青い海の伝説 第4話(下) シムチョン

# 昨日頂戴したコメントを是非参考にご覧下さい。
青い海の伝説 第4話(下) シムチョン
ジュンジェが女性を連れてきたので二人はビックリ

ジュンジェの家に来た人魚の最初の反応は?
プールを見て、
「この中には食べ物がないの?」
「あるわけないだろう。
さあ、こっちに来てくれ」
「…」

電子レンジに興味…。

テオがレンジで温めたパスタ
「ふ~、ふ~」

「アガシ(お嬢さん)の家はどこなのですか?」
(ナムドゥ)
「遠いところです」
「俺の家も南楊州(ナムヤンジュ)で、遠いんだ。
どこか遠い人でファッションのセンスも俺好みじゃないが…」
「兄貴のソゲッティン(見合い)に連れてきたわけじゃない」
(ジュンジェ)
「しかし、俺たちは一緒に暮らしているんだ」
「“一緒に暮らす”だと?
勝手に居座っているくせに…、出て行ってくれ!」
「じゃあ、俺とテオが出て行ったら二人で何をするのか?」
「俺が彼女とずっと一緒だと思っているのか?
彼女を連れて来たのは、調べたいことがあるからだ」

そう言ってジュンジェは翡翠のブレスレットを出します。
「分かっているだろう?」

「…、んん」
「君のだろう?」
「ええ、私があげたものだわ」
「なぜか?」というジュンジェの質問に「あなたが好きな物だからだわ」と。

ナムドゥは、
「ジュンジェが、ただ好きな物というだけであげるのか?」
「私たちの家にはこんな物はたくさんあるわ」

「?!」
「たくさんだって?!」
「ええ、探せばもっとたくさんあるわ」

沢山の宝物があるとの話で目を輝かせるナムドゥ
「俺たち、
いやオッパが連れて行くからその家に行ってみよう」

しかし、ジュンジェが知りたいのはブレスレットが自分の腕に残された秘密
肝心な話になると彼女が口を閉じるので怒り出します。
「ところで名前は?」
(ナムドゥ)
「ないんだ」
(ジュンジェ)
「名前がないんだって?!」
「なぜ人は名前があるなしを気にするのかしら?」
「それは新鮮で面白い質問だ。
人々は名前で呼び合うからさ」
(ナムドゥ)
「名前がないと、誰も呼びかけてくれないってことなの?」
じっとジュンジェの顔を見て、
「もしも名前があったら、
私の名前も大声でしゃべって良いかしら?」
ナムドゥは、
『ローマの休日』での世間知らずの公主(コンジュ:プリンセス)のこと引き合いに出して、
「じゃあ、オードリー・ヘップバーンだ、オードリーにしよう」
ジュンジェは、
「俺が呼ぶにはシムチョン(Shim Cheong)ぐらいが良いな」

# 盲目の男(シム)の娘・チョンが父を救うために、海に住むという“翡翠の皇帝”に身を捧げる伝説からです。
“チョン”はちょっと馬鹿にした発音のニュアンスがあります。
しかし、彼女は大喜び!
「やあ、どうして彼女にそんな不誠実な命名をするのか?!」
(ナムドゥ)
でも、
「チョア(良いわ)!」と、喜ぶシムチョンでした。
「?!」

そして、
「あんたの名前は?」
「…?」

「テオです」
「私はシムチョンだわよ!」

やって来たのはジュンジェの誕生ケーキを持ってジア

やきもち?
「あ~先客なのね…? どなたで…?」
「アンニョン ネ シムチョンイラゴヘ
(私のことはシムチョンと呼んで)」

掃除機

掃除機に驚いて飛び跳ねるシムチョン

バースディケーキ
「やあ、キャンドルを消してから食べるんだ!」
「?!」

「ふ~!」
そして…。

ジア
「ジュンジェや。
来週のチン教授の退官パーティには一緒に行かない?」
「教授には明日会って、調べて欲しいことを相談する予定だ」
「…」

ジアの手ぶりを真似るシムチョン
(少しずつ…)

(ティッシューも使って…)

「…」

ジアはナムドゥを連れ出して
「だからって言うの?
彼女はここに暫く住み込むの?!」
「俺だって引き留めたんだ、俺も。
しかし、ジュンジェはナイーブなところがあって、
しかも、彼女は精神的に不安定なんだ。
ジュンジェは彼女のことを憐れんでいるだけだから、
気にしないでいいさ。
だいたい名前もなかったんだ」
「ここからあなたは出て行かないでよ。
でも、どの部屋に泊まるつもりなのかしら、
他には部屋はないでしょう?!」
「実は隠し部屋があるんだ」

ジュンジェの家には屋根部屋がありました

「ここに住んで良いの?」

「“住む”ってどういうことか?
言葉には気を付けてくれ。
俺にはまだまだ知りたいことがたくさんだからだ。
数日だけだぞ」
「…」

嬉しくてベッドで飛び跳ねるシムチョン

「アイゴ~」
「コマウォ ジュンジェ!」
「あたり前だ。 感謝しろ。
早く寝ろ」

「あ~」
「…」

# ふたりの笑顔が良いですね。
雨の夜、そしてその朝
「ホ・ジュンジェ! 朝食の時間だわよ!
朝ごはんを食べましょう!」

炊飯器と会話するシムチョン…

「ミルクはもうないのか?」
(ナムドゥ)
「ああ、空腹のお客さんが飲んでしまった」
(ジュンジェ)
「…」

新聞の加入を装ったマ・テヨンが近所の家を回って、ジュンジェを探しています
× △ ○ …

近所の高利貸し(ヤミ金融?)の男の家の玄関先で追い払われるマ・テオ
「やあ! 俺の家で何をしているのか?!」

夕方になって、また雨
近所では殺人事件の検問

ナムドゥからの連絡では、
「担当はホン刑事だ。
3年前にお前の顔は見られているぞ」
「…」

「殺人の凶器はハンマーと釘だから、
おそらくマ・テヨンだ」
「マ・テヨンだけがハンマーと釘を使うわけじゃありませんよ。
被害者は高利貸しなので、きっと100%怨恨が動機ですよ」
「事件には100%の確信はありえない。
とにかく捜査を続けろ!」

家でTVを見ながら、ジュンジェの帰りを待つシムチョン
「…」

ドラマが終わり、最終画面が止まります。
シムチョンに残る言葉は、
…次回に続く。
「?!」

そこにマ・テヨンが訪問
玄関の扉を開けるシムチョン。
「…」

危険を察知するジュンジェ
「!」

CMと共に<エピローグ>
過去の両班の家と、その使用人
「うちのダムリョンが…」
「はい、奥様…」

「…」


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# 漢字とは違って、英語と同じくハングルも表音文字なので、イマジネーションが湧きません。
”シムチョン”は単に固有名詞で意味がないようにも思えます。
ただし、“シム”には“真”とか“心”のニュアンスがあり、同様に“チョン”にも“チョウム”のように“初めて”のニュアンスがあるので、シムチョンをチョンシムと逆にすると、「初心」とか「真心」とかの新鮮な名前だと思います。
これはセファ:「世華」と同じ意味だと思っています。
なぜか?
これは、ダムリョンとジュンジェのイマジネーション(潜在意識)が同じだからだと思います。
# 以下ウィキペディアからの引用です。
女性の人魚はマーメイド (mermaid) または男性の場合はマーマン (merman) と呼ばれる。
<浪奸>
韓国・朝鮮に伝わる人魚伝説では、あるとき李鏡殊(イ・ジンスウ、이진수)という漁夫が、海上で美女に誘われ、龍宮へ行って1日を遊び、帰るときに、食すると不老長寿になるという高麗人参に似た土産(これを人参ではなく人魚と称する)をもらった。
訝った李鏡殊はそのままにしておいたが、娘の浪奸がそれを食べてしまう。
彼女は類い稀な変わらぬ美貌を得たが、数百年もの長寿を持て余し300歳を越えて山を彷徨い行方不明になったという。

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