ギルドンの理想の国

(これは西欧の義賊のこと)

ケビン・コスナー(俳優・監督)の映画『ロビン・フッド:Robin Hood: Prince of Thieves』(1991)が記憶に新しいのですが、ウィキペディアで読むロビンは次のとおりです。

ロビン・フッド (Robin Hood)
14世紀のウィリアム・ラングランドの長編詩「農夫ピアズの夢」の中で、まとまった物語として(初めて)登場する。
古い伝承では、ロビン・フッドはノルマン・コンクエスト後に、ノルマン人に抵抗する、サクソン人の非小作農民ヨーマンとなっており、その後エドワード1世時代の設定になり、ノルマン人に所領を奪われた貴族、義賊、マリアン(ノッティンガムの領主の家族であるが、伝承や作品により、娘・妻・未亡人などの違いがある)とのロマンス、あるいは十字軍帰りなどの設定が加わった。
16世紀以降、リチャード1世(獅子心王)時代の人物となり、リチャード1世が十字軍遠征に赴いている間にジョン王の暴政に反抗した人物として描かれるようになった。
「弓の名手で、イギリスのノッティンガムのシャーウッドの森に住むアウトロー集団の首領で義賊」という設定(イメージ)は実は比較的新しいもので、19世紀あたりから描かれるようになったという。
緑色の服をまとう人物として描かれる。

1.ギルドンの理想の国~人間として生きる(1)

第8話でギルドンは「人間宣言」をしました
いよいよ義賊の道を歩むことになりました。
これは父親のアモゲの本来の人生観であったので、「狂った奴め」と言いつつも、ギルドンが自分の意志を継いだことに大満足だったでしょう。

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<朝鮮王朝>時代当時の虐げられた奴婢たち

市民社会に入ろうとする諸外国の事情・情勢に係る情報を遮断し、市民社会に圧政を強いる…。
このITの時代においてもそんな国がある…。
国民の8割がそれでも幸せならば批判することはできないと思いますが、
周辺の国々の人々の8割は不思議に思うのではないでしょうか?

こんな発想を過ぎ去った<朝鮮王朝>に持ち込んでも無意味だとは思いますが、
なぜそうなったのかと疑問に思うのは面白いと思います。
思い当たる二つのドラマ。

『根の深い木』では第4代王・世宗が創製したハングル文字が庶民に広まるのを阻止しようとした“密本(ミルボン)”という両班と在野の儒学者のグループがいました。
また、『六龍が飛ぶ』ではそのミルボンの創設者・元祖の鄭道伝(チョン・ドジョン:初代王・李成桂の補佐官)と第3代王・太宗となるイ・バンウォンが激しく対立しました。
なぜか?
鄭道伝が描いた“新しい朝鮮”という国の制度は、
儒学者と官僚が統治する国であって、国王は単なる象徴に過ぎなかったからです。
太宗となるイ・バンウォンは鄭道伝が描く理想の国に、
いったい国王はどこに存在するのか?!」でした。

ただし、フィクションとして登場したプニはイ・バンウォンに言いました。
その国に“民”はどこに存在するのですか?」と。

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(写真の左上がプニ:シン・セギョンで、その下がイ・バンウォン。
 写真の左下がムヒュル:ユン・ギュンサン。
 写真の右中央が鄭道伝です)

こんな思いを吹き飛ばすような、小説「洪吉童伝」が存在したということが救いでもあり、庶民の本音を代表するかのように思えます。
『六龍が飛ぶ』でプニとムヒュルを演じたシン・セギョンとユン・ギュンサンでしたので、
きっとシン・セギョンはこのドラマのホン・ギルドンを応援していると思います。

2.プニの小さな島での大きな夢

『六龍が飛ぶ』の最終話は、プニとバンウォン(第3代王・太宗)の再会のシーンでした。

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「良かった、
 お前も同じように孤独だったんだな、行首」

「でも、みんなとこの土地を開墾して、
 みんなで作物を分け合っています」

「では独自の
 “計民授田(土地の平等分配)”を行っているんだな」
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「作物は少なくても分け合っています。
 ただ倭国の海賊は怖いです」

「ここにも倭寇が来るのか?」

「みんなが心配しています。
 昔よりは安全ですけど」
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プニの髪飾りを見つめるバンウォン

「これだけが私の飾りです」

「会いたかった…」

「…」

「プニ隊長…」
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ムヒュルとバンウォン

「でもなぜあの時、プニ隊長を手放したのですか?」

「…」

「私にも帰って良いと許してくれました。
 プニ隊長にもそうすべきだったのでしょうか?」
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「そうしてはいけなかったのか?」

「…」

「そうするしかなかったんだ」

…そうするしかなかったんだ。
 自分を慰めるためだ…。
 あの時の非人間的な俺にとっては、
 自分が人間として生きていこうとするためには、
 そうするしかなかったんだ。

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…これまでの足跡を思うと…、
 いつも過去の非道を忘れようとしていた。

…プニは私にとっては難しい存在だった。
 決して私には対抗もせずに、喧嘩もして来なかったが、
 決して心の全てを俺には開いてはくれなかった。

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…それにこの手には落ちなかった。
 まるで風のように…。
 まるで百姓たちのようにつかみどころがない。

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(第8話の終わり)

「俺たちは人間として扱われていない。
 俺たちがそれで納得しているからだ。
 しかし、どこが違うと言うのか?
 同じ人間だ!」
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「確かにアボジの盗賊のような生き方には、
 怖くなって反対した。
 しかし、俺たちがチャンウォン君がどんな奴かということを人々に知らしめることができるなら、
 俺は盗賊として生きる。
 いや、もっと悪党になってやる」

「…」
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「今の俺には怖いものは何もない。
 兄貴たちは、人間ではない他の何ものでもないと言い切って欲しい。
 人間じゃないケモノのような人生を送るのか?」

「…」
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そして、最初のターゲットとなるのがチャンウォン君です。

「両班を殺したことは国法を犯したことになる。
 これまでも私は奴隷たちを殺したが、一切不問にされた。
 王からは嫌われているとはいえ、
 これは、私が王族だからだ!
 どんな罪も、結局は許されるのだ!
 これはこの朝鮮の秩序の根幹にかかわることだからだ!」

こんなチャンウォン君に罠を仕掛けると言っていましたので、放送を楽しみに見ています。

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