南漢山城(ナマンサンソン)

autumn_20160902082447306.jpg
(春に紹介したハナミズキやヤマボウシの花が実になっていました:2016.09.02)
nats.jpg
(2016.09.03)

# 『ドクターズ』でヨングク(英国の意の名前)を演じたペク・ソンヒョンでした。
『華政』でも第16代王・仁祖の長男(世子)として、とても重要な役を演じました。
問題は仁祖にあったという歴史解釈の一部です。

『華政』より

(1)海光君

「いいや、明の安全よりも、
 朝鮮の安全の方を優先すべきだ。
 私の忠誠心は明ではなく、
 “朝鮮の国民”だ!」
1123_2015071313015069f.jpg
# 明国からの監視を逃れて、密かに南漢山城に“火器都監(ファギドガム)”を創設して、武器弾薬の開発を急いだ第15代王:光海君(クァンへグン)でした。

王朝時代、半島は2度に亘り外国から制圧され、王は法宮を離れました。
1592年、建国200年目の危機は豊臣秀吉軍による侵略(文禄・慶長の役:壬辰倭乱・イムジンウェラン)。
そして1636年、大陸は“清”へと変わり、12万人の兵力で清が半島を征圧しました

その前の1623年のこと。
第15代王・海光君をクーデターで廃位させて、仁祖が第16代王に就任したのですが、その名分の一つには親・“明”でした。
その当時の大陸の変化に気付いた海光君は親明から親清とバランス外交を試みていたものの、仁祖をはじめ、国内の親明派の勢力に追い出されたということです。
ドラマ『華政』では仁祖の明らかな外交の失敗を描いています。

(2)世子

「何だと?!“学ぶ”だと?!
 “野蛮国”と“外国”から学ぶと言うのか!?」 

「そうです。
 外国での生活を通して、
 私たち朝鮮国がいかに小さいかということ、
 いかに敵視しても勝ち目がない戦を、
 明国から強いられたかということが解りました。
 これからの朝鮮のためです」

そこで仁祖が言い出すのは、「では全てが私の間違いだったというのか?お前の方が王に相応しいと言うのか?」と…。
「私が意識を失っていた間は、
 お前が王だと思っていたに違いない!」

「アバママ!
 どうか私の真心を信じてください!」
4411e_20151013232806ecc.jpg

南漢山城(ナマンサンソン)

わずかな兵力なのに、仁祖が清の12万の兵力との徹底抗戦を決めて、籠城・立てこもったのが南漢山城です。

(南の門)
sanson 44
(以下7月13日の撮影)

また、ドラマ『華政』では海光君が明の監視を逃れるために密かに武器弾薬の開発をここで始めました。
火器都監(ファギドガム)の前身です。

sanson46.jpg

南漢山城はソウルの南東25kmに位置し、海抜480m、城壁の長さは12.3km、面積は2.3km²です。
食料さえ豊かだったら数万人の兵士が生活できたと言われます。
しかし、十分な食料の備蓄がなかった。
仁祖は最後の日の夜に水刺間(スラッカン)の尚宮が料理した最後の鶏の“タッカンマリ(鶏一羽)”の水炊きを食して翌日に清軍に投降したと言われます。

(行宮・ヘングンです)
sanson1.jpg

(玉座)
sanson2.jpg

行宮から下った行宮の入り口です。
ここまで仁祖は降りて行き、清と朝鮮の兵士が立つ中で、漢江へと連行されます。

sansonn3.jpg

南漢山城でのドラマ『華政』の降伏のロケシーンです。

koufuku.jpg

現在でも山菜が豊かな“サムゲタン(参鶏湯)”が名物料理で、雉のサムゲタンもあります。

sansonn5.jpg

<アクセス>
ソウル中心部から地下鉄とバスを乗り継いで2時間はかかります。
地下鉄8号線には“南漢山城入り口”という駅と“山城”という駅がありますが、バス停までは「山城」駅が近くて便利です。
9番のバスが南漢山城の南門と北門(終点)まで、約3kmを運んでくれます。

(バスの中での撮影)
YouTubeに投稿しています。
http://www.youtube.com/watch?v=btv1quLbnBM

bus3.jpg

私は南門でバスを降り、東の行宮に向かって(下って)行きました。

(道路の左手)
namu5.jpg

行宮のチケット売り場のあたりには、たくさんの食堂やカフェ、コンビニがあります。

namu4.jpg

namu3.jpg

namu1.jpg

この日の夜はソウルの江北(カンプク)の仁寺洞(インサドン)で王様のレストランでした。
(KJSより「王様のレストラン」)
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-2943.html

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ
1週間のランキング@「にほんブログ村」

王朝最大の三田渡(サンチョンド)の屈辱

食料も尽きて、仁祖たち1万3千人の兵士たちは降伏。
清の第2代皇帝の前で、3回ひざまずき、9回頭を地面にこすりつけるという屈辱の謝罪でした。
それだけでなく、多くの庶民が奴隷とされ、また世子のソヒョン(昭顕)と次男の鳳林(ポンリム:後の第17代王)が人質となって8年間を清で過ごすことになりました。

(KJSの『華政』は以下↓などと、王朝絵巻<シーズン4>で紹介しています)
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-2550.html

外交の最大の失敗は“戦争”だと言われます。
20世紀初頭の帝国主義の世界情勢の中で、日本政府も韓国政府も世界の情勢を見誤ったと思います。
その結果が、日韓併合(1910年)であり、また第2次世界大戦だと思います。
韓国は日本の軍事力を見誤り、また日本は米国の軍事力を見誤ったとも思います。
一番苦しんだのはそれぞれの庶民だったと思います。

# ホン・ヨンを演じたのは『ドクターズ』の院長チン・ミョンフンでした。

<『華政』最終話より>

ポンリム(孝宗:第17代王)を訪ねるチョンミョン

「いらっしゃい媽媽。待っていました」
5566c.jpg

別造応(旧火器都監

「え?!チョナから食事を賜るのか?!」

「さあ食台を広げるぞ!行こう(カプシダ)!」

そして人生のよき日

賜った食事を前に、硝石班長(焔硝匠)のボンスは、
「チョナだけではないぞ、
 この名誉は公主媽媽やホン大監や、
 イヌ内禁衛(ネグミ)将のお陰だ」
5566d.jpg

監造官のパングンは、
「心配するな!もっと良いニュースが二つだ。
 ホン・ヨン大監が右領議政(副首相)に抜擢された。
 もう一つは、ホン・ジュウォン大監が、
 軍部の総指揮という特別職を与えられたんだ!」

「わ~、本当に?!」
5566e.jpg

そこに、ホン・ヨンが
「私にも食事を分けてくれ。
 別造応の司令官だからな!」

そこで、昇進したのではないのかと騒ぎ…。

5566f.jpg

チェ・ミョンギルもジュウォンを訪ね、
「昇進が却下されたというのは本当か?!」

「ああ、公主媽媽が拒んだんだ
5566g.jpg

孝宗とチョンミョン公主

「今日から私たちはチョナの敵になります。
 これがお断りの理由です。
 敵である限りまた宮中を去ります

「媽媽、私の敵になるとは…、
 いったいどういうお考えなのですか?!」

「…」
5566h.jpg

チェ・ミョンギルは孝宗を訪ねて
「チョナ…」

「そなたも公主媽媽の言葉を聞いてやって来たのだな?」

「…」
5566k.jpg

「そうだ。これが媽媽のお言葉だ」
5566m.jpg

孝宗が開いたのは、チョンミョンが「華政」と書いた掛け軸でした。

「“権力というものは最初の意義を自然と失くしてしまう運命にあり、そして変って行く”ものだ」と。

そして公主媽媽が「民には力はありません。今日の民のように喜んだことを、権力者たちはいつの間にか忘れてしまいます。
そして権力者というものは民の声を聞かなくなります。
チョナはこの国最高峰の権力者となられたので、私はお傍ではなくて、正面から対峙します。
私たちは常に権力と戦って行くのです
」と言い残したことをミョンギルに伝えます。

「華政…、ファジョンですね。“輝く花のような政治”」

「ああ、政治は輝いていくだろうから、
 媽媽は自分の民・百姓の元に帰るとのことだ」
5566n.jpg

別造応の仲間が、
「昇格が拒否されるなんて?!」

と騒ぎ出しているところにチャギョンが来て、
「これには複雑な背景があるんだ」
5566p.jpg

早速チョンミョンは硫黄の精錬釜のチェック
そこにジュウォンも来ます

「窯(キルン)が劣化してひびもあるようだわ」

「どうも蒸気の出方と色が変だと思っていた」
5567.jpg

「どうしてナウリがそんなことまで…。
 私がここの硫黄精錬技師ですよ」
5567a.jpg

「分かっているさ。
 しかし、私はこの製造所の責任者の一人だから、
 媽媽の不都合は守っていかないといけないんだ」
5567b.jpg

そして、
「私は決してこの手を離さないと決めている。
 媽媽と同じところで、同じ道を歩むんだ」

「ソバニム…」
5567c.jpg

仲間達が駆け寄って来ます

5567d.jpg

「いったいどうなっているのですか?!
 いったいなぜこんな所に戻って来たのですか、媽媽?」

「だって、ここが私の場所だからです」
5567f.jpg

「え~?」

「さて、我々もこの製造所を守らないとな!」

「我々…。ええ、そうですね!」
5567e.jpg

「…」
5567g.jpg

「…」
5567h.jpg

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
1週間のランキング@にほんブログ村
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

王朝用語・脚本家など
ドラマと映画・感想など

openclose