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大君 第1話(3) 少年時代

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大君 第1話(3) 少年時代

<ふたりの少年時代>


イ・ガンとイ・フィの兄弟は別々に育てられていました。
フィの兄への気持ちが詩となっています。

「できたぞ」

…一つの月が二つの場所を照らす
遠く離れていても二人は月影を頼りに歩む
月は毎夜、毎夜 二人を照らす

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紙の上に飛んで来たコオロギ。
侍従のキ゚ドゥクは潰そうとしますが、フィは東屋の上から逃がしてあげます。

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<二人の性格>

兄のイ・ガン

「後で後でと、いつになったらなのか?!」

「…」

「今日は行く!
 アバ媽媽の御顔や、オマ媽媽の手にも触れたい。
 もう覚えていないからだ」

「決して媽媽には嫌われているということではありません。
 このところの宮中は…」

尚宮を殴って
「私が行く!そう言っている!」

「…」

「宮中に問題があるなら、教えて貰っても良いはずだ」

「…」

「もう待てない!私はこの朝鮮の王子だ!」
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中宮殿(大妃や王妃の宮殿)

「大君が入り口に来ておられます」

「お帰りするように言いなさい」

「何日も同じ状況です」

「世子がこのような容態の中でも、
 そのようなことが言えるのか?」

「…」

「まだその時ではありません」

「…」
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# この世子は2人の兄、第4代王・世宗長男で、後の第5代王・文宗のこと。
病弱でした。

「私は大君だ!」

「まだお許しが出ていません」

「大君媽媽。
 私が中殿媽媽(お妃)に許しを得て参るまで、お待ちください」

「もう待てないと言ったではないか?!
 今日はもう待てない!」

他方、フィは詩を封書に入れてやって来ます。

「兄が来ているのか…?」

イ・ガンは、
「ここで飢え死にしても構わない。
 アバ媽媽とオマ媽媽に会いたいのだ!」

「媽媽、お帰りになって下さい。
 明日には許可を貰います」

中宮殿から出てきたフィ

「ヒョンニム!」

「?!」

「お越しですね。
 ずいぶん待っていました。
 オマ媽媽がお待ちですよ」

「媽媽。今日は王子は無理です」

「無礼だ!私の兄だぞ?!
 誰の指示なのか?」

「媽媽。これはお偉い方の命令です」

「私が責任を持つ!」
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フィのはからいで兄弟は母親の前

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「私の命令が聞けないと言うのか?」

「聞いています」

「尚宮や衛兵が制しても、そなたのような若い者がそんなにも頑固なのか?」

「オマ媽媽。私がヒョンニムをお連れしました。
 ヒョンニムが悪いわけではありません」
(フィ)

「そなた親の言い付けに従わずに、
 このように子供っぽい兄をお連れしたのか?」

「…」

「私は長年もの間、お会いできるのを待っていました。
 若輩者ではありますが、
 私の気持ちを理解してもらえないのですか?」

「…。兄さんの部屋を片付けたのか?」

「この機会に部屋の扉と壁紙を修理します。
 ヒョン二ムの部屋を私の作品で飾り付けます」

「んん」

「しかし、オマ媽媽。
 この宮中では、兄よりも弟の方を高く見ているのですか?」

「え?!」

「お前はなぜ私よりも高い位置に座っているのか?!」

「すみません。ヒョンニム」
(フィは席を変えます)
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「怒ってはなりません。
 フィはそなたの顔を見たいからです」

「すみませんでした。思いが及びませんでした」
(フィ)

「そなたは、弟を叱ってはなりません。
 この母に怒りなさい。
 そなたは私の息子である前に、この国の王子です」

「…」

「そなたを私の傍ではなくて、宮殿の外で育てたのは、
 この国の将来のためなのです。
 自分で自我を確立しなさい」

「…」
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フィは詩を朗読します。

「ヒョンニムのために書きました。
 “一つの月が二つの場所を照らす
 二人の人がたとえ遠く離れていようとも
 月の影に従い(願随比月影)
 君を照らす(夜夜照君側)“」

「兄弟のことを詩にしたためたのですね?」


「ええ。月の光のように、
 両親からの愛は遠くからいつも照らしてくれるからです」

「…」

「そして、宮中の全ての人を照らしてくれるからです」

「…」

「ヒョンニムと私の距離は離れていますが、
 月影に導かれて、
 ずっとお会いできるのを待っていました」

「大陸(明国)からの使者が来る時には、
 この詩を見せましょう。
 フィの気持ちは母の気持ちと同じなのです。
 ずっと待っていたのです」

「…」

「ヒョンニム…」

「!」
フィの手を払うガン

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「ヒョンニムが良き日にいらっしゃるなら、
 祝宴を準備します」

「…」

「世子チョハのご容態がこのようなので、
 宮中の雰囲気が良くありません」

「宮殿に戻る。
 “私だけの宮殿”に戻るという意味だ」

「ヨンヒは何をしているのか?」
(フィ)

「ワンジャ(王子)の靴を磨いていました」

「そなたの傷ついた手に良くないと言ったではないか?」

「片方の手は大丈夫です」

「いいや、それはそなたの忠誠心ではない。
 私を喜ばせたいなら、
 もっと自分のことを心配して病気をしないことだ。
 自分の身体が一番だと言ったではないか?」

「…」

「まずは休養を取れ。
 元気になったら、また“かくれんぼ”でもして遊ぼう」

「…」

「ヒョンニムも一緒に…」

「…」
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お付きの尚宮

「すみませんでした、媽媽。
 大君を制することはできませんでした」

「そうあっても、ガンをここに寄せるのは早すぎるようだ。
 世子の熱は悪くなっているではないか?
 これまでの朝鮮では、
 嫡子の長男が王になったことはないではないか?」
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# 世子が病弱であったために案ずるのは世継ぎの問題でした。

弓の稽古

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ガンを支えるていたのは伯父(第4代王・世宗の長男)

「宮中の食事が良いのかな?
 体重が増えたようですね!
 みんなに顔を覚えられていますか?」

「ええ、皆が親切にしてくれます」

「もちろんだろうな!
 王位継承権があるのですからね」

「…」
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「なぜ宮殿の外で育てられているのか、
 分かりますか?」

「まだ体が弱いから、強くなるためだと聞いています」

「大君がここにいるのは、
 世子が病弱で世継ぎの座が不安定だから、
 大君を遠ざけているのです。
 私だって長男だったが、世継ぎには成されませんでした」

「フィは弟なのに宮中で育ち、
 なぜ私だけが遠ざけられているのですか?」

「あなたが一番危険だからです」

「?!」

「フィはとても美しい。
 それに、絵や詩も素晴らしいから、天才だと呼ばれています」

「…」

「しかし、大君だって宮中で教育を受けていたならば、
 フィよりも上の詩人になれたはずですよ」

「…」

「世子の座を追い出して、世継ぎになる資質を持つ者は大君です。
 心配することはありません。
 この伯父が傍に付いています。
 王族での年長者は私なのですよ」
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かくれんぼ
(遊びに興味を示さないガンは隠れもしませんから、ヨンヒがすぐに見つけます)

「すみません。
 大君を最初に見つけるとは…。
 他の者を見つけます」

「お前は、私が“かくれんぼ”をするとでも思っているのか?」

「そうではなくて、やり方をご存知ないようで…。
 最初に見つけてしまいました。
 今一度隠れて下さい」
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「いいや。
 お前はフィのことを最初に見つけたかっただけだ」

「媽媽は隠れるのがお上手ですから、簡単じゃありません」

「あいつは何でも上手なのか?」

「…」

「ヨンヒと言ったよな?
 お前は今日から私の私邸に来い」

「それは…」

「なぜだ?できないのか?!
 私はフィよりも年上だ」

「私の一存では決められません」


“私のことが嫌いなのか?”と迫るガン
“私には仕えているお方がいます”とヨンヒ

ガンはヨンヒを池に突き落とします

「!」
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ドラマ『大君』の首陽大君(スヤンテグン)は、後の第7代王・世祖。
あの“ハングルの創製者”として今でも人気が高い、第4代王・世宗の次男です。

『朝鮮王朝実録』の記述によれば、この次男は伯父とよく似ていて、狩猟を好んだとのこと。
他方、3男は画家でもあり詩人でもあった天才で、今でも中国には彼の詩が保存されているようです。
詳細は後日、他のキャラクターと共にまとめます。

# ところで、
時には“鍵コメさん”、時には“○○さん”も視聴しておられるようですね。
クリックのタイミングで分かる気がします。
“何を見るか”も楽しい選択ですが、“誰と見るか”はもっと楽しいのかも…?

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