ドクターズ 第17話(上) 停職

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(2016.07.13@南漢山城)
# この写真はドラマ『華政』の舞台となった、第15代王・海光君と第16代王・仁祖の南漢山城(ナマンサンソン)の「行宮(ヘングン:王の旅先の宮殿)」。
(観光のための入り口のチケット売り場です)
第22代王イ・サンが遷都したかったという、水原(スウォン)・華城(ファソン)の正殿も同じく「行宮」と呼ばれます。

ドクターズ 第17話(上) ヘジョンは1か月の停職処分

…法律では罰することができない真実。
しかし、その真実とは人がどのように考えるかによる。
私は誠実な気持ちからの謝罪を求めて真実を追求して来た。
(ヘジョン)

13年前のハルモニの胃がんの手術を執刀したのがチン・ミョンフン現院長で、助手はキム・ジヒョンでした。
新手法による手術だったとはいえ、思いもよらない出血に際して輸血の準備が不十分で、さらに切開した腹部の部位が間違っていた医療ミスだったようです。

「お前は酔っているのか?
 もう俺の手術には助手はさせない!」

「すみません」

「早く(出血を)吸引して、輸血を急げ」

「腹部の切開が必要ではないでしょうか?」
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「患者がショック状態です!血圧が下がっています」

新たに腹部の切開を始めますが、既に手遅れ。
ハルモニは急死に至ります。

…私が知った真実だが、これによって、私の人生がどのように変わるのかは分からない。
(ヘジョン)

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クギル総合病院
(倫理・規律強化委員会)


院長のチン・ミョンフンは、ユ・ヘジョンがアン議員の治療に際して、クギル病院の名誉を棄損したとして委員会を開始します。

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ヘジョンは、
「最初に皆様に感謝申し上げます。
 これは、著名な人の担当をした医者としての私の名誉でもあるからです」
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「アン議員の担当医ですよね。
 なぜ患者の痛みの訴えに関して検討しなかったのですか?」
(ジホン)

「私はその間は脳神経外科の手術中でした。
 そのために事前に、
 同じフェロー医にその間のことを託していました」

「なぜ他人のことを最初から持ち出すのか?
 責任逃れではないか?」
(チン・ミョンフン)

「時間を急ぐ緊急手術だったのですか?」
(他の委員)

「脳内の動脈瘤破裂(ruptured cerebral aneurysm)は、
 時間との勝負です。
 つまり、時限爆弾を抱えた状況でした。
 猶予はできませんでした」
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「ユ先生はその手術の間は、
 アン議員には問題がないと思っていたということですか?」
(キム・テホ)

「そうです。
 それくらいに私のことを重要な医者と考えて戴いて感謝しますが、
 私にとっては他のフェローに託するのがベストの選択だと判断しました」

「…」
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ユ・ピョル看護師

「不公平だわね。
 なぜユ先生が処罰を受けないといけないの?
 チン先生こそ責められるべきだわ」

「そうよ。院長の娘だから、問題にしないのよ。
 権力者を親に持たない人の悲劇だわ」
(スジン)
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そこにソウ

「変な雰囲気だわね? 何を話しているの?」
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「あ、あ~。 ユ先生の処罰のことです」
(ジュンテ)
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チン・ミョンフンとソウ親子

「なぜまだアッパのことを避けるのか?
 怒っているのか?」

「規律委員会のはずだったでしょう?」

「査問は終わった」

「昼食の後で結論を出す予定だ。
 その際にはこの資料を提出するつもりだ」
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ヘジョンの過去からの経歴を準備しています。

「なぜホン先生が高校の時の担任教師だったと言わなかったのか?
 それにユ先生が火災事件の時の問題児だったことも言わなかったのか?」

「その話は持ち出さないで下さい。
 私はあの事件には関わりたくはないわ」

「いいチャンスじゃないか?
 アッパが上手くやるさ。
 アッパがお前のためになると、
 ハードトレーニングをさせてきたことを示すことにもなる」

「なぜ私がアッパのためになの?
 この前は私をぶったわ。 それが教訓なの?
 あれが私にとっての“人参”だったの? 
 私にはアッパの助けなんてもう不要だわ」

「お前を叩いた後は眠れなかった。
 アッパがどれくらいお前を愛しているのか分からないのか?」

「私は放っておいて欲しいのよ。
 これが私の弱みになるからだわ。
 このためにどれだけ辛かったのかが分かるの?!
 こんな過去をおおっぴらにするなら死んでやるわ」
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# ソウがネットに流した記事でした。

ヘジョンは病院からの処罰を覚悟で身の回りの整理をしています

ソウが入って来て、
「私のせいだと思っているの?」

「そうだわ。
 私はあんたにお願いしたのに、
 あんたはヨングクにたらい回しにしたからよ」

「…」

「でも、私にはどうしようもないわ。
 だからあんたのことは責めない」
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「それでどうするの?」

「運が悪かっただけとしか思わないわ」

「あんたが私と同じような感情を私に持っていると思って怖かったわ。
 だから私を責めるのは当然だと思った。
 でも、ユ・ヘジョンは違うようだわね」

「あんたを責めないから、それであんたが傷つくってことなの?
 こんな状況では、
 あんたの周りの人たちだって、誰があんたのことを責めるというの?」

「責めるわ。 誰もがそう噂しているわ」

「そうなの?
 ではあんたの周りの人と私が違うことを批判して欲しくはないだけだわ」

「あんたを批判しているように思えるの?」

「?」

「私はあんたのことを決して批判したことはないわ」

「?」

「いつも尊敬していたわ」

「?」

「あんたは生まれながらに賢い人だけだったのよ」

「…?」
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院長の部屋に理事長が来て、「規律委員会のことは無視しろ」と進言。

「いいえ、従業員の規律を強化する良い機会です」

「注意するんだぞ。 どうも悪い予感がする。
 (ホン)ドゥシクを税金問題で追い詰めた時からの予感だ」

「大丈夫さ。
 私がアボジのことを危険にさらすようなことをするわけがない」

「分かった。 上手くやってくれ」
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午後の委員会でのキム・テホ

「減俸とか休職とか停職の処分を決定いたしましょう。
 ただし、ユ先生への警告は既に十分行ったと思いますがいかがでしょうか?」

「いいや、彼女はメディアでも有名だし周囲が見ています、
 彼女のどこに後悔の態度が見えますか?
 解雇すべきです」
(ミョンフン)

「これくらいのことで解雇するとすれば、
 私たちの方が反論されます。
 倫理・規律の基準に問題があると思います」
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「これは脳神経外科全体の問題であって、
 私たちは個人のことを責めるわけにはいきません」
(ジホン)

「ホン・ジホン先生は彼女に個人的な感情があるからではないでしょうか?」

「院長こそ個人的な感情を持ち込んではいませんか?」
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ガンスがVIP付きのナースからの電話に出なかったことを責めるギョンジュン

「ウェブトゥーンばっかりでなく、仕事に専念しろ!」

「…」
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ガンスは微笑んで黙って部屋を出ます

何も言わずに出て行くガンスのことをヨングクは、ギョンジュンに、
「ガンスは自分が尊敬するユ先生のことで責任を感じているのに、
 どうしてそんなことが言えるのですか?!」と、いつになく怒りを表します。

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キム・ジヒョンが来ます

「久しぶりですね。
 連絡があったので待っていました」

「歓迎して貰って、良い気分です。
 前回の申し出はまだ生きていますか?」

「勿論ですよ」

キム・ジヒョンとジホンの間には何か取引があったようです。
この13年前の切り札の男がこれからどのようなセリフを発するのかが期待です。

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ジホンは、「話には良い部分と悪い部分があるが、今の時間は空いているか?」とヘジョンを呼びます。

講堂で

「話して下さい。 良い部分を先にしてください」

「では一つだけ身近なことを話す」

「なぜですか?」

「本当に良い事はなかなかやっては来ないからだ」

「私には“大きな木(the Giving Tree)”が必要な時です。
 “あしながおじさん”を待っているところです」

「ははは、もう俺は元のようには戻らない」

「…」
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「倫理・規律委員会の結論のことだ。
 君が私から聞いた方が良いと思った」

「そうですね。 悪い結果ですか?」

「1か月の停職だ」

「…。 思ったより短いですね」

「…。今日の君はとても素敵だった。
 俺が君の恋人なのがとても誇りだ」
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「とても良い査問をして戴いて良かったです。
 私は査問の場に、
 罰を受けるためだけに出席するつもりはありませんでした。
 みなさんには、
 医者として私がどれほど成長したのかをお見せしたかったのです」

「んん。では次の話の良いところは別の件だから、
 そのことについては、場所を変えて話をしよう」

「コール!」
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ガンスにヘジョンは、

「やあ! 私は1か月の停職だわ! 
 患者の容態をしっかり頼むわよ!」
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レジデントたちの今回のたらい回しに関して、ギョンジュンを叱るユンド

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ガンスはその場に来て、
「すべて私の責任です」と。

ギョンジュンは、
「お前のお蔭で俺まで大変なことになった!」と責めます。

黙っているガンスに、さらにギョンジュンは、
「なぜお前は黙っているのか?!」

じっと我慢して聞いていたガンスですが、
「いい加減にしてください!
 俺は責任を感じているんです!」

「…」

「これ以上、俺に何を言えと言うのですか?!」
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そこでダウン

「ガンスや!」

「!」
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「バイタル(vital)チェックだ!」
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# vital:血圧、脈拍などの基礎データ

ユンドたち

ギョンジュンはガンスの脳膜腫(髄膜腫)が大きいので、ギョンジュンは
「視力だけでなく、運動神経に異常がでます」

「そうだ」

「だからでしょうね。 いつも頭痛を訴えていました」

「…」

「痛みを嫌がっていました」

「眩暈をしていました…」

「飲み過ぎだと言っていましたが、
 あのパーティでは一杯でダウンしました」
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「お前たちは目撃情報を分け合っているだけなのか?
 ガンスが目を覚ますことができるのか、俺は心配だ」
(ユンド)
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「大丈夫か?」

「…」

「そのままにしていろ」

「大丈夫なのか…? 困っていたろう…?」

「ちょっと…」

「なぜ、病気のことを言ってくれなかったのか?
 俺は…、本当に驚いたんだぞ」
(ヨングク)

「いつからなのか?」
(ユンド)
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「分かりません」

「どれくらいの頭痛なのか?」

「左目の奥の鈍い痛みが…、
 7~10日まえからでしょうか…」

「目はちゃんと見えているのか?」
(ジュンテ)

「ヒョン。 左目が調子良くないんです」

「お前の脳膜腫がブラックアウトの原因となったことが分かっているだろうな。
 だから急患の電話にも出ることができなかったんだな」

「VIP病室のナースからの電話の時も、
 まったく記憶がなかったのです」

「…」

「ヨングク兄貴にも、ジュンテ兄貴にも悪いと思う。
 ミアネヨ」
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ふたりは夜の散歩(夜釣り)

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「明日も仕事なのに、遅くていいのですか?
 私は1か月の停職だから、夜に出かけるのも気持ちいいけど…」

「自分に戻るのが早いな。 自分の本心も見つけたようだな」

「私はひとつ発見したから、
 これからはもっと自分を見つめることにします」

「それは忙しくなりそうだ。
 俺はこれから、失業者の恋人をもてなすことになりそうだ」

「嫌ですか?」

「いや、楽しみだ」

「さあ、ではもう一つの良い事を話してくださいな」

「(釣り場についてから話すから)ちょっと待ってくれ」
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ユンドの家
(ウィスキーのロックを作っていました)

またパランが帰って(?)来ますが、今度はインジュが一緒でないので、ユンドの方が不思議に…

「インジュは家の内装の改修で戻った。
 ところで、これまでのことを聞いたぞ。
 辛かっただろう?
 ジホンも辛かっただろうけどな」

「ユ・ヘジョン先生はタフだ。
 上手く喚問の時間を利用したんだ。
 それに、1か月の停職は良い休養になる」

「お前はどうして、
 ジホンの恋人のことが諦めきれないのか?」

「クロムヨ(そんなんだ)…。 分からない」
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「早く恋人を見つけるんだな。
 俺の知り合いの女の子たちに点数を付けて、
 可愛い子を揃えるから」

「嫌なんだ。
 しばらくはそんな気持ちにはなりたくないんだ」

「愛という感情は、意外にも簡単にはやっては来ないもんだ。
 どれくらい好きなのか?」

「…、サムチョン。
 …、俺がどれほど院内政治を嫌っているか知っていますか?」

「分かっているさ。 俺も嫌いだから」

「だけど、俺は彼女のために役員のひとりになるつもりだ」

「なぜなのか?」

彼女が二度とこんなことに巻きこまれないように守りたいんだ

「じゃあ、ジホンもお前には注意が必要だな」
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# 黒騎士ユンド! 最高!

ふたりは夜釣り

「アボジと一緒に、こんな時間まで釣りをしていると、
 以前は帰りたくなった」

「釣れなかったからなのですか?」

「いいや、黙って座っていると、
 緊張して耐えられなかったからだ」

「…」
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「でも今は、静かにこうして黙って座っているのが好きだ。
 ようやくアボジが夜釣りが好きだったことを理解できたようだ」

「なぜ人は一緒の時じゃなくて、
 いなくなってから理解できるようになるんでしょうかね?」

「いなくなる前に相手には良くしておくしかないようだな。
 とくに好きな人が傍にいる時に…な!」

「は! Yes, Sir!」
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(このシーンは明日に続きます)

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# レジデント3年目のピ・ヨングク(英国)を演じているのはペク・ソンヒョン
『アイリスⅡ』と『華政』でも知的な役柄でした。
とくに『華政』では大陸の清国の捕虜となった世子(セジャ)の役で、半島に新しい文化と改革をもたらそうとしたのですが、親明派の父親の仁祖(第16代王)の側室、官僚たちの権力争いのために、毒殺による非業の死でした。
世子のソヒョン(昭顕)
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# ガンスの脳膜腫の部位は図の髄膜またはくも膜のあたりの腫瘍のようです。

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