逆賊 第16話(上) 4年を経て…


今日は“陽光”という季節に魁て咲くサクラの写真を2枚
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(紀州より:photo by APB)

こちらは近所です。
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(“陽光”はアマギヨシノ+カンヒザクラの交配種です:いずれも3月末)

# 第16話は“4年後”ということで、1502年過ぎだと思われます。
これまでは、ギルヒョンやチョンハク(パク夫人の息子)の師匠(ソン・オルシン)と呼ばれる人はいったい誰なのかと思っていました。
彼が燕山君に頼んで、チュウォン君を流刑から救い出しました。
フィクションの部分ではありますが、『根の深い木』や『六龍が飛ぶ』での鄭道伝の思想を汲む、“密本”という在野の組織のニューバージョンです。
名前は守貴単(スギダン:単はユニットのことで、党です)(第18話より)
身分制度、男尊女卑、排他主義の朱子学・原理主義者たちです。

儒教についてウィキペディアを読んでいると、儒教から派生している朱子学が、本来の儒教思想から離れていって、「妻は身をもって夫に仕える」との“男尊女卑”を強いた思想だと分かります。
加えて、“両班至上主義”なので被支配者階層の「民百姓は両班に従うべき」だと説きます。
科挙試験にパスしたギルヒョンはこれからどうなるのでしょうか?

史実から言えば、あと2年後の1504年に大粛清の「甲子(カプチャ)士禍」が起きます。
(燕山君の在位期間は12年間)

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逆賊 第16話(上) 4年を経て…

今日はホン一家の集合

髪を上げた(#サントゥ)みんながやって来ます。
久しぶりの全員集合のようです。

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イルチョンとカリョンだけがギルドンの傍にずっといたようです。

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燕山君に頼んで、チュウォン君を流刑から釈放した師匠

「チュウォン君を免罪した件では礼はいらない」

「光栄に存じます」
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「アバ媽媽に仕えていたことは知ってはいるが、
 私は父親とは違う。
 親しくするには時間が必要だ」
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許しを得て、四拝(サぺ)をするチュウォン君

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チュウォン君に付いているのはモリ

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「チュウォン君。
 この朝鮮の強さの根源を知っていますか?
 民心であり、もっと正確に言えば両班の男の影響力です。
 この両班の力が今もこれからの何百年もの力です。
 民心を操る力を持てば、
 血を流さずともあなたを潰した者たちに復讐ができます。
 私の考えに従ってもらえるでしょうか?」
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二人は両班と一般の人々(平民)には違いがあり、“両班に民衆が従う”という関係の重要性を「これが国の安定の根幹となる道徳」だと説きます。

「平民は両班に従い、両班が民心を率いる
 この秩序により、両班の男がその座を保ち、
 またその妻はその座を保ちます

 これがこの国の安定と平和をもたらすことに繋がります」
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# チュウォン君は漢城府(ハンソンブ)の前で「正しい道を歩んでください」と説いています。
漢城府は、首都・漢陽の都庁(総務+警視庁など)に当たり、知事や副知事相当の正二品の大監(テガム)や従二品の令監(ヨンガム)がトップです。

ギルドン軍団の仲間はカリョンに本をプレゼント

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「この本には挿絵もあって珍しいぞ」
(オプサン)

「コマスミダ~」

「さあさあ、全部貰いなさい」
(ソブリ)
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「実は私も小説を書いたのよ。
 みんな聞いてくれる?」

「いいから座っていろ」

「読んで聞かせるわ。
 本当に面白いから!」

「いいから! 
 今日はお祝いなんだから!」

「あ~、本なんか買ってくるんじゃなかった」

カリョンが書いた小説は長いもので、みんなは眠気に誘われます

「“コチュンはチェファを愛するのですが、
 近づく手立てがありませんでした。
 ただ彼女を守るだけ。
 コチュンは口がきけず、ただ黙っているだけだからです”」

「…」
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ギルドンだけは熱心な聞き手です。

「いいから、続けてくれ。
 二人はどうなったのか?」

「“コチュンはただ待つだけでした。
 まるでチェファの影のように待つのでした”」

「…」

「“とうとうチェファに気持ちが通じ、
 二人の娘をもうけて、一緒に暮らすことになりました”」

「…」

「“二人の娘の名前はソルファとソルヒ…”」

「…」
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町で拾った話

「カン・テソンという男の半弟は体が弱いらしく、
 彼が毎日、学校には背負って通わせているそうだ」

「…」

「しかし、
 学校では妾の子だということで正式には認められていない。
 どうしようか?」
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会ってみることにしました。

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カン・テソンは、「全国8道に影響力がある盗賊だと聞いています」と、
「クンオルシン。
 どうか弟のためだと思って下さい」

「…」
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「どうしましょう?」

「クッセを調べに行かせてくれ」
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市場ではカン・テサンに背負われた半弟が、「妾の子は儒学を汚す」と、儒学生から言われていました。
クッセが殴ったようです(そのシーンは出ません)。

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一仕事頼まれたものの、差し出された銀貨を見て気分を害されたギルドンでした。

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# この件は、しばらくしてクッセの問題になります。

罠に落ちそう…

「カリョンが結婚したいそうだ。
 カリョンも年頃だからな…。
 いい男を見つけたらから、見てくれないか?」
(ソブリ)

「…」

「やあ、鼻が高いな」
(イルチョン)

「鼻だけだ」
(ギルドン)

「きれいな肌色だ」

「俺の方が良い肌だ」

「背も高い」

「俺くらいの高さの者のことを高いと言うもんだ」

「仕事熱心だそうだ」

「にやけている。
 ソブリの傍に立っているからそう見えるだけだ。
 あんな男はカリョンを泣かせるだけだ」

「アイゴ~、こんな兄貴を持っていると、
 カリョンはいつまで経っても結婚できないな」
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「聞いたか? 一度会ってみるか?」

「私が会いたいとでも思っているの?」

「…」

「オラボニがそう言うなら、会ってみるけど、
 オラボニが会って欲しくなかったら、会わないわ」

「…。一度会うのも良いだろう」

「…、そうね」
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待ち合わせの場所

「問題が起きた!
 カリョンには婚約者がいるという噂が立って、
 男は来ない」
(イルチョン)

「どういうことか?
 誰がそんな噂をまき散らしたのか?!」
(ギルドン)

「は~」

「まさか…?」

「…」
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「コマウォヨ。
 男に嫉妬心を抱かせるということなのよ。
 読んでいる小説の中から見つけた作戦だわ」

「ああ、言う通りにしたが、
 今度はお前がお返しをする番だ」

「?」

「もう、お前の小説は押し付けないでくれ。
 疲れる…」
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# この件つづく。

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# サントゥモリ(상투머리:サントゥ+頭の意味)
男もロングヘアでしたので、その長い髪を頭のてっぺんで結ったスタイル。

下の写真ではマンジョンと書かれていますが、一般には網巾(망건:マンゴン:馬のたてがみや尻尾の毛で編んだもの)と呼ばれ、サントゥをした上で巻くもの。
そして被っている帽子はカッ(갓)と呼ばれます。
賤民には許されていません。
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(済州島の民族歴史自然博物館にて)

今日のギルドンたちを見ていると、サントゥモリなので、
彼らは賤民(チョンミン)から脱して常民(ソンミン:農・工・商人)、おそらく中人(チュンイン:専門職)となったことが解ります。
ただし、被支配者階層です。
普段はハチマキの布(천:チョン)を巻いています。

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