『信義』と『王は愛する』

tokyo kigiku

ソン・ジナ作家と『信義』、そして新たに『王は愛する』
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-1673.html

SBSドラマ「信義」(2012年)は、高麗時代の武士チェ・ヨン(イ・ミノ)、現代の外科医ユ・ウンス(キム・ヒソン)の時空を超えた愛と真の王(第31代・コンミン王)を生み出す過程を描いた作品。

その後ソン・ジナ作家は、2012年12月に長編小説「信義(シンイ:第1編)」を初出版しており、翌年5月には第2編を出版しました。
しかし、第3編の出版ニュースが聞こえません。

昨日少し紹介しましたように、『太王四神記』、『信義』でタグを組んだキム・ジョンハク監督の自殺との関係が深いようです。

ソン・ジナ作家が昨年ホームページで語ったところを以下拾っておきます。

「小説を書き込もうとすると埋葬が浮かび上がる」

「2周忌までは行ったが、今回は行かなかった」

「(ドラマの脚本を)書きながら、私は監督には悪いように振る舞った。
これをこのように撮ってくれ、あれはあのようにならないようにしてくれと、駄々をこねた。
製作側の難しい事情をあらまし知っていながらもそうした。
そのように振る舞った過去だけを思い出す」

「ドラマのシーンのために私がした話を一つ一つ思い出す。
会議テーブルの反対に座っておられた監督の疲れる顔も…。
それで“信義のファイル”を開いてはその場面に対峙してしまう」

「(小説)第3編は121ページで止まっている」

「言い訳は多いが、その中でも最も大きな壁が、数日前のキム・ジョンハク監督の3周忌であった」

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100%事前制作の『王は愛する』

『信義』は第31代・恭愍(コンミン)王の即位1351年からでした。
そして、今回の『王は愛する』は第26代・忠宣(チュンソン)王が誕生した1275年から始まります。
チュンソン王(ワン・ウォン)は、第25代・忠烈(チュンニョル)王と元の元成(ウォンソン)公主の長男です。
王が39歳、王妃は(16歳で嫁いで)17歳の時の子供です。
高麗では最初の“混血の世子(3歳の時)”となりました。

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その前の1259年の半島(高麗)では、大陸(元)の侵攻を受けて、服属しました。
いわゆる「冊封制度」を受け入れた国となっています。
日本は鎌倉時代でした。

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制作発表時のニュース

『王は愛する』の演出を引き受けたキム・サンヒョプPDは、
「高麗の忠宣王(チュンソンワン)の話をモチーフにしたドラマだ。高麗初の混血の王の話に、想像力を発揮して知っていた事件を知らない感情と混ぜて作ったメロフィクション時代劇だ」と説明した。
続いて、
「私たちのドラマは三角ロマンスで愛を勝ち取る話ではなく、愛のために自分を犠牲にする話だ。既存のロマンスとは差があるようだ」と既存ドラマと差別化される部分について語った。

最近、多数の事前制作ドラマが成績不振を経験した。
『王は愛する』は事前制作ドラマのジンクスを脱することができるだろうか。

これに対してキム・サンヒョプPDは、
「事前制作への懸念は最初から抱いていた」とし「最近、成績が良くなかった理由を考えてみたが、視聴者の反応を台本にすぐに反映できないという問題だったようだ。韓国ドラマが人気の要因は瞬発力なのに、その部分が不振の要因になったのではないかと思う」と伝えた。
続いて、
「生放送システムで得ることができる部分を溶かしこむように個人的に努力した。結果は見守らなければならないようだ」と自信を表わした。

毎日経済 スタートゥデイ
シン・ヨンウン記者

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第10話ほどまで視聴したところで、以下は『王は愛する』で思うところです。

ソン・ジナ作家は『信義』で、現在もなお評判の高い第31代・恭愍(コンミン)王と、将軍チェ・ヨンが若い時代の成長の物語を描きました。
同様にこの『王は愛する』では第26代・忠宣(チュンソン)王:ワン・ウォンの成長の物語のようです。
作家が期待する王や忠臣の姿が脚本で描かれています。
son jina

ラブラインのことは既に制作発表時のとおりで“愛と友情”ですので、皆様の想像にお任せすることにして、
権力構造の<パワーライン>のこれからの楽しみを列挙しておきます。
(☆ラブラインは『六龍が飛ぶ』と類似になるのではないかと思っています)

☆父親の忠烈王を演じるチャン・ボソクは、これまでの作品でも悪役では実に怖い演技。
なのですが、今回は賢いのかアホなのか、息子の世子(ウォン)に劣等感があって、そんな王を演じるにあたっては肩の力が抜けた愉快なセリフが飛び出します。
さすがのベテランです。

☆母親の元成公主を演じるチョン・ヨンナムは『大物~レディプレジデント』での大統領補佐官、『結婚の女神』では青年に恋するメローなアジュマ役で脇を固めました。
今回はウォンを母親として守るだけではなくて、実は影での実力者だと思います。
というのも、当時の時代背景は高麗は元の冊封国であって、父親のフビライ・ハンの絶大な後ろ盾を持っています。
彼女こそ「大物」(大蛇パイソン?)としての演技を見せると思います。

☆ホン・ジョンヒョンが演じる外戚のワン・リンこそ忠臣。
彼の配下の若者たちは『信義』のウダルチを思い出させます。
そして、
リンの兄のワン・ジョンは道を間違って、ドラマの最大の敵となるソン・イン一族に操られています。

(もう一度、主人公のウォンを取り巻く相関図をアップしておきます)
ウォンを取り巻く4つのグループ人物相関図

①第25代王(父親)と背後のソン・インのグループ(左上)
②母の元成(ウォンソン)王后と護衛・尚宮たち(右上)
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③ウォンの親友のワン・リンの家族(父親は政府高官)(左下)
④ウォンが愛したウン・サン(大富豪ウン一族の娘)(右下)

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