夜のクラブ in 映画『ベテラン』

7月のカレンダーが届きました。

2016カレンダー7月A
(produced by nana)

夜のクラブ in 映画『ベテラン』

百想芸術大賞でノミネートされた2015年の映画『ベテラン』
リュ・スンワン監督が受賞している他、主人公のファン・ジョンミンがノミネートされました。

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(ファン・ジョンミンとユ・アイン)

・映画部門脚本賞

クァク・ギョンテク、ハン・スンウン(極秘捜査)
リュ・スンワン(ベテラン)
シン・ヨンシク(ドンジュ)
アン・グッチン(誠実な国のアリス) <受賞>
チェ・ドンフン(暗殺)

・映画部門監督賞

リュ・スンワン(ベテラン) <受賞>
オ・スンオク(無頼漢)
オ・ミノ(内部者たち)
イ・ジュニク(ドンジュ)
チェ・ドンフン(暗殺)

・映画部門男性最優秀演技賞

ベク・ユンシク(内部者たち)
ソン・ガンホ(サド)
ユ・アイン(サド)
イ・ビョンホン(内部者たち) <受賞>
ファン・ジョンミン(ベテラン)

・映画部門最優秀作品賞

4等
内部者たち
ドンジュ
ベテラン
暗殺 <受賞>


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(ソン・ヨンチャンとチョン・ホジン)

この映画後に、チョン・ホジン(李成桂:イ・ソンゲ役)とユ・アイン(李芳遠:イ・バンウォン役)が、ドラマ『六龍が飛ぶ』の6人の龍のうちの2人を演じることとなりました。

(警察署長)
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1.ストーリー

物語の始まりは、カンナムにビルを持つ大手商社(シンジン物産)の子会社の不正な貿易から。
ベンツやポルシェなどの高級車(中古)の走行距離などを不正に偽装・改装して、プサンの港からロシアに輸出するところからです。
これを摘発するのは、ソウル警察庁に属する、広域捜査隊の強力(カンヨク)第2班。

(警察の食堂・ランチタイム)
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(広域捜査隊の隊長)
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(写真右は最終場面で、殴り合った二人を強力班のメンバーが抱き起すところ)

その摘発の過程で、シンジン物産の子会社の賃金未払い問題が浮上。
輸送を受け持つトラック運転手などの従業員が親会社への直訴を行うものの、シンジン物産の室長(チョ・テホ:役ユ・アイン)と秘書たちが暴力で押し返し、事件へと発展。
瀕死の重傷を負うのがチョン・ウンインが演じるドライバー。

(チョン・ウンイン、ファン・ジョンミン、ユ・アイン)
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(ドライバーの家族)
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ストーリーは複雑ではありません。
シンジン物産の会長の後継者・御曹司が有名人をあつめて、覚せい剤パーティを行うという情報により、強力第2班が捜査に踏み込みます(# カンナムの夜を脚注しています)。

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(ユ・アインの愛人役はユ・イニョン)

2.クライマックス

映画の終盤は迫力満点のカーチェイスと…、

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ファン・ジョンミンとユ・アインの対決・格闘がカンナムの大通りや商店街で繰り広げられます。

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# 賑やかな商店街での殴り合いが見ものではありますが、
この映画では拳銃を使ったり、殺人がない点が良かったと思いました。

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# 最近の映画・ドラマの潮流

韓国で流行りのチキンとビール(メクチュ)でチメク(치맥)。
新宿・新大久保にも新しく出店があります。
手軽な資本だからでしょうが、背景には早期退職制度があることも現実のようです。
小企業の経営は楽ではなく、食堂の浮き沈み・入れ替わりも多いと聞きます。
他方では、
このところの映画やドラマでは、シンデレラストーリーの時代が終わって、財閥=悪のイメージが強くなっていると思います。
とくに、ファミリー経営の大手の企業。
御曹司チョ・テオ(役:ユ・アイン)は「俺たちの税金で国も動く」と言っていますが、多額の税金逃れは当たり前のことだと思います(例えば“パナマ文書”にあるように合法的であるとは思いますが)。

他方の強力班の刑事ソ・ドチョル(役:ファン・ジョンミン)の家族は住宅ローンの返済で生活は楽ではない。
捜査から逃れようとしたシンジン物産が、ドチョルの妻(障害者のための福祉事業に従事)には高級バッグに札束を入れて渡そうとしたシーンもありました。
しかし、彼女は「バッグと札束を見て、動揺した自分が恥ずかしい」と正直、かつ正義感の強いところを夫に話します。

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# カンナムのナイトクラブ

カンナムの高級クラブは私たち庶民とはかけ離れた産業社会。
ソウル・カンナムや赤坂の韓国クラブには社用族(接待)のサラリーマンも多いのですが、目立つのはやはりスポーツ選手や芸能人です。

お金持ちの彼ら(富者:プジャ)が入ってくると、あっという間に女性やウェイターたちがたくさん取り囲みます。
シャンペンやチップなどで、彼らが使うお金がお目当てだから、従業員たちの目の色は変わります。
若い芸能人やスポーツ選手たちは、さらに高級なナイトクラブで遊んでいるようです。
深夜になると、口外できないプライベートな世界が繰り広げられることは想像がつきます。

(ドチョルが初めて案内されたカンナムの高級クラブ)
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(個室に入ると…)
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(チョ・テホが「こんな遊び」と悪びれるシーンでは、女性の胸に氷を入れたり、バナナを口に押し込みます)
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ただし、映画にあるようにポイントは「麻薬」です。
ハラスメント・性犯罪は立件が難しいものの、「麻薬の使用」についての警察・検察の“捜査令状”は次に“逮捕令状”に発展します。

以上はちょっと生々しい話になりましたが、これはタブロイド版の新聞やゴシップの週刊誌にあるような安っぽいフーゾクの世界ではなくて、ちょっとお金持ちの世界です。
しかし、理性を失った感情だけの世界のようです。

富者(プジャ)に知って欲しいのは京都の旦那衆のこと。
芸妓(げいこ)見習いの舞妓(まいこ)たちをご贔屓にして、立派な芸妓までに育てる彼らのスポンサーシップだと思います。
源氏物語のようですが、紳士の品格を保った“茶屋”遊びの世界は粋なもの…。

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ファン・ジョンミンの映画は2作目でした。
次は別のサイトに投稿した、映画『国際市場で逢いましょう』の紹介記事です。
こちらの方がおススメです。
https://minnakorea.jp/blog/20160102-155.html

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