『遠い路』 (1) 郵便局

2001年の旧正月(ソルラル)のためにSBSが制作した特別ドラマ『遠い路』
日本の韓流ブームに乗って、
NHKは2005年と2006年の2度に亘り、お正月の特別番組として放送しました。
(私が視聴したのは2006年で、初めての韓国ドラマでした)

主演のイ・ビョンホン(46)、当時は31歳
無題101

同じく主演のパク・ジニ(38)、当時23歳
無題102

ソンジュの父親役のナム・イル
無題103

そして、助演のふっくら顔のイ・ジソプ(39)は当時24歳
でした。

<『遠い路』:モンギル>
無題161f

『遠い路』 (1) 郵便局

ドラマの始まりは、2人が同じブティクのショーウィンドウをため息をつきながら眺めているところから始まります。
どうも、
そこで買い物ができるような2人ではないようです。

無題105

旧正月前の大売り出し

…安いよ! 安いよ~!

…出血大サービスだよ!
 今日限りの大サービスだよ~!

「…」
無題106

…お得だから見て行って!

…迷っている場合じゃないよ!
 今日限りだよ!

「…」
無題107

父親が待つ漁村に帰るために、お土産を買い物中のソンジュ(パク・ジニ)

恋人に電話しますが、

…アンヨンハセヨ キム・ギヒョンです。
 メッセージをどうぞ。

「家にもいないし、電話にも出ないわね。
 これで今日は2度目だわよ。
 いま、ナムデムン シジャン(南大門市場)だわよ。
 アボジのお土産は…、でも内緒にしておくわ。
 まさか、まだヨンピョン(龍平)にいるの?」
無題109
# ヨンピョンはチャンピョン(昌平)と並ぶスキー場

「どうぞ召し上がれ…」
無題110

「わ~、トッポギが美味しそう…。
 …電話を待っているわよ」
無題111a

ソンジュのアパート(屋上)

「もしもし…」

…どうした? 息を切らしているな…

「アボジ! 
 階段を登っていたからね…」
無題111b

…こんな時間まで外にいたのか?

「あ~、そっちは雪降っていないの?」

…いやあ、ソウルは雪か?

「ええ、とっても綺麗だわよ」

…前もって電車の切符は買ってあるのか?

「予約するから…」

…その男と一緒に来るのだろう?

「ああ~。でもアボジ!
 “その男”じゃなくて、
 キム・ギヒョンっていう名前なのよ」
無題111c

…何度も言わなくても、もう覚えているぞ。
 それより風邪ひかないように暖かくしているんだぞ…。
 薄着はダメだぞ…

「もちろんだわ。 アボジもね!」

…分かった。 早く寝るんだぞ。
 切符の予約を忘れないようにな。
 明日も仕事だろう?

「ええ…」
無題111d

ウソクのアパート

プレゼントの包装をするウソク(イ・ビョンホン)

無題111e

孤児院・希望の家

無題111f

翌朝のふたりの出会い

「電車を追い越しそうですよ。
 15分以内には到着します。
 社長、帰省のお土産にうちの新製品をどうですか?
 は~い、では後ほど…」
無題111g

荷物を運び込むウソク

無題111h

郵便局

「今日から、昼休みは30分短縮でいくぞ!」

「私は困ります」

「どうしてだ?」

「今日は約束があります」

「旧正月の直前だから忙しいんだ」

「は~い、これは書留ですか?」
無題111k

スキー(スポーツ)ショップ

「お!ヌナ!
 新しいブテチゲの店を見つけたぞ!
 美味しいぞ!」

「そうなの?」

「ああ、誰がブテチゲを考えついたんだろうかな?
 ソーセージを入れるのも妙案だ。
 行ってみた方がいい」

「そうするわ」
無題112
# 「ヌナ」:弟または血の繋がりに関係なく、年下の男性から見た“姉貴”。
 「ブテチゲ(部隊チゲ)」:米軍から払い下げられたソーセージやハムを入れていたことから命名。
 これに、ラーメンを入れるのが定番。

「社長はまだだよ。
 まだヨンピョン(竜平:スキー場)にいるはずだ。
 戻りは今日の午後あたりだと思うけど…」

「じゃあ、連絡はないの?」

「いつものことだろう? 携帯は?」

「電話がつながらないのよ…」
無題113

郵便局に父親から電話

「もしもし?」

「私だ…。
 待ちきれなくて電話したんだ。
 一度離れると娘ともなかなか会えないからな…。
 ところでそいつの好物は何だ?」

「アボジ! 今忙しいのよ」
無題114

「分かっているけど、
 こっちも準備があるから、早い方がいい」

「急に聞かれても出てこないわ。
 ちょっと待って…」

「好きな男の好物も忘れたのか?」

「あ! 思い出した。
 カレイの塩辛と、タッカルビ…」
無題115
# 「タッカルビ」:脂の乗った鶏肉と野菜の辛い鍋。
 『冬のソナタ』のロケ地の春川(チュンチョン)の名物料理。

郵便局にやって来たソンジュの恋人・ギヒョン
そこに、同時にウソク。

無題116

「おつりです。 お気をつけて…」
と、ソンジュが客に挨拶をしているところに、ギヒョンが入ってきます

無題117

目を合わせ、外に出ようとするソンジュ

「悪いけど、ここを代わって」

割り込むウソク

「ちょっと…」

「すみません、待って下さい」
無題118

「早くしてください」

「ちょっと、お待ちください」

「アイゴ、急いでいるんだけど…。
 君のトイレは後にしてくれないか?」
無題119

「どれも宛先が違いますね。 
 でも同じ孤児院ですね

「そうです」

「まとめて包んだ方が安くなるのに…」

「受取人が全部違うので、別々にしてください」

「住所が同じなのに?」

「プレゼントなんだよ」
無題120

ようやく外に待たせていたギヒョンと…、

「まったく…。 どうしてなの?」

「…」

「スキーだけなの? 何で?」

「ああ、まあ…」

「電話はできるでしょう?嫌なの?」

「…」

「次は私も一緒に行って、監視するわよ!」
無題121a

「仕事はいいのか?」

「少しくらいなら大丈夫だわ。切符買っておいたわよ」

「…」

「どうして?感謝しないの?」
無題121b

「一緒に買いに行く約束だっただろう?」

「早くしないと
 席が無くなるかもしれないと思ってね」

「…」

「お疲れさまとも言わないで、
 どうしたの?」

「行けそうにないんだ…。
 キャンセルできるはずだろう?」
無題121c

「行けないなんて、なぜ?」

「行けないんだ…」

「ギヒョンさん…!」

「後で言おうと思っていたんだ」
無題121d

「どうして? 理由は?」

「…」

「ダメよ。
 アボジが首を長くして待っているのよ。
 毎日電話してきて、ギヒョンさんに会いたいって言うから…。
 それなのに…」
無題121e

「急用が出来たって言ってみたら?」

「そんなことしたら、アボジは倒れちゃうわよ。
 理由は何なの?」

「今度話すから」

「今話してよ!」

「深刻なことなの?」

「ああ…」

「それでも何とか…」

「まずは行ってくれ。
 その後で話すから」

「説明もなくて、私だけで行くの?」
無題121g

「俺は、スキー場に他の女性と一緒に行っていた…。
 そんなことなんだ」

「…」

「もっと早く言っておけば良かったのに、
 成り行き任せで挨拶に行くなんて言ってしまって…。
 すまない」
無題121f

「…、他の女性っていうのは、どういう意味なの?」

「…はぁ~」

「え?! ねぇ!」

「…」

「どうしてなの? ギヒョンさん!」
無題121h

2人の会話が気にかかるウソク

無題121k

ふたりの様子をじっと…。

無題122a

泣き崩れるソンジュ

無題122b

「あの車を追いかけるか?」

「…」

「どうしたんだ?」

「…」
無題122c

トイレで…、

無題122d

仕事に戻るウソク

「そうですか? 
 旧正月は田舎ですか…。
 いいですね。
 新製品も売れ行き上々ですよ、社長!
 ええ、また…。
 まだ集金が残っていますから…」
無題122e

更衣室

「ソンジュや!元気ないわね。
 どうしたの?」

「何も…」

「今日はずっと黙って…」

「ええ」
無題122f

携帯に電話しても電源が切られていてかからない。
ソンジュがスキーショップに行ってみると…、

無題122h

「…!」
無題122g

「…」
無題122k

ソンジュが家に帰ると、また、電話

「もしもし?」

「やっと帰ったか…。
 あと10日もないな。
 ようやく顔が見られるな…」

「…」
無題123

「遠足に行く前のような気分だ」

「アボジ…、酔っているわね」

「おお、少しだけな」

「飲みすぎないでね」

「ソンジュや!
 昔は
 “沈清伝(シムチョンジョン)”を歌って聞かせたな…。
 “鳥が鳴いて、夜が明けると…、私が死ぬと悲しむ人が…”。
 覚えているか?
 夜が明けることを考えると、早く婿の顔が見たくてな…。
 母さんもあの世で待っているからな…」
無題124

「…」
無題125

「もう何も心配はいらない。
 お前の結婚が決まれば、安心して死ねるからな」

「…」

「やあ、今月は電話代がかさむな…。
 娘の声が聞こえると思うと電話に手が伸びる。
 “豆満江の澄んだ水に船頭が船を出す…。
 時は水のように流れ…”」

「…」
無題126

その頃、ウソクはラーメン

「日々の糧を与えたもう、神に感謝します。
 チョンマル カムサ~ムニダ」
無題127

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このドラマは2部構成になっており、第1部は帰省する前のソンジュとウソクの出会い。
郵便局員のソンジュがギヒョンから振られて、ウソクと一緒に「遠い家路」を行くことになります。
父親が住む漁村は『冬のソナタ』でもロケ地になったようで、海岸線が美しく撮影されています。

第2部は、ひとり娘の帰省を待ちに待った父親とウソクの触れ合い。
娘が恋人と一緒に帰省するということで、父親は花婿と一緒だと思い込んでいます。

ちなみに、来年2017年の旧正月は1月28日です。
今回はこのドラマを、米国では家族が集まる日とされるサンクスギビングデイ(thanksgiving day:今月23日)に合わせて再アップします。

『ジャイアント』より
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