ドクターズ 第19話(中) 誠実な謝罪

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ドクターズ 第19話(中) 誠実な謝罪

ソウは院長室へ…

父親を待つ間に引き出しの中に見えた万年筆を何気なく触っていると、それがボールペンでもなく、ノック式のレコーダでした。

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録音の中には、
「あなたを殺します。拷問にかけて死ぬまで見届けます」とのヘジョンの言葉。
それを聞いて、13年前の医療ミスが真実だったと理解することになります。

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執務室に戻った院長に、
「ヘジョンが話してくれました」

「その名前は聞きたくない」
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「あれは単なる間違いで、当然意図したんじゃない。
 どんな医者だって解っているはずな事なのに、
 彼女は私にストレスを与えるんだ」

「ヘジョンがアッパに何をしたの?」

「考えただけでも頭が痛くなる」
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執務室に帰って聞き直すソウ

…先に院長にお話ししたように、これからも調べを続けます。
ハルモニの手術の間に起きたことを。

…何か見つけたのか?

…いいえ、しかし、別の方法をとることにします。
あなたを殺します…。

「…」
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ソウとヘジョン

「あんたが
 “拷問にかけて死ぬまで見届ける”とアッパを脅していることが解ったわ」

「あんたのアッパから聞いたの?」

「いいえ、録音だわ」

「“録音”?」

「ええ、レコーダーだわ。
 あんたとアッパの二人の会話だわ」

「その可能性はあるとは思った」
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「医者のくせに、なぜあんな言葉が言えるの?
 だいたい、あんたは一度もミスはなかったと言えるの?」

「手術中にミスはつきものだわ。
 しかし、あんたの父親が私に言った言葉を知らないはずだわよね?
 “自分はベストを尽くしたから、何も怖くない”と言ったのよ。
 そして、話は私の両親とすると言ったのよ」

「あんたが未成年だったからだわ」

「それは関係ない。
 まずは誠意ある陳謝の言葉を発するべきだわ

「…」

「院長からの誠意ある謝罪と、
 私のハルモニの生命への尊敬の気持ちが分かれば…、
 私だってこんなことまではしないわ」

「どうしてこれまで何も話してくれなかったの?
 少しでも話してくれれば、あんたのことを誤解しなかったわ」
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「あんたには、もっと思慮深く考えて欲しかっただけだわ

「なぜ?」

「私の数学の試験の前に、
 あんたが親切に手伝ってくれたおかげで、
 私には数学へのインスピレーションと人生への希望が湧いたわ。
 だから、あんたには何も言えなかったのよ」
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(# 私もソウには、脳神経外科らしく大脳皮質をもっと使いなさいと言いたかったです)

ジホンはユンドのために「自分の好みの焼き方だが」とステーキで待っていました
ユンドは「ヴィンテージのワインだ」と訪問。

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ワインで乾杯したものの、ユンドは飲む前に、

「あ~、どうして俺が男同志でこんなところでワインを…?」

「実はお前に対して、
 アボジが亡くなった時のことと、
 今回の役員会での投票の件でお礼を言う機会がなかったからだ」

「…」

「俺のことがそれほどまでに好きなのか?」

「あ~ぃ!
 まさかそんなことがあるわけないじゃないですか」

「じゃあ、ユ・ヘジョンのことが好きか?」

「ええ」

「俺のことをもっと好きになってくれないかな…?」と、
ジホンはステーキをユンドの皿に分けてあげます。

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「ゴホン!ゴホン!」

「大丈夫か?」

「吐き出しそうです。
 何でそんな…」

「俺はお前のことが好きだからだ」
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「わ~、それは、それは良い手だ。
 諦めさせようとしている…」

「じゃあ、諦めてくれるのか?」

「ええ、降参します。
 仕方なさそうだ…」
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「ソウのことは?」

「ソウは妹だと思っています。
 助けてやりたい…。
 しかし、
 もう先生のことにはスヌーピー(#)にはなりません」

「いつ鼻を突っ込んだと言うのか?」

「チン院長の弱点を探しているからです」
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# スヌーピー(snoopy:何でも詮索する、鼻を突っ込みたがり屋さんの意)

テホとヘジョンはそのころ…

「気楽に何でも話してくれ」

「ホン教授が私のために研究所に左遷されたということをご存知ですか?」

「解っているさ。
 それでジホンとはいつ結婚するのか?」

「?!」
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「私たち老人を悲劇から何とか救ってくれ」

「医科長…」

「ははは、冗談ではないんだぞ」

「実は、私のためにホン先生が何を隠しているのかを知りたいんです」

「…」
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「チン院長から呼び出されて、
 “私がホン教授の人生をブロックしている”と言われたんです。
 私は医科長のことを尊敬しているんです。
 キム医科長だって、
 私にはホン先生の進路の障害にはなって欲しくはないはずです」

「…。
 ポイントを突かれたようだな…」
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そして納骨堂

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「ハルモニ…。 元気?
 私は元気じゃないわ。
 あの時のことをずっと思っていたから、
 ハルモニが手術で亡くなったことだけにこだわり過ぎていたようだわ」
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「でも、それでは幸せじゃない。
 もっと幸せにはなれない。
 ハルモニの家に下宿していた、
 変わり者(goofy)のホン先生のことを覚えているかしら?
 でもね。
 私はあの人の傍にいると、なぜか笑顔の自分を見つけるのよ。
 気分がいいのよ。
 ハルモニだって私の幸せを望んでいるわよね。
 私が…、私は幸せになっても良いかしら?
 ハルモニのことはいつも、
 いつも思い続けているから、
 私は私だけで幸せになっても良いかしら?」
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ジホンとヘジョン

「まずは食べよう。 家から来たのか?」

「ハルモニに会って来たわ」

「んん~、今度は一緒に行こう」
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「んん。
 でもあなたはファウルを2度したから、
 あと1回でアウトですよ」

「え? どこでファウルをしたかな?」

「キム・テホ医科長に会って来たわ」

「!」

「怖いでしょう?!」

「んん、どうもまた喧嘩になりそうで怖い。
 いつもユ・ヘジョンには叱られるからな」
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「…、
 あのUSBを使って、好きなようにして下さい
 私はチン院長が私との会話を録音したことも知っていますから、
 そのために、あなたが躊躇していることも知っています。
 実行はしなくても心に決めたのは確かだけど、
 今はもう本心が違っています。
 どうか、先生は、
 なんとかチン院長には私に謝罪をさせて下さい」

「…」

「先生には私にない強さがあります。
 それをこの機会に、私には気兼ねせずに使って下さい」

「彼はあれで訴訟を起こすと脅したんだ。
 しかし、俺もそれは表面的なことであって、
 君を傷つけるようなものではないと解っている」

「ええ、私も、もしもの時は取引に応じます。
 だけど今は、
 先生が私のことをどれくらい信じているのかを知りたいです」
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役員会

「念願の介護センターの着手に至りました。
 1200億ウォン(約120億円)の建設費です」
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役員会での院長のプレゼンを祝福するチン・ソンジョン理事長です。

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しかし直後にソウル地検からの逮捕令状

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「あなた達は何のつもりなのか?!」

「一緒に行きますか?
 あなたにも関係している件です」
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TVニュース

…2006年からの10年余りで、
 3000億ウォンに及ぶ利益隠しの立件で…
 20憶ウォンの賄賂の

ソウとユンドもTVで知ります。

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ジホンとヘジョン

「チン院長だって席にはいられないようだな」

「私も覚悟はできているわ。
 過去は現在ほどには力があるとは思えなくなりましたからね。
 やりましょう!

「わ~、また怖いことを…」

「可愛いわ(キウォヨ)」

「?!」

「…」(笑顔)
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「何でまたそんなことを言い出すのか…?
 思いもしなかった…。
 普通は俺のことをみんなが、
 紳士的でカリスマがあるとしか表現しないけど…」

「じゃあ、これまでも先生のことをもっと脅し続ければ良かったです。
 私はこんな性格ですからね」

「それが可愛い(キウォヨ)」

「んん~、やっぱり私には負けませんね!
 本当に嫌です!」

「どういうことか?
 いつだって君には勝たせてあげてるじゃないか?!」

「そんなことはありません。
 私はほんのちょっとしか勝ててはいません」
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「君はいつも勝つことにこだわり過ぎだ!」

「そんなことはありません。
 どうして自分勝手な結論になるんですか?!」

「は~」

「ふふふ…。
 どうしたのですか?」

「…。
 キスがしたくなった…」

「わ~!」
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「早く!」
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刑務所

「検察はお前のことも調べたのか?」

「そのうちにあるかもしれない」

「心配するな。 私が責任をとる」

「それは良くない!」

「いいや、私は高年齢だから保釈金で出所できるからだ。
 二人とも刑務所に入るなんてことはあってはならない」

「アボジ!」

「お前が刑務所に入るとなれば一睡もできなくなる」

「俺だってアボジのことじゃあ、一睡もできません!
 あの、ホン・ジホンには仕返しをしてやる!」

「…」
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ユンドとソウ

「慰めたいようだけど、
 言いたいことは何でも言って欲しいわ」
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「君にはこんな経験がないだろうから、
 俺の言葉はどうしても君の気分を害すると思う」

「…」

「俺には2度経験がある」
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急いで院長室に戻ってレコーダーを探すミョンフン
そこに弁護士

「証拠隠滅の疑いです。
 被告席に立つことになります」

「保釈金で何とかならないのか?」

「高額になりますが…」

「そうしてくれ! 
 金額の問題じゃない!」

ソウを呼んで

「あのユ・ヘジョンはどうしているのか?」

「それを尋ねたいから呼んだの?」

「今回はホン・ジホンが我々に攻撃をしかけたからだ。
 見逃せない!」

「…」

「ユ・ヘジョン先生のことをメディアに流して、
 ホン・ジホンには思い知らせてやる!」

「ユ・ヘジョンがなぜマスコミの餌食になると言うの?」
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「脅迫の言葉を録音した。
 レコーダーが見当たらないが、探し出すさ」

「私が壊したわ」

「何だと?」

「彼女のハルモニの件でのアッパのことを聞いて知ったわ。
 アッパへの脅迫は私への脅迫と同じだと感じたからだわ」

「もう13年も前の出来事で、家族との和解も済んだことだ。
 むしろ彼女がこの病院にやって来たことの方が正常じゃないと思わないのか?!」

「彼女は正常じゃないわ。
 もしもアッパに何かあったら、私が彼女を殺すわ」

「…」

「なぜあんなことをしたの?
 ただ、自分の医療ミスを認めて、
 謝罪すべきだったのよ」


「…」

「なぜ彼女の気分を壊すようなことを言ったの?!」

ソウは「周りが徐々に知っていったら、私の立場もなくなる」と、ミョンフンが謝罪せずにお金で家族と和解したことを責めます。

「周囲の声は気にするな。
 そのうちに収まるさ。
 お前のハラボジだって、保釈金ですぐに釈放されるさ」
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「ヘジョンの昔の夢のことを知らないでしょう?!
 彼女は自分のハルモニのことを幸せにするために、
 高校を出たらハルモニの店を手伝うことだったわ」

「…」

「彼女の夢は、
 ただただハルモニと幸せな生活をすることだけだったのよ!」

「…」

「アッパはどうして人を励ますようなことができないの?!」

「…」

「“私はベストを尽くしたけど、
 こんな結果になってしまって、申し訳ない。
 本当に申し訳ありません”と、
 誠実に謝罪しておけば
 ヘジョンの気持ちがこんなことにはならなかった筈だわ!」
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# スヌーピーと意訳していますが、ユンドは「ビーグル犬」と言っています(著作権に絡むからだと思います)。
韓国での例えで“犬”はあまり良い意味には使われていないと思いますが、逆説的に野性的な強さとしてしばしば出てきます。
スニが「“シベリアン・ハスキー犬”みたいな人」と言ったユンド。
彼は自分の家をパランとインジュに占拠されて、「この建物に住む“人類”はホン先生しかいません」とジホンの家に逃げ込みました。
その際にパランやインジュを「上の階の“ビーグル犬(猟犬)”」と称しました。

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ユンドは、パランとインジュに“相手の気持ちが解らない人たち”として、「メンタルアセスメント(精神分析)ができない人たちが、よくも外科医になれたもんだ」と称し、他方インジュは「脳神経外科の妄想よりはましだわ」と切り返しました。

作家は非日常的なセリフやシーンは1割に留めたいという考え方の人ですが、ジホンを取り巻く男女たちが知性と理性の友情で繋がっているようで、すがすがしく思えた場面でした。

DR yy

# ところで、
今回はジホンがサーロインステーキを焼きました。
サラダに加えて、ステーキのサイドにはプチトマトとズッキーニが見えます。
また、下の↓サイトに「スーニハワイへようこそ」としてジホンのパスタをアップしています。
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-2967.html

もう一つ使って欲しい食材はパプリカです。
昨年の冬、南大門市場で撮影したものですが、4個くらいで約200円と、日本と違って韓国の特産なので安いです。

パプリカをフォークで刺して、少し焦げるくらいにガスレンジで焼いて、水に浸すと薄皮が簡単にむけます。
それを縦にスライスしておきます。
オリーブオイルとニンニクとを一緒に熱して、そのオイルでステーキを焼く場合には、ステーキが焼きあがる頃に、一緒にパプリカを入れると、そのまま色鮮やかなサイドディッシュとなります。

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なお、パスタ(スパゲティやリンギーニ)も大量のお湯と塩で沢山ゆでて、小分けにラップで包んで冷凍庫に入れておけば、いつでも取り出して、同じ食感で楽しめます。
(このパスタの冷凍は、大きなパーティ用に朝から準備するという、ホテルオークラのシェフから習った秘訣です)

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