『記憶』 15年前からの点と線 

ajisai kinou
(2016.06.12)

15年前からの点と線 (1)無罪の立証

『記憶』の脚本に流れた次の点。
・テソクのADと家族・同僚たちの愛情
・ジンとソンファのラブライン
・短期的に解決できたものの、次々に起きた問題・事件
そして、
・15年前のひき逃げ事件
・15年前の“希望スーパー”殺人事件

非常に軽快にストーリーは流れたと思います。
しかし、なかなか事件を解くカギが見つからなかったのが、“希望スーパー”殺人事件でしたので、この件について「無罪」判決と「真犯人」の推理について2つに分けて整理してみました。

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(希望スーパー)

1.伏線

15年前の2月に起きた“希望スーパー”殺人事件の伏線として、テソクの前に二人の登場人物が現れました。

・ヤン・スンオク
 家庭内暴力を振るう夫にアルコールを飲ませ、
 心臓麻痺を誘発させました。

・キム・チャンス刑事
 ヤン・スンオクはチョン・ミンギュという息子の名前を告げ、
 キム・チャンス刑事の名刺をテソクに渡しました。
 15年前からの事件を追いかけている刑事です。

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(キム・チャンス)

それに、テソクのメモリーに貼りついたピエロのお面(クォン・ミョンス)。

2.第15話と最終話での「無実」の証明

(1)チョン・ジン弁護士が探し出した二人の青年

・チョン・ジンのお手柄は、
 キム刑事から届いた事件の記録のコピーから、
 15年前当時は12歳と7歳だった少年の目撃証言を発見。

そして、まずは当時12歳の青年を探し出して、事件記録にもなかった“クォン・ミョンスが両手で(お札)を抱えてスーパーから出てきた”ことと、“バットは持っていなかった”ことを聞き出しました。

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(2)第1回公判でのこと

キム・チャンス刑事が15年前の殺人事件は、
 “捜査が不十分”であったことを訴えます。
 また、その5年後に現れたチョン・ミンギュ(麻薬所持容疑)を、
 ハン・ジョンウォン(当時の検事)が不起訴にしたことを証言。

・次いで証人台に立ったのは当時7歳だった青年
 “2m近い背の高い男がバットを持って、
 もう一人の男と共にスーパーから出てきた”ことを証言。

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(2)第2回公判でのこと

ハン・ジョンウォンが喚問され、
 10年前のチョン・ミンギュの不起訴は、
 “自らの判断で不起訴にした”と証言。

その理由は2点。
15年前当時の“検察を庇う”ことと、“麻薬の常用者の証言は確証にならない”というもの。

しかし、外圧があったのではないかと指摘するテソク。
さらに、テソクの「なぜ麻薬の常用者を追及せずに、わずか3日間の拘留で釈放したのか?」という質問には、ジョンウォンは答えられませんでした。

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3.「無罪判決」

以上までの証言で、殺人犯が別にいるのではないかとの推理が成立。
つまり、クォン・ミョンスの容疑を立証することはできず、裁判長は、
疑いは完全には晴れないが、(証拠不十分のため)法に基づき無罪」と判決を下しました。

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15年前からの点と線 (2)真犯人の推理

テソクの当初の目標は達成できました。
しかし、次は“完全無罪”への推理。
チュ・サンピル記者とキム・チャンス刑事にとっても、真犯人を暴くこと、検察に再捜査させることが課題です。

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そこで、完全無罪を獲得するために、名探偵ホームズことパク・テソク弁護士とホームズの相棒ワトスン君ことチョン・ジン弁護士の推理が始まります。

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(チュ・サンピル記者)

1.“希望スーパー”殺人事件の性格

事件の捜査を難しくしたのは、
まず①犯人のシン・ヨンジンには殺人の動機がなく、ただ単にカッとなって店のアジュンマをバットで殴り殺したこと。
つまり、通り魔的・行きずりの犯行だったから、人間関係のもつれ、怨恨などを紐解く材料がなかったこと。
ついで、②凶器が発見されていないこと。

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(1)チョン・ジン弁護士の推理

・キム・チャンス刑事が届けた、
 15年前の捜査記録の中から、
 少年たちの証言を読み凶器がバットだと推理。
・ついに見つけた当時12歳と、
 当時7歳の目撃者の青年から、
 犯人たち2人のうち“2mもある背高い男が、
 バットをもってスーパーから出てきた”と聞き出しました。

(2)パク・テソク弁護士の推理の材料

・テソクが得たUSBを抜き取ったのは、
 シン・ヨンジンの手の者と解ったこと。
・凶器のバットが現場に残されなかったことから、
 犯人にとっては持ち帰るほどに貴重なバットであったこと。
・なによりも、
 シン・ファシク会長が事件の「再審」を阻止するため、
 テソクに大金を手渡そうとしたこと。

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(3)そして、少年探偵パク・ジョンウ

・インターネットで、
 ②の凶器を特定できる写真と記事を発見しました。

このバットは2000年の韓国シリーズの記念として2001年の2月に、選手から球団オーナーのシン・ヨンジンに渡された“青いバット”で、その時の記事です。

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つまり、大切なバットのコレクションの中から、“記念の青いバット”が処分されて無くなっていることから、逆に凶器としての推論が成り立った。

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しかし、以上は真犯人がシン・ヨンジンではないかという推論なので、これでは証拠不十分。
ドラマでは描かれてはおらず、結末だけが流れましたが、
実際に事件現場にいた義弟のチャ・ウォンソク医師の証言を得ること。

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さらにはバットを処分したキム秘書の証言を得ること。
この2つの点を検察・カン・ユビン検事が追及することで、完結すると思います。

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いくつかのラブショット

テソクがADをテレビ番組で公表して、事務所に帰るとソンファが親指を立てて、笑顔で迎えました。

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テソクが独立することを見越して、ソンファは新しい事務所を探していました。

「契約書にサインするだけです」
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ジンに続きソンファが申し合わせもなく順に、“太善法務法人”向けに辞表を出しました。

ジンが言うことには、「ここに自分がいることはできません」
ソンファは、「パク弁護士には私が必要だからです」

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ヨンジュはウンソンに、
「私には家族があるけど、ドンウ オンマは一人でしょう?
 大丈夫ですか?」

大丈夫です…
 …。」
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テソクが録音していた言葉を聞いて、靴を持って駆け出したヨンジュでした。

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それを見つめるジンとソンファ

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「…」
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# 英語のsomething から来た、“ソム”。
友達以上、恋人未満のハングルの新語(2年ほど前)でしたが、テソクはこれに気付きました。
でも、“コピー用紙とソンファの肌触り”はジンとソンファだけに通じるトリビアなセリフでした。

ドラマの放送を終えて

レストランの前のチーム・テソク
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同じくレストランの前で
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撮ったのは俳優の誰かでしょう。
(レストランでの“打上げ”の中)
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監督です
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「記憶」ユン・ソヒは“イ・ソンミン先輩のおかげで演技に臨む姿勢が変わりました”
Kstyle エンタメ News より)

女優ユン・ソヒにとってtvNドラマ「記憶」は、人生のターニングポイントになった作品だ。

素晴らしい先輩たちから演技を学び、雰囲気の良い撮影現場で働く楽しさも感じたからだ。
さらに、最後の撮影現場で誕生日を迎えるという意義深いこともあった。
「撮影現場で誕生日を迎えましたが、とても幸せでした。私の人生において最高の瞬間でした。その日が最後の放送であり、天気も良かったんです」

ユン・ソヒは「記憶」で、テソン法律事務所の秘書ポン・ソンファ役を演じた。
抜群の美貌にスマートさまで兼ね備えているため近づき難いが、知って見れば純粋な姿もある魅力的なキャラクターだった。
特にパク・テソク(イ・ソンミン) の傍で彼を積極的に支持し、サポートする姿は頼もしかった。

「私とイ・ソンミン先輩、2PMのジュノ兄さんまで。私たちは現場で“3人組”と呼ばれました。それくらい親しくて気楽な関係を築くことができました。特にイ・ソンミン先輩が先に話しかけてくれ、いたずらもしてくれてとても良かったです。イ・ソンミン先輩は現場を代表するキヨミ(可愛い人) です。俳優たちやスタッフたちをいつも盗撮したり、冗談もよくおっしゃっていました。このようにイ・ソンミン先輩と共演し、演技を学ぶことができたことは幸運でした。『記憶』が終わったらどこで演技を学ぶのか、心配になるぐらいでした。本気で『私がイ・ソンミン先輩のマネージャーになりたい』と考えるぐらい。ジュノ兄さんと密かに、イ・ソンミン先輩の感情演技を盗み見て『最高だ』『すごい』と感心したことも多かったです。それにいつもおどけていても、撮影が始まればたった1秒で演技に集中し、感情移入する姿を見てびっくりしました。完全に現場を圧倒する方です」

ユン・ソヒは「記憶」が自身の人生を代表する作品だと話す。
演技に臨む姿勢が変わり、真面目になったという。体が辛くても更にもう一踏ん張りして、演技に対して悩み勉強する態度を学び、現場でより繊細に反応することができた。
ユン・ソヒは、すべてがイ・ソンミンとパク・チャンホン監督のおかげだと強調した。

「ある日、監督が私に突然『ソンミンは、素晴らしいだろう?ソンミンみたいな俳優は居ないぞ。君にとって幸運だ。僕も今までの人生で、現場であのような俳優に出会ったことがない。現場をあのように引っ張る能力を備えた俳優も少ないが、後輩をこれほど激励する俳優もいないだろう』と話してくださいましたが、その話に共感します。それほど素晴らしい方です。実は私は初め、監督からたくさん叱られました。演技力が足りなかったからです。久しぶりに演技したためかたくさん緊張し、リハーサルの時にも指示を上手く理解することができなかったです。しかし、そのような状況でも監督は私に信頼と確信を与えてくれました。イ・ソンミン先輩も私に、演技について助言してくれました。イ・ソンミン先輩が後輩のために力を尽くしてくださったんです。とても感謝しています」

ユン・ソヒが、今まで演技をしながら無駄な心配と雑念で大変だったとしたら、今回「記憶」を基点にして多くのことが変わった。
ひたすら自身の演技だけに集中することができる能力が生じ、自身の将来に対しても前向きに考えるチャンスができたからだ。

「今後、演技についてもっと勉強するつもりです。まずは、イ・ソンミン先輩が勧めてくださった本を読んで、演劇映画科の学生のように着実に勉強してみたいです。私の悪い癖を直すには、多くの時間が必要なのでもっと努力します」

KAIST(韓国科学技術院) 出身でさらに有名になったユン・ソヒは当分、学業よりは演技活動に集中する計画だ。
「今がきちんとした出発点だ」と話したユン・ソヒは、休息を取りながら次回作を検討する予定だ。

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元記事配信日時 : 2016年05月10日10時59分 記者 :
チョン・ウォン、写真 : ソン・イルソブ
MYDAILY |2016年05月28日12時39分

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(ちょっとだけ付録)
2015年の映画『MEMORIES(メモリーズ・刀の記憶)』から、ジュノとイ・ビョンホンのカットを3枚。
高麗時代の武士の映画です(せつなかったです)。

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 最優秀ブログ賞

  KJ SKY High 「記憶」

おめでとうございます (笑)

後半戦 
毎朝読んでバイトへ出かけてました
ラスト 良かった

リアルで ドクターズを見たいと思ってますが
多分無理!
早く のんびりしたいです

カムサ~ムニダ

今年度も素晴らしいドラマに出会いたいです。
良いドラマだとブログもコメントも楽しくなりますからね。

『2017・第53回<百の妄想>芸術大賞』TV部門
最優秀ブログ賞 KJ SKY High 「○○○」

ノミネートも夢じゃないかもしれませんね。
APBさん いつも夢をありがとうね。

PS
月末にかけて「第52回百想芸術大賞」にノミネートされた映画を少し紹介します。
(すでに上映・DVDレンタルされています)
そして7月からドラマ『ドクターズ』を視聴したいと思います。
今年はさらにもう1本ドラマを見たいです。

あったら いいな。

『第53回百想芸術大賞』TV部門

   最優秀ブログ賞

  KJ SKY High 「記憶」

  受賞に値する内容と切り口。

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