王になった男~海光(2)

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(済州島の北海岸 2015.09)

『王になった男』(2) 王様の食卓

気を使う正室のユ夫人をも遠ざけて、都承旨が言うには、

「咽頭炎で喉をやられているから
 声が出ないと伝えている。
 その他、聞きたいことがあればチョ内官に聞け」
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「ちょっと…」

「…」

おなら の音…

「すまない。 2日間厠に行けないんだ」

「厠はないので、次からは御厠(おかわ:便器)で…」
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内医院に運ばれて健康状態が調べられます

梅雨(メウ:大便)をするたびに、
「おめでとうございます」の声が掛かり、

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お尻を拭くための布が手渡されます。

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また、

「朝起きたら咳をしろ。女官が手洗いの水を持ってくる」

洗顔の水を飲む代役

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「次は側室だ」

「わ~、こんなに大勢いるのか?
 もしも夜中に側室が訪ねてきたらどうするのか?
 いくらなんでも限界があるが…。
 しかし、断り続けたら疑われる。…、しても良いのか?」

「いま、何と…?」

「ははは、笑い話だ」
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御膳は2回。 辰の刻と酉の刻
(朝8時頃と夕刻6時頃)

間食は蕎麦と団子。
(食事が山ほど出てくるのです)

「たらふく食べた。私も人一倍食べるが、
 王も大食漢なんだな」
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「いいえ、残り物で
 水刺間(スラッカン)の女官たちが腹を満たすのです」

「では彼女たちは私のせいで空腹なのか?」

「御膳以外は作らないので、たぶん…」

「だから、
 お化けでも見るような目で見られていたんだな…」

「…」
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通りがかりに正室を見る…。

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「誰なのか?」

「中宮媽媽です」

「中宮というと…、あ~」

「都承旨殿が、
 正室とは会わないほうが良いとのことです」

「…」
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上奏の儀の練習

「上奏の儀はもう延期できない」

「…」

「しかし、卿(キョン)の意のままに。
 次ぎ(タウム)。中に入れ(トゥラハラ)の、
 この3つだけをしゃべれば良い」

「ははは、思わず笑いが…」

「貴様! 
 王の声は聞いているはずだ。
 低く、厳粛に!」

「ははは」

「!」

「!」

「上奏の儀とは、大臣たちが殿下のご下命を拝する場だ」

「…」

「左から二番目は
 戸曹(ホジョ)大臣のハ・イルチュで、
 権力とあらば、糞尿桶にも入る奴だ。
 その横が、刑曹(ヒョンジョ)大臣のキム・ジョンセで、
 欲張りで残忍な性格。
 それに取り入るご機嫌取りが
 大司憲(テサホン)のイ・ユンサンで、 
 自分の身を守る為だ。
 それに吏曹(イジョ)大臣のパク・チュンソ、
 名前は覚えておけ。
 鷹の目で毒蛇以上に残忍だ。
 特に注意しろ
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「では、これからは
 チョ内官と私には目下に向かった口調にすること」

「え?」

「宮殿には四方に目と耳があるんだ」

「…」

「明日の上奏の儀での宣旨(せんじ)だ。読んでみろ」

「大同法を…」

「違う! 王は漫談師ではない!威厳を持って…」

「…」
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さて上奏の儀の本番

「主上殿下のお成り!」
(チュサンチョナ ナプシヨ~)
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「上奏の儀を執り行う。
 殿下(主上殿下)が宣旨を読み上げる」

しかし、
白紙のままです。
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「殿下は咽頭痛です。 代読いたします」

「廃止した大同法を復活させる。法案を準備しろ」

「はい、殿下」

「どこの地方から開始するのか、報告書をまとめよ」

「はい、殿下」

「各大臣に告ぐ。
 これ以上、ユ・ジョンホの罪は問わぬ」

「?!」

「根拠のない告発で宮廷を乱すものがいたら、
 重罰に処する。
 家臣たちは宣旨を守り実行せよ。
 これにて上奏の儀を終了する」

「ソングニ マングカオムニダ~」

「…」
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しかし大臣たちは、

「号牌(ホペ)法を復活して、大同法を実施するとは、
 我々に何の責任があるというのか!?」

「ホ・ギュンが登頂してからこの有様だ」

「あいつは舌先三寸で計略をめぐらせる男だ」

「報告書を提出しないわけにもいかず、
 困ったもんだ」
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皆様の初夢は如何でした?
この映画は理想の国家を夢見たホ・ギュンとハソン(光海)の2週間です。

光海君は内政では地主だけに税をかける税制改革(大同法)に着手し、
外交では明の国だけでなく、後金との関係を持つバランスを考えた王です。

すなわち、惰性になっている因習にとらわれずに、自分で、
国とは? 民とは? 
こうしたことをベースから考えた王だったのでしょう。
これはドラマ『華政』でも描かれました。

なお、豊臣秀吉の朝鮮出兵(「壬辰倭乱」)による戦禍で焼失した昌徳宮の再建に着手しました。
この映画の舞台も昌徳宮の正殿“仁政殿”です。

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王のトイレの話もでましたが、食事のこと。
たくさんの食事なので王は残します。
これが水刺間(スラッカン)の女官たちの楽しみだったようです。

ハソンは中でもサウォルを可愛がります。
(つづくシーンから)

「この小豆粥は誰が?」

「殿下の体調が優れないので…」

「誰が作ったのかと聞いている」
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「毒見役の女官が水刺間の尚宮に命じたものです」

「…。 実に味が良い。 子供の頃に食べた味だ。
 ところで名前は?」

「ハン尚宮です」

「いいや尚宮ではない。 お前の名前は?」

「は、はい。 殿下…。 サウォルと申します」

「年は?」

「15です」

「そうか、15歳か…。
 今日はもう良いから、下げてくれ」
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(水刺間の女官たちの噂話)

「お米のご飯は久しぶりだわ。
 殿下の食欲が戻る前に沢山食べておかないとね」

「ところで尚宮様、殿下はお変わりになりましたね」

「どこが?」

「顔色も食欲も、それによく笑われます」

「ヨンイの話では大便の音まで…
 ですって…」

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