逆賊 第16話(下) 根深い敵

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# おことわり
漢城府(ハンソンブ)
は“警視庁+東京都庁”のような機関で、首都・漢陽(ハニャン)を統括するところです。
政府内の組織とは別です。
そのトップは正二品の大監で“判尹”
ドラマに出て来るチョ・チョンハクとウム・ジャチはそれぞれ下位の従四品および従五品の“庶尹”とか“判官”職です。
KJSでは知事または副知事と表記しています。
(詳しいことは後日説明します)

逆賊 第16話(下) 根深い敵~翡翠の玉

カリョンとギルドン

「そうやって見つめるのは止めてくれ。
 なぜ見つめているのか?」

「オラボニ…、私たちは全部やったから…」

「え?!」

「だって、口づけもしたし、手を握り合って寝たから…」

「!」

「私は結婚にはこだわらない女だけど、
 そうしましょうよ」

「!」
(驚きながらもニタリと微笑むギルドンでした)
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儒学生のパク・ドンジュを殴ったクッセ

「身分の低い者が両班の子弟に手をだすなど、
 国の秩序を乱すことだ」

チュウォン君の漢城府(都庁)前での訴えに集まる儒学生たち。

「どうか正しい路を歩いて下さい」

「どうか正しい路を歩いて下さい!」
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ウム・ジャチ(元県令のミ・グモク)は正五品として漢城府のナンバースリーへと昇格しています。

「もう10日間も門の前に居座っていて、
 パク・ドクジュと平民との喧嘩の件で訴えています。
 相手はクッセと言う名の者です」
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クッセが突き当たった儒学生と仲間たちも集まっています。

「!」
ジャチはチュウォン君に気付き…、

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「チュウォン君が流刑から戻って来ているぞ!」

「!」
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「個人的な二人のケンカだとして取り下げた件だが、
 どうやって知ったのか分からん。
 チュウォン君が騒いでいる。
 既に取り下げた訴えだから心配は要らないが…」
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ナンバーツーの従二品クラスの大監(副知事)には、この件はすでに終わっていると報告します。
しかし、
「人事異動で別のところの県令を命じられたから、
 この件は後を引き継いでくれ」

「え?!」

「1498年の戌午士禍(ムオサファ)の後で褒章を受けたのだ。
 新しい大監は若い…」
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新しく発令を受けてナンバーツーのポストに就いたのは、チョ・チョンハクでした。
ジャチは副知事となったチョンハクに、
「もう1か月も前に解決したケンカなのに、
 またまた騒いでいる者がいます」

「…」
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チョンハクと師匠

「漢城府の副知事に命じられたそうだが…?」

「ええ、公平な判断と民百姓を大切にし、
 チョナへの忠誠を果たしたいと思います」

「…。
 それは大きすぎる望みに過ぎない。
 すべてを満たすことは不可能だ。
 もう一度聞く。
 副知事としての望みは何か?」

「私はこの国の民百姓と国王への忠誠を誓います」

「いいや、お前の立ち場を考えることだ。
 パク・ハソンを見習え。
 彼は世祖大王への忠誠を果たして、
 チョナのからの信頼を得た。
 しかし、忠誠心は良いとしても、
 お前にはチョナの望みに答えることはできない。
 チョナは身分を軽蔑する者は好まないからだ」

「…」
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チョンハクはジャチの意に反して下します。

「その者を逮捕しろ。これは私の最初の命令だ」

そして、クッセは逮捕されて牢屋に…。
門の前にいたチュウォン君はアモゲの仲間だったことに気付きます。

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投獄されても元気に、差し入れの酒と肉を食らうクッセ

「このとおりだが、
 どうもこんなところにいると母親が懐かしくなる…。
 馬鹿げているけどな」

「…」
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ギルドンは早速、チョンハクに面談を申し出ます。

「活彬亭の摂待係が、ご挨拶に参りました~」
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ジャチが案内すると、ジャチの脛を蹴って、
「私が若いから見下しているのか?!
 こんな身分の低い者を紹介するのか?!」

「…」

「!」
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ギルドンは次の手に出ます

「漢城府の知事は誰なのか?」
(ギルドン)

「正一品の大監です。
 禁酒法の時には、前もって俺たちがたくさんの酒を売ったから、
 密売で儲けたはずです」
(クッセ)

そこで、脅しに出るギルドン

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しっかりと、賄賂の銀貨も差し出します。

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クッセが引き出されて公判が始まります
両班の“息子の若者を殴っただけ”だと、余裕があったクッセでしたが、チョンハクは儒学生の求めに応じました。
チョンハクの“百叩き”の刑の申し付けに驚き!

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しかし、執行直前に知事が登場し、“既に取り下げた件”だと、執行を中止させます。

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チョンハクは知事に叱責されて、“クッセの釈放”が即座に決まります。

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イルチョンの報告

「誰かがチュウォン君が“罠にはめられた”とチョナに密告したようだ」と、チュウォン君が免罪された背景を伝えました。

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門の外で待っていた仲間たちに迎えられるクッセでしたが、もう一人…。
恨みを持つチュウォン君が叫びます。

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「タルパン(足踏み台)!」

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3~4年ほど前だったでしょうか。
「トンイ考」というシリーズのブログがあって、読んでいて儒教・儒学のことを、アバウトですが知りました。
中でも明確に覚えているのが、“孔子および孟子”の哲学・王道・人の生きる道の基本的な経典が四書五経。

朱子学はその後の南宋時代に生まれたもので、基本経典に『小学』が追加されたとのことでした。
そして、半島の<朝鮮王朝>と共に<江戸時代>にはこの朱子学が一世を風靡し、大陸とは違った文化を築き上げたと思います。
つまり厳格に身分制度を守ることで、国の安定した統治がなされたと思います。
逆に言えば、統治者には都合が良くて、クーデターや民主革命は最も嫌われる思想だったと思います。

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第16話では、チュウォン君が『小学』を片手に持って、また、師匠が朱子学の精神を説くシーンがあります。
その中に「妻は夫に従い」、「民百姓は両班に従い」と、「この秩序が国を安定に導く」と…。
さらに、チュウォン君が「二つの翡翠の玉のように」と、“両班と民百姓”および“夫と妻”の関係を比喩しました。

これがシンボルだったのですね。
ではその背後にある組織とは?
それは脈々と流れていた『根の深い木』の、
“密本(ミルボン)”と同じ思想の組織だとしました。
第18話にて、
組織の名前が「守貴単(スギダン)」と出てきます。
やはり急進派です。

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