王は愛する 第13話(上) 身分詐称

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(日曜日の空)

王は愛する 第13話(上) 身分詐称

「サンお嬢様…」と初めてリンは呼びました。

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タンが楽師を連れて来ましたが、二人はいません。

「?」
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そして、リンから縁談を断るようにと言われたサンは、

「いったいどこまで、どれだけ知っているの?」

「7年前に顔に傷を負ったお付きがお嬢様と入れ替わり、
 それからは、お嬢様は身を隠し、身分を隠した。
 そしてイ師匠の元で育ちました」

「…」

「しかし、大法官の次男が真相を知り、脅している。
 秘密にするからと、結婚をその条件にしている」

「わ~」

「そのために受け入れるのですか?」

「高麗の王族が私に求めていることだから、
 感謝すべきだわ」

「いいや、結婚ということは人生の残りを約束することです。
 それなのに、恐れだけで受け入れるのですか?!」

「普通は、多くの人が相手も知らずに結婚するわ」

「尋問では殴り、血を流させたワン・ジョンが相手です!」

「よく覚えてはいないわ」

「覚えてはいないなんて、そんなことはありえない!」

「…」

「私の目を見て下さい、サンお嬢様。
 必ず良い方法を見つけ出します。
 ハンチョンが知ったら怒ります。
 でも我々は道を探すべきです」

「ちょっと…」

「ええ」

「お願いがあるわ」
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「ええ、何でも聞きます」

「この7年間に私が覚えたのは酒を飲むことだけだった。
 でもそれは師匠からの教えではなかった。
 そんな私の苦しみを他の人には味わっては欲しくないってことだわ。
 それは人間としての道ではない。
 そんなことは他の人には求めてはいけない」

「そんなことには、もう耐えるようではいけない」

「だから、今日は踊りを教えて欲しい…」

「…」

「明日のことをこれからの糧と思い出にしたいわ」

「…」

「だから助けて欲しい…」
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春の祝祭が進む中、リンは妓楼にいる兄のチョンを訪ねます。

「兄貴はウン大監の娘との婚姻を求めたのか?」

「あ~、どの娘のことか?
 顔を隠している娘なのか?
 それとも身分を隠している…?」

「…」

「解っているようだな」

「…」

「ところで、世子なのか?
 お前なのか?
 どちらの方が関係が深いのか?
 “俺の女”だと言ったようだが…?」
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「そんなことを知っていながら、
 あえて脅しをかけたのか?!」

「あ~ははは!
 お前のお陰で酒が無くなった!」

「兄貴!」

「お前はモンゴルの血を引く世子に、
 家族と国を売るつもりなのか?!」

「違う!
 兄貴こそが、我々家族とこの国を危険に陥れているのだ!」
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「痛いじゃないか!」

「7年前にウン大監の奥様が殺害された現場に兄貴がいた!」

「何を言うのか?」

「あの時には何十もの人が殺された」

「お前は兄の私に向かって…」
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そこにソン・イン

「世子が知ったら怒るだろうな」

「ソン・イン! 
 王室の秘書官のソン・バンヨンの従弟!
 お前たち二人とも、これから捜査をする!」

「ウン大監の娘のサンお嬢様を救う気はないのか?
 ウン大監は自分の娘の身分を隠して、
 この国に欺いて来た。
 真相が明らかになったらどうなると思うのか?」
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「それはあなたの問題ではない」

「恐らく彼女は召し上げられるだろうな。
 この7年間もの間、元への“貢女”から逃れて来たのだ」

「…」

「罪人の大監の娘は、
 高官の側室にすらなれないだろうな。
 せいぜい兵士の女房ぐらいだろうか…、
 妓生とか…」

「…」

「だからお前の兄は彼女を救おうとしているのだ」

「…」

「サンお嬢様のためだ」
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リンは東宮殿(ウォンの宮殿)に向かいます。
(ソン・インの言葉を伝えるかどうか、迷ったまま…)

「世子チョハに全てを話す時を待っている。
 世子は宮中では孤独だから、王との確執は深まるだろう。
 だから、そうして世子としての座を失うことを期待している」

「なんともずる賢い話だ。
 それで兄貴を利用している訳だな?」

「最初は、あなたこそが私たちが主君となるべく望んだ人物だ」

「は!」
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「あなたの方が兄より賢い。
 おそらく品位ある王になれるだろう。
 それに、この7年間を振り返ると、
 あなたの方がサンお嬢様の相手にはふさわしいと思っていた」

「もしもここであなたを殺したならば、
 この世はもっと穏やかになるでしょうね」

「自分のことや家族のことを考える前に、
 もっと高麗のことを考えて欲しい。
 今年も十人を超える女性たちが元に送り込まれているのだ。
 モンゴルの皇帝のために…」

「…」
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その夜、リンはウォンには伝えませんでした
翌朝になって

「こんなに朝早くから…?」

「“八礼の祭り”のための打ち合わせがあるわ」

「分かっているから、静かにしていました」

「3000人もの警護がチョナの酒宴のために宮殿を囲んで守る予定だわ」

「私には会わないといけない人がいます」

「今日はチュサンチョナの傍を離れないようにしなさい」

「それは好みません」

「チェリュンの祭りは今夜です」

「分かっています。 オマ媽媽の傍にいます」

「あなたはすぐにでも結婚するのですよ」

「え?!」

「あなたにも伴侶が必要です。
 名門の家系の娘を探すのです」
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王の寝所
食卓には食べかけの二人分の朝食

「どうしたのか?連絡もなく…」

「…」

「不意打ちをくらったみたいだ」
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(ワンビ媽媽は隠れたボヨンに向かって)

「出て来なさい!」

「…」
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「今夜はあなたもチェリュン祭りに参加できますよね?」

「なぜ若者たちの祭りに参加の必要があるのか?」
(王)

「では参加しないと思っておきます」

「…」

「あなたには日が沈んでからは、
 他のことをやる必要がありそうだわね」

「…」
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<古代の韓半島>(冊封の半島)

このドラマの背景は高麗の転換期だったようです。

①大陸からの“科挙制度の導入”により、文官の力が増していたこと。
同時に、
フビライ・ハンの元の勢力が“100年の武人時代”を終焉させたこと。
②第24代王(元宗)の時に冊封国になって、元との主従関係ができたこと。

この二つの内外の大きな波が転換の要因だったと思います。

経済学では国を「政府と企業と国民(家計)」との3つの主体に分けて考えるように、
国=政府ではなくて、「国」は国民が住む場所。

高麗の王朝=政府は、大国からの圧力で冊封制度を余儀なくされたとはいえ、安全保障を得ています。
国民を守るためだとの言い訳も通ると思います。
しかし、国民=民百姓たちは朝貢のための物資を生産しないといけません。
物だけではなく人も差し出さないといけなかった…。
これがドラマの悲劇のパートの背景となっています。

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