愛してる、愛してない (2) 進まない荷造り

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(photo by APB)

愛してる、愛してない (2) 進まない荷造り

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ふたりの恋愛のシンボル


まずは、陶器の小さな犬の置物です。






片づけの途中でパスタの本と料理の記録を眺めるヨンシン

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既に段ボールに詰めた2つのコーヒーカップを取り出して、コーヒーをドリップするジソク

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コーヒーを持って来て、

「終った?」
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進まない片付け

「いいえ、まだだわ」

「何を見ているのか?」

「これ…」

「君の事務所で作った料理の本だろう?」

「いいえ、これは英語版なの。
 翻訳本を出す前に見ながら料理したわね」

「そうだな」

「んん~、
 やはりあなたのコーヒーは美味しいわね」

「あの頃はパスタの店も出せそうだったな」

「今でもあなたの腕なら、一軒出せるわ」

「いいや、パスタは君の方が上手だ」

「いいえ、デコレーションが駄目だわ。
 あなたみたいには作れない」

「パスタは味が良ければいいんだ」

「これを見て。
 チョリソーパスタを作った時のみんなの寄せ書きよ」

「あ~、チョリソーと珍しい形のキノコで作った…」

「ええ」
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「無理して“おいしい”って書いてあるのかな?」

「まさか」

「ここの部屋で終りなのか?」

「んん」

「夕食までに終るのかな?」

「予約が気になるの?」

「いいや」

「家で簡単に食べれば良いわ。
 雨が降っているのに出なくても…」

「雨は止むかもしれない」
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「外出は気が進まないか?」

「いいえ、あの店は味がいいわ」

「捨てるものが多いのか?」

「いいえ、そんなにないから後で私が捨てに行くわ」

「タバコの吸い過ぎだな」(灰皿代わりの缶)

「それも(コーラの空き缶)後で捨てるから
 置いておいて…」

「ゴミ箱はどこ?」

「私が捨てると言ってるじゃない」

「…、ゆっくりな」

「ちょっと…、私は怒っていないわ。
 アリジ(分かる)?」

「アラ(分かってる)」
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ベッドルーム

「…」
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ヨンシンは2階から、地下室へ

雨が入って来て濡れたものを拭き取るジソク

「何しているの?」

「雨が振り込んで来ていた」

「手伝おうか?」

「いいや。 これでおわりだ」
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「これは何?」

「使いようがないから捨てようと思っている」

「なぜ今まで置いていたの?」

「そうだな…」

「…。
 私は捨てるのが得意で、あなたは大事に取っておく…」
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「思い切り捨てれば良いのにな」

「…」

「どうした?」

「意味深な言葉ね」

「…」
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「お! こんな所にあったのね。
 すっかり忘れてたわ」
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「尻尾が折れているわ。 でも持っていくわ」

「何で?」

「私のために作ってくれたからよ」
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「いつだっけ? 
 仕事場がサンス町にあった頃だったかしら?」

「んん」

「当時は価値が分からなかったけど、
 今では仕事になったわね」

「新しいのをあげるから、捨てて…」
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「どうしてよ。私が気に入っているのよ。
 色あせたアンティークみたいだわ」

「ちっ」
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「昔の図面ね」

「恥ずかしいな」

「これは確か、文化会館ね」

「あ~、コンペで落選したやつだ」

「設計の仕事は止めるの?」

「この前にも話したじゃないか」

「もったいないわ。
 長年の仕事を止めるなんて」

「改まって何を…」

「まさか、本当にやめるとは思わなかったから」

「今の仕事が好きだ。 収入も良いから」

「でも、私にはできそうもないわ。
 長年苦労した仕事は止められないと思うわ」

「僕を哀れんでいたのか?」

「少しね。でも、あきられるのにも勇気が要るわ」

「…」

「今のほうが好きだわ。 あなたなら上手く行くわ」

「いったいどうしたのか?」

「本心を言っただけよ」
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洗濯を始めるヨンシン

「急いでいたからタオルも使った」

「粉石けんは固まるわよ」

「買い換える。 液体が良いかな?」

「ええ、そうね。 たぶん…」

「…」

「コーヒーを入れてくれる?」

「ああ」
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このシーンの切れ目には二人の家が映し出されます。
レンガの外壁のとても瀟洒な住宅街の家です。
そして、
雨は終始 降り続きます。
地下1階、地上2階の家で、作業部屋が2つ。

ヨンシンは新しい生活に向かうことを決めたのに、なぜ荷造りが進まないのか?
思い出の品々で荷造りは進みません。

ジソクの梱包は続きます。
共稼ぎの夫婦の夫・ジソクにとっては料理も掃除も、家の中の食器も家具も、すべてを把握しているので、梱包くらいは日常の作業でもあります。

淡々としている二人ですが、
二人にとって、決定的に欠如している感覚・イマジネーションは、
「別れること」と「別れた後のこと」が見えない、未知の世界だからだと思います。
演じている俳優2人も未経験の物語です。

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