王は愛する 第24話(下) 実権の掌握

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# 秋夕(チュソク)の月とモミジ(昨夜)

王は愛する 第24話(下) 実権の掌握~1295年

サンの情報分析では、
「オ・ミンテクがヨンゴ(地方軍)の司令官だわ。
 地方軍の司令官であると共に、鷹狩署に仕えているから、
 自分の直轄の兵たちのためには気前よく払っている。
 また、イム・チヨンが将軍として司令官に仕えている。
 彼には仲間が多い。
 彼の部下たちは官軍の食料を奪って糧にしている。
 ただし、ウンヤンの司令官のコ・ソンの密告で、
 その地位を剥奪されているわ」

リンが影護衛と共にコ・ソンの部下を襲撃し、次いでウォンはイム・チヨンを訪問

「大将軍のイム・チヨンか?」

「名前はそうだが、身分は無くなった」

「…」

「もしかして、影の護衛たちか?」
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「よく知っているようだな」

「…、というと…、世子チョハ?

「…」

「チョハ!」
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金華亭

「ウンヤンの司令官、コ・ソンだ。ここで俺の者たちが待っていると聞いた」

あくびで無視するアンサンテ

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イム・チヨンが出て来たので、世子本人だと気付きます。

「!」

「そなたがコ・ソン将軍のようだな。
 数日前に後輩の将軍を裏切ったそうだな?」

「…」

「ウンヤンの指令権が欲しい。
 そなたの認識票が欲しい」

「それはできません」

「一日だけだ」

「質問しても良いですか?」

「ああ」

「まさか謀反ではありませんか?」
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「この槍はそなたの兵たちが使っていたものだ」

「!」

「先端の槍が外れないように、固く布が巻いてある。
 最近ではいつ官軍から武器を盗み出したのか?」

「昨年の春です」

「年貢は?」

「4か月前です」

「食料は?」

「謀反なのであれば、世子であっても切ります。
 私はチュサンチョナを守るのが任務です」

「ではチュサンを守ってくれ。
 その代わり、近衛兵たちを相手にしてくれ。
 そうすることで、この国の王と百姓を守ることになる」

「では、近衛兵達と戦うのですか?」

「そうだ」

「私の認識票を使うのですか?」

「ああ、その通りだ。
 イム・チヨン司令官がその任務にあたる。
 最近ヨンゴの司令官を逮捕した。
 そして、イム・チヨンを新しい司令官にした」

「…」

「認識票を貸してくれるか?
 一日だけ…」
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チェ・セヨンがソン・インの間者だということは、ワンビ媽媽にも報告されています。

「昨日、弾劾が決議されました。
 世子廃位の草案が夜に書かれましたので、
 今日中にでも玉璽が捺印されて勅書となります」

「ちょっと待ちなさい。
 私と世子の計画を知りたいのなら、率直に質問しなさい」

「そ、そんなことでは…」
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チャン・ウィ

「アガシはサヒョン(兄弟子)と一緒に師匠のところに行かれました」

「挨拶もなしなのか?」

「ええ、未明に向かわれました。
 “どうか上手く行きますように”との言葉とこれを預かりました」

「…?」

…彼女は私が言うところの“鳥”を知っている
振り返らずに自由に飛んで行くからだ…。

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「準備が完了しました」
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「行こう」
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「…」

リンが抱える箱には軍票(将軍たちの認識票)が入っています。
そして、宮殿を囲む地方軍の将軍と兵士たち。

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王の執務室

「ウンヤンとヨンゴの兵士たちが執務室を取り囲んでいます」

「何だと? 近衛兵たちはどうしたのか?」

「兵舎から出られません。
 それに他の野営の兵士たちも加勢しています」

「いったい、誰に加勢なのか? 
 目的は?!
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ウォンが将軍と元からの全権大使を引き連れて、

「よくお休みになりましたか、アバ媽媽?」

「お前は…!」

「それは私の廃位の勅書ですか?」

「謀反を起こす気か?!」

「…」

「誰かいるか?!
 反乱軍に囲まれた! 全員を逮捕しろ!」

「ここに玉璽を押印して頂くだけです」
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「本当に私を殺す気なのだな?!」

「なぜそのように思うのですか?」

「私はお前の父親だ。 産みの父親だ」

「大使…」

「はいチョハ」

「アバ媽媽は混乱しているようだ」

全権大使

「この書は世子を後継者として育むためのものです。
 世子は成人なさいましたので、
 王道を学び、場合によっては王の代行もなさることができるように、
 元の皇帝に許しを乞うためのものです。
 これにより、しばしチョナは休養して頂き、
 世子の仕事ぶりを試すためです。
 この書により、私の主君、元の皇帝(#)に伝えます
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(1295年、ウォンが20歳の時の史実です)

ウォンは箱からたくさんの軍票を出して、
「大法官以下の堂上官たち、
 イ・スンヒュ先生と門下生たち、
 およびウンヤン軍とヨンゴ軍、
 その他の堂上官たちからも多くを学ぶ予定です」
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「…!!」

「いかがいたしましょうか、アバ媽媽?」
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…こうして大きな鳥かごを作ろうとしている。
彼女のためだが、あまりにも大きな鳥かごだから、
彼女は気付かないだろう。
とても美しい鳥かごだからここから逃げ出すこともないだろう。

「リンや。 一緒に戻ろう」
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トタ山には春が来ているようです。

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…あの日、赤い花の木の下でしばし時間を過ごした。
花は満開だった。
彼女の笑顔を見た瞬間、私は自分を知った。
全てを投げ打ってでも彼女を得たいという考え方は止めよう…。
私は自分のことも含めて、全てを諦めていたかもしれない。
もう自暴自棄にはならない。
しかし、彼女への思いは止めようにもない。

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あの日は苦悩の作り笑いの日でもあった…。

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# この第24話は1295年、ウォンが20歳の時の史実です。

なお、同名の小説『王は愛する』をソン・ジナ作家が脚本にしたのですが、このドラマとウィキペディアで検索した「忠烈王」と「忠宣王」および「元の皇帝」と合わせ読みすると、以下だと考えています。

・1294年 忠烈王は廃位に追い込まれる。
同年 皇帝フビライ・ハンが79歳で亡くなる。
・1295年にウォンが王は“名目上は高麗王の代行”となりますが、実質的には高麗の全権を掌握する。
(この間4年~5年)
・1299年 元の皇帝の行政区(国王)人事により、ウォンは瀋陽王として赴任。
(同年 忠烈王が復位)

ウォンは忠烈王が亡くなる1308年に正式に高麗の国王となるのですが、その前に、このドラマのように既に国王の代行という名の実権を持っています。
次の元の「行政区分地図」(ウィキぺディアから一部抜粋)では、“瀋陽(王)国”は韓国半島の北部の広大な行政区となっており、フビライ・ハンの後継者だった孫たち(第2代~第3代皇帝)の国王人事により、ウォンはより大きな国の王を任されたのだと思われます。
(元の行政区分)
gen kubun

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