『遠い路』 (5) 今日からは息子

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(オランダ坂 2016.09.20 @ 故郷nagasaki)

『遠い路』 (5) 今日からは息子

すっかり気に入られたウソク

「ギヒョンな~」

「はい、アボニム」

「お前が気に入った。好きだ」
無題221h
# 「マウメ トリョ」そして「チョア」と言っています。

「私もです」
無題221k

「わしらは今日から父親と息子だ」

「はい、アボニム」

「忘れるな。オヤジとムスコだぞ」

「…」

「さあ、お祝いの酒だ! 一気だぞ!」
無題222

ソンジュは電話しますが、

…アンニョンハセヨ キム・ギヒョンです。
 メッセージをどうぞ…
無題223

ウソクは、そっとタバコを一本

無題224

「…」
無題225

そこに、
中からうめき声がするので、急いで部屋に戻ると、

「ギヒョンか…」

「アボニム! どうしたんですか?」

「…」

「どこか悪いのですか?」

「あ~、年をとればガタもくるさ。 
 誰だって同じさ」

「どこです? 胃の調子でも?」
無題226

「気にするな。 大丈夫だ。
 それよりも、ソンジュには内緒だぞ。
 今でも酒を飲むたびに心配かけているからな…」

「早めに病院に行かないと…」

「約束だぞ。 男の約束だ」

「言いませんけど、病院には行って下さい」

「大丈夫だ。 医者はあてにならん」

「どこが悪いんですか?」

「ちょっとした不調さ。 年のせいだ」

「…」

「そんな顔するな。 大丈夫だ」

「…」

「ソンジュを大切にしてくれ。 ずっとな…」
無題227

庭の掃除をしている時に、
「父親」の靴がくたびれているのに気付くウソク

「ここが一番大きな靴屋なのか?」

「ええ、この辺ではね」

「これはどうですか?」
無題228

「どう思う?」

「暖かいですよ。
 お年寄りにはピッタリです」

「これにするか…」

「アボジに?」
無題229

「ああ、俺より少し小さいので…」

「どうしてウソクさんが父さんに?」

「そうしたいだけさ…。これを包んでください」

「いや、結構です」(断るソンジュ)

「…」
無題230

海辺

「父さんって呼べる人に何かしたかったんだ。
“アボジ”っていう響きが久しぶりで、新鮮なんだ」

「…」

「分かっているさ、単なる契約だってことは…。
 ビジネスなのに、少しずうずうしいな。
 でも贈り物をしたいんだ」
無題231a

「必要ないわ。でも気分悪くしないでね。
 あなたに去られたら私が困るから…」

「いいお気づかいだ」

「靴を贈って、何の得があるの?」

「分かったよ。余計なことはもうしないから…。
 君をゆすって、つきまとうとでも思っているのか?」

「…」

「そうなのか?」

「そんなことは思ってもいないわ」
無題231b

「は~。お姫様は何にもご存じないんだな…。
 アボニムは具合が悪いんだ」

「何の話なの?」

「人に文句付ける前に、病院に連れて行けよ」

「いったい、何のことなの?」
無題231c

「病院だと言えば分かるだろう?」

「だから、どうしたの?」

「関係ない奴は黙っていろ…ってか?」

そこに携帯の着信音

無題231d
# 2人とも同じ着メロなので紛らわしい。

電話はソンジュにでした。

「紛らわしいな!」

「もしもし。
 …いや、外にいるわ。
 どこなの?トンヘ(東海)?
 そのどこ?」

ウソクはソンジュを彼のところに送ることに、

無題231e
# 日本海は韓国の東側の海なので、
「東海(トンヘ)」です。

ソンジュの彼氏・ギヒョンの待つレストランの駐車場で

# ソンジュはなかなか車を出ようとはしません。
 もちろんウソクも心残り…。

「アボニムには、正直に言えば分かってくれるさ。
 しょせん演技は演技だから…」

「…」

「何か言うことは?」

「コマウォッソヨ」
無題231g
# 「ありがとう」の過去形を使います。

「そうじゃない。
 お仕事“お疲れ様”だろう?」

「いいえそうじゃない。
 “コマウォッソヨ”

「…。
 ああ、これは返すから…。一部返金だ」

「どうして? いらないわ」

「いい暇つぶしになったから…。
 毎年、正月は白タク営業しかやることがないからな。
 受け取ってくれ」

「いいわ」

「何が“いいわ”なんだ?
 お金のことは大切にすべきだぞ」
無題231f

「気をつけてね(アンニョンヒ ガセヨ)」

「最後に…、アボニムに会って来ていいかな?
 俺からは何にも言わないから…、
 君から正直に言えばいいだろう?」

「…」
無題231h

涙を流すソンジュ

「…」

「頼まれたとおりに、会うだけは会いに来た。
 お父さんには俺の方から正直に話さないといけないと思った。
 ヨンピョンに行く途中だから…」
無題231k

「…。ありがたくて、涙が出るわ」

「…、もう俺の役目はないってことか?」
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「ええ。必要ないわ」
無題232b

お別れに顔を見に来たウソク

「アボニム、1人で何を?」

「お~、ソンジュは?」
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「市内に用事があるとか…」

「ソンジュのオンマだ」

「ええ、分かっています」

「ここに座れよ」

「はい」

「わしは大酒飲みか?」

「ええ」

「飲むか?」

「…」
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「ソンジュが中学2年の時に逝ったんだ。
 幼いのに母親がいなくて、それからずっと苦労をかけたんだ」

「…」
無題232e

「高等学校を出てからは、
 生活費を稼ぐために家を出たんだが、
 今の今まで苦労の連続だった」

「心配しないで下さい、アボニム!
 彼女は前向きで強いですからね」

「お前がいるから安心だ。
 もう苦労はナシだ!」

「…」

「飲まないのか?飲まないなら貰うぞ」

「アボニム!これくらいにして中に入りましょう」

「まだいいさ」

「僕はあなたの息子でしょう?」

「もちろんだ」

「じゃあ、息子の言うとおりにしてください」

「家に入れってか?」
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「腕相撲をやろう!お前が勝ったら中に入る。
 しかし、わしが勝ったらここで一杯やる。
 どうだ?」

「僕は力持ちですよ」

「年寄りだと思って馬鹿にするな。
 昔、“北”にいた時には腕を鳴らしたもんだ。
 久し振りに力試しだ」

「僕が勝ちますよ」

「やる前に決めるな!
 わしが勝ったら、酒を買いに行って来るんだぞ」

「僕が勝ったら、酒を止めますか?」

「ああ、いいだろう!勝負だ」

「いくぞ!
 ハナ、
 トゥール!
 セッ!」
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ウソクにとっては相手ではありません。

「アボニム!大丈夫ですか?」

「は~、は~ッ!」

「アボニム!どうしました?」

横になったまま寝込む父親

無題232h

背負って

「ギヒョンや。
 ギヒョな~」

「はい、アボニム」
無題233

「ギヒョな~」

「ええ、アボニム」

「ギヒョン…」

「…」
無題232k

涙で声が出なくなるウソクでした

「はい…、アボニム…」
無題234

「こうなると、もう病気だね!
 死んでも治らないよ!
 ソンジュにだって言えないよ!
 親父はアル中寸前だわ!」

「…」

「アイゴ~、朝からずっと飲んでばかりだからね。
 墓に行っては飲んで、帰ったら飲んで…。
 死んだ女房を思って飲んで、娘を思って飲んで…。
 寂しくて飲んで…、腹が立ったら飲んで…」
無題235

眠った父親をおいて帰るウソク

…医者が言っても止めないんだからね~。

彼氏とは別れて、ひとり帰ってきたソンジュ

無題236

「あ~!あ~!」

父親のうめき声に驚いて中に入ると、

「アボジ!」
無題237

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# 明日アップするラストシーンでの二人の微笑みが素敵です。

米国の明日は家族が集まるというサンクスギビングデイです。
“七面鳥”がごちそうです。

こちらは『王になった男』より
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長崎市に残るオランダ坂
坂を上がったら“活水学院(女子大学)”です。
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日本で最初に創設されたミッションスクールで、英語教育で有名です。
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(ただいま、『青い海の伝説』の翻訳中です)
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2057322&categoryCode=DR

『インサイダーズ』より
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