一人酒男女 第16話(中) 63ビルディング


『一人酒男女』 第16話(中) 63(ユクサン)ビルディング
試験の自己採点

チェヨンの自己採点では460点、ドンヨンはボーダーラインのギリギリの405点。

…キボムは、65+70+70…、です。
これ以上の計算は無駄…。
「いいか?!受験はマラソンだ。
俺は5年計画でここに来ている。
まだ2年が残っているんだ!」

そこで、ミニタイムカプセル(合格した場合は何がしたいか? #)をオープン。

# 何をやりたいかのリストをBuchet List(バケツリスト)といいます。
チェヨンは、
漢江(ハンガン)“クルーズで63ビルを見ること”。
ドンヨンは
“ベスト5”と題して、
1.ヨーグルトの蓋を舐めずに捨てること。
2.ローストチキンを丸ごと一人で食べること。

「もうそこまででいい!
どうせ、お前のくだらないことばかりだ」
(キボム)
# ではキボムが書いたことは…?
「止めた!
どうせ受からないから書いたことは無駄だ!」
と書いた紙を捨てます。

ジニとハナ
「お腹が目だってきたらどうするの?」
「お腹が大きくなったら休暇を取るわ。
気にせずにどんどん大きくなってね、
“私の部屋(ネバン)”ちゃん」
「今度はネバンなの?」
「ええ、今度はどうも私の部屋で妊娠したようだわ」

交通事故が軽い接触事故だったので安堵する院長
そして、受講生が30人に増えたとのハナへのグッドニュース

ジヌンは院長から頼まれた資料整理の際に、
「ホッチキスはどこだったかな…?」
とジヌンはジニのデスクから借りようとして、ジニのお腹の音波内視の写真を見つけます。

ジニを呼び出して、
「あの夜のことでファン教授は妊娠したのだろう?!」
「黙りなさい! 黙れ!黙れ!」
「じゃあ、この写真は何なのか?!」
「ただ可愛い写真が欲しかっただけだわ。
このことを口外するなら殴るだけでは済まないからね?!」

キボムが洗濯物を干しに屋上に上がると、チェヨン
「明日は引っ越すそうだな」
「ええ、オンマが迎えに来るわ」

「早いんだな…。
きっと良い息抜きになるよな…」
「ええ、気分良いわ」
「“クルーズで63ビルディングを見ること”って書いてあったのに、
なぜここから眺めているのか?」
「ええ、クルーズで見たいけど、
一緒に行く人がいないから…。
受験が目的で来たから、
一緒に行く友達はいないのよ」
「…。俺が一緒に行くから…」
「え?」
「だって、お前のロマンが現実になったからには、
もう二度と会えなくなるだろう?」

ドンヨンは受かったつもりで…、
1.ヨーグルトの蓋を舐めずに捨てる。
(ワンリョ:完了)

2.ローストチキン一羽
(完了)

3.(チキンについてくる)余ったセットメニューは捨てること。
(完了)

4.ブランドのスポーツウェアを買うこと。
…Lサイズの上着 12万ウォン…。
これは止めて、
「…」

…セールでTシャツ8900ウォン、パンツ9900ウォン…
(完了)

コンミョンは試験が終わったので、「特別な日だ」と食事にハナを招待

ジニとジヌン
ジヌンがジニの車に乗り込んで、
…順調にお腹の子が育っている…との、妊婦手帳も発見。
「妊娠15週なら、もうあの時のことだと分かる。
正直に話してくれ。我々の赤ん坊だろう?」
「そうだわ。 私たちの子だわ。
だからどうだと言うの?」
「は…」
「だろうと思った。
どうせそんな驚いた顔をするのは分かっていたわ。
一夜の出来事で人生が狂うからね。
なぜわざわざこんなことを確かめるの?」

涙を流すジヌン
「なぜ泣くのよ? 心配は要らないわ。
これはミン教授の過ちじゃないわ」
「…」
「私は一人でこの子を立派に育てるつもりだから…。
そんなに悲惨な顔をして、泣かないでよ!」
「悲しんで泣いているんじゃないんだ。
とても幸せだから涙が出るんだ」
「え?!」
「実はあの夜以降、
ファン教授とはずっと会っていたいと思うようになっていたんだ。
でもファン教授の気持ちが掴めなかった。
俺は未熟者だから…」
「…」
「でも、こうしてようやく気持ちを確かめる機会が出来たんだ。
家族ができそうだからだ。
幸せなんだ…」
「ミン教授…」

「オモニが亡くなった後は、
この世でたった一人になったから…、
とても孤独のような気分だった」
「…」
「でもファン教授が俺たちの赤ん坊を身ごもってくれたんだ。
こんな幸せはない」
「…」
「何で泣くんだ? ファン教授…」
「一人で育てると言ったけど、私はとても怖かったのよ…。
きっとミン教授は怖くて逃げ出すと思っていたわ…」
「…」
「こんなにも喜んで頂くなんて…。
コマウォヨ…。 コマスミダ」
「泣かないでくれ…。
俺がきっと幸せにするから、二人で赤ん坊を育てよう!」
お辞儀をするジニでした。

漢江(ハンガン)クルーズ

「どうして今日はスポーツシャツじゃないの?」
「ノリャンジンを離れるのは久しぶりだから、
ちょっとオシャレした。
だって、もうこれでしばらくは会えないだろうからな」
「…」
「記念写真を撮ってやるから笑ってくれ」
「…」

「なんでそんなにたくさん撮るのよ…」
「だってスナップショットだから…」
「一緒に写真撮りましょう?」
「え?!」
「嫌なの?」
「ああ、嫌だが、頼まれたら断れない!」

「わあ、63(ユクサン)ビルディングだわ!」
「わあ、凄い!」
「でしょう?!
私のゴール地点はあそこに決めていたわ」
「仕事に就いたら化粧して良い服を着てくれ。
でもあまり派手だと男が寄って来て、
お前の性格に気付いたら逃げ出すだろうから、
あまり可愛くなり過ぎるのも良くない」
「63ビルを見るためにクルーズに付いて来たんじゃないの?」
「よく分からないけど、
お前の話の仕方は忘れられないだろうな…」

ハナとコンミョン
「セン。
試験が終わったら言いたいことがあったんだ」
「コンミョンな。
あなたが言いたいことは解っている気がするけど…」
「ええ、俺もセンの答えは解っている気がします。
だから、センのことを忘れたいと思います」
「え?!」
「兄貴はセンのことをいまだに好きです」

ジョンソクは病院に駆け込んだものの、ライブの授業広報のために長居ができなかったことを伝えます。

「あんな利己主義の兄貴が、
ライブの撮影を放り出すように病院まで駆けつけたんです。
センのことが好きだと思います」
「…」
「兄貴は俺のためにセンのことを振ったんだと思います。
あの性格とはまったく違った行動です」
「は…」
「もしも俺のことがなかったら、
きっとセンと兄貴は上手くいったと思います。
センが兄貴のことを好きだということも解っていますよ」
「…」

バス停
「…」

…私、パク・ハナはチン・コンミョンが公務員試験に合格したら、真面目に付き合います。
このメッセージを消去…。

「…」

「…」

「…」


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鷺梁津(ノリャンジン)から遠くない汝矣島(ヨイド)にそびえる63(ユクサン)ビルディング。
そのスカイレストランにコンミョンはハナを招待しました。

# この高層ビルの60階が展望台で、地下は3階。
アートギャラリーなどもあります。
さて、ドンヨンの5番目の目標は、
5.ジヨンにもう一度“愛している”と言うこと
…これは無理だろうな…。


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