでは死を恐れた者がたくさんいましたが、
 私は違います。
 国家のためならば私は自らを投げ出すことを喜び、
 名誉に思います」
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(このシーンつづく)

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これは(↓)、ずいぶん前に景福宮で撮影した石柱で、
中央の王の通路を挟んで左右に別れて立っています。
(両方を合わせて、「両班」)
官僚の序列は9段階あり、それぞれ正と従があるので、
正一品から従九品まで18のランクとなります。
国事の際にはこの石柱に刻まれたランクに従って参列します。
なお、
現在の韓国でも、国家試験(王朝では科挙試験)の最下位は九級です。
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堂上会議(議会)

正殿の堂上(タンサン)に上がることができるのは、正三品以上だけで、彼ら(約30名)は堂上官(タンサングァン)と呼ばれます。
その中でも、
正一品から従一品、正二品までが「大監(テガム)」で、今日のシーンのように赤い官服を着ています。
従二品と正三品は「令監(ヨンガム)」と呼ばれ、青い官服を着ています。

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