六龍が飛ぶ 第44話(下) 1398年


桜の花びらが舞い始めています
sakura end
(2016.04.06@神奈川)

1398年という年は、明国の初代皇帝・洪武帝が崩御した年で、後継者を不服とした第3代皇帝となるチュ・チェ太子が行動を開始する年です。
また、半島では同じく後継者(世子)に不満のバンウォンが、「第一次王子の乱」を契機に兄のバングァを第2代王に就任させる年でもあります。

六龍が飛ぶ 第44話(下) 1398年「第一次王子の乱」へ

これまでのことから鴨緑江を越境することはありえないと、ハ・リュンはサンボンが仕組んだ罠だと確信します。
馬を飛ばしてバンウォンとムヒュルはイ・ソンゲが宿泊しているという寺へ。

「チョナは昼間は公務で忙しく、
 夜はお祈りをされています」

バンウォンは無視して、

アバママ! 靖安です!
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タンセとヨニ
(ここは開京の元議会(都堂)があった場所)

「久しぶりだな」

「…」

「元気そうだが、その足はどうしたのか?」

「何でもないわ」

ヨニの歩様がおかしいので心配するバンジ

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「今の仕事に満足しているのか?」

「ちょっとだけど、あなたと一緒の道だからいいわ」
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# ヨニは遼東半島の情報分析と、補給ルートの調査の長旅に出ていたからです。

そこにドジョンが来て

「久しぶりだな」

「ええ、鴨緑江や豆万江も調査は終わりました。
 食料の供給も確保できます」

さらにはイ・ソンゲがジランと共に現れます。
そして、イ・ソンゲとチョン・ドジョン、ヨニ、バンジは再開を喜びます。

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バンウォンが寺に入ると、中には身代わりの男しかいませんでした。

諦めて帰ろうとするところに無名からの連絡。

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バンウォンは行方をくらましたイ・ソンゲとチョン・ドジョンには接触できずに、捜査を頼んでいた無名のヨニャンに会いに行きます。

「もっと大切なことがあります」とヨニャン。

「お前たちはサンボンの計略が分かっているのか?!
 サンボンは、私兵の解体のために、
 遼東への出兵を偽っているのだ!」

「…」

「私も兄も、私兵たちを失おうとしているのに、
 何が他に重大なのか?!」

「ええ、あります。サンボンの計画です」

「実は偽りではなくて、本当の計画なのです
 (ユクサン)
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チョン・ドジョンは遼東半島への出兵の計画が準備万端だと説明をします。

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ヨニは、密者からの情報で洪武帝の寿命が終わりに来ていると。

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無名の方でも同じ情報なので、この機にチョン・ドジョンは遼東半島を領土に組み入れる計画のはずだと判断。
チュ・チェのことを知っているバンウォンは8割、9割の確率で皇太子が南京を狙うだろうと推測

ムヒュルは、
「詳しいことは分かりませんが、
 長いことあの太子に仕えていたので感じていましたが、
 あの人は賢人で、とてつもなく大きな器の人だと感じています。
 中原(南京がある地域)だろうが遼東だろうが、
 明らかに野望を持っています」
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「なるほど、チュ・チェは遼東を捨てて、
 8割方きっと南京に向かうだろう。
 いや9割だ」
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明の初代洪武帝の死期が間近だという情報の中で、チョン・ドジョンがイ・ソンゲに、これまで歴史が成しえなかった大陸へと領土を広げる考え方を説きます。

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“無名”の基本方針は反戦

ヨニャンは、「民を戦争から救うためには、明との友好関係を持つべきです」という考え方なので、バンウォンの力によって「戦争を避けるためには、大君媽媽の力に頼るしかありません!」と強く求めました。

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「…」
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ムヒュルは師匠ホン・デボンと共に明の遼東城にて、1年ほどチュ・チェ(後の第3代皇帝・永楽帝)の護衛兵たちの訓練を行い、またチュ・チェに仕えていたので、チュ・チェの考え方も理解していました。
また皆が「ムヒュルは変わった」というように大きく成長したのでしょう。
しかし、バンウォンへの忠誠の固さには揺らぎなく、チュ・チェもがっかりして「もういいから連れて帰れ」と言うのが第43話でした。

さて、バンウォンとチュ・チェの友情に水をかけるようなチョン・ドジョンの野望
遼東半島へ出兵するような素振りすら見せてはいけない国際情勢の中、バンウォンはいかにチョン・ドジョンの野望を潰すのか?
「第1次王子の乱」におけるバンウォンの“大義”が見つかったような気がします。

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李芳遠(イ・バンウォン:後の第3代王・太宗)、即位前は靖安君 
1367年生まれで、33歳で即位(在位期間18年)

ウィキペディアでは次のとおりです。

父が在位中はその補佐に当たった。
父が隠退した後、兄弟や功臣を排除し、さらには後を継いだ定宗に圧力をかけて譲位させ(第一次王子の乱・第二次王子の乱)、
1400年、国王となった。
その後は国制整備と王権強化を図り、地名を山や川などの自然の漢字が入るように変更した。
まず、私兵を廃止して軍備を強化。
さらに議政府を最高機関、六曹を中心とする機構をその下に置いた。
1401年には「申聞鼓(シンムンゴ)」という制度を作った。
この制度は宮殿の前に大きな鼓をつけて悔しい事にあった民がいればその太鼓を打って王に知らせ王の助けを懇請するものである。
太宗がこの制度を作ったことは民の都合を自分が直接かかって国を運営するための目的のためだった。
1406年には寺院の勢力を減退させるために特権を大幅に削減させた。
そして行政法典である『経済六典』に『続六典』を追補し、中央集権化を押し進めた
また、1403年には鋳字所を設立して金属活字による書籍を印刷することにも成功した。

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Jackpot

nao 皆さま アンニョンハセヨ

こんばんは
新作ドラマ情報ありがとうございました

「六龍飛天」の後続番組として予告が流れていたので、
早速次のサイトで『テバク(jackpot:ハングルでは大きなひょうたん:大当たり)』の第3話を覗いてみました。
配役が良いですね!

http://dramacool.me/jackpot-episode-3.html

時代背景が第19代王・粛宗、
第20代王・景宗(『チャン・オクチョン』の子)、
第21代王・英祖(『トンイ』の子)、
そして第22代王・正祖(『イ・サン』)なので、
きっと面白い作品に仕上がると思います。

とくに、私は第20代王の毒殺説に興味があって、
イ・サン同様(KJSでの<王朝絵巻6>で紹介)に調べたことがあります。

ps
「六龍飛天」残すところ後5話。
“申聞鼓”のことは後日もう少し詳しく書きますね。

申聞鼓

オッパ 皆さま アンニョンハセヨ

残すところ後5話。

申聞鼓
バンウォンが作ったのですね。知らなかった。
ドラマ「ペクドンス」ではこの太鼓を打ち鳴らすのはご法度だった!との事。
(ホント?史実として確認はしていません)
このドラマも「イサン」の時代のお話なんですね。(日本語字幕なしだったので、途中でリタイアしたのです…)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%B3%E3%82%B9

六龍の後の番組として「テバク(大撲)」
これは英祖の時代のフィクション
もし、トンイの最初に産んだ王子が生きていたら〜(このドラマではトンイとは呼んでいませんが)
と『たられば』でイメージして作ったそうですよ。
博打をメインテーマにした斬新なアイデアです。
脚本家が「ペクドンス」と同じ方のようで、出演者もペクドンス繋がりの俳優さんをキャスティングしているようです。
http://coneru-web.com/korean-drama4/
史劇のチャン・グンソクは過去とても良かったので期待しています。
過去の二作品は好きです。
ファン・ジニ
ホンギルドン

オッパ、
チャラチャラしている様に見えるチャン・グンソクですが(ファンの方ミアネヨ)中国のインタビューでは中国語、シンガポールでは英語、日本では日本語と言語的にも努力を惜しまない彼。私、結構買っているんです。
各国にGFがいるのかもしれませんが…言語取得は愛からですからね。
(彼の私生活情報には疎いので、こんな言い方でミアネヨ)

英祖役のヨ・ジング(まだ18才)も子役から脱出した様で、彼の演技力には定評がありますから、期待しています。
ヒロインのイム・ジヨン
とっても演技が上手だと思います。
前作品?の「上流社会」でも二番手のヨジャだったのに、完全に主役食いしていましたから。

また話が大きくズレました。
あと5話、六龍もクライマックスですね。最後どの様な終わり方になるのか⁉️

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