記憶 第7話(下) 15年前の殺人

sundown
friday evening
(photo by nana 2016.05.13 @ ibaragi)

オフィスを飛び出して、車で刑務所へ駆けつけたテソク

記憶 第7話(下) クォン・ミョンス…15年前

テソクは“ピエロのお面”になにかの重い記憶があるようで、刑務所に向かいました。
過去に取り扱った事件の弁護への呵責があるようです。

アンニャンの刑務所

過去の弁護の時の記憶です)

「俺は決して殺しはしていません。
 言ったじゃないですか」

「被害者のお金がお前のバッグに入っているのが、
 お前の部屋から発見されたからだ」

「…」

「いつまで私に嘘をつき通すのか?」

「俺が見た時には既に死んでいたのです。
 俺はお金を盗んだだけなんです。 本当です!」

「無罪を主張し続けるのだな?
 すくなくとも15年、そして20年の実刑なんだ。
 罪を認めれば、模範囚で、7~8年で刑期は終わるのに…?
 罪を認めろ。
 刑事には既に話をしているだろう?」

「あれは刑事に書かされたんです。
 でなければ、殴り殺すと脅されたんです

「他の弁護士を探せ」

「だって、あなたは俺を信じると言ったじゃないですか?!」

「何の無実の証拠も見つからないのだ!
 何でお金を盗んだことを私に言わなかったのか?!」

「信じてくれると思っていました…」

「もういい、信じられない」

「このまま帰るのですか?
 誰もが同じですね。 あなたも悪い人だ」

「だから、良い弁護士を探せ」

「!」
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そして、今日の刑務所
(時を経て刑務所で青年も年齢を重ねてしています)

「本当にあの時の弁護士さんですか?」

「…」

「テレビで見ましたよ。 有名になったのですね?」

「いまだに罪を認めていないと聞いた」

「会いたかったです」

「なぜ求刑通りのことを守らないのか?」

「どうして突然面会に来たのですか?」

「息子のことで聞きたいことがあったからだ」

「俺のために死んだとでも言うのですか?」

「なぜそんなことを言うのか?」

「俺が殺したと言う口ぶりでしたから…」

「お前がやったのか?」

「であったら、ここには来ませんよ」

「正直に言ってくれ。 誰がお前を雇ったのか?」

「弁護士さんは変ですね。 どこか病気ですか?」

「自分から殺しをしたと言ったじゃないか?」

「俺ではありません。 あなたもそう言った!」

「…」

「…」

「…」
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テソクはドンウが死んでしまったことで、当時は理性を失っていたようです。

「すみませんでした。
 あんな態度を取ってしまって…。
 “俺しか彼を殺すことができなかった”なんて言うから、
 私は頭に来ていました」

「…」

「では、まさか私が殺したとは思ってはいないのですか?」

「…」

「…。 だからここに来たんでしょう?」

「…」

「どうしてですか?」

「興味が湧いたからだ」

「では、私が殺してはいないことが解ったからでしょう?」

「…」

「もう良いです。
 面会できただけで良いです。
 実は話をしたいことがあったのですが…」

「?!」

「私は誰も殺してはいません」

「…」

「弁護士は、今でも私が犯人だと思っていますか?」
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ジェミンに会って、
「どうも俺は判断力が鈍っているようだ。
 時折、幻覚も見る」

「仕事に差し障るか?」

「そうでもないが、少しは頭の変化を感じるようになった」

「そんな時には休暇をとった方が良いが…?」

「休みたくはないんだ」

「そんなに早く症状が進むわけはないから、あまり心配はするな」

「…」
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「奥さんは大丈夫か?」

「なぜだ?」

「まだ彼女は何も言わないが…」

「まさか話をしたのか?」

「俺のところに来た時には、…、
 彼女は全てを解っていたようだ」

「すべて?」

「ああ。お前が思っている以上に強い人だ」

「…」

「やはり俺は良い人をお前に紹介したようだな。
 今夜はおごってくれ」
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テソクとヨンジュ

「ヨボ、どうして外に呼び出したの?」

「夕食は?」

「子供たちは食べたからあなたを待っていたわ」

「じゃあ、どこか美味しいところでディナーしよう。
 何が食べたいか」

「ジョンウを妊娠した時はオモニムの食堂で食べたくなったわ」

「そうだったのか?」
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「どうして見つめるの?
 私が綺麗だからなの?」

「お前が冗談を言うのは久しぶりだ」

「今度は子供たちをオモ二ムのところに連れて行きましょうよ」
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「ジェミンに会ったようだな」

「…」

「お前は大丈夫なのか?」

「あなたが大丈夫ではないことを知っているわ」

「実は俺にも解らない。
 時には大丈夫で、時には変だと思う。
 まだ本当には理解していないようだ。
 自分の問題だとは思えない気がする」

「…」
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「良いのよ。
 まだ初期だと聞いているから、治るわよ」

「そのとおりだ。子供たちはまだ小さいからな」
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久しぶりに夫婦で母親の店に来ると父親が入って来ました。

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「こんな男がなぜ出入りしているのか?!」

テソクは怒り出します。

「とにかく出ていけ!」

「両親は両親だ。お前のアボジはアボジだ」

「あんたのお陰で村を追い出されて、
 俺たちはホームレス同様だったんだ!」

「…」
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「俺たち親子がどれほど悲惨だったか解っているのか?!
 人を殺す以外は何でもやったんだ。
 毎日毎日がどれほど厳しい日々だったのか分かるか?!
 家の預金や俺の学費までみんな盗っていったんだぞ!
 そんな奴を父親と呼べるのか?!」

怒って出ていくテソク

母親は「お金をあげるから住むところを探して下さい。テソクがいなければ、私は死んでいたわ」とテソクの苦労のことを思うと「生きた心地がしない」と。

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結局アパートに戻って…

「風が冷たいわ。 中に入って…」
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「俺がアルツハイマーだと言われた時に何を考えたか分かるか?」

「…」

「記憶障害なら、アボジの記憶を全部消してしまいたいと思った。
 それが自然と起きる。
 アルツハイマーも良いもんだ。 凄い」

「少しは分かるわ。でも…」

「理解しろとは言わないでくれ。
 俺は決してこれからもアボジのことは理解しないだろう」
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シン・ファシク会長

「パク弁護士にはお願いがある」

「お話しください」

「息子の副社長の離婚の件を穏便に済ませて欲しい。
 家庭内暴力を持ち出されると難しくなる」

「…」

「俺が階段から突き落としたりしたことだ。
 向こう側に有利になる」
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「家庭内暴力には証拠がありません」

「俺が嘘を言っていると言う意味か?」

「そんなことではありません」

「先方の要求はどうなっていますか?」
(イ・チャンム代表)

「親権とホテルだ」
(会長)

「どれくらい支払う覚悟でしょうか?」

「いくらでも支払うが、親権とホテルは渡さない」

「相手には家庭内暴力の証拠があるのですか?」

「ないとは思うが証拠を消すのはパク弁護士の仕事じゃないか?」

「私は、パク弁護士を味方だと信じているから、
 協議離婚に持ち込んで欲しい」
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事務所に戻って、イ・チャンム代表は
「簡単な離婚じゃないからパク弁護士に頼まれたんだ」

「どうして私がいつも、
 シン副社長の尻拭いをしないといけないのですか?!」

「…」

「この件は離婚の専門にやらせて下さい。
 私は関係したくはありません」

「シン会長は君をテストしているんだ」

「どんなテストですか?」

「会長の君への信頼が薄れているからだ。
 だからテストしていることが解らないのか?!」

「むしろ、会長かとの腐れ縁を断ち切る良い機会です」

「君と会長の個人的な関係だけではない。
 この法務事務所と韓国グループの大切な関係だ」

「…」

「確かに尻拭いだか、クライアントは君のことを指名してきているんだ」

「理解できません!」

「…」
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そんな時に母親からの電話

「警察が来たわ」

「どうしたのか?」

「アボジが殺人の容疑者だと…」

「?!」
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「?!」

「…」
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15年前の殺人事件とピエロのお面(クォン・ミョンスのこと)。
テソクの記憶がむしろ鮮やかにリメンバー。
クォン・ミョンスは冤罪
リアルタイムでご視聴のファンの方々はお解りだと思います。
2001年の2月のことでした。

同じ15年前にテソクの息子(ドンウ)が“ひき逃げ”で亡くなりました。
テソクが国選弁護士(国家公務員)をしていた時のことでした。

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