逆賊 第11話(下) 国費の乱用

逆賊 第11話(下) 国費の乱用~王家の人々

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「チョナから手書きの手紙を頂いた」

「おめでとうございます」

「皆にチョナの詞を読んで聞かせることにした」

…澄んだ秋風に包まれて…(#)

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# これは捏造のようです。

ギルドンは妓生たちに、“チュウォン君とそれぞれの両班たちとの関係を把握するように”と指示。

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「みんな解っているかしら?!」
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(ソンファ)

カリョン

「妓房(キバン)では、3つが重要だわ。
 酒と音楽と聞く耳を確かにすることだわ。
 3要素よ」

「3要素?!なぜ耳が大切なのか?」

「両班たちを気持ちよくさせて、
 酔わせた後は彼らが何をしゃべったのか記憶しておくことだわ」
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オプサンには、王に近い女官たちと仲良くなるようにと、贈り物を届けさせます。

「こんな格好でいいか?」(#)
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# 喪中なので白い帽子と衣服ですが、宮殿の衛兵のファッション。
平時では(ドラマでは)赤い衣装です。

ソブリには漢陽での情報収集を指示するなど、全員で情報収集。

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接待係はギルドン

「本当に美しいですね、媽媽二ム」

「こんなことは簡単なことだ」
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宮廷ではオプサン

「ハンドクにはこれをみんなあげるぞ!」

「わ~!」
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# ハンドクは情報提供者になります。

喪が明けた宮殿

「チョナ! 
 県令の一人が喪中にも拘わらず、牛を一頭殺しました。
 ご法度です! どうか尋問して下さい」
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「チョナ、沢山の官僚が野に下ってしまい、
 裁きを待っているうちに監獄で死んでいく者たちもいます。
 もっと大切な問題を討議させてください!」
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# 左:ノ・サシン(盧思慎) 右:ユン・ピルサン(尹弼商)

「…」
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「…」
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# 左:クァン・チチョン(正一品) 右:ユ・ジャゴン(正一品)
それぞれ、勲臣(功労田などの褒美を得ている官僚)、戚臣(王家との外戚関係などを持つ官僚)からなる総理・副総理たちです。

「あなたの言葉でチョナを動かすつもりですか?!」
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# チェ・ムン

# “史草”と呼ばれる『朝鮮王朝実録』作成のための日々の記録、またその記録を作る官吏。
ギルヒョンとチョンハクが任命されています。

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「三議政の責任です。
 チョナ! 
 なぜ講義や議論の場に出席しないのですか?!」

「ああ、舌が病気で回らないからだ」

「ではなぜ弓の協議には出席したのですか?」
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# イ・ソゴン(李守恭)
三議政とは両議政(首相)と左議政・右議政(副首相)

「ははは、ふふふ~。
 これからの賢い王ならば、お前たちの話を嘲り笑うぞ。
 喪中に牛を殺したことで何十人もの県令がクビになるということだ。
 ああ、私は劣等生の王だ。
 しかし、お前たちは私に良く仕えてくれているから、
 酒と肉を振る舞おう。
 好きなだけ飲み食いしてくれ」
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門の外では、成均館の儒学生たちは、“ノ・サシンを尋問して下さい”の講義を続けています。

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# ノ・サシン(盧思慎) 

「だったらノ・サシンを殺して肉でも喰らえば良い。
 その代わりに俺は奴らを殺す」
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情報分析

「漢陽では儒学者たちの抗議が続いているそうだわ。
 先王の喪中に牛を殺して、宴席を張ったとか何とかで…」
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「漢陽では牛を殺した罪で抗議なのか?」

「両班たちの議論あんなもんだ」
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「では、チュウォン君は宴会をしなかったとでも言うのか?」

「つまり国のお金であって、王が使う資金だ。
 それをチュウォン君が使っているということだ。
 しかし、それをどうやって王に知らしめるかが問題だ」

「俺の知り合いは提灯持ちだけだからな…」
(クッセ)

「それに俺たちは証拠を掴んでいない」
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ギルドンは決めました

「いや、証拠は不要だ。
 オプサンの話では、王はすべからく噂を嫌っていて、
 噂を流す多くの宦官が処分されている。
 つまり、王は噂に興味があるということになる」

「それで…?」

「チュウォン君の噂を流そう。
 たとえ下級の提灯持ちだって噂を流すことができる。
 しかも、噂には証拠は必要ない」

「お~」
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アモゲとギルドン

「王とチャンウォン君はこの栗の皮と実と同じで離れます。
 ホ・テハクから手紙が来ました。
 チャンウォン君が漢陽に呼ばれたそうです」

「…」

「オプサンからの(女官の)ハンドクよりの情報では、
 水刺間(スラッカン)での噂も王の耳に入ったそうだ」

しかし、アモゲは首をかしげます。

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内侍のキム・ジャウォン

馬の絵を書いている燕山君にチュウォン君が国費で遊んでいるとの噂が届きます。
「チュウォン君は財政資金を返還もせずに、
 楽師たちや水刺間(スラッカン:王の台所)の料理人たちを呼んで、
 宴会を開いています」

漢陽に呼ばれたチュウォン君はクジャクの羽を贈り物にしますが、

「今日はチョナはお忙しくて接見はできません」

「では…」

「チョナはチュウォン君が国庫のお金をまだ返していないことをご存知です」
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帰って来てチュウォン君

「いったい誰がそんな噂を流したのか?!」

「…」

「チェアン君やウォルサン君だって国庫から資金を借りている。
 私はわずかの芸子や楽師を集めたり、馬を借りただけだ!」

「…」

「まさか、罠にはめられたのか?!
 チョナと私を引き裂くためなのか?!」

「どんなネズミでしょうか?!私が探し出します」

「私の祖父(#)が世祖を支援して建国したというのに!
 なぜその孫を陥れるのか?!」

「…」

「ハラボジ…」
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ギルドン

「チュウォン君の漢陽への道は塞がれたという訳だな」

「いいや、チョナは罰しない」

「王家というものも俺たちに似たようなもんだな」

「第一弾の攻撃で勝ったと思ってはいけない。
 何も変化が出てはいないからだ」
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咳き込むアモゲ

「チュウォン君の破滅を見る前に体が弱ってしまいそうだ…」
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「外は寒いぞ…」

「…」

「は~」

「…」

「まだ努力が足りないようだな。
 チュウォン君は罰せられはしない。
 しかし、王は見下している」

「ええ」

「しかし、それだけでは不十分だ。
 もっと決定的な打撃が必要だ。
 ギルドンや…。
 王が最も怒ることは何なのか?」
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作戦会議

「儒学者たちはまだ漢陽の門に居座っているのか?」

「でも、先王とは違って、チョナは聞く耳を持っていないわ。
 火を見ているだけで…、不思議だわ。
 頑固に話を聞かないそうだわ」

「火を…」
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「火を見つめているのか…」
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王の逆鱗のことだ…」
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「もっと強い炎になれ…、火をもっと燃やせ」
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(第11話の終わり:逆鱗)
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明日は第12話の前に、歴史に残る士林派が被った最初の災難「戌午士禍(ムオサファ)」を紹介します。
ドラマでもハングルで実名が出ました。

# それで、“だからどうした”と言われそうな細部のこと。
(私にはちょっとこだわりがあって、ずっと考えていたことなのですが、興味のない方は“スルー(好きではない言葉ですが)”してください)

まずは、映像ではハングルでも漢字でも字幕が出てこなかったチュウォン君のことです。
第7代王・世祖の側室の子のチャンウォン(昌原)君ではないかと書きました。
さらに、この第11話で、
「私の祖父が世祖を支援して建国したというのに!
 なぜその孫を陥れるのか?!」でした。
第12話で、
祖父は第3代王・太宗の長男の“謙寧(ヤンニョン)大君”だと判明しました。
謙寧(ヤンニョン)大君が祖父で、世祖が父で、その子に昌原(チャンウォン)君という繋がりは史実です。
しかしストーリーでは、このチュウォン君は世祖のプライベートライフを全然知りません。

つまり、脚本ではその名前をもじったモデルにしてチュウォン君にしたのだと思います。
血筋は良いとしても素行が悪い男として、ホン・ギルドンの宿敵の王族に仕立てたと思います。

翻って、
第15代王・光海君と第16代王・仁祖の『華政』では、成均館大学(現在の私立大学)出身のキム・イヨン作家は、王族と官僚の名前ではただ2名だけをフィクションの人物にして、9割以上の人物を実名で登場させました。
大作でした。
また、『六龍が飛ぶ』では、初代王の李成桂以下3人を史実として、他の3人の龍はフィクションでした。
これら2作ともに史実とフィクションを登場人物の名前で明確に仕分けができました。

他方、この『逆賊』は実在した人物と小説の人物の名前に“もじり”があるので、分かり易くはありません。
しかし、史実と小説の一部を融かしてくっつける融合があって、史実と小説の仕分けを考える楽しみがあります。
そこで、もう二人の人物。
パク氏31代の孫に身を隠したギルヒョンとパク夫人(故・チョ参奉の妻)のこと。
日本の忠臣蔵に相当する、韓国版では「死六臣」と「生六臣」という12人の忠臣の史実があります。
12人の中に一人だけパクの姓を持つ人がいました。
この件は後日に記事にします。

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