怪しいパートナー 第26話(下) 罰からの逃亡

momiji22.jpg
(夏のモミジの木)

怪しいパートナー 第26話(下) 罰からの逃亡

誰かが家宅侵入したことに気付いたチョン・ヒョンス

「そうか…、だからあんなことをしたのか…。
 んん~、面白い」
2633_20170704192145fe9.jpg
(家具や備品が動いていました)

会議

「バン係長の事件の際のチョン・ヒョンスのアリバイを調べました。
 “ヘルメットを被っていて顔は見ていない。
 しかも何もしゃべらなかった”とのこと。
 きっと代役を頼んだのだと思います」
2633a_2017070419214342a.jpg

「しかし、CCTVと携帯電話の記録では、
 科学的にも完璧なアリバイだわ。
 その仮説を証明できないわ」

「では、水タンクから発見された2番目の遺体の検視結果はどうなのか?」

「何も発見されていないわ。
 最初から遺体の損傷が激しくて、
 DNA検査でもチョン・ヒョンスとの関わりが見つからなかった。
 それにバン係長の衣服からも血痕が発見できなかったわ」
2633b_20170704192142b1a.jpg

「ああ、私がこの住所のメモを見つけたわ。
 バン係長のデスクに置いてありました」

…キム・サンジュン、
 スース―スタジオ、67、マポ(麻浦)、ソウル

「その他の名前もメモから調べると、
 どれもコ・チャンホとの関係がありました。
 同じ学校か、同じ地区に住んでいたと思われます」

「すべての情報を検察に出して下さいな。
 みんなは民間人じゃないのよ」

「でも、こうして民間人と一緒に捜査していますよ」

「あ~、確かな証拠が見つかるのかしら…?
 凶器でも出てこないかしら…?」
2633c_2017070419214126e.jpg

クギル病院

ジウクに無名のメールで写真

…バン係長の治療室、ボンヒの聞き取り調査
(チョン・ヒョンスだと分かり、ジウクは飛び出しました)

2633d_20170704192753fe6.jpg

「ノ弁護士さん」

「!」
2633e_20170704192750c0f.jpg

「弁護士のくせに、なぜ暴力を振うのですか?」

「やあ、お互いのことには干渉しないという合意書を交わしたはずだぞ」

「ははは、俺の家に侵入したからですよ」
2633f_2017070419274873f.jpg

「え?俺が? いつなのか?」

「やあ、俺の邪魔をしない限り、俺も手を出さないと言ったはずです」

「…」

「忙しいのに、なぜ俺を挑発してくるのですか?
 なぜあなた達は自分たちがすべきことを怠って、
 俺のことを探るのですか?」

「…」

「弁護士…、俺は正しいことをやっている。
 自分の役目を果たしているだけだ。
 解らないのですか?」

「…」
2633g_201707041927476ae.jpg
ここでジウクは、チョン・ヒョンスの動機に気付きます。
「自分がやるべきことをやっているだけだ。 どこが悪いのか?」です。

バン係長のメモを頼りに聞き込み調査のウンヒョン

「ヤン・シェフは高校時代に問題を起こして、
 留学していたのですね?」
2633k_201707041927459cf.jpg

「ええ、そんな噂でした」
2633h_20170704192746e0b.jpg

ジウクはウンヒョクが盗み出した包丁を手にして、

「これは捨てる。
 つまり、これは(証拠としては)使わない」

「…」

「ちょっと苛立つが、俺たちは真正面から立ち向かおう。
 でなければ、奴らと同じことを行っていることになるからだ」
2633m_20170704193627581.jpg

「それが良い。 ゆっくり進めよう」
(ウンヒョク)

「私も賛成します」
(ボンヒ)

「チョン・ヒョンスはまた何かを計画している」

「標的は分かりませんが、
 おそらく復讐が一つの目的だということは明らかです」

自分が“告発者”となって、
 法の執行から逃れようとするかもしれない。
 または、罰の不在(non-existent punishment)の恩恵を受けるかもしれない(#)」

「バン係長が聞き込みをしていた人たちのことも気になっている」
(ウンヒョク)

「つまり、みんなも気を付けろということだ。
 バン係長のことが警告だ」

そして、ユジョンたち検察の協力を求めることにしました。

2633n_20170704193625ab7.jpg

「…」
2633p_20170704194456beb.jpg

「よくやったわ」

「…」
2633pp_2017070419445532b.jpg

「とても良い判断だと思います、ノ弁護士」

「…」

「誇らしいです」
2634_201707041944539c7.jpg

チョン・ヒョンスの次のターゲット

「ヤン・ジンウ料理長が亡くなって、
 チャンホが行方不明で、ジェホは死んだ…。
 次…、まさか…?」

「…」
2634a_20170704194452385.jpg

ユジョンに匿名のメール
(チョン・ヒョンスの部屋には証拠が残っているというものです)

(血痕が付いた包丁がキッチンに入れられるシーン)
2634b_20170704194451775.jpg

「どうか捜査令状を出してください。
 証拠が隠滅される前に、チョン・ヒョンスの家宅捜査が必要です」

「捜査令状には証拠が必要だ」

「部長! では私は検事を辞めても良いですか?!」

「好きなようにしろ」
2634c_201707041944501ab.jpg

ユジョンからジウクへの電話

「ああ、チャ・コム…。
 え?! どういうことか?」

ジウクが引き出しに入れた包丁が消えていました。
(飛び出すジウク)
2634d_201707041953452e6.jpg

ユジョンの強制捜査

2634e_2017070419534490d.jpg

チョン・ヒョンスのキッチンに血の付いたナイフ

2634f_201707041953438cc.jpg

「見つけたわ」
2634g.jpg

「あ~、ノ・ジウク…」

検察官たちをはねのけて逃亡するチョン・ヒョンス

2634gg.jpg

追う検察官たち

2634h_20170704202202d90.jpg

他方では駆けつけていたジウクが、検察の車を追い越して迫りましたが…。

2634m_201707042022017fa.jpg
横から飛び出した車がバイクを撥ねます。

「!」
2700a_20170627115111f4d.jpg

「!」
2700b_201706271151107b4.jpg

バイクを撥ねた男

2634n_20170704202200ccb.jpg

クギル病院では

バン係長の指が動きます。
気付いたのはピョン代表

2634k_20170704202159a3e.jpg

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ
1週間のランキング@「にほんブログ村」

不在の罰(non-existent punishment)
(刑罰がない、または罰が消えること)


英文字幕では“receive a light to non-existent punishment”となっています。
法律用語かと思ってウィキペディアや辞書で調べたのですが、理解ができませんでした。
知人の弁護士(NY州)は「法律用語ではないものの、法学や宗教哲学(神学)の概念ではないか?」と言っていました。

イスラム法典の「目には目を、歯には歯を」は、決して報復・復讐ではなく、“犯した罪と同様な罰を与えるべき”との法の概念です。
(ジウクの主義でもあり、私にも解り易いです)
つまり、殺人罪は死をもって償うべきと極論できると思います。

他方、キリスト教では殺人罪への刑罰の適用の際に、人の肉体や魂まで地球上から消滅(non-existent)させて良いものか?
そのような考え方をするようで、これが死刑執行への反論となっているとのこと。
(キリスト教人口の比率が最多で4分の1の韓国にも、死刑制度はあります)
人が人を裁くことの難しさでしょう。

以上など、あれこれの疑問がジウクのセリフと共に頭から離れなかったのですが(1か月も)、ふと急に考えが浮かびました。
罪は犯罪者の心の中に(警察の記録にも)残るものの、その罪を反省し、実刑などにより“償う”ことで、“与えられた刑罰(punishment)は消滅(non-existent)する”という考え方ではないか?
“殺人罪=死刑(罰)ではない”という、“罪と罰”のことではないか?

そう思うようになりました。
詳細は法学・神学の専門家にお任せします。

ちなみに、どこの国でも同じだと思いますが、チョン・ヒョンスの「復讐」は決して個人がやってはいけないことで、この民主主義の世の中では“法の専門家”に任せること。
(ボンヒが同様な発言をしています)

<ご参考までに>ウィキペディアより、
「罪と罰」(ドストエフスキー)

(# このドラマのベースラインの一つだと思っています)

頭脳明晰ではあるが貧しい元大学生ラスコーリニコフが、「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」「選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ」という独自の犯罪理論をもとに、金貸しの強欲狡猾な老婆を殺害し、奪った金で世の中のために善行をしようと企てるも、殺害の現場に偶然居合わせたその妹まで殺害してしまう。
この思いがけぬ殺人に、ラスコーリニコフの罪の意識が増長し、苦悩する。
しかし、ラスコーリニコフよりも惨憺たる生活を送る娼婦ソーニャの、家族のためにつくす徹底された自己犠牲の生き方に心をうたれ、最後には自首する。
人間回復への強烈な願望を訴えたヒューマニズムが描かれた小説である。

一般には、正当化された殺人、貧困に喘ぐ民衆、有神論と無神論の対決などの普遍的かつ哲学的なテーマを扱い、現実と理想との乖離や論理の矛盾・崩壊などを描いた(すなわち、当時広まった社会主義思想への批判でもある)思想小説の類に属するとされる。
一方で、老婆殺しの事件を追及する予審判事ポルフィーリィに追いつめられたラスコーリニコフが鬼気迫る勢いで反論する、彼との三度に渡る論戦はさながら推理小説であり、翻訳を手がけた江川卓は『刑事コロンボ』のような倒叙ミステリーの様相を呈していると語っている。

# 『怪しいパートナー』のドラマのミステリーラインは、まるで 「刑事コロンボ」シリーズ、「古畑任三郎」シリーズの作風のようで、聡明な検事・ジウクがまるで「コロンボ」のように犯人に迫っていきましたね。

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
1週間のランキング@にほんブログ村
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

王朝用語・脚本家など
ドラマと映画・感想など

openclose