王は愛する 第32話(上) あらぬ噂

素焼き
(素焼きの状態の磁器です #)

王は愛する 第32話(上) 王妃の無実とあらぬ噂

ムソクに連れられて開京に戻ったリン

「これは毒消し作用があるお茶です」
(ソン・イン)

「味もなかなかですよ」
(オク・ボヨン)
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# 高麗磁器
赤みを帯びたお茶には解毒剤が入っていました。

「先にどうぞ、
 私は召し上がった後に口を付けます。
 もうこれまでのワン・リン監察ではありませんから」

「ここには、チュサンチョナに会えると思って来ましたが…?」

「お伝えします」

「このところ、健康状態が急に悪くなっておられます。
 世子には話をしたくないようなので、
 狩りに出かけているということにしています」

「…」

「知られると、王座を明け渡すようにと言われるからでしょう」

「なぜ気変わりしたのですか?」

「え?」

「これまで長い間、
 兄に世継ぎをしてもらおうとしていましたよね?」

「期待はしていましたが、彼は人が浅い。
 しかも、毎日酒を飲んで、女を侍らせているだけです。
 ご存知の通りで、我々には不満があります」

「“我々”とは?」

「この高麗の政権の裏で実権を持つ者たちです。
 もとより、高麗の建国に尽くした家系の者たちです。
 生き残って来た将軍もいます」

「その人たちが世子を廃位しようとして、
 それで王を狭い所に匿っている訳ですか?」
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オク・ボヨンが「チュサンはお休みですので、声を掛けませんでした」と言うのですが、リンは無視して、王の寝室に向かいます。

「チョナ。 ワン・リンです。
 お会いに参りました」

「…」

「チュサンチョナ…」

「…」

リンが扉を開けると、うつむいて座っている王

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「チョナ! 大丈夫なのですか?
 医者を呼びましょうか?」

「…。リンや…」

「どこが悪いのですか?」

「リンや」

「はい」

「まだ世子は生きているのか?」
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ソン・バンヨンは賄賂を贈っています

「今回は早速の報告に感謝すると、世子からです」 

「なぜですか?」

「捜査を取りやめにして貰ったお礼だそうです」

さらに、官僚たちには、
「将軍たちには捜査を中止して貰ったので、
 お金を渡しました。
 なぜ判府事か殺されたのか分かりますよね?
 世子は問題を覆い隠したかったからです。
 世子はウン判府事の資産だけでなく、
 判府事の娘を手に入れたかったからです」

「ではなぜ、
 世子は別の女を世子嬪に選んだのですか?」

「そこまでは分かりませんよ~」

いつもの浅薄な言動なのですが、これも官僚と世子との間に溝を作る作戦。

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広まる噂はウォンの耳にも入ります

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王とリン

「最初はワンビ、そして息子が…。
 私の民を苦しめている。
 ワン判府事は財政の困窮の度に救ってくれた。
 何も言わずに、黙って穀物や約束手形を出してくれた。
 見返りを要求することもなかった」

「…」

「よく似ているな…」

「…?」

「お前の叔母になる、チョンファ公主(王妃)のことだ。
 お前はよく似ている」

「…? ええ…」

「彼女は何も不満を言わなかった。
 彼女の優雅さと忠誠心はお前に引き継がれているからだ」

「公主様はお元気なのですか?」

「分からない。
 あれ以来、見てもいないし、噂も聞かない」

「…」
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「世子は母に似ている!
 あの二人は身体じゅうが棘だらけだ」

「…」

「傍にいると毒されるだけだ。
 “傍にいて欲しい”とお前を放さないだろうが、
 お前は血を流すことになる」

「…」

「あ~、外気が良いな…、
 天気も…、風も…、気分が良い」

「結婚式にはチョナに付き添ってください。
 周囲にチョナとの関係を見せてあげたいからです。
 将軍たちもいずれ世子には背を向けるでしょう。
 世子もきっと落胆して…」
(ソン・イン)

そこまで聞いたところで、リンは離れます。

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様子を窺がっていたのは“影の護衛”の一人。

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ワンビ媽媽とウォン

「いったいどうするつもりですか?」

「…」

教書(案)を開いて、
「“ウン・ヨンベク判府事の長女、
 ウン・サンを後継として、判府事の職に就ける”」

「なぜ急ぐのですか?」

「これは王妃の職務ですから、ここに押印をお願いします」

「…」

「チョ尚宮。
 ワンビ媽媽の印を頼んでいたはずだ」

「ええ…」

「…」
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「官僚たちが、あなたが罪を隠そうとしていると、
 噂していると聞きました」

「いいえ、そうではありません。
 彼らは、
 “世子が殺人を犯した。
 ウン・ヨンベクの財産と娘を手に入れたいからだ”
 と噂しています」

「私を憎んでいますよね」

「これまで何でも飲み込んできましたが、
 どうにもできません」

「私が悪かったと認めるから、
 そこまでにして下さいよね?」

「本当に謝っているのですか?」

「もう一度言います。
 私は判府事を殺してはいません」

「ええ。
 それに証言した女官の殺人についても関与していませんよね」

「本当に判府事の娘を宮中に引き入れるのですか?」

「ええ、そうします」
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# ウォンの表情からは、ワンビ媽媽への信頼と共に、事件の背後には何かがあってのことだと気付いているように思えます。

「あなたが彼女を宮中に引き入れたら、
 後戻りはできませんよ。
 周囲の者たちは、
 “世子が愛しているから、愛のために全てをなしている”
 と確信するだけです」

「そんなことをまず言い出すのですか?
 これまでの問題はオマ媽媽の責任です!」

「世子…」

「もう、何も聞きません!」

「あの娘を諦めなさい」

「私の周囲にいる者を全部諦めさせようとするのですか?
 まずは友達のリン…」

「いいえ、リンは友達ではありません」

「オマ媽媽がそうしたのです。
 それに殺そうとするのですか?!」

「いいえ、私は誰も殺しはしません。

「サンのことは…、
 私の傍において、私が彼女を守ります」

「…」

「嫌だったら、オマ媽媽こそ出て行って下さい」

「!」
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胸の痛み…。

「…」
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ワンビ媽媽には持病(肺?)があるのですが、投薬にも謎があるようです。

# 高麗磁器

陶器は長石や石英質の多い粘土で作られます。
しかし磁器は、まず長石・石英の岩石をパウダー状に砕いて水を混ぜて形が作られます。
焼いて水分を飛ばしたのが、写真の素焼きの状態です(有田の源右衛門窯での撮影)。
次いで、
長石や石英質の多い粘土に草木の灰を加えて水に溶いて作られた釉薬(うわぐすり:ガラス質)を塗ります。
そして、再度焼くと“高麗磁器”の透明感がある青緑の色が出ます。

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