記憶 最終話(下) 絶望を希望に変えて

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記憶 最終話(下) 最後は希望(The end is HOPE.)

シン会長に会いに来たテソク

カバンも携帯もガードに預けさせられます。

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「クォン・ミョンスの無実を晴らすためにも、
 副社長とチャ医師には証言をして欲しいからです」

「ヨンジンを法廷に立たせるということは、
 もっと別の動機を持っているのじゃないか?」

「ははは、どういうことでしょう?」
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「もう15年前のことだ。 放っておけ!」

「もしかして、
 行方不明のチョン・ミンギュが死んでいると思いますか?」

「…」

# 小切手が入った封筒のようです。

「これは何でしょうか?」

「それだけあれば、
 太善(テソン)法律事務所よりも大きな事務所を構えることができる。
 君との付き合いは長いから分かるだろう?
 これからも私の味方であって欲しいからだ」
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# テソクはジンが用意した腕時計でビデオを撮っています。

テソクにはもう欲はないと、
「私が、アルツハイマー病だということを忘れていませんか?
 私はただ、失った過去を取り戻したいだけです」

「…」
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裁判の日の朝

「アッパ~。今日はいつもよりもかっこいい」

「今日は大切な裁判だからさ」
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「私も裁判を見に行きたい!」

「今度、オンマが連れていくわ」
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「ヨボ…」

「…」

「きっと上手く行くわ。 ヒムネヨ(頑張って下さい)」
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再審法廷でのジョンウォンの証人喚問

「検事だった頃、
 麻薬所持で逮捕されたチョン・ミンギュを釈放しましたね。
 本当でしょうか?」

「はい」

「あなたは捜査の過程で、
 チョン・ミンギュが“真犯人を知っている”と言っていたことを、
 知っていましたか?」

「はい」

「ではどうして無視したのですか?」
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「チョン・ミンギュの証言には信憑性に欠けていたからです」

「なぜ信頼に欠けると判断したのですか?」

「麻薬の常用者だったからです」

「麻薬の常用が…」

ここでテソクは言葉を失います

「…」
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「弁護士…?」
(裁判長)

「…」

「大丈夫でしょうか?」

「あ~、はい。 大丈夫です。
 麻薬の常用者と言いましたね。
 ではなぜその件を追求しなかったのでしょうか?」

「…」

「もしかして、外圧を受けていたのではありませんか?」
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「意義あり!」
(検事)

「続けて下さい。答えて下さい」
(裁判長)

「事件を担当した検事たちのためにとの、
 私の判断でした」

「“検事たちのため”とはどういう意味ですか?」

「無実の者を刑務所に入れている事実、
 また、別に殺人者がいることを知りたくなかったからです。
 殺人事件当時の検事たちのために私は望まなかったからです」

「刑務所に入っている者が無実だったことを知っていて、
 また、
 他に真犯人がいたはずであることを認めるのですね?!」

「…。そのとおりです」
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最終弁論

「希望と言う言葉は、前向きな言葉として記憶すべきです。
 しかし、容疑者にとっては希望が絶望に変わっていました。
 “希望”商店街にラーメンを買いに行っただけで、
 人生を棒に振ったのです。
 もちろん、被害者の女性を見て見ぬ振りをして、
 お金を盗んで逃げたことには罪があります。
 しかし、自分の母親にはお金がなかったために、
 手術を延ばしていたからです。
 このために、もう15年もの実刑判決を受けて、
 刑務所に入れられていたのです。
 15年もの収監とはあまりにも重い刑罰です」

「…」
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「彼の家庭が貧しくなかったら、権力者の息子だったら、
 彼の人生はもっと変わったものだったでしょう。
 初審の際に最後まで弁護できなかった私も、
 ここにお詫びして許しを請いたいと思います」

「…」
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「救いを求めて泣く貧乏人の声は、
 誰も聴きたくはありません。
 容疑者の希望を奪った私も含めて、
 正義を守り、権力者と闘うべき職務の、
 検察側にも警察にも責任があります」

「…」

「原告の希望を奪った我々の責任は拭えません。
 どうか殺人者としての扱いは撤回して下さい。
 我々は、再度原告に希望を与えることができます」

「…」

「裁判長には、正義と真実にて裁きをお願い致します」
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裁判長が下した判決

「15年前の希望市場での殺人事件との関連した、
 原告クォン・ミョンスの容疑はすべて晴れたわけではありません。
 しかし、第3の真犯人がいる可能性が高いと判断できます。
 刑事法325条による判決を下します」

「…」
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「元・被告の現・原告は“無罪”です

「!」
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「…」
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「…」
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拍手が法廷に響きました。

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裁判が終わり

「チュ記者さん!」

「?」

「パク弁護士が手渡して欲しいとのことです。
 必ず返して下さいね」

ジンが用意していた腕時計です(録画機能が付いています)。

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事務所に戻って
「よくやりましたね」

「それだけか?」

「馬鹿なことは考えないで下さい」
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# 事務所の名前は“弁護士パク・テソク法務事務所”でした。

「!」
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そこに、キム弁護士がネット情報

「いったいどうしてここに来たのか?」

「これを見てくれ」

腕時計に記録されていたビデオがネットに流れていました。

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「どうだ? 驚いたか?」

「…」
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ファン・テソン会長とイ・チャンム代表

「シン・ヨンジンの逮捕は時間の問題でしょう。
 シン会長も取り調べられるはずです」

「…」

「オモニだって心の準備はできているでしょうね」

「心の準備とは?」

「シン会長もオモニも、
 シン・ヨンジンが犯した罪を知っていましたからです」

「…」
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「検察はミスター・ホに圧力をかけるはずですから、
 カン・ヒョンウク殺害のことも表に出ると思います」

「いったい何を…」

「すべてが私のためだと言ったではないですか。
 私と法務法人のために犠牲を払ってもらう必要があります。
 オモニが責任を取って下さい」

「…」
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シン・ヨンジン副社長室に検察の捜査の手が入ります。

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逮捕されたシン・ヨンジン

「これは陰謀と罠です。
 真実は警察が明らかにするでしょう」
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夜になってシン・ヨンジンの秘書からUSBが届き、それをハンガンに投げ捨てるイ・チャンム

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夜の漢江の水面を背景に、その日のネット記事が流れます。

…クォン・ミョンスの誤認逮捕

…殺人容疑の再審は無罪…

…事件の真犯人は財閥の息子

…シン・ヨンジンは希望商店街で起きた殺人事件で起訴

…太善法務法人のファン・テソン会長は…。

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トイレには矢印に沿って歩くテソク
見つめるのはジョンウ…。

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小箱の中身

「心の準備はできていたものの、
 このところ症状が重くなったようです」

「再審のことでストレスがかかっていたからだろう」

「無理は解っていながらも、
 あれは彼にとってはとても重要なことでした。
 止めることは不可能でした」
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「疲れが溜まると症状が重くなるから、
 頭の健康のためにも、まずは体を休めることが大切だ」

「ええ、これから休暇を取ってもらいます」

「そうだ。
 この小箱はテソクが君に渡してくれと頼んでいたものだ。
 きっと今よりも悪くなった時のためのものだと思う」
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ヨンジュは家に帰ってから箱を開けます

…ソ・ヨンジュッシ…。
 私のこの声を聞くころまでには、症状が悪化して、
 君の顔すら分からなくなるかもしれない。

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…最初にレストランが分からなくなった時には、
 人生の絶望だと思って、
 世の中を恨み、希望を失いかけた。
 しかし、驚くかもしれないが、
 アルツハイマー病のお蔭もあったと思うようになった。

…君がいること、子供たちがいること、
 家族がいるからだろうと強く思うようになった。
 このことには感謝しないといけない、
 コマウォ。

…ここの中(USB)には、
 預金や貸したお金などの権利書などが入っているので、
 全ての権利を君に譲る。
 それに今後のための私の保養所の契約書もある。

…君に出会えたことは私の人生のすべてだ。
 ヨンジュッシ サランへ

「…」
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そして、靴を持って駆け付けたヨンジュでした

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「こんな格好で歩き回っていたんだな…。
 わざわざ持ってきてくれなくても良かったのに…」
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「…」
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「…」
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「…」
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「…」
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休みの日になって…

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ドンウの木の前には″ドンウの椅子”

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「君の子供たちは美しい」

「ジョンウとヨヌよ、ヨボ」

「…」

「私だわよ…」
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「そうだった…。 ソ・ヨンジュッシ」

「ええ、パク・テソクッシ」

「しばらく我を忘れて、どこかに行っていたようだな…」

「でも、こうして戻ってきたわよ。
 もうすぐドンウ オンマとカン検事も到着するわ」

「んん…」
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「…」
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…人生は予期せずに不運に転じる。
 しかし、全てが終わりだと思っていた絶望が終わる瞬間に、
 また新しい人生が始まる。
 私の最後の望みは、家族と友人たちへの愛を忘れないこと。
 そして、きっと忘れないと信じている。
 ジョンウが“正しいことは不滅だ”と言っていた。
 今、私は以前よりも幸せのようだ。
(テソク)

# 最後の画面の字幕(右下)
…最後は希望です
 できる限り幸せになって下さい。

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(ドラマ『記憶』 おわり)

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放送が終わってからというもの、どうやってブログを“締めくくろうか…?”と思っても、書く言葉が出てきませんでした。
簡単に“言い表わしてはいけないのでは…?”、他方ではそんな気分にもなった素晴らしいドラマでした。

次の記事とキム・ジスの言葉で十分だと思います。
いつだったか、チ・ジニがインタビューに際して、“一番新しい作品が、これまで一番の作品だったと言えるように演技したい”と答えていました。

私の気分は次の絵の感じです(先週土曜日の空)。
shine c

女優キム・ジスが『記憶』放送終了の所感を伝えた

キム・ジスは7日に放送終了したtvN金土ドラマ『記憶』にてアルツハイマーを煩うパク・テソク(イ・ソンミン扮)の妻ソ・ヨンジュ役を演じた。
キム・ジスは記憶を失っていく夫を見守る妻の複雑な感情を繊細に表現したことはもちろん、心の傷を包み込む温かな台詞と演技で多くの視聴者の胸を締め付けた。

キム・ジスは9日、所属事務所ナムアクターズを通じて、
「常にどんな作品であれ、最後の撮影を終えれば数日間は実感が沸きません。すっきり寂しいという表現がぴったりですが、本当の本心は少し悲しいようです」と寂しさを表現した。

続けて「『記憶』はとても優しいドラマです。いつまたこのような温かく純粋な感動を与える作品を作ることができるかという思いになります。最高の演技呼吸を合わせてくださったイ・ソンミン先輩とすべての俳優たち、スタッフの方々そして『記憶』を愛してくださった視聴者の皆さんに感謝します。家族、友人たちとともに幸福な5月となりますように」と放送終了の所感を伝えた。

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スタートゥデイ:ハン・イング記者
2016-05-09

# 『記憶』で一緒に共感して戴いた方々、朝から、そして深夜にクリックを戴いていたようですね。
PCの向こうからの応援の拍手とクリックに感謝申し上げます。
カムサハムニダ!

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https://www.youtube.com/watch?v=Ac4o36WnPTM

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(ちょっと気になっていた“事件の謎解き”を明朝アップします)

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お疲れ様でした。

ユーモンさん、皆さま、こんばんは。

終わりましたね。
適切なシーンのカットと解説に
全話を楽しみました。
ありがとうございます。

自首してきたスンホとテソクの会話
テソクの表情が変化し、
#「最後までお前のことは見ている。
 どんな生き方をするのか…」#
と万感こもった言葉を言いますが、
「見守っている」という温かさも含んでいるように感じました。

拘置所でのスンホとウンソンの会話
素晴らしい。
憎しみだけで終わらなかった。
こちらまで すがすがくなりました。

イ・ソンミンssiの熱演が光ります。
父親に手を引かれエレベーターに向かうシーン。
少し前かがみで小走りです。
エレベーターから父親を見つめて顔をゆがめる様子。
あのお菓子が好きだった少年の頃のテソクに
時間が戻ったかのよう…。
セリフ無しで父親への確執と許しを体現した演技は圧巻でした。

再審法廷でのジョンウォンの証人喚問で、
言葉を失うテソクに、
こちらまでドキドキしました。

ジョンウォンは、最初いけすかんなあと思いましたが、
芯のある女性でした。
後任弁護士をリストアップして
法律事務所を去ったこと。
それは同時にイ・チャンムとの決別。
そして真実の証言。
チャレッソ !!

トリビアですが、
ソンファのコピー用紙についてのセリフ。
この回と、以前にも、かたすぎるだの柔らかいだのと
ストーリーとの関連がわからなかったのですが、
納得しました。
これも間接広告でした。
コピー用紙の箱の「miilk」の文字がアップだったり
メモ用紙にもちゃっかり「miilk」と印刷されていたり。
これ、企業名ですね。
制作陣の資金調達へのご努力、お察しします。

ひき逃げ事件関連、希望スーパー殺人事件関連と、
挙がる名前が多くて、最初は混乱しました。
”事件の謎解き”は、もう一度名前を整理して拝読です。

APB
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ユーモン

Author:ユーモン
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