『遠い路』 (3) 契約成立

pusan_20161101221739701.jpg
(昨年秋の港町プサンの夜)

aplir_20161119091640009.jpg
(プリンセスダイアモンド@長崎の港:4月撮影)

# 『遠い路』(第2部)の舞台は韓国・江原道(カンファド)ではないでしょうか。
日本でいえば、福島~茨城県のイメージで、西の県境は山、東は太平洋。
江原道の東海岸は東海(トンへ:日本海)に面し、有名な束草(ソクチョ)だけでなく、港・漁港がたくさんです。
『青い海の伝説』(月末upします)はその海岸に打ち上げられた人魚伝説。
人魚に手を触れると魂・記憶を失うとのこと

ningo.jpg

『遠い路』 (3) 契約成立

漁村の風景

「ご苦労だな。 祝日なのに…」

「祝日は明日と明後日だろう?」

「暦を見てみろ。 今日からだぞ」

「俺たちは1日だけだ。
 あれっ…、
 散髪かい? 気分もスッキリしたろう?」

「うちの娘が婿を連れて来るんだ。
 うちのソンジュがな!」
無題146

「知っているさ。
 とっくに知れ渡っているぞ。
 もう村じゅうの噂になっているぞ!」

「俺たちも呼んでくれよ!」
無題145

食事の下ごしらえ

「アイゴ、今まで散髪なのかい?
 顔を見せて…」

「別に変わらんよ」

「また、酒に手が出る…」

「待つ間のちょっと一杯だけだ」
無題147

「床屋さんは混んでいたの?」

「そりゃ、もう…」

「婿さんが来る前に酔い潰れるの?」

「大丈夫さ。さあ、一杯どうだ?」

「アイゴ、今年は正月らしい正月だね。
 娘がいないというだけで、静まりかえっていたからね」

「ああ」

「結婚したら同居すべきだわよ。
 一緒に孫も抱いてやらなきゃね」
無題149

「また余計な事を言う…」

「心配してるんだよ。さあ、味見して…」

「今頃、電車の中かな?」

「朝からその心配ばかりだね。
 私達のころはみんな近くに住んでいたからね…」

「ハハハ…」

「もう、昔のことになっちまったねぇ」
無題148

ドライブイン

「休憩しよう。何か食べないとな」

「キンパを持ってきたわ」

「家からか?
 じゃあ、俺は何か買ってくるから…」

「キンパは嫌い?」

「いやあ、大好物だけど、足りないだろう?
 それとも俺が全部食べていいか?」
無題150

「足りるわ」

「2人分作ったのか?」

「ええ」

「それにしても男の胃袋には足りないさ」

「足りるようにたくさん作ったわ。箸もある…」

というわけで、スープだけ買って…。

無題151a

「自分で?」

「ええ」

「きれいで、食べるのがもったいない」

「…」
無題151b

「いつもそうなのか?」

「…」

「過ぎたことを、いつまでもくよくよと…」

「…」

「郵便局で見た時とは別人だ」

「…」

日々の糧を与えたもう、神に感謝します…」

「?」
無題151c

「孤児院では、食事の前に唱える言葉さ。
 美味い!」
無題151d

「孤児院に寄付するの?
 どうしてあそこの孤児院なの?」

「縁って信じるか?」
無題151e

ソンジュの提案

「お金を払えば、運転手以外のことも頼めるかしら?」

「何だって?」

「お金を払えば
 何でも頼まれてくれるかしら?」
無題151f

無題151g

「犯罪はお断りだ!」

「…」

「…。
 話してくれ。
 交渉次第だ」

「…」

「早く~!」
無題151h

「映画やドラマのように、
 ほかの誰かを演じることよ」

「ほかの誰かって?」

「…」

「あ~、ニセの恋人とか?」

「ちょっと違うわ」

「どう違う?」

「…」

「もったいぶるなよ~」

「父さんが待っている人がいて…、
 その人を演じて欲しいわけ」
無題151k

「…。
 俺がその恋人になりすますのか?」
無題152

外に出て、

「前払いで、10万ウォンだ。
 高いかな?」

「…」
無題152b

「やっかいな仕事だからな。
 前もって覚えておくことも多いだろう?」
無題152c

「…」
無題152d

「別れたのか…?」

「アボジは2人で来るのを知って待っているわ」
無題152e

車の中で予行練習

「29歳でスポーツショップを経営する社長…、
 え~と、それでスポーツ推薦枠で大学だな?
 2年後に力及ばずに脱落…だよな」

「“力及ばず”とは言っていないわ。
 それに“脱落”じゃなくて、自分から辞めたのよ」

「だって、力があれば脱落しないだろう?」

「…」

「それに、精米業を営む家の次男坊だ。
 それに…、ああ、姉と妹がいる。
 それにしても、ここまで覚える必要があるのか?
 だって、アボニムとは初めて会うんだぞ」
無題152f

「ちょっと、町の店にちょっと寄ってくれない?」

「何で?」

「ちょっと…」
無題152g

洋品店

「あ~、スタイルがいいからよくお似合いで…」
無題152h

「こちらもいいですね~」

「…」

「次は?」

「これです」

「…」
無題152k

「トイレあるかな?」

髪の毛をとかして、
ジャケットは、茶色のコーデュロイ

「スーツ代も頼む。
 必要経費だからな。後で返してもいいから…」
無題153

父親に電話

「アボジ! 私、ソンジュ。
 今、向かってるわ。
 でも少し遅れるから…5時ころだわね」
無題154

「どうしてそんなに遅いんだ?
 電車は午前中に出たんだろう?乗り遅れたのか?」

…乗り遅れ?ええ。

「まったく…。 こんな日に限って…。
 じゃあ、どうやって来ているのか?」
無題155

…そいつの車か?

「彼の車が故障して…、友達から借りたのよ。
 突然の大雪でね。
 寝坊して9時に起きたから…。
 急いだんだけど…、本当よ。

 ギヒョンさんのこと…?
 んん、大丈夫だわ。
 携帯電話は高いから、もう切るわよ。
 分かったから…」
無題156

「パンマル(ため口)なんだな」

「…」
無題157
# パンマル:~ヨ、のヨを取ると、
 アラッソヨ(分かりました)がアラッソ(分かった)

無題158

「涙も乾いたかな?」

「…」

「泣くなんて、バカだ。
 “泣くと鬼にさらわれるぞ!”って、
 孤児院ではよく言われたもんだ」

「…」
無題159

「ああ、懐かしい…」

「…」

「さあ、行こうか!」

「…」

「こっちでいいのか?」

「ええ」

「まだ間に合うからな。 返金もするぞ」

「…」
無題160

「家は?」

「…」
無題161a

演技開始

「契約成立だろう?」
無題161b

「…」
無題161c

「さあ!」
無題161d

俺の名前はチョン・ウソクだ
無題161e

# 以上までが第1部です。
第2部は東の海岸の漁村に帰省したソンジュとウソクの話が始まります。

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ
1週間のランキング@「にほんブログ村」

「泣くなんて、バカだ。
 “泣くと鬼にさらわれるぞ!”って、
 孤児院ではよく言われたもんだ」
…、どこの国でも同じような言い回しがあるんですね。

# 第1部
ギヒョンのソンジュへの気持ちを花に例えるならば、
“もう枯れてしまった”から、元には戻らない。

無題5731e
『ジャイアント』より
にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
1週間のランキング@「にほんブログ村」
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

王朝用語・脚本家など
ドラマと映画・感想など

openclose