記憶 第9話(上) エビの寿司

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(2016.04.29撮影@Nagasaki)

寿司を買って帰るテソク…、しかし帰る家が…。

「何をしているの?」

「お~、帰ったか…?」

「?!」

「パスナンバーを忘れたようだ。 開けてくれるか?」

「?!」
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「ドンウが待っている」

「気が狂ったの?!」

「みんなの分の寿司を買って来た。
 ドンウの好物だからな」
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バシッ!

「?!」

「正気なの?!」

「…、 あ…これ…?」

「お酒は止めなさい!」

正気に戻ったテソクは、酒を飲みすぎたとごまかします

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「この間のスジの判決は印象的だった。
 どうかこれでも…」

「いったいあなたは何をしているの?!
 成功してお金持ちになったから、
 普通の生活に飽きが来たの?!」
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「そんなことでは…」

「忘れたの? 食べることはできないわ!
 あの時、ドンウのためにお寿司を買うのを忘れたから、
 …。 あんなことになったのよ!」

「…」

「あなたは良いわよね。
 何でも忘れることができて?!」
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ハルモニと一緒に寿司を待つ家族

テソクの帰りが遅いので電話して、なじみの寿司屋まで探しに行ったヨンジュは聞かされます。

「ジョンウはエビのアレルギーだったでしょう?」

「ええ」

「変ですね。
 ご主人は“息子はエビが好きだから”と言っていましたよ」
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テソクは寿司をウンソンの家の玄関口に置いたままどこかにいなくなります。
ヨンジュは寿司屋の店員から聞いた話により、「まさか?!」と、ウンソンの家を訪ねます

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「ジョンウ アッパが立ち寄りませんでしたか?」

「は~、とても困ります。
 何か誤解していませんか?」

「いいえ、誤解ではないんです」

「誤解でなければ、
 パク・テソクさんを探して、ここまで来るはずはないでしょう?」

「…」

「お二人の問題は分かりませんが、かかわりたくはありません」

「あなたに迷惑をかけるつもりもなく、
 どう説明したら良いのか分かりません。
 決して誤解はしていません」

「とにかく、かかわりたくはないんです。
 できれば、このようにお会いしたくもありません。
 用がありますので…」

「すみません、ちょっと。
 これはジョンウ アッパが置いて行ったのでしょう?」

「持って帰って下さい」

「実は息子は甲殻類のアレルギーなんです。
 でもドンウはエビが好物だったと聞いています。
 どうぞ、これは…」

「では、捨てて下さい。 
 あなたもひどい人ですね

「あ…、考えが足りませんでした。
 すみません」
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テソクは母親の食堂の傍に立っていました
しかし、店の中には入らなかったので、ヨンジュが義母に電話しても居場所は分かりません。

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犬のぬいぐるみの店にも寄りましたがいません。

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そして、先日の公園のベンチ…

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「何していたの?」

「あ~、風が気持ち良いから、あれこれ考えていた…」

「何を考えていたの?」

「肉屋はたくさん知っているが、役にたつ者はいない。
 外科医はほんの少ししか知らないが、
 俺の頭を治療できる者はいない。
 むしろ、ガンの方が良かったかもしれない」

「…」

「手術や放射線治療ができるじゃないか。
 しかし、この病気には治療方法がない」
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「そんなに心配しないでよ。
 治療を続けながら、20年も30年も仕事は続けられるわ」

「ふふっふ、30年か…。
 ヨヌが大学を卒業するまでの間で十分だ。
 いや、それも欲張りかな…」

「…」

「ジョンウが大学を卒業するまでで十分かな…」

「あなた…」
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「頭の記憶はどんどん薄れていくんだが、
 心は過去に引きずられているようだ。
 大切な記憶が頭から消えていくんだ。
 そして絶対に忘れるべきことなのに、感情が思い出すんだ」

「…」

「頭は壊れているというのに、心が痛むんだ…」

「…」

「ドンウが…、ドンウが何度も現れてくるんだ。
 正気に戻ると消えていく…」

「…」

「こんなことが何十回も、何百回も起きる…。
 何とむごいことか…」

「…」

「きっと罰を受けているんだ」
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「どうしてそんなことを言うの?」

「だって俺は悪い男だ。
 たくさんの人を傷つけてきたからだ」

「そんなことはないわ。
 あなたはとても良い人だわよ。
 私には解っていたから、あなたと結婚したんじゃないのよ」
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「ははは、いつ良い人だったか?」

「今でも良い人だわ」

「ふ…」

「私にとっては、この世で一番大切な人だわ。
 良い人で、これからも良い人だわ」

「…」

「もっと強くならないといけないわ。
 新薬の開発だって進んでいるんだから」

「…」

「子供たちのためにも強くなってね」

「は…、そうだな。 頑張ろう」

「んん…」

「帰ろうか…」

「んん」

「ヨンジュや」

「…」

ソ・ヨンジュ…」

「どうしたのよ?」
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「こうしてお前の名前を呼ぶのが好きなんだ」

「んん」

「どんなことがあっても、お前の名前は忘れないさ」
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その夜のこと

テソクは睡眠薬を飲もうと冷蔵庫から取り出します。
それを見たヨンジュは、
「あなたまさか…?」
と思い、睡眠薬を取り上げて錠剤をトイレに流します。

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「ヨボ…、俺はそんなに弱い男じゃない」

「…」

「俺にはお前もいる。 子供たちもいるんだ」
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「お前が言ったんだぞ。
 俺は20年も30年も生きる。
 運動して、お前が作ってくれる料理を食べる。
 強くなるためだ。 だから心配は要らない」

「…」

「俺は大丈夫だ。
 テソン法務法人のナンバーワン弁護士だ」

「あ~」
(ヨンジュは声を出して泣き出します)
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「どうするんだ? お前が恐れてはいけない。
 まさか死ぬわけでもあるまい」

「そんな“死ぬ”なんで言わないで…」

「分かった、ゴメン」

「あ~」
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ヨンジュ役のキム・ジス…。
良いですね。

ところで、寿司が出てきましたね。
おそらく寿司は残さないと思いますが、寿司屋、持ち帰りで家庭で、
どのような食べ方をするのか、今度調べて来ます。

作法のことで、鍋物などなどのこと。
エコロジカルには“完食”のほうが良いとは思いますが、「腹八分目に医者いらず」とも言うので、無理は不要だとも思います。
韓国では食事を残すことは失礼にはなりません。
韓国ではお箸を縦に並べる。
ご飯はスプーン(スッカラク)で、おかずは箸(チョッカラク)で。
女性が男性にお酌は普通はしない。
などなど、文化の違いもドラマで味わえますね。

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