怪しいパートナー 第3話(上) 孤独と恐怖

(2017.06.02)
怪しいパートナー 第3話(上) まるで悪夢のような孤独と恐怖
「なぜだろう?
どうしてあの後のことが思い出せないのか…?」
(事件が起きる前のこと)
手紙
…ノ・ジウク検事へ
この3か月間、検事から多くのことを学びました。
法に宿る精神を学び、実務での経験は、
これからの勇気と知恵を…。
「あ~、どうも嘘は苦手だわ」

日記には、
…今日もノ・ジウクは煩わしかった。

「あ~、やはり煩わしいわ」
…でも彼はクールだわ。
「ふふふ…。
え?! 何てこと! 正気じゃないわ」

…どんな出来事にも原因と結果がある。
それが真実というものだが、問題は…。
「あ~、熱いわ…」と、イスから落ちて…、そして、窓を開けて…、

ビルの屋上には人影があった…

…ここで事件は起きた。
しかし、原因が不明である。
(停電となり…)
ボンヒがコンビニにビールを買いに行った間に、酔ったヒジュンがボンヒの部屋に…
「ははは、ウン・ボンヒ…、
暗証番号は変えていないようだ…。
俺のことを拒否しているものの、
潜在意識では俺を待っているからだ。
無意識に…」
そして殺人。

(ヒジュンがボンヒの部屋に入ると同時に、犯人がドアが閉じるのを抑えて、ヒジュンを刺します)
停電で暗い中、コンビニから帰る途中でした。
ようやく街灯に灯りが戻りますが、その時にすれ違った自転車の男

「…?」

ボンヒが部屋に戻ると…、
…原因が不明で、私に起きたその結果は…、
まったく不幸なアクシデントだった。

警察に連絡
「…」

(犯人はナイフを無造作に草むらに捨てました)

警察
「さあ、ウン・ボンヒさん。
停電で真っ暗だったとはいえ、
ビールをコンビニに買いに行ったと言うのですね?」
「…」

…気を取り戻さないと問題が大きくなる。
事件を明確にしないといけない。
初期動作が重要だ。
「私は今、発見者ではなくて、容疑者なのですね?」
「ええ、まずは先入観を捨てて、尋問をします。
誘導尋問はしません」
「はい、刑事さん。
容疑者は被害者との関係が近い者、
または第一発見者ですからね。
死体発見場所からして私の家ですからね」
「では認めるのか?」

「いいえ、私は可能性のことを言っています。
私は何もしていません」
「?」
「どうか私の話をしっかりと聞いて下さい」
「…?」
「もしも、無実の者に絞っての取り調べを始めると、
結果が大変な混乱となります。
本当の犯人が別に存在するからです。
まずは犯人を逮捕することです」
「…?」
「私をこうして…。
無実の私を拘置している間にも、犯人が消えていなくなり、
あなた方は証拠も目撃者も得られなくなります」

駆け込んできたナ・ジヘ
「あんたはついにやったわね?!」
「どなたで…?
あ~、チャン・ヒジュンさんと最後に話した女性ですね?」

「なぜなの?」
「いいえ…、私は…」
「ヒジュンさんから捨てられたからといって、そこまで…」
「違うわ。 私ではない」
「“殺す”と歌まで歌っていたじゃない?!
目撃者はたくさんいるわ。
他の研修生を呼んで来ましょうか?!」

…ここは人生の踊り場として自戒の念を込めて、
“ウン・ボンヒ、男には要注意だ。
男は、ただ問題を持ち込むだけだ”と言っておこう。

この時不眠症のジウクはまだオフィスでした。
(夢の中のジウクの思い出)
「男と女、逆に女と男。
出会う相手によっては、
それが人生を占う運命の出来事となる」
「…?」

「女性との一線を超えることで、人生が台無しになることがある」
「その女性は誰ですか?」

バン検察官(係長)とジウク
「17分間目を閉じていましたよ。
検事は犯罪とではなくて、不眠症と戦っていますね?」
「あ~、私に熟睡を与えてくれる人がいたら、
その人に身も心も差し出す…。
あ~」
「一人で寝るにはベッドが広すぎるからだと聞いています。
赤ん坊のように眠るには、良い女と出会うことですね」
「一線を画すべき女性の夢を見た」
「一線を画す?」
「子供の頃に近所の偽の僧侶から聞いたことがある。
変な話だった。
すっかり忘れていたんだが、夢に現れた」
「?」
「何を言っていたのか…?
出合ってはいけない女の話のようだったが…?」

そこにボンヒからの電話
「ウン・ボンヒ…?」
「その女がウン・ボンヒなのですか?」
(バン係長)
「ノ検事。
…、私は逮捕状なしで逮捕されました」

「酔っぱらったからなのか?
どれくらい飲んだのか?」

「は~ははは、まさか…殺人だと…?」
「ははは…」
「ははは~」
「あ~、オットッケ…?」
「…」
「…」

安置所
「地検のチャン・ムヨン地区検事長では…?」
「容疑者が逮捕されたそうだな…」

(ヒジュンの父親:チャン・ムヨン地区検事長)
ジウクが来て、
「いったい! ウン・ボンヒ!」
「私が問題を起こしたのですが…」
「いったい、何をしでかしたのか?!
何かをやったと思っているのか?!」
「大変なことが起きたことは分かっていますが、
私には何が悪かったのかが分かりません」
「顔を上げろ!」
「嫌です」
「顔を見たい!
その恥知らずの顔を見たいんだ!」
「…」

「…。
理解しては貰えないと思いますが、
私が何も知らないうちに事件が起きていたのです」
「…」
「私が悪かったとしか言えないのですが、
私はただ、喉が渇いていたので、
近くにビールを買いに行っただけなのです」
「…」
「家に帰ると事件が発生していたんです」
「…」
「どうしてあのようなことが起きたのか、まったく分かりません。
まったく信じられないことで、怖いんです。
でも、私が信頼できる人は検事さんだけなのです」
「なぜ俺のことを?!止めてくれ」
「いいえ、信頼します。
検事だけが私にとっては唯一の法務関係者で、
力がある人だからです」

「…。 服を脱ぐんだ」
「え?!」

「…。 身体を洗うんだ。
その衣服も証拠品の一つだからだ。
着替えはバン検察官に持ってきてもらったから、
まずは身綺麗にするんだ」
「…」
「…」

シャワー
…その時だった。
ヒジュンが死んだ悲しみが襲って来た。
本当に好きだったからだ。
私を裏切って、捨てて、傷つけたとしても、
ヒジュンを本当に悪い人だとは思っていなかった。
どうか安らかに…、真心から祈るわ…。

…祈りを捧げる…、
でもなぜ私の部屋で死んだの…?
この世には場所がたくさんあるのに…。
…ミアネ…。
でもなぜ死んだの?
死ぬことはないのに…。

「あ~」


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# ワン拍手さんへ
『逆賊』に引き続きこのラブコメにも、いつも午前中の“ワン拍手”を頂戴して、
眞に嬉しいです。
SNSと違って、不特定多数ではあるものの、
みなさまのいつものアクセスに感謝申し上げます。
今回はもっとたくさんのセリフを訳して楽しみたいと思います。
みなさまと共に、オフィス・ジウクの推理もご一緒に楽しみたいです。
(Uもん)
# さて、ボンヒの境遇…。
これだけは未知の世界で、経験がないと分からない心境。
気付いた途端に恐怖と孤独感の渦の中の自分を思うのではないでしょうか?
第3者として外から見ていると、ボンヒの将来への道が閉ざされたように思えます。
法務のインターンの途中の事件なので、もう判事・検事(国家公務員)には成りえない。
(ボンヒに…)
https://www.youtube.com/watch?v=I9vaEBS3l1w
(You've Got A Friend / Carole King )

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