ホジュンとホギュン

ホ・ジュンとホ・ギュンのこと

王朝時代の韓国半島でのトップの御医といえば、ホ・ジュン。
昨年9月の「日韓交流おまつり」のクイズ大会で回答に迷ったのがドラマ視聴率のランキングのこと。
それで後に調べたのが次でした。

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(日韓交流協会のサイトより)

韓国ドラマの歴代視聴率のトップ5位は以下です。
1.2000年『ホジュン~宮廷医官への道(64話)』47.1%
2.2003年『宮廷女官チャングムの誓い(54話)』46.3%
3.2004年『パリの恋人(20話)』41.5%
4.2006年『朱蒙・チュモン(81話)』40.2%
5.2010年『製パン王キム・タック(30話)』38.6%

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(勝ち残った人たちの後半のステージ)

ドラマ(史劇)のMBCといわれるように、イ・ビョンフン名匠が送り出したのが『ホジュン』と『チャングムの誓い』でしたが、凄い視聴率と微妙な差でした。
その際のアシスタントディレクターがキム・グンホ現MBCディレクターで、新しく『亀巌ホジュン』(2013年)を演出しました。

(写真右から)キム・ジュヒョクとキム・グンホ監督とパク・ウンビン
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キム・ジュヒョクとキム・グンホ監督
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ドラマ『亀巌ホジュン』では許凌(ホ・ジュン:役キム・ジェヒョン)の長男の名前が許筠(ホ・ギュン)で、科挙試験に合格して官僚の道を歩みました。

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ホ・ギュン
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toni bogamu
ジュンは医官としての功績により、
第14代王・宣祖の御医となり、
また「東医宝鑑(トンイボガム)」(世界遺産・国宝)を編纂。

(写真の上は世界遺産の「東医宝鑑」
 国立故宮博物館で撮影)

(写真の下は、
 済州島の民族博物館で撮影
 いずれも国宝です)

# たくさんの薬草や病名などが出ています。
(KJSのサイト)
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-2449.html

また、ホ・ジュンは宣祖の側室(恭嬪:コンビン)の息子の光海君の主治医として、
光海君を家族のように守りました。
したがって、
ジュンの息子・ギュンが光海君の秘書室長になっても自然の成り行きのように錯覚しました。

今回紹介した2012年の映画『光海~王になった男』の都承旨(トスンジ:秘書室長)がホ・ギュン(役リュ・スンリョン)。
ホ・ギュン(1559~1618)は有名な小説「ホンギルドン(洪吉童伝)」の作家です。
最初のハングルでの小説作家でもありました。
早速次の本で調べたのですが、許曄(ホ・ヨプ)という文官の息子で、御医のホ・ジュンとは直接関係ないようです。
(朴永圭(パク・ヨンギュ)『朝鮮王朝実録』キネマ旬報社(2012.03)p.276より)

映画では最後の字幕で次のように紹介されます。

…翌年8月、都承旨のホ・ギュンは王朝転覆(#)の罪で斬首に、
5年後に光海は廃位された。
光海は土地を持つものだけに課税し、
民を救うために、明と対峙した唯一の王である。


ホ・ギュンの異母兄は許筬(ホ・ソン)という文官で、文章力に優れ、「朝鮮通信使」の一行として来日経験があるそうです。
また、2番目の兄の許篈(ホ・ボン)の友人・李達(イ・グル)という漢詩の大家から詩を学んだという記述がありました。

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# 王朝転覆とありますが、
これは小説「ホンギルドン」が身分差別のない民主主義の思想で書かれた小説だからだと言われます。
ホ・ギュンは革命的な思想家でした。
この映画の15日間はまさにホ・ギュンとハソン(影武者)が夢見た理想の国家のため。
また、光海君が“大同法”を制定し、冊封制度による清への”事大主義”に反発したことは史実です。

一握りの特権階級、(約1割の)両班たちは都合の良いように、儒学の中でも朱子学を悪用して身分制度や男尊女卑などの社会を作ったのが<王朝時代>の518年。
欧米では市民の手によるフランス革命、アメリカでは独立戦争あるいは日本の明治維新。
それから大きく遅れた大陸の“清”であり韓国半島だったと思うので、美化する必要はまったくないと思います。
しかしそれでも恥じることなく、たくましい庶民を描いた歴史ドラマには日本の大河ドラマも見習う必要があると思います。
民主主義の視点からでの歴史の見直しが進んでいると思います。

光海君がクーデターで廃位されたのが1623年なので、400年近くも過去のこと。
朝鮮王朝実録でも正室とか側室のこと、ましてや官僚とか医官のことは書き残されてはいないので分からないことばかりです。
次の本は、史劇にある史実とフィクションを見極めるにはお勧めです。
朴永圭(パク・ヨンギュ)『朝鮮王朝実録』キネマ旬報社(2012.03)
なお、ホ・ジュン(1546~1615)の父親は、半島北部の龍川(ヨンチョン)の高官だった武官・許石侖(ホ・ロン)の息子として金浦で生まれたというのが定説とのこと。

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七草をお粥にして1月7日に食べる七草粥の習慣は、江戸時代に広まったそうです。
七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれる日本のハーブ。
そのハーブを胃腸に負担がかからないお粥で食べようというのですから、正月疲れが出はじめた胃腸の回復にはちょうどよい食べものです。
(以上、キッコーマンのクッキングのサイトから拝借しました)

APBさんからは「入れおかいさん」
通常は米からお粥を作りますが、
冷ご飯をさっと洗って、さつま芋も加えて
ほうじ茶で炊いたお粥です。
圧力鍋で1分間シュッシュッ。
ご飯を入れるので「入れおかいさん」かな。
さつま芋が甘くてホクホク。
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添えは、焼鮭をほぐしたもの、クルミといかなご煮、
こかぶのお漬物。
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(by APB)

次の写真はnaoさんから届いた、熟した柿とヨーグルトの組み合わせです。
これも胃に優しく、特に韓国での柿は冬のビタミン源なので、キムチに入れる地域もあります。
ureta kaki
(以上:by nao)

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化学薬品と違って、
漢方薬に即効性を求めるのは無理なことだと思います。
でも、
普段の健康維持には良いと思っています。
旅の帰りには空港で「朝鮮人参」のエキスやドリンク剤は如何?
写真のようにカプセルも発売されるようになり便利です。

# 明日は『青い海の伝説』第11話からドラマの後半を進みます。
SBSの昨年末の“ドラマ演技大賞”ではこんなシーンもあったようです。
天才ハッカーのテオ(チョン・ウォノ)が参加できたのですね。
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