二都のショートショート

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(京都駅から撮影:2017.05.01)

1.平安京創生館を訪ねて

今年は“大政奉還(1867年)”から150年です。
(翌1868から明治時代)
明治天皇は東京で執政しますから、京都でのエンペラーは121代・孝明天皇まで。

(“大政奉還”があった京都・二条城)
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794年に平安遷都を行ったのは第50代・桓武天皇でした。
つまり、大政奉還に至るまで、京都は1070年ほど歴代71人の天皇が在位したということになります。

# ウィキペディアでは次のとおり。
第50代・桓武(かんむ)天皇(在位:781年~806年)は、白壁王(後の光仁天皇)の第1王子として737年に産まれた。
生母は百済系渡来人氏族の和氏の出身である高野新笠。

この5月1日に京都市・平安京創生館を訪ねました。
(平安京創生館:中京区丸太町通七本松)
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館内の展示でまず目を引くのは1000分の1の平安京の復元パノラマ(その4分の1)です。

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平安京の広さは東西に4.5㎞、南北に5.2㎞、したがって23.4㎢の縦長の長方形でした。
中国の長安を参考にして作られたとされていますが、防衛上の外壁はありませんでした。
ちなみに、長安は東西に9.7㎞、南北に8.7㎞、したがって84.4㎢の横長の長方形で、平安京の3.6倍の面積。

heian palace

(平安京・豊楽殿:国家の祝宴のため) (白河・法勝寺の八角九重塔:鴨川の東)
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(出土した瓦)
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(当時の女房装束:十二単と束帯)
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(当時の庶民と貴族の食事)
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2.高瀬川

平安京創生館(中京区丸太町通七本松)からバスで東へと、京都市庁を過ぎて鴨川方面に向かいました。
平安京を西から東へと向かったことになります。
平安京と鴨川の間には水運で重要だった高瀬川。
この高瀬川(運河)を利用して、鴨川から淀川そして江戸へと、京都・伏見の酒などが江戸まで運ばれました。
(江戸での人気は京都の酒でした)

(高瀬川と高瀬舟)
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そして、この高瀬川沿い・付近には明治維新の志士たちが遭遇・遭難したたくさんの料亭・宿がありました。
坂本竜馬と中岡慎太郎が遭遇した近江屋があった場所(石碑)

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坂本竜馬の妻・おりょうが住んでいた付近(石碑)

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池田屋騒動の池田屋跡地などなど、現在ではカフェ、料亭、居酒屋などとなっています。

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3.都城「漢城府」

江戸時代初からは500年以上経ています。
東京23区は622㎢の広さで、約890万の人口です。
また、
ソウル(首都の意:王朝時代は漢陽)は、
1392年に朝鮮王朝が建国されてから今年で625年を迎えます。
ソウル特別市25区は605㎢で、人口は約1000万人です。

ドラマ『逆賊』では「漢城府」という“いわゆる都庁(機関)”がイム・ジャチとチョ・チョンハクが務める官庁でした。
漢陽は都城でもあるので、漢城府(ハンソンブ)と呼ばれていました。

(地図はウィキペディアより)
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この漢城府は、北側の北岳山(プガッサン:342m)、南側の木覓山=南山 (ナムサン:262m)、東側の駱山(ナクサン:125m)、西側の仁王山(イヌァンサン:338m)を連ねるように総延長約19kmの外壁(高さは7~8m)で囲まれた“都城”です。
面積は468㎢で20万人ほどの首都だったようです。

そして、その都城の外の南に漢江(ハンガン)が流れていました。


現在のソウル特別市は漢江の南の江南(カンナム)も含みますから、ソウル特別市(605㎢)マイナス、漢城府(468㎢)=カンナム(137㎢)。
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つまり、
1970年代から開発が進んだカンナム地区の広さは、
平安京のおよそ6倍だとのイメージが湧きます。
(カンナムの大通りは片道4車線で、朝夕はこの大通りが車のラッシュで一杯になります。
写真は3年ほど前)

# なお、漢陽府を囲んでいた4つの山(内四山:ネササン)を連ねる外壁の観光コースがあります。
https://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=7497

こちらは“Nタワー”こと南山(ナムサン)のタワー
tower s

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# GWの佐賀県・有田市の陶器市の模様です(4月28日)。
(有田の源右衛門窯)
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(左は資料館にある古伊万里の皿で、オランダとの交易の図)
(右は今年の新作の皿です)
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(2017.04.28)

<高野山のシャクナゲ>
(APBさんから頂いたmail: 絵と文)
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5月14日、午後から出かけた高野山はシャクナゲが満開でした。

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この日のお目当ては霊宝館。
奈良の快慶展に執金剛神立像他4体の仏さまが出張なさっているので、
少し寂しいですが、
初見の大日如来像 
木村武山筆は私のお気に入りになりました。

じっくり霊宝館を見学して、奥の院に着いたときは夕方5時すぎでした。
観光案内所や納経所も閉まり、参詣の人も少なく静寂が訪れます。
杉木立を渡る風と鳥の声だけの世界。
(奥の院 参道の化粧地蔵)
kesyo jizo

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