ドクターズ 第11話(中) 与えるだけの愛

第11話で女優復帰のハン・へジン
hejin 11

ドクターズ 第11話(中) 分かち合う重荷と抱え込む重荷

手術記録(手書き)を見ながら悩むチン・ミョンフン

「院長を辞める時には、何とか始末しないといけない…」
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「アボジを信じないのか?
 1歩後退しても2歩前進するということだ」

「言ってはいなかったが、
 これまでの医療事故の患者の記録は全部保管している。
 その一分をホン理事長が見たようです」

「どうして破棄していなかったのか?」

「まさか問題が起きるとは思わなかった…」

「時間かけても破棄するべきだったんだ」

「私の記録ですよ。 私の人生の宝だからです。
 “失敗は人間にはつきもの”と言います」

「何を言っているのか?!
 それでも賢いと言えるのか?
 今のポストはこのアボジが支援したからだぞ。
 馬鹿げたことをしたもんだ」

「…」

「返事しないのか?」

「すみませんでした」

「では一緒にドゥシクのところに行こう」
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ジホンはインジュに対して、嬉しそうに、
「どうだい?
 約束通りに2時間以内に成功させたぞ」

「まだ終わってはいないじゃないの」

「すぐに終わるさ。俺のフェローは優秀だからだ」

「残りのあと5分で終わるかしら?」
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ヘジョンが終了させて出てきます。
「どうだ見たか?」

しかし、頭を下げただけでヘジョンは口を利きませんでした。

「…」
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チョ・スジ患者の夫だと名乗る男

「手術は終わりましたが、ダメージが大きいので、
 目が覚めるのにはどれくらいかかるかまだ分かりません」

「後遺症が残るということですか?」

「まだ確かなことは何も言えないということです」
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ジホンはテホに、
「ユ先生への処罰は取り下げることができますか?」
「チン院長と相談しないといけない。もう会っているか?」
「挨拶だけです」
「そうか。院長とはたくさん取引しないといけなくなるぞ」

チン親子がドゥシクの病に来て、
「顔色が良くなったな」

「心配しましたが、良くなっておられるようで安心しました」

「がっかりさせたかな?」

「これまでの私の貢献も認めて下さい」

「ミョンフン!」

「そうでなければ、こんなに長く院長はさせなかったはずだ」

「我々二人は、お前はよくやっていると認めているんだ。
 お前はちょっとだけ休憩するということだ」
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ジホンが入って来て
「アンニョンハセヨ」

「お~、お前のお陰で、
 ドゥシクの手術はあんまり心配しないで済んだ。
 以前からずっと結婚しないドゥシクのことが心配だったんだ。
 二人が家族になったんで嬉しい」

「ご心配かけました」

「私の執務室にも寄ってくれ。
 院長の残り期間はもう長くはないが、上手く運営していきたい。
 見てのとおりで我々は近しい家族関係だ」
(ミョンフン)

「はい。時々参上します」
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病室を出て、
「では、ホン・ジホンとキム・テホが病院経営することになるのか?」

「プライドはないのか?
 ドゥシクに何であんな態度なのか?」

「じゃあ、どうしたら良いのか?
 私はこの戦いには負けた振りをしないといけないのですよ!」

「アボジを信じろと何度言わせるのか?!
 すぐに証拠を見つけ出すから!」

「…」
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ホン親子

「どうして何度も来るのか?」

「クニャンだ。
 しかし、どうもチン院長は辞めたくはなさそうだな」

「…」
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…人はお金を生み出す者の味方をするからな…

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「チョンスグループのチョン・イルソン会長とナム・インス国会議員、
 ソンジョンとミョンフンの4人は、
 クギル・メディカル・コーポレーション創設のための資金集めをしている。
 4人は同じ目的と同じ欲望に駆られているんだ」

「なぜチョンス保険が絡んでいるのか?」

「彼らは個人向けの医療保険制度を拡大しようとしている。
 国の保険制度も民営化させようと画策しているからだ」

「そんな時にはアボジのシェアを俺にも扱わせてくれるか?」

「いいや、お前は巻き込まれるな。
 責任は私自身で取るから、お前は“良い医者”を目指せ」

「…」

「それこそお前らしいというものだ」
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ソウは父親のミョンフンから呼ばれます。
その前にヘジョンに
「監査チームに連絡したのは私だわ」

「…」

「あんたは、私のことを、“見えない人の手を使って人の人生を潰すのが得意だ”と言ったわよね。
 でも今度は正面からだわ」

「…」
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「名誉棄損だと思うのかしら?
 患者から贈り物を貰って、なぜ悪いのかと聞きたくないの?」

「いいえ、全部私の責任だわ」

「私はあんたが嫌いだわ」

「は~、いいわ。
 私のことを嫌う人たちの最先端に立ちなさい。
 正直にそう言ってもらう方が良いわ。
 でもあんたが他の誰がを少なくとも傷つけないようにして欲しいわ」

「あんたは私に付きまとって、
 私が欲しいものを簡単に手に入れたわよね。
 あんたに会わなかったら、私はもっと良い人になれたと思うわ」

「簡単に手に入れたとでも思うの?
 私がどんなに努力しても、
 あんたが簡単に手に入れるものは手に入れることはできないわ」

「え?」

「私はあんたに憎んでほしいと頼んではいないわ。
 あんたは自分の感情についてもっと責任を持ちなさい。
 それは好きな人に対しても同じだわ。
 私はあんたにそうなって欲しいとは思わないわ。
 どうして私から奪おうとするのかしら?」
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「そうだわね。あんたから頼まれてはいないわ。
 あんたは私には彼のことが好きだとは言わなかったわよね」

「…」

「どうして私はこうなのかしらね?」

「は~」
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叱られるソウ

「なぜ監査チームに連絡したのかを知りたい」

「…」

「点数を稼ぎたかったのか?
 それともあのフェローが好きじゃないからか?」

「患者から物を貰ってはいけないのが病院のルールだからよ」

「そんなくだらないことで点数稼ぎをするなんて、
 アッパが一番嫌いなことだ」

「なぜくだらないの? 病院組織のためだわ」

「権力、権限を獲得するためにこんなことをしろと言ったか?!
 もっと人との付き合いを上手くやれと言ったはずだ。
 こんなことをされたら、
 相手はどういう気持ちを持つのか解らないのか?!」

「…」

「私はギフトを貰うようなフェローの方が好きだ。
 彼女の方が成功するだろう」

「…」

「なぜ黙っているのか?
 お前こそ、そのフェローから学ぶことだ!
 学ぶんだ!」

「…」
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チョ・スジ

「彼女は大量の出血をしたので、12時間以内に再度CTだ。
 それに呼吸器を付けたままで、
 毎日ABGA(血中の酸素や窒素などの量の検査)分析をすること。
 血中の成分を整えることを気づかってくれ」

「はい」
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「ところで妻はなぜ目を覚まさないのですか?」

「まだ、記憶喪失の影響で、
 気を失っている状態だからです。
 少し待っていて下さい」

インジュは、
「肝臓が破損していましたけど、
 出血は止めましたから、大丈夫ですよ」
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口を利かないヘジョン

インジュは、「後であなたも一杯、一緒にどうかな?」とヘジョンを誘いますが、ヘジョンは断ります。

「喧嘩したの?
 いや、あんたは喧嘩はしない人だわね」

「喧嘩は嫌いだ。
 しかし、いつも彼女は仕掛けてくるんだ」
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「それは良い兆候だわ。
 彼女があんたを愛している証拠なのよ」

「?!」

「昔は私がその役をやっていたからよく解るわ」

「…」

「あなたはいつも無意識のままに、
 自分の人生に入り込む人を拒絶して来たからだわ。
 男と女が愛し合う時には、
 相手の人生に係ることができない時には、
 孤独を感じるものなのよ

「やあ、哲学者のつもりか?」

「私は結婚して離婚したから、
 哲学者になるにはちょうど良い頃だわね。
 またね」

「…」

「そうだ。
 実は昔、ヘジョンには悪いことをしてしまったわ。
 ヘジョンをケアするには私は若すぎたわ。
 ごめん」

「何のことなのか?」

「んん」
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「…」
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電話でテホはヘジョンを呼び出して
「人生には突然のハプニングも起きていることを知らないようだな?」

「?」

「チン院長は君をとがめることはしたくないそうだ」

「?」

「それにもっと良いことも起きた。
 きっと彼は君のことを気に入っているんだろうな」

「あ…、は~」

「この件はもう黙っていることにしよう」

「カムサハムニダ」

「それにホン先生もこの件では何かと動いてくれていたんだ。
 ホン先生に礼を言ってくれ。
 誰かを助けようとして彼が行動する時には、
 いつも自分から混乱に飛び込んで、
 ダイレクトにコントロールしようとするタイプなんだが、
 今回は私に助けを求めて来た」
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ヘジョンはジホンの執務室に…

# ちょっとこの前に、先の『おおきな木(The Giving Tree)』(絵本)

「おおきな木」
giving tree

リンゴの木と少年は友達であった。
ともに遊び、心を通わせていた。
しかし少年は大人になってゆき、お金が必要になる。
木は「私の果実を売りなさい」と言う。
少年は果実をすべて持っていった。
しばらくして、大人になったその子は家が必要になる。
木は「私の枝で家を建てなさい」と言う。
その子は枝をすべて持っていった。
また時が経ち、男は「悲しいので遠くへ行きたい」と言う。
木は「私の幹で舟を作りなさい」と言う。
男は幹を持っていった。
時が経ち、男は年老いて帰ってきた。
そして「疲れたので休む場所がほしい」と言う。
木は「切り株の私に腰をかけなさい」と言う。
男は腰をかけた。
木は幸せであった。

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「キム・テホ副院長のところで聞きました。
 副院長に頼みに行ったと聞きました」

「インジュから聞いたんだが、
 “ヘジョンに悪いことをした”と言っていた。
 どうして話してくれなかったのか?」

「話題をすり替えないで下さい。
 あれはインジュと私にあったことは二人だけのことです。
 先生に話すことはありませんでした」

「ヘジョンな。
 君のそんな言動には、俺はフラストレーションを感じるんだ」
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「私に対しては純粋な気持ちのままで、
 何も知らないままでいいから、
 そして一人の人間としての気持ちで接して下さい」

「?」

「私がなぜ“自分の宿題は自分でやる”と言ったのか分かりますか?」

「…」

「先生を危険に巻き込みたくなかったからです。
 私の過去の暗い部分に、
 先生が入って来ることを必死で止めようとしていました」

「…」
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「先生は、自分が持っているものを、
 何でも私にくれるような人だってことを知っています。
 一方では自分が持っていないものを探そうとする人です。
 先生が何でも私にくれるなら、
 私は先生なしでは生きていられなくなります。
 そして先生は私の人生の全てをコントロールするはずです。
 先生がなんでも与えてくれると、
 私は保護者と子供の関係から抜け出すことができなくなります」

「…」

「私も、愛する男には、
 私が持っているものは何でもあげたいと思います。
 私もその男の人生に深くかかわって、
 独り占めにしたいと思います」

「…」

「でも先生は何でも一人でやるから、
 それは先生だけの世界になります。
 先生は、
 与えることが愛だと思っている…、
 それで私を愛するのですか?」


「そんなことは決してない」

「“決して”なんてことはありません。
 私が最も恐れることは何だと思いますか?」

「…」

「捨てられることです」
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「んん~、ではどうしたら良いのか?」

「変わって下さい」
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「…」
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悩んでいるのはユンドも同じ

「チョン・ユンドは負けた…、あ~」
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電話します

「ユ先生は、俺のことを“気まぐれな”敗者だと知っているだろう?」

「もちろん、知っています」

「恋に落ちるとすれば相手はホン先生だと言ったので、
 それはまだ恋には落ちていないという意味だ」
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「どういうことですか?」

「俺は、どんなに辛くても、心のおもむくところに行きたい」

「…」

「おやすみ」

「…」
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ちょっと視点を変えてみたいと思います。

“お金で愛を買うことはできないが、お金で愛を示すことはできる”と言われます。
高級スポーツカーで気持ちを表したボス。
ランチボックスを差し入れたヘジョンの父親(ユ・ミノ)。
贈り物の金額・コスト負担の多寡にかかわらず、どちらも同じ気持ちの表現だったと思います。

転じて、貰う方の立場。
最初は嬉しいものの、贈り物が何度も半年も継続すると、変な気分になりませんか?
だんだん相手に支配されているような妙な気分に変わると思いませんか?

“贈り物には、魂が宿る”とも言われます。
だから、貰った物はなかなか捨てられなくなる
こうなると負担になってしまう。
貰う方の立場を考えた贈り物の“やり方”とは難しいと思います。

ではタダの電話。
好きな人に電話したいと思えは積極的に電話すればいいじゃない?
でも、
相手は今、なにをしているのか分からない。
相手の気持ちを考えると、告白の一種みたいな電話なので、タイミングを考えると、“この時間は悪いかな~?”だけでなく、恥ずかしさも入り込んで来て、躊躇してしまう。
失敗の恐れと恥ずかしさが混同した時点。
ジホンとヘジョンの愛はまだこんな段階にあると思います。
ヘジョンは強がりですが、実は相手を失うのが怖いからだと思います。

そんな中で、インジュの登場は爽やかですね。
きっとインジュはヘジョンを支え、また、ユンドだってジホンの味方になっていくと思っています。
三角関係はよくあるドラマの定番なのですが、
ここでは180度転じて、
愛のキューピットとして、間を取り持つ人に変われる人は最高のキャラだと思います。
こんなドラマの流れの予感がするようになりました。
なぜか?
主要な登場人物たちは脳神経外科医ですから、そうであれば、相手や患者の精神、感情を読むことが一つの仕事でもある…。

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