一人酒男女 第15話(下) 利己主義の男

(photo by nana)
一人酒男女 第15話(下) 利己主義の男
家に帰ってハイキングの日の夜のことを思い出すジニ

「私を愛する人ってもういないようだわ」と泣き出すジニでした。

「ファン教授は気持ちの変動が大きいから、
それを抑える努力とか…、
それに大声を出さないように気を付ければいいんだよ」
「そうなの…?」
「ああ、それに浪費癖とか、
男を傷つけるような言動を避ければいいんだ。
男を疲れさせないように…」
「じゃあ、生まれ変われというのね…。
わ~」
「ゴメン…。
ちょっと努力してみると、
人に愛される人になると言いたかったんだ」

ということで、朝起きてみると…、

「あ~!」

別れを告げられたハナはサムギョップサルで一人肉と焼酎
…幸せな思い出…、それが続くのだと思っていた…。

ジョンソクも音声認識のソフトに話しかけます
「私はノグレさんに厳しすぎたかな?」
…厳しいということは、
他人を傷つけることを意味します。
話し方に気を付けて下さい。
「いや、これが正しい選択だ…」

…今日の一人酒は全てを忘れさせてくれる…。
とハナは眠り込んで…。
コンミョンはハナの家のそばに…、

「ナ・ユンチャンっていう人。
人気になっている芸術家を知っている?」
「え?!ナ・ユンチャン?」
「私だけが知らないわけじゃないわよね?」
「セン。
いったい何のことを話しているのですか?」
「私…、私は捨てられたわ。
ナ・ユンチャンを知らないというだけで、
無知だと言われて…。
ナ・ユンチャンを知らないってことが、
そんなに悪い事なの?」
「話はまたにしましょう」

コンミョンはジョンソクの家の前
タクシーで帰って来たジョンソクに、
「ヒョン!」
「どうしたのか、家を出て行ったと思っていたが、
どうしたのか?」
「ヒョン。…センと別れたのか?」
「は~、もう知ったのか…。そうだ、別れた」
「ヒョンは、俺の気持ちを知って別れたのか?」
「俺がそんなことを気遣うように見えるか?
お前の感情なんか、気に掛けたことすらない」
「何で彼女を捨てたのか?!」
「無知だからだ!」
「え?!」
「彼女は私のクオリティには似つかわしくない!」
「ヒョンは人間なのか?
捨てるくらいなら最初から付き合うな!」
「…」
「捨てて傷つけるくらいなら付き合うな!
この利己主義の野郎!」
「何だと?!」

ハナも同じくやって来ます。
「二人は何をしているの?」
「…」
「ヒョンとか言っているけど、
チン教授はあなたの兄なの?」
「…」
「チン教授…。
コンミョンの兄さんなのですか?」

「ヒョン。
何か言えよ!」
「どうしろって言うのか?
私は全てを話したから、これ以上は話すことはない」

「セン。
もっと早く兄弟だと言っておけば良かったけど、
すみません。
俺も二人が付き合っていることをつい最近知ったんです」
「コンミョンな。
説明はいらないし、謝ることも不要だわ。
私こそミアネ。
二人とのこれまでのことをよく考えなかったわ。
自分のことを隠してばかりで…」
「セン…」
「今日は帰るわ」

「…」

「俺の気持ちを知っていながら、
どうして遊び半分に付き合っていたのか?!
真剣じゃないなら付き合うべきじゃなかったはずだ!
これからは俺がセンを守る。
二度と傷つかないように!」
「話は終わったのか?
仕事の邪魔はしないでくれ」

一人になって、ジョンソクは…、
「…」


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「ファン教授は気持ちの変動が大きいから、
それを抑える努力とか…、
それに大声を出さないように気を付ければいいんだよ」
「そうなの…?」
「ああ、それに浪費癖とか、
男を傷つけるような言動を避ければいいんだ。
男を疲れさせないように…」
「じゃあ、生まれ変われというのね…」
# そうです。
生まれ変わらないとドラマがまとまりません。
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「私はノグレさんに厳しすぎたかな?」
…厳しいということは、
他人を傷つけることを意味します。
話し方に気を付けて下さい。

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