六龍が飛ぶ 第40話(中) 生きている限り


菜の花
(2016.03.20 @kawasaki)

六龍が飛ぶ 第40話(中) 生きている限り何かを成すべきです

赤い封筒

「問題はどこの組織が封筒を盗んだのかということだ。
 もしも無名に手渡っていたら…」

「靖安大君に知られることがもっと危ういです。
 時間の問題です」
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無名では、ドジョンが女真族と接触したことから、明国との関連があるかもしれないと、

少年の死が犠牲になるものの、プニの組織を経て届きます

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プニの組織の少年の遺体が荷車で帰って来ます。

「アジョシ、どうしたのですか?」

「これを…」

「!」

「スンドル?! スンドルや!」

プニは赤い封筒を受け取ります

「ただ後を付けろと言っただけなのに…」

「…」

「しかし、あの子が突然走り出して封筒を奪ったんだ」

「…」

「あの子はプニ隊長をとても尊敬していたから、
 手柄を立てたかったんだ」
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プニは涙ぐみながらスンドルの素足に布を巻き、自分の草鞋を履かせます

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封書が16~17歳の少年に盗まれたことがチョクリョンからバンウォンに伝わります。
バンウォンは、ダギョンが命じていたことから、直ぐにプニの組織の少年だと気づきます

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スンドルの死でプニは深い悲しみ

「自分の責任だと言うのですか?」

「あの時私は、
 土地の開墾で浮足立っていたのかもしれません。
 そのために、あれから何人もの犠牲者を出してしまった…。
 だから若いスンドルを手伝わせたくはなかった」

「いいえ、そんなことは言ってはなりません」

「アジョシ。
 もう私たちはここまでにして止めましょうか?」

「…。そうだな。
 もうここまでにしよう。
 みんなが恐れを抱き始めているから、
 上手くやってくれと言っても聞かなくなっている」

「でも、また誰かが死ぬ前に、
 私にはやらないといけないことがある」
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バンウォンはプニを呼んでくれとダギョンに頼んでいます。

「プニはどうなのか?」

「プニはあなたを男山の洞窟で待っているとのことです。
 しかし、プニがどんな決心をしたとしても、
 プニを手放してはなりません。
 この大事な局面ではプニと彼女の組織が必要だからです。
 サンボンとヨニが、プニの事で躊躇している時だからです」
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ムヒュルを連れて洞窟に向かうバンウォンでしたが、洞窟には先にプニとチョン・ドジョンとバンジが先に来ていました

「すみませんでした。
 私はお二方を呼び出す身分ではありませんが、
 喫緊の問題なのです」

「…」

「…」

「靖安大君は生きている限り何かを成し遂げないといけないと仰せでした。
 そして私に決断を迫りました」

「どうしてこんなところで話を持ち出すのか?!」

「そして、サンボン先生は、
 民百姓を幸せにするためには大君媽媽から勢力を削がなくてはならないと仰せでした」

「お前が口に出す問題ではない!」
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「お二方には申し訳ないのですが、
 私たちはここではっきりしないといけないと判断しました」

プニは、紅巾族の侵略のために、この洞窟で死んでいった子供たちの話を持ち出して、
「その時の生き残りの子供が17歳で今日死にました」

「…」

「…」

「サンボン先生を追跡していた子供です。
 それに靖安媽媽を追跡したヨニ姉さんの仲間が殺されました。
 私には理解できそうにもありません。
 なぜこんなことが起きたのでしょうか?」

「…」

「私やムヒュル武士さんやオラビのように名も無い私たちが、
 お二人のために多大の犠牲を払っています。
 お二人が戦ったとしても、我々のことをどうか救ってください」

「プな。
 少年の事は申し訳ないが、
 我々はすでにたくさんの犠牲と悲劇を強いられている。
 しかし、同情するにはもう遅いと思わないのか?
 これまで、私も大君も信条のために生きてきた」

「お前は俺たちを妥協させるために呼び出したのか?
 馬鹿馬鹿しい…」

「では、我々の組織はお二人のためには働きません」

「…」

「大監は私に土地を与えるとのことですが、
 私は村人たちを無視できません。
 村人たちはまだ土地を取り返してはいないのです。
 私の仲間にも生きる道を与えてください。
 私の仲間もこの国の建国の功労者なのです。
 何の功績をも認められず、
 それだけではなく、開墾も許可されずに、
 土地の平等配分だってまだ受けてはいません。
 二人で争って時間を浪費する前に、
 どうか私達にも生きる道を与えてください」

「いや駄目だ。
 俺はお前が離れていくことを止めないと言ったはずだ。
 お前の決心を尊敬すると言ったはずだ。そ
 れだけだ」
 (バンウォン)

「お前には何100人もの人がいるが、
 この国は法と秩序で治めないといけないのだ。
 土地の配分には妥協できない。
 土地は個人の物ではないから、勝手に売り買いはできない。
 高麗の時代ではない」
 (ドジョン)
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「はい。
 では私の主張はこれまでにして、取引に入ります」

「何だと?」
 (ドジョン)

「ここに二つの封書があります」

一つは赤い封書で一つは白い封書だと、女真族からの手紙と、バンウォンの後をつけた記録を差し出して、
「私たち百姓は生きて行かねばなりません。
 ですから、この封書をお二人に売ることにします。
 生きるためです」
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ドジョンとバンウォンの「二人だけにしてくれ」とのドジョンの言葉で、
「どうかお二人で協議して下さい」とプニはバンジとムヒュルを連れて外に出ます。

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チョン・ドジョンとバンウォン

「プニの提案をどうしますか?
 (封書を)買うのですか?」

「私はプニには土地も与えていないが、
 生きて行けるだけの土地は与えたい」

「は~、赤い封書の中身の方がより重要なのに、
 まだそんなことを言うのですか?」

「大君の方こそ、
 プニが離れていくことを許すのか?」

「ああ、いいでしょう。
 あなたは王がこの国を率いることを認めないのですか?!
 そうでしょうね。
 あなたの計画には王は実在しない。
 賢王であっても…?

「ええ、賢王であってもなくても影響がない体制だ」

「だからあなたが全権を手に入れたのですか?」

「そうだが、これは一時的なことだ」

「加えて、
 “王家は一切政治に関与しない”と言うのですか?!」

「ではそなたは引き下がらないと言うのだな?」

「ええ、“生きている限りは、
 何かをやらなければならない”からです」

「では私も大君の欲望を阻止する。
 早くこれには決着をつけたい」

「は…」

「大君こそ、あの善竹橋のことで私に知らしめたことだ」

バンウォンはこれで“完全な別れ”を心します。

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# いつもチョン・ドジョンのためにと働いて来たバンウォンでしたが、命を救ったにもかかわらず、“評価されなかった”ことで、お互いの線引きとしました。

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鄭道伝(チョン・ドジョン)のこと

ウィキペディアでチョン・ドジョンの人物を調べると次のようでした。

・妥協を許さない苛烈な面があり、儒教の教えに背く者や異端と見なした人物は許さず成敗した。
・彼の改革は師の李穡や師弟の李崇仁など多くの友人にも反感を買ったが、鄭道伝はこれらの者も容赦なく粛清した。
・唯一生き残った嫡男の鄭津もまた清廉潔白な政治家として有名であり、鄭津が死んだ後、(第4代王)世宗は特別にその葬儀を行うため使者を送り、『実録』にもその人格を記録している。
・李芳遠の政敵だったことから長い間反逆者として扱われた。
しかし1791年、鄭道伝の学問を再評価した(第22代王)正祖(イ・サン)の命で、彼の文集である『三峰(サンボン)集』が再刊行された。

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