六龍が飛ぶ 第37話(下) 杜門洞

# 李成桂の即位により、バンウォンたち兄弟が王子となり、それぞれが号を持つことになります。
また、嫡子なので大君(テグン)、プニ達も大君媽媽(テグンママ)と呼びます。
これからは、5男のバンウォンを場合によっては靖安大君(チョンアンテグン)と表記します。

六龍が飛ぶ 第37話(下) 杜門洞の焼き討ち

ヨニとファサダンの剣士

「何ですって?!」

「たくさんの儒学者たちが行方不明です」

「どういうことなの?」
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「家族たちも何が起きたのかが、分かっていないのです」

「故郷には戻っていないのですね?」

「ええ、故郷にはいませんでした」
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(ファサダンの剣士・ピウォル)

街に貼り紙をした者たちを追跡していたプニのネットワークでは、“通成洞(トンソンドン)”の地図が残っていたとのこと。
そこに終結しているのではないかとのプニの推理。

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バンウォンが来て、プニは“大君媽媽(ママ)、これを見てください。貼り紙をした儒学者に配られていた地図です”と、バンウォンを既に“大君”と呼んでいます

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最初の科挙試験

「私は科挙試験を受けていないことが気がかりです」

「ははは、中殿だけでなく私も試験は受けていない」

「ははは、新国最初の科挙試験ですから、
 お二人も興奮気味ですね。
 サンボン大監が一生懸命に準備していますから、
 上手く行くでしょう」

「サンボンとは話したいことがある。
 このところの激務で、食事どころか、
 家にも帰っていないらしいな。
 きちんとした服は着ているものの、
 みすぼらしい家からは出たらどうか?」

「まだ官僚たちは貧しいので、
 他人が作った食事と、他人が着ていた服を着ています」

「俺だって貧しい」
 (ジラン)
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通成洞

バンウォンはプニとムヒュルを連れて行きます。

ムヒュルが呆然と立ちすくみます。

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木にたくさんの帽子がつるされていました。
「これは辞職を意味する。
 この国に反対する者たちが手段でやったということだ」

そこに一人の儒学生
ムヒュルが後を追います。

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他方、宮殿での科挙試験を受験する者が誰もいません

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ムヒュルの情報では儒学者や儒学生が山中の村で一緒に暮らしていると。
300~400人が集まって、さらに人が増えているようだとはプニから。
「この国に反対する者たちが、
 開京の傍に暮らしているということだな?
 プな、このことをサンボン大監に報告してくれ」
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チョン・ドジョン達

「イ・セク先生やウ・ハクジュに従う者たちだと思います。
 この国を汚すつもりです」
 (シンジョク)

「儒学者たちも失踪しています。
 きっと何か計画を作っていると思います。
 そんな多くの者たちが一瞬にしていなくなったのですから」
 (ヨニ)
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そこにプニがやって来て

「彼らがどこに集まって、何をしているのかが分かりました。

「どこにいるのか?」

「開京の南のカンドク山の中です」

「何をしているのか?」

「全員が一緒に村で生活しています」と、通成洞で見てきたことを伝えます。

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ドジョンは帽子を脱ぐという意味が分かっているものの、罰する法律がないことから、次の集団行動がどんなことになるのかと、恐れます。

トゥムンドンとは閉ざされた村の意味だろう。
しかし、この会議でも法律にないことは執行できないと。

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新王を祝う挨拶

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バンウは病気が回復していないとのことで欠席。

久しぶりのバンウォンとイ・ソンゲでした

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ドジョンとバンウォン

「チョナはトゥムンドンの件で大変悩んでおられる」

「ええ、この国を支えるような優秀な学者と儒学生です」

「何かできることはありますか?」

「大君が?」

「…、あ~、とくに意図はありません。
 単に未熟な者としての気持ちからです」

「その気持ちはありがたい。
 大君は何をしたいのですか?」

「私が彼らを説得するというのは如何ですか?
 戻ってくるようにと説得します」

…ポウンを暗殺した張本人が説得すると言うのか…?

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…あなたは、いったい何をお考えでしょうか…?

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「ふふふ…」

…あいつが説得できれば、王の気持ちが戻るだろう。
 きっと国家にとっても象徴的な出来事になるだろうな…。
 しかし、どうやって…?

「私が説得を試みてみますから、やらせて下さい」

「大君には自信があるのですか?」

「彼らには私の真心で接してみます。
 数百人もいますからすべてを説得できなくとも、
 一人一人に接してみます」

「それは国家にとっても大変助かることだから、
 お願いします」
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ダギョンは
「どうしてなのですか? 
 トゥムンドンにはあなたに反対する者たちが集まっているのですよ?
 あなたの大敵の者たちですよ」

「俺の真心を示し、説得の努力をするだけだ」

「あなた…」
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バンウォンはムヒュル、ヨンギュ、ハ・リュンと私兵を連れて山に入ります。

「いったいどんな計画ですか?
 あなたは賢い人だから無茶はしないと思いますが…。
 すぐに新しい宰相と世子が選ばれるという時に、
 まずはチョナとの関係を修復すべきです」
 (ハ・リュン)
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ドジョンとチョ・ジュンは、
「チョンアン大君(靖安大君:バンウォンのこと)が、
 今日、トゥムンドンに説得に行きました。
 しばしお待ちください」

…あいつは私の許しを得ようとしているのだろうか…?

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バンウォン

バンウォンは枯れ葉を拾って、風向きを見ます。
「西風だ…。
 俺たちは杜門洞(トゥムンドン)の西門から入る。
 お前たちは東から入ってくれ」
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杜門洞(トゥムンドン)の儒者

まずは水をかけて、
「ポウン先生を殺しておきながら、
 よくも抜けぬけと来たもんだ!」

「…」

「我々がお前の言い訳を聞くとでも思っているのか?!」
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「私は言い訳をしに来てはいない。
 ここに火を付けろ!」

「え?!」
 (ムヒュル)

「え?!火を付ける? 
 説得に来たんじゃなかったのか?」
 (ハ・リュン)

「説得する前に彼らをここから追い出す。
 幾人かは逃げ出し、幾人かは死ぬだろう。
 ここから出た者を説得する」

「大君媽媽(ママ)!」
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「これが俺のやり方だ。
 これが俺の居場所なのだ。
 俺は糞尿だらけ場所に落ちたのだ。
 俺は糞尿で手を汚してしか、この場所からは這い上がれない」

…アボジ…、サンボン先生、これが俺がやることだ。
 俺は俺のやり方で力をつけてみせる。
 間違ってはいないことを信じている。
 俺はこのやり方でこの王国に自分の場所を見出す。

「何を黙って突っ立っているのか?!
 火を付けろと言ったはずだ!」
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一介の高麗武士が王になった。
李成桂には女真族(北方の民族)の血も混じっているといわれます。
すなわち、紀元前1世紀に興った高句麗から、三国時代を経て新羅~高麗へと脈々と流れてきた王家(朝鮮民族)の血筋が途切れました。
これも一つの思想的な背景だとおもいますが、儒学者や成均館の儒学生たちが伝統に反する新国家に反発して杜門洞に村を作りました。
史実です。

現代の目から見ると“国の進化”だと思うのですが、既得権を持つ当時の富裕者階級や、民・百姓も含めて100%の人々が変革を好まないことにも理解はできます。
変動よりも安定を求めるのが多くの人々だと思いますが、一握りの改革者が国を進化させてきたということも歴史だな、と思うところです。

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