ドクターズ 第2話(上) モチベーション

air port in HK
(air port, yesterday @ Hong Kong by nao)

# まずはIQ(知能指数の偏差値)156がいかに飛びぬけているのかをウィキペディアで調べてみました
「同年齢集団内での位置」から算出した知能指数は標準得点で表され、中央値は100、標準偏差は15前後で定義されている。
100に近いほど出現率が高く、100から上下に離れるに従って出現率が減っていく。
分布はほぼ正規分布になり85–115の間に約68%の人が収まり、70–130の間に約95%の人が収まる。

ドクターズ 第2話(上) モチベーション(motivation)

ナムヤン女子高に転校したヘジョン

担任を頼まれたホン・ジホンに引き継がれた前の学校からの履歴。
良い成績ではないのは明らかなのですが、良い点はIQ156と高い潜在能力を示すものでした。
ただし、“高い能力が悪いことに使われている”とのコメントが付いていました。

この不良女子高生に教師がムチ打つのか?
第1話の最後のシーンはそこで終わりでした。

ナムヤン女子高・実験室

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…投げやりな生き方をするということは自分をいじめるだけだ。
自殺よりもたちが悪い。
ジワリと自分を殺していくようなもので、
まるでイジメを楽しんでいるかのようだからだ。
あの人は私の担任教師であってほしくないものの、
なぜかそのような気がしていた。
私の人生はいつも、
期待とは反対の方向へと進んでいくことばかりのようだったからだ。
しかし、心の奥底では、
こんな投げやりな生き方をいつかは終わりにしたいとも思っていた。
(ヘジョン)

「暴力がとにかく嫌いだ」と言うジホンはムチ打たず、また二人の議論が始まります。

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「こっちを向け」

「…」

「君の望む通りだな。
 やはり私は嫌な暴力は悪い生徒に対しても使えない」

「…」

「その目つきは何だ? 気分悪くなったか?」

「いいえ。
 人が正直な場合はそうすると思いましたからね。
 私のことを気にかけているような偽の振りはして欲しくはありません」

「は~。
 じゃあ俺が本当にムチ打ったらどういう態度をとるつもりだったのか?」

「その方が好きです。 貸し借りはない方が好きです」

「…」

「私をムチ打たないと決めたのは先生の方です。
 ですから、謝罪文は書きませんからね!」

「あ~、なんて計算高い女なのか…。
 今朝は“ハルマ”に、迷惑を掛けないとか何とか言っていたくせに!」

「どうして私のハルモニのことを“ハルマ”なんて言い方するのですか?」

「だってその方が親しみがあるじゃないか。
 馬鹿にしているのではなくて、愛情を込めた呼び方だ」

「老人扱いにしているように聞こえます。
 そんなに老人ではありません。
 もてあそんでいるような感じです」
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「やあ! これは普通の言葉使いだ。
 そこまで言うお前の方が奇妙な人間だ」

「“奇妙”なんて普通の人が口に出しますか?
 他人が嫌がるような言い方は止めるべきではありませんか?!」

「チッ…。
 私にはそう呼んでくれとハルマが言ったことを知らないからだ」

「そう呼べるのは本当の孫だけの権利です」

「君はそれほど親しくないはずだ。
 今年の元旦(ソルラル)の日には見かけなかったぞ。
 どうして突然現れて心配しているような振りをするのか?!」

「それが家族なんですよ。
 先生にも家族があるから分かるでしょう?」

「…」
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…家族か…。
あの時の彼らは他人の死のことよりも、自分たちだけのことを考えていたようだ。
家族を失った人に対しても、
他人はそんな態度をとるものだということをあの時に知った…。
(ジホン)

ジホンは子供の頃に両親を交通事故で亡くしていました。

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「もういいでしょうか?」

「ああ、好きなようにしろ。
 しかし、自分の言動には責任を持て!
 もう味方にはならないからな!」
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ユナではなくて、チョン・スヒでした。

「ユナだわ。 前にも言ったわよね」

「…」

「ソウルのどこから来たの? カンナム?!
 兄さんも住んでいるのよ」

「ああ、その名札を見れば分かるわ。
 ユナじゃなくてチョン・スヒだわね」

「私はオンマが45歳の時の子だから…(#)」

「あんたにはプライドがないの?」

「だってオンマもアッパも年取っての子だから悪いところばかり遺伝なのよ」

「チッ」

「でも自分には誇りがあるわ」

「…」

「それでね。 私はあんたが気に入ったのよ。
 最初に会った時に、何か“奇妙”な気分になったのよ」

「!」

「私は運命を信じるわ」

「もしかしてレズじゃない?」

「レズ?」

「レズビアンのことよ。
 女性が女性を好きだってことよ」

「あ~、え?! 
 私は女子が好きだわ…、
 でも女性のことを好きでない人は…?」

「は~、可愛いわね」

「え?!可愛い?!
 やあ!あんたも私のことが好きなのね!
 分かった!」
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# 日本と同じように時代によって女性の名前には流行があるそうです。
スヒの語尾の“ヒ”は“姫”の字ではないかと思います。
最近はスジ、ユジンなどのように英語名をハングルにした名前も多いとか…。

ソウの父親が営む病院

「潰瘍とか胃炎が原因でしょう」

「検査費用は?」
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下校の時間にバイクの青年が待っていましたが、ヘジョンは無視

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「デートかしら?」

「デート?! 彼は私のオッパだわ」
(チェ・ミラ)
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(左からソウ、スヒ、ミラ)

ハルモ二はジホンの部屋を訪ねて
(ジホンは母屋に増設した下宿部屋に住んでいます)

「出かけるの? 夕食は?」

「ソウルに行く」

「アボジに? その音楽が大きいから…」

「ええ」

「へジョンには会った? 誰が担任なの?」

「んん…、あ~」
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「私は貧乏だけど誇りはある。
 他人の前で土下座したことは無いけど…」

「分かってますよ」

「私はこの世で学校の先生と医者を尊敬しているわ。
 あの子のことをとにかく宜しくお願いします」
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「彼女は頭が良い子です。
 彼女には周囲が何かを与えるのではなくて、
 自らのモチベーション(やる気)が必要です。
 その点は分かっていますから任せて下さい」 

「あの子のオンマが生きていたらきっと周りにも言うわ。
 あの子は小さい時から、
 あっという間に町の看板が読めて記憶できるような賢い子だった」

「アイゴ~、膝が…」

「私も膝が折れそうだわ…」

「私がしゃべったことは彼女には言わないで下さいね」

「どこに行ったのかしら…?」
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制服のお金はスヒから

「よくフィットしているわ」

「なぜ新しいのを買ったの? 私はお古で良いのに…」

「私が欲しかったのよ。
 わ~、可愛いわ~」
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「胸が大きいわね。 羨ましいわ!」

「秘密だわよ。
 実は大きさが両方で違うのよ」

「え~? 見せて!」

「ヤダ!」
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下校・帰宅のへジュンとソウルに行くジホンがバス停ですれ違います

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「制服買ったのか?」

「…」

「返事しないのか?」

「…」
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そこで先にバスを降りた臨月の女性に息子がお腹に抱きついたところで、
路上で気を失って倒れます

「911、救急車だ」

「はい」

「…」

さらには破水

「先生!」
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ソウルのクキル病院の院長と副院長

「私はそろそろ辞任してアメリカに行くつもりだ」

「なぜ?」

「ビジネスと福祉について勉強してきたいんだ」

「生まれつきの外科医がどうしてまた?」

「俺もお前も変わらないといけないからだ」

そこにジホンからの緊急連絡

「キム先生に待機させてくれ」
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さて倒れた妊婦

「オンマは大丈夫だわよ。
 泣かないのよ…、良いかな?」

「静かにしてくれ…」
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ジホンと医院長(父親)

「瞳孔が反応しないんだ。
 右の瞳孔が4~5mm開いている。さ
 らに体の左側が麻痺している。
 右脳に内出血か梗塞があると思う。
 脳内出血の可能性が高い」

「動脈瘤の破裂かもしれないな。
 救急車の傍に付いていろ」

「それに3分前に破水したんだ。
 近所には産婦人科と脳神経外科を兼ねた、
 総合病院がないんだ
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妊婦はさらに吐き出します

喉を詰まらせないように人工呼吸

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医院長とジホンの会話が携帯から流れます

「どうしたのか?」

「息が細くなっている。
 もしも救急車が遅くなるようなら、喉を切開する」

「いや、医療機器がないだろう?
 出血多量になると危険だし、
 お前はもう医者になることすら難しくなる」

「!」
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「…。 
 オンマの手を握って、励ましてあげなさい」

「どういう意味ですか?!」(#)

「君も握ってあげなさい。
 愛とは心臓からではなく脳から出てくる感情だ。
 愛も憎しみも、脳内の大脳辺縁系(へんえんけい:#)の扁桃体が感情を左右する」
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「…。 
 本当にお医者さんなのですか?」
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「君はナイフを持っているか?」

「それで気管を切開するのですか?」

「急いで欲しいんだ」

「探して来ます」

「状況が分かるか?!」

「もっと悪化するのですか?」

「ああ」

「じゃあ、必要なことをすべきです。
 間違ってはいないと思います」
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ヘジョンがナイフを買いに行こうとするところで、救急車が間に合います

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「まずは喉にチューブを入れて酸素を送り込む!」

「…」

「ソウル。 クキル病院に搬送してくれ!」
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「君は降りろ」

「ダメです。
 さあ、オンマの手を握って!」

ヘジョンは子供を抱いて救急車に乗り込みます。

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ソウルまで約20km、すぐに緊急手術が始まり、無事赤ん坊が誕生

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# このシーンは感涙でした。

キム・テホとジホン

「あ~、キム先生」

「ここまで来るなんて、相当心配したんだな。
 どうやって手術室に入り込んだのか?」

「コネです」

「どう思ったか?
 手をこまねいていたら患者は死ぬところだった」

「血圧上昇による脳内出血で良かったです」

「本当に良かったことは、
 患者がお前のような名医に出くわしたことだ。
 それに、患者が動脈瘤を持っていなかったから良かったが、
 お前が手をこまねくことなく酸素吸入を先に行ったことが生死を分けたんだ。
 もしもお前が行動に移さなかったら、
 お前は一生後悔することになっていた」

「…」

「お前は目の前にいるどんな患者に対しても責任感が強いタイプだ」

「先生はいつの間にか勝手なことを言うようになりましたね」
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「じゃあ、これからの脳神経外科の手術の腕前を見せてやる。
 これから患者を救うからな。
 俺がな!」

「…」

「俺だからできるんだ。 このキム・テホだからだ」
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ジホンはキム・テホの脳の手術を見ながら過去の失敗を思い出します。

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インターンの頃に手術の失敗かあったからです。

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「患者には熱があることをなぜチェックしていなかったのか?!」

「インターンがチェックしたと思っていました」

「なんだと? インターンのせいだと言うのか?!
 お前たちよく聞け。
 これが問題になったら、お前たちの責任だ!」

「…」

「やあ、どうしてこんなことを俺が言われないといけないのか?!
 お前なんて寝食するにも値しない奴だ」
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脳外科手術が無事成功

「手術は成功です。 あまり心配しないで下さい」

「先生、ありがとうございました」

「君は何歳なのかな…?」

「奥さんはすぐに回復ルームに移ることになりますよ」

「…」
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「さあ、帰ろう」
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帰りのバスの中

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じっと自分の手を見つめるジホン
(# ジホンにはモチベーションが復活したようです)

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そしてヘジョンにも勉強のモチベーションが生まれました。

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# 悪意の手紙やネットへの書き込みは“ブラック メイル”。
他方では、1週間の停学よりも、教師からの体罰を求めたヘジョンでした。
人の心を傷つけ・揺らすようなことの醜さをよく知っているヘジョンのようです。
けだし、既に大人。

# 「クニャン(ちょっとね:no reason)」としか答えないジホンでした(第1話)。
しかし、第2話では、
「手を握ってやるんだ。君もだ!」

「なぜ手を握るのですか?」
というヘジョンの質問に、脳神経の作用について早口でしたがきちんと答えています。

患者の“手を握る”ことの大切さを科学的に説明したジホンに対して、ヘジョンは大きな尊敬の念を抱きます。
この日、ヘジョンの脳神経外科への道が開きました。

# ドラマ『記憶』では記憶を支配する「海馬体」の萎縮がアルツハイマー病に影響するとの説明がありました。

#今回は大脳辺縁系(limbic system)の中の「扁桃体」、
ウィキペディアでは次の説明があります。

大脳辺縁(へんえん)系のうち、重要かつ機能の解明されてきている特異な構造として扁桃体と海馬体が挙げられる。
大まかに見て大脳辺縁系は、大脳の表面からは見えない大脳の辺縁皮質(または辺縁葉)とその下の核、そしてそれらを繋いでいる線維連絡から成り立っている。
(ドラマでは英文字幕が「扁桃核」とありました)

扁桃体(へんとうたい、英: Amygdala)は、ヒトを含む高等脊椎動物の側頭葉内側の奥に存在する、アーモンド形の神経細胞の集まり。情動反応の処理と記憶において主要な役割を持つことが示されており、大脳辺縁系の一部であると考えられている。
扁桃核(へんとうかく)とも言う。

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