逆賊 第5話(下) パワースポット

逆賊 第5話(下) 青松(チョンソル)の大木

祝宴で飲みつかれた仲間たちでしたが、起きてきたギルヒョンは、ギルドンがアモゲに「こんなヤクザな生き方するのか?」との言葉を聞いて、
「お前はアボジに向かって!
 それがアボジに対する言葉なのか?!」と。

大きな青松の下にギルドンを引っ張り出して、言います。

「ここがアボジの土地で、
 俺たちはアボジの男たちなんだ。
 ここではアボジが王なんだ。
 なぜアボジを邪魔するのか?!」

「そうだアボジはこのイクァリの大長老(クンオルシン)だ。
 誰もが知っている。
 しかし、ヒョン!
 俺たちのオンマがなぜ死んだのか解っているか?
 チョ参奉の叔父が殺したと思っているか?」

「…」

「違う。アボジが殺したんだ」

「ギルドンや…」

「アボジの欲心だ。欲望が殺したんだ。
 人は誰も自分の死に場所は知らないが、
 このままだと皆が死んでしまう」

「…」

「アボジも兄貴も死ぬんだ。
 ウリニだって若いまま死ぬんだ」
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聞いていたアモゲ

「ギルドンは…、
 お前は生き永らえれると思っているのか?」

「…」

「この木は何の木なのか知っているか?」

「…」

「この木は、ジリ山の祈祷師が祈祷をあげた木だ。
 もしもこの朝鮮に万能の子が生まれたなら
 この木がその子を強く大きく育ててくれるという木だ」

「…」

「その祈祷師には、
 ギルドンが寿命まで生き永らえるように願って祈ってもらった」
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「ギルドンや。 
 久しぶりに相撲をとろう」
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アモゲを吊り上げるギルドンに、

「そうだ!それだ!」

「!」

「お前の力を使うんだ!
 使ってみるんだ!」

しかし、
アモゲを降ろした途端に投げ飛ばされます。

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「ギルドン!もう一回だ!」

「…」

「もう一回だと言っているじゃないか?!」

「いいやできない」

「ギルドン。この木を引き抜いてみろ」

「…」

「でなければ、この岩を持ち上げろ」

「できない…。できない…」

「なぜできないのか?
 なぜやってみないのか?」

「…」

「あの日、お前はトラと出会ったはずだ。
 お前はトラと出会っても死なない子供だった」

「…」

「何があったのか? トラと出会って…?」

「あれは嘘だ。 
 トラには出会っていない」

「…」

「俺は偉大な将軍になりたかっただけだ。
 しかし、突然その力が出なくなったんだ。
 一時期だけで、力は消えたんだ」

「…」

「アボジ…、俺はもう何もないんだ」
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夜になって、ちょっと外で話がしたかったとソブリを呼んだアモゲ

「…?」
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翌朝のソブリ

「ギルドンや。
 お前はアボジにこの仕事を止めようと言ったそうだな」

「え?」

「お前のアボジは、俺に後を継いでくれと言い出した。
 お前がこの仕事から手を引くように前々からしつこく言ったからだ」

「ではアボジは辞めるのか?」

「ギルドンや。 夢は捨てろ。
 アボジがいなくて…」

「!」
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ギルドンはアモゲの部屋に駆け出します。

「アボジ!」

「…。
 お前が言っていた土地は本当に肥沃なのか?」

「もちろんだ。
 一握りのコメが1俵になる」

「ははは、大げさだな…。
 土地を耕すのも良いものかもしれないと思うようになった」

「…」

「麦や豆も植えてみるか…。
 ブタを飼うのも良いな…」

「!」
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そこで兄の部屋に飛び込みます。

「アボジがここを去るのは嫌いなんだろう?」
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「俺の意見は聞き入れられない。
 アボジはやる時はやる。嫌な時はやらない。
 それだけだ」

「…」

「しかし、俺も…。
 ホ・テハクや手下の奴らがアボジを追い回すので、
 それが嫌なんだ」

「ヒョン!」

「…」
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土地を再度見に行くギルドン

「これから百姓になるの?」

「ああ」
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「じゃあ、私も畑仕事をするの?」

「ああ。やりたかったらやれば良い。
 やりたくなかったらやらなければ良い」

「なぜ? 私だって仲間だわ」

「アイゴ~、何でもできるのか?」

「…」

「俺はこの不細工な顔には働かせたくない」

「醜くはないわ!」
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「さあ、この花の靴を履いて、
 帰りを待っていてくれ。 すぐに帰る」
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「約束だわよ!
 すぐに帰って来てね!」

「…」
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青松に祈り

「山と大地と天の神様。
 アボジは新しく生まれ変わります。
 どうか悪霊からアボジを守って下さい。
 俺が戻るまで守って下さい」
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「え?!何ですって?
 分かりました。
 すぐに帰ります。 コマスミダ!」
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「…」
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ギルドンが離れると、石を乗せた塚が崩れます…。

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グモクとアモゲ

「チャンウォン君が会いたいそうだ」

「会って欲しいと言っていた人なのか?」

チャンウォン君(#)といえば、
 女の下僕を殺して騒動を起こした…あの…?」

「しかし、王族だぞ。
 顔見知りになれば、何か良いこともあるさ」

「私にはその必要はない」
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「ちょっと待て。
 お前は私が死ぬ前には、息子が生きる道を探すべきだ」
ということで、出向くことになります。

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「王族と顔を合わせるのはこれが初めてだ。
 俺たちとは違って見えるのか?」

「ああ、彼には何かが…、顔は蒼白で、
 いろんな食べ物を召される。
 ブタに似ている」
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しばし待たされて…、

「チャンウォン君媽媽、イクァリのアモゲが挨拶に参りました。
 こんな身分の低い者をなぜご存知なのでしょうか?」

「噂では、商売が上手くいっているそうだ。
 それに、ホ・テハクを退けたそうだな」
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「だから、私の仕事にも加担して欲しい」

「これは逃げ出した下僕だ。
 捕まえて欲しい。
 それに、誰か他の男が傍にいたら、殺しても良い」

「…」
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「!」

「…」
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何もしらないギルドンは楽しそうに旅から帰って来ます。

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(第5話のおわり)
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ギルドンがパワーを回復するのは第6話となります。

<王朝絵巻 シーズン8>
燕山君当時の時代背景①


正室からの男子には大君(テグン)、側室からの男子には君(クン)が付きます。
成宗は正室との間に2男1女の大君と公主(コンジュ)、その他の側室から14人の君と11人の翁主(オンジュ)、合計28人の子供を得ています。
側室の中でも淑儀(スギ)・洪氏が子沢山で、7人の君と3人の翁主、合わせて10人の子を産んでいます。

さて、悪役としてドラマに出る“王室の家族だと名乗る”のは誰か?
名前がチュンウォン(중원)君またはチュウォン(주원)君と聞こえます。
ウォン(원)は“原(または元)”を意味するので、調べてみると上記の淑儀(スギ)・洪氏の長男が完原君(1480生)で、7男が楊原君(1493生)です。
成宗の合計16人の男子の中で、“原”の字を持つ“君”は2人だけ。
ただし、いずれも燕山君(1476年生)よりも年下なので、遡って第4代王・世宗の側室の男子の名前までを調べました。

第7代王・世祖(セジョ)の側室の男子に2名、徳源君と昌原(チャンウォン:장원)君が浮かび上がりました。
また、
ドラマの中ではギルドンと燕山君がちょうど二十歳前後なので、二人よりも年上で、ドラマに出てくる配役の年恰好からも推測すると、どうもモデルは昌原(チャンウォン:장원)君(1447生)のようです。
当時45歳です。
しかしながら、まったく架空の人物かもしれません。
とりあえず昌原(チャンウォン:장원)君と表記します。

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