逆賊 第12話(下) 戌午士禍(ムオサファ)

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(朝鮮王朝実録を編纂していた“実録庁”の扁額:国立故宮博物館にて:2016.07.24撮影)

逆賊 第12話(下) 戌午士禍(ムオサファ)1498年

燕山君は即座に決断します

「世祖大王はこの国に平安をもたらした。
 しかし、この反逆者たちが世祖の噂を広めた。
 さあ、どうするか!?」

「チョ~ナ。
 この弔辞をこの目で見て、大きな声では読めません。
 金宗直(キム・ジョンジク)は二つの心を持っていたのですから、
 どうかキム・ジョンジクの墓を暴いて下さい!」
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士林派の官僚たちは「既に亡くなっています

「もう良い。
 反逆罪が明るみに出た以上、
 キムジョンジクとの関係者は全員逮捕して尋問にかける」

即座に逮捕される士林派の面々

「!」
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盧思慎(ノ・サシン)とギルヒョン

「お前が弔辞を発見したのか?!」

「…」

「ユ大監にそれを見せたのだな?!」

「大監…」

「よく聞くのだ」

「…」

「これから血を見ることになる」
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「彼らはユ大監のことをいつも見下しています。
 大監の生肉を喰らおうと恨んでいる者たちです。
 なぜ恐れるのですか?」

「士林派にも逃げ道をあげないとこれからが大変だ」
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ギルドン

「この反逆罪の事件に係ったものたちは処分される…」

「もちろんだ」

「王族の者でも…」

「まさか、これにチュウォン君を巻き込むつもりなのか?」

「ああ、たとえチュウォン君であっても反逆罪への関与があれば…」
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チュウォン君

「これからはこの女の顔は見たくない」

仕えていた奴婢を酒瓶で殴ったようです。

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調査が続く「実録庁」

「これが巨頭だった金宗直(キム・ジョンジク)の派閥の名簿だ」

「みんな金馹孫(キム・イルソン)の同郷の者たちと同窓の者ですね。
 これだけの容疑で罪だと言うのですか?」

「チョナは根こそぎにして、恐怖を与える考えだ。
 少しでもキム・イルソンと思想を共にする者たちは処罰される。
 我々だって、
 この朝鮮全土に王の偉大さを認めさせるのだ」
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ヨンゲが見張っていた官僚(イ・ジョンス)は書籍を燃やし始めます

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ギルドン、イルチョン、ヨンゲ

「チュウォン君のハラボジはヤン大君(# ①)だ。
 ヤン大君が世祖を後押しした」

「そこが問題だ。
 世祖に反発した者たちはすべて逮捕されるが、
 チュウォン君のハラボジは世祖を支えた人だからだ」

そこにヨンゲ

「あ~、寒い」

「なぜ帰りが遅かったのか?」
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「イ・ジョンスはチュウォン君をいつも訪ねていただろうか…?
 彼が家の中の本や手紙を全部燃やしていたからだ。
 提灯持ちの話では、
 イ・ジョンスと金馹孫(キム・イルソン)は同郷だとのことだ」

「…」
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イ・ジョンスを訪ねるギルドン

「誰だ?!」

「覚えていませんか?
 活彬亭の接客係ですよ。
 チュウォン君の宴席に参加していましたよね」

「どういうことか?」

「書類を燃やしましたよね。
 その中に金宗直(キム・ジョンジク)が書いたという、
 世祖大王の批判の文章がありませんでしたか?
 それにキム・イルソンとの手紙のやり取りもありませんでしたか?」

「…」
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「焼いただけでは事は収まりません。
 漢陽からの情報では、
 関係者は家族も含めて奴婢に処されると聞いています」

「…」

「私が救います。
 しかし、一つやって貰うことがあります」
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その後、イルチョンはギルドンに

「しかし、どうなるか読めないな」

「ここまで来たら、運命に任せるだけだ。
 天がどちらに味方するのか…?
 もしも我々が負けたら、天に向かって唾を吐く」

「チャンウォン君はヤン大君の孫だから…」

逮捕されて尋問されるイ・ジョンス
(ギルドンの筋書きに従って答えます。
 また、ギルドンはその際には無実を晴らすと約束しました)

「キムイルソンが言うには、
 お前はキム・ジョンジクの25人の門下生の一人だそうだな。
 世祖大王への反逆罪だ」

「いいえ、一緒に勉強しましたが、
 私はキム・ジョンジクの門下生ではありません。
 ただ、キム・イルソンと時々酒を交わしていただけです。
 近しい者ではありません。
 世祖大王の噂話は聞きましたが、
 私には反逆の意図などありません」

「では、その噂話を誰から聞いたのか?」
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ギルドンが頼んだこととは…

「チュウォン君は奴婢たちを強姦したり、殺していますから、
 宴席には同席したとしても、
 心の中では軽蔑しているのではありませんか?」

「…」

「この機にチュウォン君の罪を明らかにしませんか?」
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「私はチュウォン君から聞きました!」

記録(史草)を書いていたギルヒョンも過去を思い出します。

「!」
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ギルヒョンにとってもチュウォン君は宿敵

「イ・ジョンスがチュウォン君の名前を出しました。
 チュウォン君のことを尋問すべきではないでしょうか?」

「しかし、王族だぞ。
 どうやって王族を尋問できるのか…?」

「しかし、チョナの命令はすべての関係者を調べろと、
 これは王命なのですよ。
 身分差別なく全員調査するのがチョナの命令ですから、
 この義務を果たせなかったらどうなのですか?!
 隠ぺいしても良いのですか?!」

語気を荒げるギルヒョンでした。

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まずは、王に相談

「イ・ジョンスがチュウォン君の名を出したのか?」

「王族だというだけで、
 これでもしも放免となるようでしたら、
 チョナの方が危険になります」
(ギルヒョン)

「チュウォン君を尋問する。
 親類だということで見逃したら、
 これから誰が恐れをなすと言うのか…?
 ただし、相手は王族がゆえに、
 もしも罪の証拠が出てこなかったら、
 誰がその責任を取るのか…?」
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春画を見ているチュウォン君のところに捕盗庁が入ります

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(モリが庇って格闘となり、チュウォン君は逃げ出しますが、外にはミ・グモクが控えていました)

「大監!どこに行くのですか?」
(クグク)

「なぜ逮捕されるのか…」
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漢陽に送られたチュウォン君
(ギルヒョンとユ大監が担当です)

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「私を誰だと思っているのか?!」

「これは大きなことです。
 チュウォン君でも避けられません」

「チョナを呼んで来い」

「王族のゆえ、チョナも特別な配慮をしておられます。
 イ・ジョンスをご存知ですね?」

「…」

「イ・ジョンスが言うには、
 山を臨んで、宴席で詞の朗読会を開いた時に、
 あなたが世祖大王の噂話をしたそうですね」

チュウォン君は思い出して…、

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「ああ、朗読会を開いた時に儒者のイ・ジョンスを誘った。
 しかし、イ・ジョンスはその時には何も言わなかった」

「では、そのことを証明する者がいますか?」

「…。
 ああ、ホ・テハクと…、あの客引きの“踏み台”だ!」
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捕盗庁が“活彬亭(ファルビンジョン)”に入って来ます

「パルパン(踏み台)と呼ばれる者はいるか?!」

「は~い」
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1498年、燕山君の即位4年後に“戌午士禍(ムオサファ)”が起きました。
その原因と結果は先週土曜日にKJS「絶対王権vs密本」で書いたとおりですが、処分を受けた中には(チュウォン君のような)王族の記録はありません。
また、即位10年後に起きる“甲子士禍(カプチャサファ)”にも処罰を受けた王族の記録はありません。
つまり、
王族を王に処罰させるというギルドンの計画は簡単ではなかった。
それだけに、待つアモゲとカリョンの心配も大きかったようです。

ところで、
解らないのは、あの翡翠の2つの玉が何のシンボルなのか?
ギルヒョンとチョ・チョンハクがそれぞれ師匠とパク夫人から貰いました。
ギルヒョンの師匠は明らかに反・士林派だと解るのですが、パク夫人の夫のチョ参奉(サンボン)も廃妃・尹氏(燕山君の母)を支援したように反・士林派でした。

そして、廃妃・尹氏からの手紙をチョ参奉が持っていたことを、アモゲは上手く活用しました。
しかし、今度は手紙がパク氏とチュウォン君に有利となるように思えます。
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-3141.html

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