六龍が飛ぶ 第42話(上) 大国と小国

sakura sakuya

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(2016.03.28 @kawasaki)

六龍が飛ぶ 第42話(上) 大国(朱棣:チュ・チェ)と小国のバンウォン

明の首都・南京に向かう使節団ですが、遼東半島で足止め

出てきたのは明のヤン国を治める第3代・皇帝の4番目の皇太子(チュ・チェ)

バンウォンを脅します

「まずは片腕を落せ!」

そこでムヒュルは縄をちぎり取り、
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長刀を皇太子の首に

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「ムヒュル駄目だ! 彼は皇太子だ!」
 (ハ・リュン)

「俺には関係ない! 
 既に刀は首を落とす寸前だ!」
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「ハ・リュン先生、通訳してくれ」

「話は分かる」
 (チュ・チェ)
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「言っていることが分かるのか?
 では私から紹介するが、
 この男は字も読めなければ、書くこともできない。
 だから皇太子が誰だか分からない。
 ムヒュル!
 お前の頭の中で10数えたら首をはねろ!」
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騒ぎは落ち着いてテントの中

「ははは、お前は気が狂っているようだな」

「…」

「あいつは私の首に刀を向けたから、死ぬ」
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ムヒュルはが太子の護衛から殴られています

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テントの中には半島の地図

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そして机の上には勢力図

チュ・チェとバンウォン

「チョナ。
 我々の方が最初に乱暴なことをしたのではありません。
 我々は皇帝に招かれた使節団です。
 それなのに遼東半島で、
 最初から何の説明も聞き入れられずに逮捕されたのです。
 しかも、チョナは身分を隠して失礼なことをしていました。
 この朝鮮国の王子が脅されたのです。
 王子の護衛官なら当然の行いです」
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「言う通りだな」

金の指輪を外して、
「これをあいつの家族に差し上げてくれ。
 名誉の死だったとな」

「…」
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バンウォンはその金の指輪をテーブルに叩きつけて

 “仁がある王は、その国の大きさで小さな国に仕える”、
 “知がある小国の王は、大国に仕え、友好ができる”という、
 『孟子』の引き合いに出します。

「大国は小国を“仁(温情)”で守り、
 小国は大国を”知(知恵)”と礼節でもって仕えることができます」

「…」

「仁と知と礼節で手を取り合いましょう」

「ふ…」

「しかしチョナは情けで我々を扱わなかったから、
 我々の失礼も仕方ありません」
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「それは『孟子』の“梁惠王(ウェイのフェ王)”の章だな。
 第2巻の3章だ」

「!」

「ふふふ、私も孟子が好きなのだ。
 興味ある人だ」
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「言葉はどこで学んだのですか?」

「私はモンゴル語、満州語、チムール、タタール語、
 それに朝鮮語を話すことができる。
 アボジは高麗から側室をもらっているからな。
 私の乳母は高麗から来ていた」

「いえ、もう高麗ではありません。
 朝鮮という国名に改めています」

「ははは、そうだったな。
 新国を作ったのだったな」

「チョナ、どうか私の護衛の武士を救って下さい」

「いや、私の喉に刀を向けた以上、許せない。
 あいつだけでなく、
 私の護衛達にも責任があるから全員を殺す」

「ええ、では全員を殺して下さい。
 しかし、その前に彼を戦わせてください」

「どうも自信がありそうだな?」

「いいえ、自信はありません。
 彼には武士としての希望があり、大志もあるから、
 これまで私について来ているのです。
 こんな死に方はすべきではありません。
 どうか武士として戦わせて下さい」
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「面白い!」
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バンウォンとムヒュル

「大丈夫か?」

「…」
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「お前は命懸けで俺を救ってくれたのに、
 俺にはお前を守るだけの力量が足りない」

「…」

「俺ができたのはお前に戦う機会を与えることだけだった」

「では…」

「生き残ることがお前の仕事だ」

「それだけで十分です」

「では一緒に生きていこう。
 俺にはお前が必要だ。
 お前が生きることは俺が生きていくことと同じだ」
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ここからは次のサイトで楽しめます
http://dramacool.me/six-flying-dragons-episode-42.html
(今月央の引用です)

勇気付けるホン・デボン

「ムヒュルや。
 チョク・サグォンとバンジから気づいたのは、
 25の東龍剣法の型だ。
 まだ実践には使わせていないのは申し訳ないが、
 あれできっとやれる」

「しかし、もしも上手くいかなかったら、ハルモニの世話を…」

「いいや、嫌だ!
 お前が生き残って面倒をみるのだ

「東龍剣法だ!」
そう言ってホン・デボンはムヒュルを勇気付けます。

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明の兵士たちの歓声の中、皇太子の配下の最強の兵士との決闘が始まります。

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「ふふふ…」
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「ムヒュル!
 ここは静かな湖だと思って落ち着いて…、
 深く息を吸って…」

「師匠の方が緊張していませんか?」

「え?!」
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ムヒュルは勝ちます

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「お前が勝者だ! 何が望みか?」
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「今日、この私が行ったことで、
 あなたの護衛の者たちも処刑されると聞きました。
 どうか彼らの命を救って下さい」

「なぜ私が?!」

「護衛というものは何かを誰かを守ることです。
 彼らも同じ考えのはずで、
 またいつか何かを守りたいのです。
 それに、彼らの今日の護衛は素晴らしかった」
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「…」
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「…」
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「…。
 この男はお前たちのことを救うようにと希望している。
 その望みを聞いてやろう」

「…」
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目と目を交わすムヒュルとバンウォン

「…」
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チュ・チェとバンウォンは二人になって

「そなたは5男だったな。
 それにしては良い武士を部下に持っている」

「…」

「朝鮮は我々の脅威だ。
 だから明の国には通さない。 帰ってくれ。
 誰一人国境を越えさせない」

「チョナ…。
 では皇帝の使者を送れという伝書はどうなりますか?」

「私には関係ない」

「…」

(皇太子が広げている地図には“南京”:明の新しい首都)
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(このシーン、つづく)

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二人の太子と王子の対話は「梁惠王章句下(『孟子』第2巻 3章)」より。

惟仁者爲能以大事小
惟知者爲能以小事大

(訳は)
仁の人だけが大国でも小国を尊重して交際できます。
智の人だけが小国でも大国と上手に交際できます。

(参考サイト)
http://sorai.s502.xrea.com/website/mencius/mencius02-03.html

バンウォンこと第3代王・太宗はこのように“明”との関係を築き、朝貢の一方では書籍、薬剤などを輸入して実利を得ました。
また、日本との貿易を合法化するために、倭人(日本)のための宿舎をプサンと慶尚南道にもう一か所建設したことも史実です。


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武士ムヒュル!

naoさん 皆さま アンニョンハセヨ

ムヒュルの生き様は最後の最後までかっこいいです。
naoさんたちとは『信義』以来のウダルチ(親衛隊)仲間ですから、
なおさらですよね。

韓国での放送が終わり、また、
私もラストページを紹介しましたので、
もうKJSには訪問されない方々もいるのでは?
と、少し心配ではあるのですが、
放送よりは遅ればせながらも読んでいただいて光栄です。
ゆっくりと行きましょうね。

私はプラスαの情報をドラマの脇で提供できればと思って調べて・書いています。

現在のところ、『六龍が飛ぶ』の後(月末)のブログアップには、
現在のソウルを舞台にしたドラマを検討中です。

これまでおおよそ2年の<王朝絵巻>もシーズン6にて、しばし休憩。
気楽にカタカナ文字のセリフ訳が使えるドラマにする予定です。

かっこいい!

オッパ 皆さま お久しぶり アンニョンハセヨ

ムヒュル 生き様がかっこいいです。
彼、役者として成長していますよね⁉️

Bログも遅れ遅れで読んでいます。
今回のシーンは動画で見たいですね!

それではまた(^^)
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