六龍が飛ぶ 第38話(下) 無名の目的



六龍が飛ぶ 第38話(下) “無名”の幹部たち

ヨニャンが現れて、
「チョン・ドジョンの思想をこの国で実現するべきではない」

「…」

「我々“無名”だけでなく、
 我々の基盤となっているこれまでの商業組織を崩すことになる」と、
チョン・ドジョンが考える、土地の開発、商業組織への許可制度の導入を阻止すべきとの考え方を打ち出します。

「ユクサン先生とチョヨンは、この件を担当してください。
 次に…」
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ヨニャンが招いたのはクモン寺の大師

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康夫人は自分の息子の7男と8男のことで、
「チョナ、バンボン(芳蕃)バンソク(芳碩)のことは考えていないのですか?」
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これまで多くの血を流してきた先妻の子供たちではなく、クモン寺の大師に占ってもらった結果、芳碩(バンソク)を世子にすることで運が開けるということを伝えます。

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バンウォンとプニ

「質問があります」

「ああ、言ってくれ」

「新しい国ができて、
 警察組織も完成して何でもできるので、
 私の組織は…」

「ヨニさんが言ったのか?」

「!」
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「ヨニさんが組織を解散させろと言ったのか?」

「いいえ、それはそうでは…」

「ふ~」

「…。 ええ、そうです」

「…」

「本当にサンボン先生とは袂を分かつのですか?」

「何も決めてはいない。 しかし、進む道が違う」

「あの日、“遊びは終わった”と…、
 あの日から変わりましたね」

「変わることが悪いことか?
 誰だって変わるさ」

「…、では変わったのですね?」

「お前は変わらないのか?」

「…」
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「アボジが落馬した時に、
 お前の仲間たちは“どうしたら良いのか?”と、
 聞いていたよな。
 “逃げるべきなのか、もしも死ぬようなことになれば”と」

「…」

「でも、お前は仲間を責める一方で、
 俺のことを慰めてくれた」

「だから、私が変わったとでも…?」

「もしもお前が変わってはいなかったとすれば、
 あの時俺のところに走って来て、
 俺の背を押しただろうか。
 お前の組織を守るためにだ」

「…」

「そうじゃないか?
 いや、お前はみんなを連れて逃げ出すこともできたんだ」

「…」

「ではないか?」

「そのような気がするわ」

「“生きている限り我々は何かを成し遂げる”と言っていた。
 そんな気持ちをまだ持ち続けているか?」

「あります」

「では、よく聞いてくれ」
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「この新しい国の体制においては、
 俺や俺の王室の家族の役割は、
 生きようが死のうが何も許されないのだ。
 政治の一部だって何も…」

「大君媽媽(ママ)も?!」

「ああ、これこそがサンボン先生が描いている新しい体制なんだ。
 俺も、王室が不適当な行動をしてはならないという意味で、
 一端は賛成はしたが、黙ってはいられない。
 俺だって、“何か役に立ちたい”と思っている。
 俺が王になる
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「しかし、アボジもサンボン先生も俺には王座をくれないだろう」

「…」

「だから俺にはまだ力が必要なんだ。
 お前が必要なんだ」

「…」

「それにお前の組織も必要なんだ」

「!」

「決めるのはお前だが、ひとつ確かなことは、
 たとえ俺が変わっても決してお前を蔑むことはしない。
 ましてや、お前には嘘をつかないことを約束する」

「…」

「…」

「クモン寺の大師が中殿媽媽(ママ)に変なことを吹き込んだらしいです」

「中殿媽媽(ママ)に?!」

「ええ、ウィアン大君(李芳碩:イ・バンセク)が王にならない限り、
 “早死にする”と言ったそうです」

「!」

「“無名”に繋がっているクモル寺を見張るようにと言われましたから…」

「は~、事はますます面白くなってきたようだな」

「…」

「お前は…」

「まだ決めていません」

「…。 ではムヒュルを呼んでくれ」
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プニがムヒュルを呼びに行くと、バンジに悩みを相談していたところでした。

バンジとプニ

「トゥムンドンのことだと…」

「は~、国を作るってことは何から何まで大変だわね」

「…」

「複雑だわ」
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世子選びの事ではチョ・ジュンとチョン・ドジョンが言い合いになっています
チョ・ジュンがイ・ジランを誘っていたからです。

「王室の事はイ・ジラン大監が担当だからです」

「政府の問題は公議により決めるべきだ。
 もう高麗とは違うのだ。
 そんなことを大監が勝手に行うなら、
 5つの原則が無駄になるじゃないか?」

「実はそのことだが、
 国の基礎が固まってからで良いのでは?」

「どういうことなのか?」

「議論ばかりが今は重要ではないと言う意味です。
 だから私はチョンアン大君のような人を推すのです」

「彼が力を持つと、他人の意見を聞くどころか、
 傲慢になるばかりだ
 チョンアン大君の理想は我々の理想とは違う」
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イ・ソンゲは康夫人の申し出を聞いて、チョン・ドジョンにバンセクを世子に就けることを求めます。

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ヨニャンとバンウォン

バンウォンは批国寺に乗り込んで、のチョクリョンに向かって、“無名”がバンセクのことを世子に就けるようにと吹き込んだのではないかとダレクトに質問

「私たちは情報を分析して、
 チョナはあなたを世継ぎには選ばないと判断しています」

「だからウィアン大君を支援することにしたのですか?
 あの子はまだ何もしてはいませんよ」

「声を荒げないでください。 説明します。
 大君だって我々の考えに推測がついているから来たのでしょう?」

「私の解るように説明して欲しい」

「この国はイ・ソンゲ将軍が作りましたよね?」

「そんなことはいい。 要点は何なのか?」

「ええ、この国はイ・ソンゲ将軍が作った王国です。
 しかし、高麗のコンミン王(31代王)の改革が成功したとすれば、
 建国はどうなったと思いますか?
 それに、シンドン(コンミン王の忠臣:僧職者)の裁きが上手くいっていたら、
 どうなるかと思いますか?」

「…」

「私が言っていることが解りますか?」

「…」

「この国を作った者は…」

「ホン・インバンのことなのか…?」
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「そうです。 
 ホン・インバンは権力欲の塊だったから高麗が腐ってしまった。
 サンボンの土地改革の方がまだ賢い。
 チェ・ヨン将軍の言葉で目がくらんで、
 5万の兵と10万の両親を悲しませた高貴な人もいた。
 だから5万の兵士たちが回軍したのです」

「だから…、
 だから芳碩(バンセク)が世子にならないといけないのか…。
 まだ小さくて、しかも何の貢献もしていないからか…?
 正当な血筋でもなく、一番若い子供だからか…。
 そしてこの選択は最も不可思議な後継者選びだからか…」

「そうです。
 この不可思議な選択をさせることで…」

「…」

「そうなんです。
 この不可思議なことが、大君の本当の悪なのです。
 そうした不安定と不調和こそが世の中を動かすのです。
 変革の機会を生むのです。
 大君媽媽(ママ)だって…」

「そうか、私にも機会が訪れるということか。
 この機にサンボンを排除できる」

「…、ええ」
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他方でイ・ソンゲは、
「サンボン。
 どうか芳碩(バンソク)を世子にする方法を考えてくれ」
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チョン・ドジョンは、
「チョナ、
 しかしそのためには私に全軍の指揮を任せてください」
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ますます権限を拡大するチョン・ドジョン。
対する”無名”の思想や目的が解らなかったのですが、ここに“商業組織”という言葉が出ました。

フィクションの組織なので深く考える必要もないのですが、組織の目的のことがずっと頭から離れませんでした。
最初は“高麗+仏教界”の既得権を守る保守的な組織だと思っていましたが、ストーリーのもう少し後になると、国境近くの宿場の出先が登場します。

つまり対外貿易などの自由な商業活動が大きな資金源であり、守るのは自由貿易・商業
仏教界との関係は思ったよりも深くないようです。

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