王は愛する 第17話(下) 二日前のこと

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(昨日につづき秋の花:萩 2017.09.17)

王は愛する 第17話(下) 世子嬪選びの二日前のこと

ウン大監の屋敷

「サンお嬢様なの…?」
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フラタイが王妃の指示により世子嬪の候補者の身辺を調べていました。

「お前はいったい誰だ?」

「!」

「大監の娘とはどんな関係があるのか?」

「ナウリは父です」

「では、屋敷の娘だと言うのか?
 ではなぜ先ほど“サン アガシですか?”と呼んだのか?」

「どうか殺さないでください」

「お前は誰なのか、話さないと顔の右側にも傷を付けるぞ」
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同じく身辺を探っていたムスクがピヨンをここで助け、7年前の顔の傷痕で分かりました

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<二日前のこと>

元への貢物を保管している屋敷

「世子チョハ! なぜこんな遠くまで?!」
(元からの全権大使)

「様々考えたが答えが出ないからやって来た」

「何をお探しですか?
 言って下されば、私が探しだします」

「皇帝への土産物だ。 何が適当か…?」

「なるほど…」
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「ハラボジが懐かしい。 何を喜んでくれるか…?」

「皇帝は何でもお持ちのはずで…」

「ところで、貢女の名簿はどこにあるのか?」

「何をおっしゃるのか…。
 我々はワンビ媽媽からはまだ受け取ってはいません」

「?」

「変更する必要があるとのことでした」

「チョハ!」
(チン・グァン)

「…」

「これは皇帝が好むものの目録です」
(全権大使)
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リンが姿を見せないのでチャン・ウィを使いに出したウォン

「世子チョハが稽古をつける者を探していますが、
 適当な者がいませんので、
 リン若旦那をと思って呼びに参りました」

「リンには、今は私の仕事を手伝わせています」

「世子は、
 “ワンビ媽媽は世子の健康を気にする人だから、
 きっと許してくれる”
 と、伝えるようにとも言われております」
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リンの心のうち

「稽古をつける時は世子とは呼ぶな!
 まだ力を出してはいないじゃないか?!」

「…」

「走る時はいつも一歩遅れ、
 矢を射る時はいつもどこかで外していた。
 これまで何百回も稽古をしたが、
 一度だってお前は勝てなかった!
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「いったいいつまで俺を騙し続けるつもりなのか?!」

「…」

「なぜ俺には心を隠し続けるのか
 どうしてそんなに考え込むのか?」
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…世子チョハは俺に騙されていた…。
 思っていたように、チョハには方策がなかったようだ。
 俺が去ろうとするのはチョナのためではない。
 俺が去ろうとするのは自分のためだ。
 俺の心は毎日毎日切り刻まれえるように痛むからだ。
(リン)

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「…」
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金華亭(クムファジョン)

「兵士たちの中では噂が広まっている。
 ここの屋敷の持主は世子チョハなのか…?」

「もしも、彼が世子チョハだったとすれば、
 私はパンボサ(判府事:財務大臣)の娘だわ」
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ウォンとリンとサン

「いつから見ているのか?」
(ウォン)

「最初から稽古ではなくて喧嘩だと分かっているわ」
(サン)

「…」
(リン)

「話は聞こえたのか?」

「そんなに近くからは見ていなかったわ」

「喧嘩の原因を聞かないのか?」

「男同志の喧嘩の原因なんて聞いたこともないわ」

…いつからだろうか…?
 この二人は目を合わせなくなった。
(ウォン)

「あ~、チンチャ!」

「冷たくて、手が痛いんだ」
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…彼女は俺は笑ったりもできるが、
 あの男はそれができない。
 嘘がつけない男だからだ。
 どこか遠くを見つめたり黙り込んだり、
 そして自分の殻の中に入り込む…。
 きっと、どこか遠くに行ってしまうだろう…。
(ウォン)

「ソファや! どうしたのか?
 その顔は? どこか悪いのか?」

「最近はたくさん飲めないのが原因だわ」

…彼らが目を合わせないのは、そうしたくないからではない。
 彼らはお互いに無視しようと努力しているからだ。
(ウォン)

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「ソファや。
 “友好の人質(#)”を知っているか?」

「知っているわ。
 王族や貴族の息子が元で暮らすことだわ」

「俺には何も言わずに、リンは申し出たんだ」

「他にも同じような希望者がいる。
 俺ももっと勉強して、大国で人脈を作るためだ」
(リン)
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# 兵役もなく働く必要ななく、おもてなしを受ける「人質」のこと(Non-service Hostage)

「なぜ人脈が必要なのか?」

「…」

「元で役人にでもなるつもりなのか?」

「本当なの?」

「ああ、本当だ。 喧嘩の理由はそれだ」

「「…」

「だから殴ったんだ。 俺も殴られたが…」

「薬が必要だな…。
 青あざを作ったままでは行けない」

「…」
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「心配するな。 俺が行かせない」

「…。 じゃあ安心だわ。
 あなたがそうするならもう心配しないわ」

「俺のことを信用しているようだな。
 しかし、そのためには俺にも努力が必要だ」

「…」

「…」
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「私に何か手伝うことがあるかしら?」

「お前は心に一つだけで良い」

「何?」

「俺の“最初”は誰か?

「私のこと?」

「そうだ。 それで十分だ」

「…」

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武士という言葉の起源は“高麗武士”にあるとの説もあります。
100年もの高麗の「武人時代」に武芸が磨かれたようです。

「あなたの広い肩幅、そして厚い胸板…」
これはソン・ジナ作家の理想の男性なのかもしれません。
彼女の脚本の『信義』でも、この『王は愛する』でも同じようなセリフがあります。
そして、王の“影の親衛隊”が「ウダルチ」ならば、今回は「影(シャドー:그림자:クリムジャ)」です。

ある韓国人女性は、
「“白馬に乗った王子(white night)”も良いけど、いつも見えないところで守ってくれる“黒騎士(black night)”の方が…」
とのこと。
そのブラックナイトは、『信義』のウダルチ隊長のイ・ミノに変わって、今回の『王は愛する』では影武士隊長をホン・ジョンヒョンが演じています。

また、ドラマではブラックナイツたちは自分たちのことを、影の人・者とか人影の意味で、単に“影(그림자:クリムジャ)”と称しています。
影武士はクリムジャムサ(그림자무사)です。

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