大君 第2話(2) お世継ぎ

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(シャクナゲ:2018.05.02)

大君 第2話(2) お世継ぎ~弟か生まれてくる子か?

チョン・ソルファとユン・ナギョム

「ナギョンはわけもなく、ちょっと待てば次男のお嫁さんではなくて、
 中宮殿に入れるわ。
 王妃になったらお姉さんを上回れるわ。
 王妃選びもすぐに始まるわ」

「選ばれる道もあるではないですか?」

「王宮は退屈だわ」

「国の母になるのに?」

「噂では世子は病弱だわ。
 誰もが本当に王子なのかと心配しているわ」

「哀れみでも欲しいのですか?」

「私との運命は違っているわ。
 私は賢い男が好きだけど、
 あなたはそうじゃないでしょう?」

「私も世子には興味ないわ」

「大君で満足なの?」

「男にとっては現在よりも未来が大切でしょう?」

「大君の能力を見てみたいのよね?
 大君の健康や体力も見たいのよね?」

「噂ではあの人は素手で虎も捕まえるとのことですが、
 噂は誇張されえますよね?」

「もう、調べているのね?」
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狩り

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一矢でイノシシを仕留めたガン

「甥っ子はずいぶん腕を上げました。
 弓では誰も勝てませんね」

「へへへ…」
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堂上会議

「世子ではなくて、次男を世継ぎにしたいのか?
 どういうことなのか?!」
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(左議政:キム・チュ)

「国葬は終わりましたから、
 新しい王妃候補(次男:イ・ガンのために)を迎えねばなりません」
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(右議政:パク・ブギョン)

「この数年でのことよりも、
 既に20年も前から決めてあったことです。
 10年経っても世子は産まれませんでしたが、
 もちろん、これからこそ新しいお世継ぎの妃を選ぶべきです」
(左議政)

「…」
(文宗)

「まずは、
 王位の継承を明らかにするのが我々に与えられた職務です!」
(右議政)

「北からは中国の民族、
 南からは日本の海賊がこの国を脅かしています」
(ソン・オク)

「…」

「国家の外交問題はとても重要です。
 ただし、
 国内の安定のためにも王妃候補をまずは決めましょう」

「もう、口論は止めなさい。
 左議政と右議政の意見は違っているが、
 王妃候補の選定を先にするのも必要だ。
 しかし、国葬が終わったばかりだから、
 まずは大妃との相談をしてみる」
(文宗)

「…」
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「左議政は自分の娘を王妃にしたいのだ」

「しかし、まずは王位の継承権を確かにしたいものだ」

「ええ」
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大妃は実家で妊娠中の側室を中宮殿に迎えるために駕籠を出します。

「密かに産気づく前に連れて来なさい」
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市場から帰って来たフィを叱る大妃

「国葬が終わったばかりだというのに、
 どこをうろついていたの?!」

「探したいものがありました」

「あなたは絵師ではありません。
 この国の大君です。
 授業(儒学)にも出ずに何をしていたのですか?!」
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イ・ガンとヤンアン大君
(山寺の境内で、イノシシを丸焼きにして…)

「たくさん食べて下さい。
 葬儀の後には肉も見ていないでしょう?」

「…」
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「国葬が終わったから、
 今日の堂上会議では次の世継ぎのことで賑わっているでしょう」

「ユン家では家長の力が弱いようですが、
 どれほどの力になるでしょうか?
 義理の家族になるにしては力がありません」

「これは先王の政略結婚なので、どうしようもない。
 だから、まずは受け入れて一緒に道を進むのです。
 予定では大君の義理の兄になるはずの人を招いています。
 血筋に関係なくとも心配は不要です。
 大君は王になる者だ」

「…」

庶民の歓心をあおるためにも、馬球(ポロ)の試合を進めようと言う伯父でした。

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住職と僧侶たち

「この仏陀の場所で殺傷をするとは何事か?!」

「?!」

「天を恐れぬのか?!」

「ははは!
 一人は先王の兄で、一人は王の弟だ!」

「?!」

「何を恐れると言うのか?!」

「お…、王家の者とはいえ、
 仏僧の庭先でなんとも非礼な!
 すぐに出て行きなさい!」

「ははは、お坊さんも肉を食べてみないか?」

「何と?!ヤクザ者みたいに!」

「ははは~」

「!」
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お付きのギドゥクがムチ打ちを受けています

「ギドゥクは何も悪いことをしてはいません」

「王子の侍従の間違いを正していることが解らないのか?」
(大妃)

「それも私が負うべき私の失態です。
 なぜ私の代わりにギドゥクが罰を受けるのでしょうか?!」
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「もしも学問に専念する姿を見られることになれば、
 私が良からぬ企みを持っているのではないかと疑われます。
 他方では、書をも読まなければ、王家の者として馬鹿にされます。
 いったい、大君とはどんな旋律で踊ればよいのでしょうか?」

「…」

「アバ媽媽が世子の時に、
 あまりにも美しい赤い色のキョンリョンボ(王衣)だったので、
 あれを着てみたいと言ったらムチ打たれました。
 子供には理解できない出来事でした。
 欲望でもあるとでも言うのでしょうか?」

「…」

「大人たちはこの世のことを曲がった目で見ています」

「…」

「チョナがご病気なので、
 私たち大君に負いかかる圧力を知らない振りするのですか?」

「は~」
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イ・ガンは仏僧にはお金を与えて
「境内で騒ぎを起こしたから、
 喜捨もせずに帰るわけにはいきません」

「…」

「これで怒りを抑えて下さい。
 狩りや訓練の場所を作ることが出来ましょう」

(2人になって配下に)
「噂が広まらないようにしてくれ」

「武装兵たちをすでに2週間前から配備しています」
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大妃はフィの相手を探していたようです

「婚儀が終わったら、あなたも宮殿を離れなさい。
 宮中が騒がしくなっていますから、兄と同じ様にしていなさい」

「…」

「わかったかしら?」

「…」
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「中宮が不在なので、
 新しい王妃が選ばれるのでしょうか?」

「おそらく、後宮の中から正室が選ばれるでしょう」

「誰ですか?教えてくれないのですか?」

「既に妊娠中なのですが、喪中なので発表していません。
 チュサンが躊躇しているからです。
 崩御と出生とが繰り返し同時期に起こらないようにと心配しているのです。
 ですから、別の場所に住まわせています」

「おめでとうございます、オマ媽媽」

「全部秘密ですよ。
 私の心もまだ収まってはいません。
 あなたの婚儀も遅らせましょう。
 あなたの兄のチンヤン君が先です」

「では、私の妻は私に選ばせて下さい」

「王室のお妃選びに個人的な希望はなりません」

「大君の宿命というものは、
 政局を乱さずに世を安寧にすることです。
 どうか、私が愛する者を選ばせて下さい」

「…」
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第4代王・世宗(セジョン)の長男が第5代王・文宗(ムンジョン)なのですが、
世宗が心配していたのは文宗の健康のこと。
優れた才能の持ち主だったのことですが、王の職務を果たすには体力も必要。

第5代王が病弱だったために官僚たちも良からぬことを考える。
今回のように、右議政が世宗の次男(大君:ドラマのイ・ガン)を擁立しようとしました。
これに対抗するのが左議政
空席だった正室の座に側室(自分の娘:妊娠中)を就かせるという算段です。
後者の方が自然な「お世継ぎ(世子)」の考え方だと思います。

なお、左議政は外交担当、右議政は内政担当のそれぞれ正一品の大臣(大監)で、
職務のランクでは左議政が上位です。

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