青い海の伝説 第13話(上) 愛が与えてくれるもの

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(清渓川:2016.11.25)

“ソウルナビ”から引用したように、<王朝時代>の清渓川の北側は「北村(プッチョン)」で南側が「南村(ナムチョン)」でした。
北村(プッチョン)」には両班の屋敷が立ち並んでいました。
他方、「南村(ナムチョン)」には商人たちが住み、活気あふれる現在の明洞(ミョンドン)を思わせるような街だったようです。

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(昨年11月末の北村:プッチョンの街並み)

青い海の伝説 第13話(上) 愛が与えてくれるもの

「いったいどれくらいの時間、考えるつもりなのか?」

「一晩中だわ」というシンチョンに、「何も考えずに、何もしないでいてくれ」と…。

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しかし、眠れないシンチョンは、
「ホジュンジェ…」
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ジュンジェは悪夢の中でした。

悪代官ヤン・センギルの人魚狩り
空に浮かんだランタンを見るために人魚は海面に姿を現すという言われから、夜空にランタンを浮かべ、松明のかがり火でおびき寄せます。
何もしらないセファは、そのランタンがダムリョンとの約束の灯りだと思って海面に向かいます。

ジュンジェはその夢で、
「いけない! セファや!」
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目を開けるとシンチョン

「大丈夫なの?」

「…」

「大丈夫だわよ。 夢のようだわよ」

「は~」

「どうも怖い夢だったようね」

「ああ、怖かった」
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「なぜ?」

「これまでの俺は何も失うものがなかったから、
 何も怖くはなかった」

「…」

「でも今は、何かを失うのではないかと怖いんだ」

「誰のことなの? セファのこと?」

「え?!」

「聞こえたわよ。
 “いけない! セファや!”って言っていたわ」
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「…、あ~」

「誰なの? セファって誰のことなの?
 あなたがいちゃついている魚のことなの?」

「いや、そんなことはない」

「じゃあ、いったい誰なの?」

「…」

「女なの?」

「…、ああ女性だ」

「そうなの…、女性ね…。 可愛い人なの?」

「ああ、正直に話せと言ったから…」

「もちろんだわ。
 私たちは正直に話すという約束だったわよね。
 嘘はつかない約束をしたわ。 どうなの?」

「ああ、とても可愛い女性だ」

「あ~、とても可愛いのね…?」

「…」

「じゃあ、私はどうなの?」

「もちろん、君だって可愛いさ」

「どうしてなの? 
 なぜ2人とも同じだというの? 
 どっちが可愛いか決めなさいよ。
 まさか、あなたはまるでタコのように二股かける浮気者なの?」

「何だと?! 
 どうしてそんな言葉を知っているのか?」

「早く答えなさいよ。
 私はクンソチェ(궁서체: #1)フォントで話しているわ」

「クンソチェって何のことなのか?」

「知らないの、ホジュンジェ?
 インターネットで使う文字タイプだわ」

「?!」

「いいから、早く答えなさい、ホジュンジェ。
 私は“真面目”と言う意味で話しているわ」

「もちろんだが…」
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…本心なのかしら?
 私を手玉に取ろうとしているのじゃないかしら?
 セファのことをどのように考えているのかしら?
 また詐欺かしら?
 私はセファよりも可愛いかしら?
 セファはいったいどこに住んでいるのかしら?
 何をしているのかしら?

「俺が言いたいのは、(セファは)君のことだということだ」

…いいわ。ケジョア(개좋아:犬+良い)。

「何だって?!」

「ケジョアって言う意味は、私が犬が好きだってことじゃないわ。
 “犬(ケ)のように素敵(チョア)”で、“ケジョア”なのよ。
 ネチズン(net+citizen)たちはよく使っているわ。
 あなたも覚えておきなさい、ホジュンジェ」
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そう言い残して屋根部屋にあがろうとするシンチョンの腕を取って、
「どこに行くのか?」

「え?!」

「カジマ(行くな)」

「ホジュンジェは酔っぱらっているの?
 酔った時に言っていた言葉だわ」

「ああ、酔っていることにして、カジマ!」

「…」
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「行かないわ」

「…」

「ホジュンジェ」

「ん~?」

「それで…、さっきの…ことだけど…」
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キス

「これか?」

「んん…。このことだけど、忘れないでも良いかしら?」

「もちろんさ。忘れてはいけないさ」

「コール!
 今度は忘れないわ」

「ふふふ…、さあ、おやすみしよう…」

「…」

「こうして、一緒に寝ると、怖い夢はもう見ないさ」

…ホジュンジェ。
じゃあ、毎晩怖い夢を見て欲しいわ。
怖い夢って、私は好きだわ(ケジョア)。

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眠ったジュンジェ
シンチョンはこっそりベッドから抜け出して屋上

「ホジュンジェ!
 ホジュンジェ ナル チョア!
 ホジュンジェ ナル チョアへ!
(ホジュンジェは私を好きだわ)

 わ~、胸が弾けるわ!
 わ~、熱いわ! なぜかしら?!
 わ~、どうしようもないわ!」
 この、みなぎる力!」
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焼酎を飲んでいるユランの部屋に二日酔いだったジンジュ
「アジュマ…、ハチミツ湯を…。
 あ!焼酎!それにキムチだなんて…」

二人はキッチンで

「あ~、アジュマが焼酎だなんて…。
 何かあったの?」

「…」

「どうしたの?」

「…」
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「ありがとうございます。
 誰かが私に気づかいしてくれるのは久しぶりのことです」

「どうしたのよ~、何かあったの?」

「実は病院で前の夫を見かけたんです」

「オモ、オモ。 偶然に?!」

「でも、確かに目と目が合ったのに知らない振りされました」

時間が癒すとはいうものの、まだまだ痛みが残っているというユランに、ジンジュはワインを出して話を続けます。

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「どうしたのですか?」

「そんな話を聞いて、飲まないわけにはいかないわ」

「…」

「アジュマ! 焼酎は止めてワインにしなさい。
 アジュマ。 私も今日は怒っているのよ」

「どうして?」

「いつもアジュマの料理を届けている奥様のことだけど…。
 昨夜は酔った挙句に悪いことを言ってしまったから、
 お詫びに行ったんだけど…。
 ひざまずいてお詫びしたのに、あの女はまるで無視だったわ」

「土下座したのですか?」
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「ええ、でも本当は間違ったことは言わなかったのよ。
 あの女はスクールメイトだった女性のご主人を誘惑して奪ったのよ。
 それに、追い出した奥さんには慰謝料を一切払わなかったそうだわ。
 そして、その最初の奥さんのことは誰も探さなかったから、
 今でも行方不明のままなのよ」

「…! それでその奥さんは…?」

「奥さんのことはよく解らないけど、
 ホ・イルジュンという名前が分かっているわ。
 不動産業の大金持ちで、カンナムで有名な2~3のビルのうちでも、
 少なくとも1つ以上のオーナーのようだわ」

「…」

「でもね! 私たちを仲間にはしてくれないのよ。
 これほどにも料理を届けているのに、
 あの女は相手にはしてくれないのよ!」

「その女に私の料理を…?!」

「この話はカンナムの町中に言いふらしてやるわ!」

「なんて世の中は狭いことか…」

「ええ、この世は狭いものよ。
 噂はすぐに広まるわ」
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カン・ソヒと弁護士

「財産が私とチヒョンに渡るように、遺書の内容をまとめたの?」

「ええ、しかし法律では一部はホ・ジュンジェに譲渡しないといけません」

「遺書があれば嫡子だって訴訟できないはずだわよ?
 イ代表取締役とチョン取締役から同意者の印鑑が貰えれば良いのでしょう?」

法律事務所を立ち上げる資金提供と引き換えに全ての財産を手に入れる計画でした。

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イルジュンは視力をほとんど失いかけているので、言うなりに実印を押します

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その場を見ているチヒョン

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シンチョンは朝早くから重いソファを移動して模様替え?

…♪ホジュンジェ ナル チョアへ~

「は~、
 彼女の声が聞こえるのは俺だけで良かった…」
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「お~、なんて怪力のチョンだ!」
(ナムドゥ)

♬ホジュンジェ ナル チョアへ~

「グッドモーニン」
(ジュンジェ)

「ホジュンジェ! 
 賃貸契約が終わったら、どこに引っ越すの?」

「まだ時間があるけど、考えないといけないが…、
 どうしたのか?」

「体調が良いから、家具を少しずつ移したいのよ」
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「ジュンジェや! 
 この怪力の奇妙なチョンのバッテリーを取り換えたのは誰なのか?」
(ナムドゥ)

「?!」

「朝食は何にするか?」

「パスタ!」

「パスタがきれていてないんだ」

「私が買って来るわ」

「じゃあ、トマトソースにするか?」

「コール!」と、買い物に…。

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買い物の途中で人助けのチョン

おばあさんのリアカーを引いてあげたり、妊婦が出すゴミを手助けしたり…

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「パスタだけのことなのに、帰りが遅いな…。
 電話しろ、テオ」
(ナムドゥ)

♬ ホジュンジェ ナル チョアへ

「いや、もう帰って来た」
(ジュンジェ)

「?!」

「なぜ分かるのか?」

「ただいま~!」

「…」

「お前たちは、まるでテレパシーで話しているみたいだな…」
(ナムドゥ)

「…」
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仕事の話

「損失の方が大きいからアン・ジンジュのことは整理しよう。
 俺が他の“山”を探す」
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「…?!」

「いや、今度は悪いことじゃない。
 こいつも悪い奴じゃなくて、貴重な男だ。
 言葉だけで富を築く男だ」
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「もうそんなことはしないと言ったはずだ」

「え?! 止めるのか?」

「そうだ」

…やっぱり、ホジュンジェは私のことが好きなんだわ。

「…」
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ナムドゥはジュンジェを呼んで

「俺とは話をしたくないのか?」

「どうしたのか?
 テオがマ・テヨンが使っていたタクシーを発見したから、
 これからホン刑事への協力だ」

「お前がチョンのことを好きだということは分かっているが、
 まだ3か月だ」

「…?」

「俺とお前とは10年だ」

「俺は…、俺は彼女と約束したじゃないか」

「ああ、俺とも約束したじゃないか?
 “オンマを探し出すまで”だとな。
 “糟糠の妻”という言葉を知っているだろう?」
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「ヒョンニムは俺の妻なのか?!」

「いいや! 
 苦しい時に助けてくれた友達のことを忘れるなと言いたいんだ!」

「…」

「もしも、俺とチョンがプールに落ちたら、どっちを先に救うのか?!」

「…、ふふふ。 ヒョンの方だ」

「本当か?」

「ああ、本当だ。
 放っておいてもチョンが兄貴を助けてくれるさ。
 嫌だけどな」

「あ~、じゃあ、テオのことはどうするのか?
 日本で幸せに暮らしていたテオを、
 ネットハッキングのプロとして、
 お前が日本から連れ戻してきたんだぞ?!
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# 1 
”クンソチェ”(궁서체)フォント
→意味としてはとても真剣だという意味だと思います。
 韓国のワードでのフォントで、筆で書いたようなフォントです。
 筆で字を書く際にとても神経を集中して書くので、
 その意味で言ったのだと思います。
(以上:by HJM)
しばしばドラマなどのタイトルに出る毛筆の文字(フォント)だと思います。
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# 昨夜までの3日間は夜空が晴れて、満月に酔いました。
一方ではドラマも第17話まで進み、
ラブラインとミステリーの両方を楽しんでいます。

昨日のコメント(コメント欄ご参照)にありましたように、
ダムリョンとセファにとっての“来世”とはジュンジェとチョンの“現世”なので、
そのように、
「輪廻転生」で見る他の脇役たちの過去と現在の人物像の推理も、
これまた面白く作られた脚本だと思います。
さらに、
仏教思想が底辺にあるとすれば…。
現世での「金銭欲」もポイントだと思います。
ドラマは詐欺師を厳しく否定すると共に、
「強欲」も否定しています。

欲の塊がカン・ソヒであれば、
もう一人の強欲な男はチョ・ナムドゥだと思います。
つまりジュンジェとシンチョンとの対局にいる敵です。
(指輪の男かもしれません)

そして、第11話を振り返ってみましょう。
キム・ダムリョンに仕える一人の武官がいました。
彼こそテオジュンジェが日本から連れて来た天才ハッカー)だと思います。

第11話(上)良い人(KJS)

新月の夜でした。
(# 月齢では新月がひと月の始まり。
 しかし、ブラックムーンとも言われ、全てを覆い隠してしまいます)

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<朝鮮王朝>

「ヤン・センギルは漢陽のチョ・ボンハクに、
 “キム・ダムリョンが人魚と一緒になって、漁村を恐怖に陥れている”、
 との書簡を送りました」

「…」

「しかも、殺人の件はあなたが罠にかけたと…」

「…」

「それに、
 ヤン・センギルは漁民たちに人魚を捕獲するようにと流布しています」
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コマウォヨ〜
この手の話は、韓国社会を知る人でないと意味不明ですからね。
ありがたいです。
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