逆賊 第10話(中) 宮廷への道

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逆賊 第10話(中) 宮廷への道

パク夫人は肉を焼いて息子に栄養補給

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「同じ年のパク・ハサンという新入生が入って来た」

「同じようにアボジがいないのかい?」

「両親ともいないとのことだ。
 ノサン王子の退位と共に、彼の祖父は山で暮らしていたそうだ」

「どうして師匠はそんな子を連れて来たのかしら…?」
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「チョンハクや。
 その子とはあまり親しくしない方が良いわ」

「え?!」

「ノサン君のことはチョナが嫌っているからだわ」
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チョ・チョンハク

「3次試験ではチョナが出席するぞ」
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城門の外では儒学者や儒学生の集会

「チョナの判断を曇らせていた盧思慎(ノ・サシン)を尋問して下さい!」

「盧思慎(ノ・サシン # )を尋問して下さい!」
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# 盧思慎(ノ・サシン)は先王の成宗のころからの重臣

内侍司(ネシサ)キム・ジャウォンは科挙試験の問題(案)を作って来ました。

「僧侶が仏陀に唱え、文書を燃やすだけの式典というだけだ。
 なぜあんなに怒りを表しているのか?
 彼らは平和と繁栄と正しい政治を求めているのではない。
 本当の孔孟の儒教精神ではない。
 自分たちの方が偉いと思って、誇示しているだけだ。
 彼らは国のことや民百姓のことを忘れている
 求めているのは地位や名誉だけだ」

「チョ~ナ。
 王は天から舞い降りた子だと申します。
 どんな言動も許されます」

「?」

「なぜ自室でつぶやいているだけなのですか?」
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宣政殿

「チョナ、
 儒学者たちが仏教式典に異議を申し立てています。
 盧思慎の尋問も求めています」 
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「私は儒学者たちの気持ちは解っている。
 父の先王は仏教を嫌っていたから、
 仏教式典を行うことは不忠だとも理解している。
 しかし、魂を弔う式典ということで既に許しを得ている。
 なぜ反対するのか?」

「…」
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「私が先王に不忠だと言うのなら、
 現在の王へのその態度を何と心得るのか?
 お前たちは、
 私は“この国の王ではない”とでも言いたいのか?」

「…」

「門の外で騒いでいる儒学者たちの話を鵜呑みにするのでなく、
 お前たちはこの国の王を守るのが役目ではないか?」
 私は、若くして即位したとはいえ、この国の王であるぞ」

「…」

「冒瀆するような訴状を書いた、イ・ゴンと3人の学者を流刑にせよ。
 それに、彼らの一派に属する者たちには科挙試験を受けさせない
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「私もアバ媽媽と同じようにこの朝鮮の…」
と言いかけているところに、今度は宮廷内で抗議

「なぜ我々の進言を受け入れないのですか?!」

「…」
無視する燕山君

「チョ~ナ~! 
 どうか高貴な王道を御歩み下さい!」

「…」

「盧思慎を尋問して下さい!」

「…」
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ホ・テハクとモリ

「チャンウォン君が漢陽に行く。
 私が同行するのでその準備をする」

「分かりました。 私も…」

「いや、お前はここに残って、銀山を守ってくれ。
 俺が信頼できる男を連れて行くから」

「しかし、行首(ヘンス)…」
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ギルドンたちはホ・テホの配下のポーター(荷物運び)にそれぞれ変装します

「アボジ…、この格好を見てくれ」

「…」

「行ってきます」

「ギルドンや…」

「?」

「以前、アボジに起きたことを覚えているか?
 チョ参奉のパク夫人のことだ」

「!」

「彼女が私の罪を報告した。
 私が逮捕されて終いには詫びたが、
 その後にまた来て…」

「…」
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ソブリが大長老は何と言ったのかと聞きますが、「何もなかった」とギルドン

「アボジと、自分のことも大切にしてください」
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ギルドンからは何も言われなかったカリョンは、寂しそうに「オラボニ…」とつぶやきます。

「…」

「…」

「ああ、分かった…」
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「…」
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漢陽へ出発

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「どこに行くのだろうか…?」

「分からない」
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ギルドンの背を踏んで馬に乗るチャンウォン君

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「道を空けろ!
 チャンウォン君が通る!」

「?」
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漢陽ではまだ儒学生や儒者たちの反対集会が続いています。

「彼らはこの朝鮮の旗頭の孔孟の思想者たちなのに、
 なぜ私を国王として崇めないのか…?
 なぜ、私を軽く思うのか…?」

「…」

「ジャウォンや…。
 これは私が廃妃の息子(#)だからだ」

「チョ~ナ~」

「300本の野菊の花を摘んで来て、彼らに与えてくれ」
「はい。チョナには一番香りの良い花をお持ちします」
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# 廃妃の息子だと知っているようです。
しかし、
“廃妃”と“賜薬”のバックグラウンドはもっと先に知ることになります。

キム・ジャウォンとコンファ

「オルシン。
 宮中の外では私のことを贔屓にして頂きました。
 しかし、ここではなぜそんなに冷たいのですか?」

「他の者を愛したからだ」
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「では一つ賭けをしましょう。
 チョナは何百もの儒学者たちからの直訴を受けて困っていますから、
 オルシンも怒っているでしょう?」

「…」

「私に一度機会を与えて下さい」

「?!」

「私がチョナを慰めて見せます。
 上手く運ばなかったらここを去ります」

「…」

「いや、どんな罪も受けます」
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一行は漢陽に到着

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「明日の朝に宮中に入るから準備しろ」

「了解しました」
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<王朝絵巻 その8>(シーズン8)
派閥のこと①


現在、『朝鮮王朝実録』(朴永圭)と『朝鮮王朝・王妃たちの運命』(康 煕奉)などを参考にしながら視聴記録を書いています。
いずれも燕山君には「①勉強嫌い」「②暴君」「③酒池肉林」が定番の形容詞です。
これは王の日誌をまとめた(原書は漢文の)「朝鮮王朝実録」に忠実だからだと思います。
ただし、両氏ともに“史実に偏向”があるとの評価を解説しています。
つまり、崩御後の官僚たちが後継者の王にとって都合が良いように編纂しているからです。

私は本を読んでいて、次のように形容詞の修正が必要だと考えています。
①勉強嫌い ×
②暴君 △
③酒池肉林 △

①勉強では高名な儒学者から四書五経を学んでいます。
②暴君振りは朱子学者とその官僚に向けられています。
③酒池肉林をMBCがどのように描くのでしょうか?
例えば成均館を酒宴の場にした史実は、成均館が本来の孔孟の思想から離れて“朱子学”という原理主義の学舎へと偏向があったから、あてつけではないかと推測しています。

なお、ここでいう原理主義とは、身分制度を主張し、男尊女卑を容認し、極端な反仏教主義、そして絶対王権を認めないことです。

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